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花蓮駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
花蓮駅
駅舎
花蓮
ファーリェン
Hualien
地図
所在地 中華民国の旗 台湾 花蓮県花蓮市国聯一路100号
北緯24度1分56.6秒 東経121度36分4.7秒 / 北緯24.032389度 東経121.601306度 / 24.032389; 121.601306
所属事業者 台湾鉄路公司(台鉄)
等級 特等駅
旧名 花蓮港驛、花蓮港舊站、花蓮新站
駅コード 7000[1]
(旧)051[2]
電報略号 ㄌㄧㄢ
駅構造 橋上駅
ホーム 3面7線
乗車人員
-統計年度-
#利用状況節参照
-人/日(降車客含まず)
乗降人員
-統計年度-
#利用状況節参照
-人/日
開業年月日 (旧駅)1910年12月16日
(新駅)1979年2月8日
廃止年月日 (旧駅)1982年7月1日
乗入路線
所属路線 北廻線
キロ程 79.2 km(蘇澳新起点)
北埔 (4.5 km)
所属路線 台東線
キロ程 0.0 km(花蓮起点)
(3.4 km) 吉安
所属路線 花蓮臨港線(旧線)(廃止)
嘉新信号場
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花蓮駅
各種表記
繁体字 花蓮車站
簡体字 花莲车站
拼音 Huālián Chēzhàn
通用拼音 Huālién Chējhàn
注音符号 ㄏㄨㄚ ㄌㄧㄢˊ ㄔㄜㄓㄢˋ
発音: ファーリェン チャーヂャン
台湾語白話字 Hoa-liân Chhia-thâu(車頭)
客家語白話字: Fâ-lièn Chhâ-theù(車頭)
日本語漢音読み かれんえき
英文 Hualien Station
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花蓮駅(かれんえき)は、台湾花蓮県花蓮市国聯里にある台湾鉄路公司(台鉄)の

概要

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花蓮周辺の駅
A:(旧)花蓮、B:花蓮港、C:(現)花蓮
D:北埔、E: 吉安、F:美崙

北廻線台東線花蓮臨港線の3路線が接続し、その内北廻線と台東線が旅客営業を行なっている。特等駅で、全ての列車が停車する。観光客に人気のある太魯閣觀光の拠点駅となっている。台東駅と同様、台湾華語台湾語とともに、アミ語による案内放送が行われている。

歴史

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2代目(新駅初代)駅舎

当駅の前身の旧花蓮駅の所在地は現地名洄瀾港と称し、現在は花蓮港と称する。

  • 1979年2月7日 - 和平駅から花蓮新駅まで北廻線部分開通、翌日正式開業[3]
  • 1980年2月1日 - 南聖湖駅(現蘇澳新駅)から花蓮新駅まで北廻線全線開通[4]駅コード051使用開始。
  • 1982年
    • 6月27日 - 台東線の改軌工事が竣工し、北廻線と台東線直通[5]:390
    • 7月1日 - 花蓮新駅を花蓮駅と改名[5]:383
  • 1990年10月10日 - 後站(西口)駅舎使用開始[6]:204
  • 2003年7月4日 - 花蓮駅で翌日の北廻線電化竣工に先立ち開通式典開催[7]
  • 2011年夏 - 花蓮臨港線の当駅までの三角線廃止[8]。これに伴い当駅と花蓮臨港線を行き来する列車は全て北埔駅経由となる。
  • 2014年7月19日 - 1等駅から特等駅に昇格。花蓮駅昇格記念切符が発売されるも25分で売り切れとなった[9]
  • 2018年10月3日 - 新橋上駅舎供用[10]
  • 2019年9月19日 - 前站(東口)新出口供用[11]
  • 2021年3月21日 - 花蓮特産の「蛇紋石」(重量1t)を駅西側の通路に吊下げ展示[12]

