コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「林栄新光駅」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
{{tw monument}}
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: Template:駅情報への地図引数挿入 - log
6行目: 6行目:
|pxl=300px
|pxl=300px
|画像説明=地上駅舎
|画像説明=地上駅舎
{{Infobox mapframe|zoom=13|frame-width=280|type=point}}
|地図={{Infobox mapframe|zoom=13|frame-width=280|type=point}}
|母国語表記={{Lang|zh-tw|林榮新光}}
|母国語表記={{Lang|zh-tw|林榮新光}}
|よみがな=リンロン シンコン
|よみがな=リンロン シンコン

2020年2月15日 (土) 11:40時点における版

林栄新光駅
地上駅舎
林榮新光
リンロン シンコン
Linrong Shin Kong
豊田 (6.2 km)
(2.2 km) 南平
地図
所在地 中華民国の旗 台湾花蓮県鳳林鎮兆豊路800号[1]
北緯23度48分05.9秒 東経121度27分42.0秒 / 北緯23.801639度 東経121.461667度 / 23.801639; 121.461667
駅番号 038
所属事業者 台湾鉄路管理局
等級 簡易駅
旧名 平林停車場、林栄
所属路線 台東線
キロ程 26.1 km(花蓮起点)
電報略号 ㄌㄖ
駅構造 地下駅
ホーム 相対式 2面2線
開業年月日 1918年9月16日
2018年7月10日(再開業)
廃止年月日 1982年3月31日
乗入路線
所属路線 台東線廃線
キロ程 27.7 km(花蓮旧駅起点)
渓口 (2.5 km)
(3.8 km) 南平
テンプレートを表示
林栄新光駅
各種表記
繁体字 林榮新光車站
簡体字 林荣新光车站
拼音 Línróng Xīnguāng Chēzhàn
通用拼音 Línróng Sīnguāng Chejhàn
注音符号 ㄌㄧㄣˊ ㄖㄨㄥˊ ㄒㄧㄣ ㄍㄨㄤ ㄔㄜ ㄓㄢˋ
発音: リンロン シンコン チャーヂャン
台湾語白話字 Lîm-êng Sin-kong Chhia-thâu
台湾語発音: リムイン シンコン チャタウ
客家語白話字: Lìm-yùng Chṳ̂-liau
日本語漢音読み りんえいしんこうえき
英文 Lingrong Shin Kong Station
テンプレートを表示
台鉄旧林栄駅倉庫
中華民国の旗 中華民国 文化資産
地図

登録名称台鐵舊林榮車站倉庫
種類倉庫
等級歴史建築
文化資産登録
公告時期
2016年5月31日[2]
位置中華民国の旗 中華民国台湾)花蓮県鳳林鎮林栄里永安街42号
建設年代1918年(大正7)[3][注釈 1]
ウェブサイト台鐵舊林榮車站倉庫 (台鐵舊林榮車站倉庫-1732734236820834) - Facebook

林栄新光駅(りんえいしんこうえき)は台湾花蓮県鳳林鎮にある台湾鉄路管理局台東線

概要

ナローゲージだった旧線時代に平林停車場として開業し、戦後は改軌と寿豊渓を地下で越える新ルート切替に伴って一度廃駅となったが、2011年に台東線電化、一部複線化に伴う再度のルート変更時に付近の新光兆豊休閒農場中国語版鉄路改建工程局(現・鉄道局)に土地と資金3.35億台湾ドルを提供し[4]、再設置工事が進められた。再開業後は台東線で唯一の地下駅となった[5]。農場内の駅予定地には凱旋門が建っていたが、駅設置に伴い撤去された[6]。再開業時に現在の駅名へと改称されたが、完工後の急な変更だったため報道陣への事前公開時は駅舎やホームの表記が林栄のままとなっていた。

台鉄では珍しく企業名が付された。英文表記は高雄市新光駅(シングァン、Xinguang/Singuang)とは異なり、駅設置に大きくかかわった新光集団中国語版の「シンコン、Shin Kong」となっている。また、英文表記が長いため、乗車券にはL.R.S.K.と略して印字される。

駅構造

  • 旧駅は現在の林栄国小付近にあり、木造駅舎は廃止後に撤去されているが、駅横に木造倉庫が現存している。
  • 新駅は電化開業後の新渓口トンネル中国語版(寿豊渓の水底トンネル)内に設置された相対式ホーム2面2線の地下駅である[7]。地下だが一部は自然光が入るように設計されている。地下2階にホーム、地下1階に改札口、エレベーター、エスカレーターが設置される[7]。地上出口は線路方向に南北2ヶ所が設置されている[8]
地上 出入口層 出入口(北、南)
地下
一階
コンコース層 コンコース、窓口、自動券売機改札口
便所
地下
二階
相対式ホーム、左側のドアが開く
2 台東線 花蓮宜蘭台北方面豊田
1 台東線 玉里台東方面南平
相対式ホーム,左側のドアが開く
再開業後の駅名標 再設置工事中のホーム 英語表記が略称となっている
当駅までの莒光号乗車券

利用状況

廃止前は三等駅であった。再開業後は簡易駅として対号列車の停車は予定されておらず[9]、農場を運営、建設費も負担する新光集団中国語版側は自強号の停車を要求していた[10]。そして開業当初は自由行列車(環島之星号に連結された普通車の1/2次莒光号。2018年8月までは51/52次と名乗っていた[11]。)と数本の区間車(通過する区間車もある)のみ停車することが決定した[12]。同年10月12日改正ダイヤで上下2往復の普悠瑪号も停車することになった[13]

年間利用客数 1日平均 出典
乗車 下車 乗降計 乗車 乗降
2018 5,986 6,009 11,995 34 69 [14]

