「西様似駅」の版間の差分
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|画像説明 = 駅舎(駅前通り側)<br />(2017年9月) |
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|よみがな = にしさまに |
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|ローマ字 = Nishi-Samani |
|ローマ字 = Nishi-Samani |
2020年2月15日 (土) 08:56時点における版
西様似駅 | |
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駅舎(駅前通り側) (2017年9月) | |
にしさまに Nishi-Samani | |
◄鵜苫 (2.5 km) (2.9 km) 様似► | |
所在地 | 北海道様似郡様似町西町 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 日高本線 |
キロ程 | 143.6 km(苫小牧起点) |
電報略号 | ニサ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1937年(昭和12年)8月10日 |
備考 | 無人駅 |
西様似駅(にしさまにえき)は、北海道(日高振興局)様似郡様似町西町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)日高本線の駅である。電報略号はニサ。
歴史
- 1937年(昭和12年)8月10日:国有鉄道日高線浦河駅 - 様似駅間延伸開通(日高線全通)に伴い開業。一般駅。
- 1943年(昭和18年)11月1日:線路名を日高本線に改称、それに伴い同線の駅となる。
- 1977年(昭和52年)2月1日:貨物・荷物取扱い廃止。
- 時期不詳[注 1]:出札・改札業務を停止し旅客業務について無人(簡易委託)化。列車交換設備を有し、運転要員は継続配置。
- 時期不詳[注 2]:交換設備廃止、運転要員無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 時期不詳[注 3]:簡易委託廃止、完全無人化。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)3月26日:代行バスの乗降場所を駅前から国道336号上に移設[2]。
駅名の由来
当駅の所在する地(様似町)の西方に位置することから[3]「西」を冠した。
駅構造
島式ホーム(片面使用)1面1線を有する地上駅。ホームは線路の南側(様似方面に向かって右手側)に存在する。転轍機を持たない棒線駅となっている[4]。かつては島式ホーム1面2線を有する列車交換可能な交換駅であった[5]。駅舎側が上り線、駅舎と反対側が下り線となっていた。そのほか下り線の様似方から駅舎側に分岐する行き止まりの側線を1線有していた[5]。使われなくなった駅舎側の1線は、交換設備運用廃止後は撤去された。ホーム前後の線路は転轍機の名残で湾曲している[4]。
静内駅管理の無人駅となっており、有人駅時代の駅舎は改築され、ヨ3500形車掌車を改造した貨車駅舎となっている[6]。駅舎は構内の南西側に位置しホーム西側とを結ぶ通路で連絡している[4]。尚、貨車駅舎の塗色は2003年(平成15年)に様似中学校美術部の生徒の手により[7]、正面側が虹とロケット[7]、線路側が舞い上がる風船[6]のイラストになっている。ホームは苫小牧方にスロープを有している。
-
駅舎(駅前通り側)
(2005年4月) -
駅舎(ホーム側)
(2005年4月) -
ホーム(2017年9月)
-
駅名標(2017年9月)
利用状況
1日乗降人員は以下のとおりである。
年度 | 乗降人員 (単位:人) |
出典 |
---|---|---|
1981年(昭和56年) | 6 | [5] |
1992年(平成 | 4年)30 | [4] |
また、JR北海道によると、調査日における乗車人員および乗降人員平均は以下のとおりである。
調査対象の年もしくは年間 | 調査対象日 | 交通機関 | 年もしくは年間の各調査日における 平均乗車人員および乗降人員 (単位:人) |
出典 | |
---|---|---|---|---|---|
乗車人員 | 乗降人員 | ||||
2011 - 2014年(平成23 - 26年) | 11月の調査日 | 1名以下 | [8] | ||
2014年(平成26年) | 特定の平日の調査日 | 列車 | 1 | [9][10] | |
2017年(平成29年) | 特定の平日の調査日 | 代行バス | 1 | [9] | |
2017 - 2018年(平成29 - 30年) | 特定の平日の調査日 | 代行バス | 1.0 | [10] |
駅周辺
- 国道336号
- 様似海水浴場
- 親子岩 - 駅から約1km。大小3つの岩が海岸に屹立する[4]。
- 観音山公園 - 駅から南東に約1.4km[5]。
- ジェイ・アール北海道バス「西町」停留所 - 国道336号線沿い。
三井軌道
かつて浦河町上杵臼地区から当駅附近へ、森林鉄道である三井軌道が運行されていた[11]。キロ程約30km。トンネルが2箇所あった。動力は内燃(ディーゼル機関車、ガソリン機関車各1輌)。1日6往復の運行。三井物産が落札した森林の資源を運搬するために敷設された。しかし太平洋戦争の終戦により伐採は中止となり運行も終了、放置の後撤去された。主となる木材はミズナラで、インチ材や鉄道の枕木となった。またセン、カツラはベニヤ板の材料となった[12]。
歴史
- 1930年(昭和5年):工事着工[12]。
- 1931年(昭和6年):全線開通[12]。
- 1941年(昭和16年)春:生産量の減少に伴いディーゼル機関車が芦別森林鉄道に転出[12]。
- 1945年(昭和20年)8月頃:終戦のため生産中止、それいに伴い運行休止[12]。
- 時期不詳:廃止、撤去[12]。
隣の駅
- 鵡川駅 - 様似駅間は不通・バス代行輸送
脚注
注釈
出典
- ^ "日高線運休に伴う列車代行バスの乗降場所変更について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 17 April 2015. 2019年7月20日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年7月20日閲覧。
- ^ "日高線列車代行バスの増便及び時刻見直しについて" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 1 March 2016. 2019年7月20日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年7月20日閲覧。
- ^ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、(2004年2月発行))103ページより。
- ^ a b c d e 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)105ページより。
- ^ a b c d 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)105ページより。
- ^ a b 書籍『ダルマ駅へ行こう!』(著:笹田昌宏、小学館文庫、2007年5月発行)115ページより。
- ^ a b 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)359ページより。
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2018年1月9日閲覧。
- ^ a b "日高線(鵡川・様似間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 1 August 2018. p. 3. 2018年8月17日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月17日閲覧。
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で外部リンクを指定しないでください (説明)|work=
- ^ a b “日高線(鵡川・様似間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ 書籍『写真で見る北海道の鉄道(下)』(編:北海道新聞社、北海道新聞社、2002年12月発行)263ページより。
- ^ a b c d e f ホームページ「浦河百話 第七八話 三井軌道物語 -森林鉄道が走った頃」より(外部リンク参照)。