花蓮旧駅

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鉄道文化園

花蓮新駅(現在の花蓮駅)ができるまで花蓮駅として使われたが、1982年に廃駅となった。その後旧線の各種施設や跡地を再活用した鉄道遊廊商圈として一帯が整備され[13]日本統治時代の1909年に台湾東部の鉄道敷設と道路建築のために設けられた「鉄道部花蓮港出張所」が鉄道文化館として公開されている[14]。2002年には歴史建築として登録された[15]。東部幹線敷設工事で命を落とした作業員のために建てられた「奉公献身紀念碑」も残っているが、国民党軍によって「接収紀念碑」と文字が彫り直されている[15]

年表
  • 1910年
    • 3月1日 - 軽便鉄道が花蓮港と鳳林間で営業開始[16]
    • 12月16日 - 軽便鉄道廃止、総督府鉄道花蓮港駅開業[17]
  • 1944年10月12日 - 米軍の空襲により駅舎損壊[6]:271
  • 1949年6月24日 - 駅舎の再建落成[6]:271
  • 1951年1月15日 - 花蓮港駅を花蓮駅と改名(同日に東花蓮港駅が花蓮港駅と改名される)[18]:91
  • 1981年2月 - 旧花蓮駅が使用停止となり、駅の通しコード047も使用停止。花蓮客運のバスターミナルだけを残す。
  • 1982年7月1日 - 新駅に駅名が移転する形で旧花蓮駅が正式に廃止[5]:383[6]:203
  • 1992年9月 - 旧花蓮駅撤去[6]:203,271

駅構造

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島式ホーム2面4線、単式ホーム1面1線、計3面5線の地上駅。他に側線が多数ある。後站がある。

のりば

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  北廻線 宜蘭台北樹林方面
  台東線 玉里台東高雄方面

利用状況

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(旧駅・新駅)年間利用客数推移(-2000年)
年間 1日平均 備考
乗車 下車 乗下車計 出典 乗車 乗降計
1946 263,472 245,746 509,218 [19] 722 1,395 駅名『花蓮港』
資料なし
1975 1,331,293 1,378,107 2,709,400 [20] 3,647 7,423 -
1976 1,415,692 1,471,070 2,886,762 [21] 3,868 7,887 -
1977 1,433,127 1,482,403 2,915,530 [22] 3,926 7,988 -
1979 1,383,169 1,452,626 2,835,795 [23] 3,790 7,769
資料なし - - 2/7北迴線部分開通
1980 1,392,572 1,344,800 2,737,372 3,805 7,479
1,548,556 1,785,583 3,334,139 4,623 9,953 2/1正式開業(営業335日)
1981 1,152,793 1,093,964 2,246,757 3,158 6,155
1,670,883 1,945,499 3,616,382 4,578 9,908
1982 442,467 427,430 869,897 2,445 4,806 7/1廃止(営業181日)
2,035,522 2,267,299 4,302,821 5,577 11,789
1983 2,082,105 2,299,806 4,381,911 5,704 12,005
1984 2,033,467 2,303,250 4,336,717 [24] 5,556 11,849 -
1985 2,036,234 2,225,705 4,261,939 [25] 5,579 11,677 -