駅周辺

歴史

  • 5月 - 電化された現ルート上の渓口トンネル内にホームを再設置する第1期事業完工[17][4]

旧林栄駅

  • 1988年 - 旧駅舎撤去。倉庫や宿舎は保存され林栄公園として生まれ変わる[25]
  • 2016年
    • 2月2日 - 地元住民が旧駅倉庫を保存するよう台鉄と花蓮県政府に要請[26]
    • 5月31日 - 旧駅倉庫が県の歴史建築に指定登録[27]
  • 2019年6月、花蓮機廠中国語版から1両のDR3000型気動車が旧駅跡の林栄公園に搬入された[28]。2013年に南迴線で発生した枋山一号トンネル列車事故中国語版で休車していた車両だった。当該車両は運転室のあるDR3051で[29]、搬入に際しては花蓮機廠にて客室内を一新する修理がなされている。公園には車両を安置する線路のほか、当時を偲ばせる駅舎風のゲートや車内見学のための簡易ホームが設置され、7月に正式供用された[30]

隣の駅

台湾鉄路管理局
台東線(旧線)
渓口駅 - 林栄駅 - 南平駅
台東線
豊田駅 - 渓口駅 - 林栄新光駅 - 南平駅

脚注

注釈

  1. ^ 台鉄による建物登記は1949年[2]

出典

  1. ^ (繁体字中国語)運務段/車站聯絡資訊>花蓮運務段 台湾鉄路管理局
  2. ^ a b (繁体字中国語)*台鐵舊林榮車站倉庫 文化部文化資産局国家文化資産網
  3. ^ (繁体字中国語)林榮車站倉庫”. 客家委員会客家文化発展中心. 2019年7月1日閲覧。
  4. ^ a b (繁体字中国語)花東唯一地下化火車站揭秘 預計後年啟用 - ウェイバックマシン(2014年10月1日アーカイブ分)2014-09-29,台灣蘋果日報
  5. ^ (繁体字中国語)林榮車站興建! 花東鐵路唯一地下化2015-04-24,東森新聞
  6. ^ (繁体字中国語)林榮新光站細說從頭2018-06-08,更生日報中国語版
  7. ^ a b (繁体字中国語)臺鐵林榮站復站工程設計簡報 鉄路改建工程局/中興工程顧問有限公司
  8. ^ (繁体字中国語)台鐵豪華景觀簡易站 花東線林榮新光站啟用2018-07-10,自由時報
  9. ^ (繁体字中国語)花東線擬增林榮站 環差決再審2012-05-27,環境資訊中心/中央通訊社
  10. ^ (繁体字中国語)“新光捐地林榮站復站有望”. 台湾新生報. (2011年10月8日). https://tw.news.yahoo.com/%E6%96%B0%E5%85%89%E6%8D%90%E5%9C%B0%E6%9E%97%E6%A6%AE%E7%AB%99%E5%BE%A9%E7%AB%99%E6%9C%89%E6%9C%9B-144133043.html 2017年11月17日閲覧。 
  11. ^ 網路訂票系統”. 2018年10月10日閲覧。
  12. ^ (繁体字中国語)【定期車】配合【林榮新光站】啟用,自107年7月10日起調整部分列車時刻與行駛區間(107/06/14)2018-06-14,台湾鉄路管理局
  13. ^ (繁体字中国語)林榮新光火車站,班次時刻參考!!2018-09-07,新光兆豐休聞農場
  14. ^ 107年報各站客貨運起訖量 Volume of Passenger & Freight Traffic”. 臺灣鐵路管理局. 2019年5月25日閲覧。
  15. ^ (繁体字中国語)消失29載 林榮站將重現花東縱谷2011-06-13,中時電子報
  16. ^ (繁体字中国語)配合新隧道啟用 百年溪口車站退役2013-11-25,公共電視
  17. ^ a b (繁体字中国語)〈北部〉延宕年餘 林榮車站二期動工2014-12-08,自由時報
  18. ^ 台東線電化で時間短縮・輸送力アップ2014-06-28,フォーカス台湾
  19. ^ (繁体字中国語)CL112A標「臺鐵林榮復站工程」第二階段車站建築工程 107年1月工程概況 鉄路改建工程局
  20. ^ (繁体字中国語)電氣化更進一步!花東鐵路階段性履勘完成2018-05-25,新頭殻中国語版
  21. ^ 台鉄台東線 初の地下駅、来月末までに開業へ 観光活性化に期待/台湾2018-05-16,フォーカス台湾
  22. ^ (繁体字中国語)花東鐵路電氣化計畫 瑞穗至三民間第二階段東正線及林榮站復站履勘” (2018年5月15日). 2018年5月26日閲覧。 鉄路改建工程局Facebook
  23. ^ (繁体字中国語)「最豪華簡易站」 林榮新光站擠滿鐵道迷2018-07-10,TVBS
  24. ^ (繁体字中国語)台鐵東線林榮新光站七月十日啟用2018-06-13,更生日報
  25. ^ (繁体字中国語)林榮車站倉庫 客家委員会数位台湾客家庄
  26. ^ (繁体字中国語)民眾請命 台鐵老倉庫緩拆2016-02-03,中時電子報
  27. ^ (繁体字中国語)〈北部〉舊林榮車站倉庫 擬列歷史建築2016-06-14,自由時報
  28. ^ (繁体字中国語)舊林榮車站 風華再現”. 更生日報 (2019年6月7日). 2019年7月1日閲覧。
  29. ^ 廢站37年 花蓮舊林榮站首次有「火車回來」!”. 自由時報 (2019年6月30日). 2019年7月1日閲覧。 Youtube
  30. ^ (繁体字中国語)柴聯車找到新歸宿 成鳳林地方新亮點”. 更生日報 (2019年7月1日). 2019年7月1日閲覧。

関連項目

外部リンク