「足尾駅」の版間の差分
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|画像説明 = 足尾駅 |
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|よみがな = あしお |
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2020年2月15日 (土) 09:17時点における版
足尾駅 | |
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足尾駅 | |
あしお ASHIO | |
◄WK15 通洞 (0.9 km) (1.3 km) 間藤 WK17► | |
所在地 | 栃木県日光市足尾町掛水6 |
駅番号 | WK16 |
所属事業者 | わたらせ渓谷鐵道 |
所属路線 | ■わたらせ渓谷線 |
キロ程 | 42.8 km(桐生起点) |
電報略号 | アシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
50[1]人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1912年(大正元年)12月31日 |
足尾駅(あしおえき)は、栃木県日光市足尾町掛水にあるわたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線の駅である。駅番号はWK16。
足尾を名乗っているが、隣の通洞駅のほうが旧・足尾町の中心街に近い。足尾駅からJR日光駅行きの路線バスが1日4本接続する。
駅構造
2面2線のホームを有する地上駅。このほか現在では1本の留置線のみ使っている。下り間藤方面ホーム側には、留置線があり、貨物輸送が盛んな頃は機関車などが留置された。わたらせ渓谷線の交換駅で唯一、一線スルー方式と同じ配線になっているが、待避などはないため、待避線側が間藤方面の本線ホームとなっている。そのため下り列車がポイント付近で減速しゆっくりホームに入る。間藤側のポイントに制限20km/hがあるため、列車は発車後もしばらくは徐行する。間藤方面へはホーム中央にある踏切を利用する。間藤方面の列車は、降車した乗客が全員踏切を渡り終えてから発車する。
- のりば
(駅舎側) | ■わたらせ渓谷線 | 上り | 大間々・桐生方面 |
---|---|---|---|
(反対側) | ■わたらせ渓谷線 | 下り | 間藤方面 |
利用状況
朝の通勤通学の時間帯以外は、閑散としている。
一方、沿線景観が口コミで広がっており、わたらせ渓谷線乗車を観光バスツアーに組み入れられることが増加している。シーズン中はトロッコ列車はもちろん普通列車においても日中の団体客の乗車・降車の利用が多くなっている。そのためか、駅前まで観光バスが乗り入れられることも多い。
トロッコわたらせ渓谷号や、朝の便2本の列車が夜間滞泊するための引込み線があり、足尾側の拠点として機能している。
1日乗降人員推移 [1] | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2011年 | 49 |
2012年 | 59 |
2013年 | 48 |
2014年 | 53 |
2015年 | 50 |
駅務
窓口営業は春~秋にかけては、8:00~9:40で乗車券等を販売している。ただし、冬季(12/1~3/19頃の間)は火曜日のみの営業(8:00~9:40)となり、それ以外の曜日・時間帯は無人となる。
駅周辺
路線バス
乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 |
---|---|---|---|---|
足尾JR日光駅線 | 間藤駅前、赤倉、神子内 | JR日光駅 | 日光市営バス | |
遠上線 | 神子内 | |||
赤倉線 | 間藤駅前、赤倉 | |||
通洞駅前、銅山観光前 |
歴史
- 1912年(大正元年)12月31日 - 足尾鉄道の沢入駅 - 当駅間の延伸に伴い終着駅として開業。
- 1914年(大正3年)
- 1918年(大正7年)6月1日 - 国有鉄道の足尾線の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 1989年(平成元年)3月29日 - JR足尾線の第三セクター鉄道化により、わたらせ渓谷鐵道の駅となる。
保管(放置)車両
- 足尾駅構内には車両が8両保管されていた。2011年現在、その一部は解体・譲渡されたものの、依然9両(わ89-200形1両、キハ30系2両、貨車移動機・機関車4両、タンク車2両)が保管されている。
- 構内の側線には「サロン・ド・わたらせ」の種車であるお座敷列車「やすらぎ」のうち、わたらせ渓谷鐵道に入籍されなかった3両(オロ12 854~856)と、オハ12形1両(198)が、留置されていた。これらは、部品供給用として留置されていたものである。塗装は特に変化はなかった。2004年8月頃、オロ12 855の車体が二分割され、片方が栃木市にあるスーパーカーミュージアム「魔方陣」に展示された。もう片方は、栃木県内に放置されているのを目撃されたが、その後の消息は不明である。残された3両のうち、オロ12 854が個人に譲渡され安中市でダチョウ料理店として活用されている。後に1両が解体され、さらに残る1両も処分された。
- 旧貨物ホーム脇の側線には、キハ30 35とキハ35 70(いずれも1996年、JR東日本高崎運転所を最後に廃車)とタンク車2両が留置されている。キハ30とキハ35はかつて覆い・シート等の保護はなく、状態は悪かったが、2009年春、修復工事と化粧直しが施された。2006年9-10月に東京の美大生らを中心に行われた「WAP2006-わたらせ渓谷鐵道アートプロジェクト」にてはじめてイベント等に使用され、その後2007年4月に足尾駅祭の際に元古河鉱業所属のスイッチャーと共に展示されキハ30の車内に昔の写真が展示された。また2007年8-9月には「WAP2007-WATARASE Art Project 2007」でイベント会場に使用され、期間限定で来場者の宿泊施設へと再活用された。現在、キハ30 35は、キハ35 70とタンク車に挟まれた形となっており、同車の前面はよく見えない状態になっている。
- 駅前の旧貨物側線には2台の貨車移動機が留置されている。元古河鉱業所属のスイッチャーでニチユ製と協三製である。両車共ロッド式である。元々は本山で使われていたらしいが定かではない。現在はシートがかけられており状態は良好とはいえないが、2007年4月29日に行われた足尾駅祭の際に20年ぶりに走行し、重連で動く姿も見られた。
- 以前は「ASAHI」と書かれたスイッチャーが放置されていた。
- この移動機とキハ30・35形が留置されている側線は本線との接続が断ち切られている。
その他
- 駅本屋やプラットフォームや保管庫など、同駅の多くの設備が文化財登録されている。
- JR北海道が運行実験を行っていたDMVが実用化された場合、当駅にセクションを設けて、日足トンネル経由でJR日光駅と結ぶという案があり、実現すれば、桐生から日光へのアクセスが大幅に改善されるとともに、わたらせ渓谷鐵道の収益増も見込まれている[2]。
隣の駅
- わたらせ渓谷鐵道
- ■わたらせ渓谷線
- トロッコ列車「トロッコわたらせ渓谷号」「トロッコわっしー号」停車駅
脚注
- ^ a b 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2018年3月20日閲覧
- ^ (PDF) - 一般社団法人 理想の都市研究会