「黄金駅 (北海道)」の版間の差分
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|画像説明= 駅舎(2017年9月) |
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|よみがな= こがね |
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|ローマ字= Kogane |
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2020年2月15日 (土) 09:26時点における版
黄金駅 | |
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駅舎(2017年9月) | |
こがね Kogane | |
◄H36 稀府 (4.5 km) (2.2 km) 崎守 H34► | |
所在地 | 北海道伊達市南黄金町 |
駅番号 | ○H35 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■室蘭本線 |
キロ程 | 65.1 km(長万部起点) |
電報略号 |
コネ コン(改称前) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1925年(大正14年)8月20日 |
備考 | 無人駅 |
黄金駅(こがねえき)は、北海道伊達市南黄金町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線の駅である。駅番号はH35。電報略号はコネ。
歴史
- 1925年(大正14年)8月20日:鉄道省長輪東線輪西駅(現・東室蘭駅) - 伊達紋別駅間開通に伴い黄金蘂駅(おこんしべえき)として開業。一般駅。
- 1928年(昭和3年)9月10日:線路名を長輪線に改称、同線の駅となる。
- 1931年(昭和6年)4月1日:長輪線を室蘭本線に編入、それに伴い同線の駅となる。
- 1952年(昭和27年)11月15日:黄金駅に改称。
- 1960年(昭和35年)10月15日:貨物取扱い廃止。
- 1980年(昭和55年)5月15日:室蘭本線のCTC化により無人(簡易委託)化。同時に荷物取扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 1988年(昭和63年):駅舎改築。
- 時期不詳[注 1]:簡易委託廃止、完全無人化。
駅名の由来
当駅の所在する地名より。
この地はアイヌ語で、「川尻に・コンブ・群生する[注 2]・者」を意味する「オコムプウシベ(o-kompu-us-pe)[1]」が転訛した「オコムプシぺ(o-kompus-pe)」と呼ばれており、当初はこれに「黄金蘂(おこんしべ)」と漢字を当てたものが、後年「蘂」を取って読み替え、「黄金」の名称となった[2][3][4][5]。
なお改称の理由について1973年(昭和48年)に国鉄北海道総局が発行した『北海道 駅名の起源』では、「字がむずかしいので」、としている[4]。
駅構造
単式ホーム・島式ホーム(片面使用)複合型の2面2線を有する地上駅。かつては2面3線の配線であったが、1983年(昭和58年)時点で島式の駅舎側の1線(中線・旧2番線)は長万部方の転轍機及びホームまでの線路が撤去され、岩見沢方は上下線への転轍機が残され側線となっていた[5]。さらに1993年(平成5年)時点で転轍機を含め完全に撤去されていた[6]。互いのホームは駅舎側単式ホーム北側と島式ホーム北側を結んだ構内踏切で連絡している[6]。そのほか1983年(昭和58年)時点で1番線側(駅舎側、下り線)に岩見沢方から分岐した短い側線を1線有していたが[5]、これも1993年(平成5年)時点で転轍機を含め撤去されている[6]。
無人駅となっている。駅舎は線路の東側(陸側・岩見沢方面に向かって左側)に位置し単式ホームに接している。有人駅時代の下見板張りの駅舎[2]は改築されたが、新しい駅舎も下見板張りを採用している[2]。駅舎内にトイレを有する。
かつては駅舎内に売店があり、無人化後も簡易委託として乗車券を販売していたほか、依頼すれば国鉄時代からの駅スタンプも押すことが出来た(1993年(平成5年)時点では営業中であった[6])。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■室蘭本線 | 下り | 東室蘭・室蘭方面 |
2 | 上り | 豊浦・長万部方面 |
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駅舎(2009年9月)
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ホーム(2017年9月)
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構内踏切(2017年9月)
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駅名標(2017年9月)
利用状況
- 1981年(昭和56年)度の1日平均乗降人員は98人[5]。
- 1992年(平成4年)度の1日平均乗降人員は76人[6]。
- 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「10名以下」[7]。
駅周辺
当駅は内浦湾の海際にあり、ホームから青く広い海が望める。
隣の駅
脚注
注釈
出典
- ^ アイヌ語ラテン翻字: o-kompu-us-pe → o-kompus-pe
- ^ a b c d 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)135ページより。
- ^ “アイヌ語地名リスト キト~コム P41-50P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
- ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、67頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b c d 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)76ページより。
- ^ a b c d e 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)84ページより。
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2018年2月18日閲覧。