1986 2,088,891 2,291,948 4,380,839 [26] 5,723 12,002 -
1987 2,187,740 2,334,654 4,522,394 [27] 5,994 12,390 -
1988 2,166,845 2,414,238 4,581,083 [28] 5,920 12,517 -
1989 2,097,909 2,647,570 4,745,479 [29] 5,748 13,001 -
1990 2,073,263 2,562,839 4,636,102 [30] 5,680 12,702 -
1991 2,003,160 2,432,055 4,435,215 [31] 5,488 12,151 -
1992 2,093,927 2,537,462 4,631,389 [32] 5,721 12,654 -
1993 2,132,003 2,445,729 4,577,732 [33] 5,841 12,542 -
1994 2,256,724 2,364,848 4,621,572 [34] 6,183 12,662 -
1995 2,219,826 2,333,209 4,553,035 [35] 6,082 12,474 -
1996 2,123,879 2,210,588 4,334,467 [36] 5,803 11,843 -
1997 2,043,472 2,123,018 4,166,490 [37] 5,599 11,415 -
1998 2,056,310 2,147,812 4,204,122 [38] 5,634 11,518 -
1999 2,117,067 2,222,168 4,339,235 [39] 5,800 11,888 -
2000 2,288,791 2,376,520 4,665,311 [40] 6,254 12,747 -
年別利用客数推移(2001年-)
年間 1日平均
乗車 下車 乗降車計 出典 乗車 乗降車
資料なし
2002 2,532,966 2,578,976 5,111,942 [41] 6,940 14,005
2003 2,458,475 2,532,673 4,991,148 [42] 6,736 13,674
2004 2,798,846 2,850,285 5,649,131 [43] 7,647 15,435
2005 2,973,295 3,016,631 5,989,926 [44] 8,146 16,411
資料なし
2010 3,970,227 3,801,621 7,771,848 [45] 10,877 21,293
2011 4,387,960 4,164,701 8,552,661 [46] 12,022 23,432
2012 4,784,124 4,386,746 9,170,870 [47] 13,071 25,057
2013 5,256,990 4,733,744 9,990,734 [48] 14,403 27,372
2014 5,898,702 5,156,713 11,055,415 [49] 16,161 30,289
2015 5,777,664 5,089,074 10,866,738 [50] 15,829 29,772
2016 5,501,708 5,099,926 10,601,634 [51] 15,032 28,966
2017 5,425,177 5,133,109 10,558,286 [52] 14,863 28,927
2018 5,160,812 4,886,418 10,047,230 [53] 14,139 27,527
2019 5,160,197 4,838,624 9,998,821 [54] 14,138 27,394
2020 3,509,367 3,472,846 6,982,213 [55] 9,588 19,077
2021 2,437,001 2,435,482 4,872,483 [56] 6,677 13,349

駅周辺

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バス路線

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隣の駅

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台湾鉄路
北廻線
北埔駅 - 花蓮駅
台東線
花蓮駅 - 吉安駅
台東線(旧線)
民立駅 - 花蓮(旧)駅 - 田浦駅
花蓮臨港線(廃止)
花蓮駅 - (嘉新信号場) - 花蓮港駅

脚注

[編集]
  1. ^ 車站基本資料集”. 台湾鉄路管理局 (2021年6月27日). 2022年4月13日閲覧。
  2. ^ 台湾鉄路管理局. “車站基本資料集”. 2018年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月25日閲覧。
  3. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1980年6月). "大事紀要=General Survey of The Year (1979)". 臺灣鐵路統計年報 Statistical Report of Taiwan Railway Administration (Report) (中華民國68年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. p. 316.
  4. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1981年6月). "大事紀要=General Survey of The Year (1980)". 臺灣鐵路統計年報 Statistical Report of Taiwan Railway Administration (Report) (中華民國69年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網. p. 368.
  5. ^ a b c 交通部臺灣鐵路管理局 (1983年6月). "大事紀要=General Survey of The Year (1982)". 臺灣鐵路統計年報 Statistical Report of Taiwan Railway Administration (Report) (中華民國71年 ed.). 國家圖書館 政府統計資訊網.
  6. ^ a b c d e 鄭仁崇 (2000). 臺灣後山鐵道風華. 花蓮縣文化局. ISBN 9789570243420. https://tm.ncl.edu.tw/article?u=022_001_00000673  国家図書館
  7. ^ “北迴線電氣化”. 台灣蘋果日報. (2003年7月5日). https://tw.appledaily.com/headline/20030705/2XXQQYNVM55NG3XE52SIKLD63E/ 
  8. ^ “台鐵花蓮至花蓮港支線拆除/三角線走入歷史 鐵道迷不捨”. 自由時報. (2011年7月4日). https://news.ltn.com.tw/news/local/paper/505636 
  9. ^ 李先鳳 (2014年7月19日). “台鉄・東部幹線の花蓮駅、「特等駅」に昇格/台湾”. 中央通訊社. オリジナルの2016年9月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160908100344/http://japan.cna.com.tw/news/atra/201407190008.aspx 2014年7月19日閲覧。 
  10. ^ “台鐵花蓮新站啟用 蔡英文親赴現場視察”. 中央通訊社 (新頭穀). (2018年10月3日). https://newtalk.tw/news/view/2018-10-03/147601 
  11. ^ “台鐵花蓮站二期改建完工 東出口今啟用”. 自由時報. (2019年9月19日). https://news.ltn.com.tw/news/life/paper/1318831 
  12. ^ “重達1噸!花蓮車站「巨大綠石」超神秘 台鐵曝真正用途”. 自由時報. (2021年3月21日). https://news.ltn.com.tw/news/life/breakingnews/3473528 
  13. ^ 鐵道文化園區”. 中華民国文化部. 2021年8月7日閲覧。
  14. ^ 花蓮鉄道文化館”. taipeinavi.com (2015年4月17日). 2021年8月7日閲覧。
  15. ^ a b 謝宗璋 (2017年10月15日). “交通部臺灣鐵路管理局舊花蓮管理處”. 更生日報. http://www.ksnews.com.tw/index.php/news/contents_page/0001059972 
  16. ^ 台湾総督府 (1910-02-27). “台湾総督府告示第27号”. 官報. 1910年03月08日 (第8009号 ed.). 大蔵省印刷局. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2951360/5  国立国会図書館
  17. ^ 台湾総督府 (1910-12-14). “台湾総督府告示第157・158号”. 官報. 1910年12月21日 (第8251号 ed.). 大蔵省印刷局. p. 521. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2951604/4  国立国会図書館
  18. ^ 吳進書、姜家珍 (December 2004). “典藏記憶: 花東鐵道情懷”. 花蓮縣文化局. ISBN 9789860000122. https://tm.ncl.edu.tw/article?u=022_003_00002782  国家図書館
  19. ^ 臺灣省行政長官公署交通處鐵路管理委員會 (1947年5月). 臺灣鐵路業務統計要覽 民國35年度. 臺灣省行政長官公署交通處鐵路管理委員會. p. 28. https://tm.ncl.edu.tw/article?u=007_001_0000408093  国家図書館
  20. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1976年6月). 中華民國64年 臺灣鐵路統計年報 各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic (Report). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 44–59.
  21. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1977年6月). 中華民國65年 臺灣鐵路統計年報 各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic (Report). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 26–41.
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  23. ^ 黃守誠 (1984年6月). 東部采風錄. 行政院文化建設委員会. p. 251. https://tm.ncl.edu.tw/article?u=022_003_00002791  国家図書館
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  25. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1986年6月). 中華民國74年 臺灣鐵路統計年報 各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic (Report). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 66–77.
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  27. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1988年6月). 中華民國76年 臺灣鐵路統計年報 各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic (Report). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 62–73.
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  37. ^ 交通部臺灣鐵路管理局 (1998年6月). 中華民國86年 臺灣鐵路統計年報 各站客貨運狀況 Volume of Passenger & Freight Traffic (Report). 國家圖書館 政府統計資訊網. pp. 66–77.
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  42. ^ 中華民國92年 臺灣鐵路統計年報 各站客貨運起訖量=Volume of Passenger & Freight Traffic (Report). 交通部臺灣鐵路管理局. 2004年6月. pp. 76–77.
  43. ^ 中華民國93年 臺灣鐵路統計年報 各站客貨運起訖量=Volume of Passenger & Freight Traffic (Report). 交通部臺灣鐵路管理局. 2005年6月. pp. 76–77.
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関連項目

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外部リンク

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台湾鉄路公司