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「大英帝国勲章」の版間の差分

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2020年3月17日 (火) 09:28時点における版

大英帝国勲章
Most Excellent Order of the British Empire
大英帝国勲章ナイト・グランドクロス星章
イギリスの君主による栄典
種別 騎士団勲章
標語 神と帝国のために
For God and the Empire
創設者 ジョージ5世
資格 イギリス国民、英連邦王国市民、またはイギリスのために重要な業績を上げた外国人。
主権者 エリザベス2世
グランドマスター エディンバラ公フィリップ
地位 ナイト / デイム・グランド・クロス (GBE)
ナイト / デイム・コマンダー (KBE/DBE)
コマンダー (CBE)
オフィサー (OBE)
メンバー (MBE)
過去の地位 エンパイア・ギャラントリー・メダル英語版
大英帝国メダル英語版
歴史・統計
創立 1917年
階位
上位席 ロイヤル・ヴィクトリア勲章
下位席 階級により異なる
 
略綬(左:軍人用、右:文民用)

大英帝国勲章(だいえいていこくくんしょう、Order of the British Empire)は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(以下、「イギリス」または「英国」と表す)の騎士団勲章 (Order)。"Order"は“勲章”と日本語訳されるヨーロッパの栄典で、元の意味は「騎士団」であり、等級は中世の騎士団の階級制度を模したものである。大英帝国勲章はイギリスの騎士団勲章の中では最も新しく、最も広範囲に与えられ、最も叙勲数の多い勲章である。

概要

1917年にイギリス国王ジョージ5世が創設した。それまでの勲章は貴族、軍人、役人、政治家が主な対象で、一般の市民に与えられることは少なかったため、功績の対象を経済人、文化人、芸能人、スポーツ選手や社会奉仕活動等と広範囲にした勲章を新たに創設したものである。勲爵士団、または勲章のランクとしてはそれぞれ同一クラスの勲章の中では最も順位が低いが、有名人が受章する事が多いため非常によく知られた存在である。

勲章のモットーは「神と帝国のために」(For God and the Empire) である。

勲章には次のランクがある。

  1. ナイト・グランド・クロス又はデイム・グランド・クロス(大十字騎士 GBE)
  2. ナイト・コマンダー又はデイム・コマンダー(司令官騎士 KBE/DBE)
  3. コマンダー(司令官 CBE)
  4. オフィサー(将校 OBE)
  5. メンバー(団員 MBE)

受章者は名前の後に、勲位を示す頭文字(ポスト・ノミナル・レターズ)を付すことが許される[1](例えば「Mr. John Smith」ならば「John Smith, CBE」)。

名称に「ナイト」が含まれる上位の2つがいわゆる「ナイト爵」の一種で、英国籍を有していれば男性ならサー、女性ならデイムの敬称を許される。このようなことから、日本語メディアで(日本人が)「イギリス王室からサーの称号を授与」「ナイトに叙任」などと紹介されているものは、多くがこの大英帝国勲章のナイトのいずれかを与えられたケースであるか、Knight Bachelorという下級騎士団に叙されたケースである。

外国人への叙勲は通常外務大臣の推挙により、英国内に工場を持つ大企業の社長などが多く受章している[2]。外国人受章者は“Honorary”(名誉)を冠して呼ばれ、年2回の叙勲者リストには掲載されないが、名前の後に勲章の略称を記すことは許される[3]

主な受章者

ナイト / デイム・グランド・クロス (GBE)

Category:大英帝国勲章ナイト・グランド・クロスも参照

ナイト・コマンダー/デイム・コマンダー (KBE/DBE)

2014年1月21日駐日英国大使館にて日本駐箚英国特命全権大使ティモシー・ヒッチンズ(左)から大英帝国勲章ナイト・コマンダー章を伝達されるフジ・メディア・ホールディングス会長日枝久(右)

コマンダー(CBE)

オフィサー(OBE)

メンバー(MBE)

脚注

  1. ^ London Gazette: no. 56878. p. 3351-3355. 14 March 2003. Supplement No.1.
  2. ^ 君塚 p 269-271
  3. ^ a b c 『英国の名誉勲章』駐日英国大使館公式サイト
  4. ^ "No. 44999". The London Gazette (Supplement) (英語). 30 December 1969. 2014年1月19日閲覧
  5. ^ Lundy, Darryl. “Nathaniel Mayer Victor Rothschild, 3rd Baron Rothschild” (英語). thepeerage.com. 2014年1月19日閲覧。
  6. ^ Lundy, Darryl. “Nathaniel Charles Jacob Rothschild, 4th Baron Rothschild” (英語). thepeerage.com. 2014年1月19日閲覧。
  7. ^ "No. 59808". The London Gazette (Supplement) (英語). 11 June 2011.
  8. ^ "No. 60009". The London Gazette (Supplement) (英語). 31 December 2011.
  9. ^ “Spielberg receives Royal honour” (英語). BBC News. (2001年1月30日). http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/1142446.stm 2014年1月19日閲覧。 
  10. ^ 日立製作所 ニュースリリース
  11. ^ “U2のボノ、ナイトの称号を授与される - アイルランド”. AFPBB News. (2007年3月29日). http://www.afpbb.com/articles/-/2203887 
  12. ^ 森ビル社長 森 稔:英国より名誉大英勲章KBEを受章
  13. ^ FASHIONSNAP.COM (2019年6月20日). “アメリカ人デザイナー初、ラルフ・ローレンが英国の名誉ナイト勲章を受章”. FASHIONSNAP.COM [ファッションスナップ・ドットコム]. 2019年6月24日閲覧。
  14. ^ Lundy, Darryl. “Field Marshal John Standish Surtees Prendergast Vereker, 6th Viscount Gort, V.C.” (英語). thepeerage.com. 2015年8月16日閲覧。
  15. ^ Lundy, Darryl. “Edmund Leopold de Rothschild” (英語). thepeerage.com. 2014年1月19日閲覧。
  16. ^ Kleid, Beth (1996年6月17日). “Arts and entertainment reports from The Times, national and international news services and the nation's press.”. Los Angeles Times. 2016年1月20日閲覧。
  17. ^ Lundy, Darryl. “Edward William Spencer Cavendish, 10th Duke of Devonshire” (英語). thepeerage.com. 2015年9月1日閲覧。
  18. ^ 戸地 功氏に名誉大英勲章MBE

参考資料

書籍

  • Duckers, Peter (2009). British Military Medals - A Guide for the Collector and Family Historian. South Yorkshire: Pen & Sword Books Ltd. ISBN 978-1-84415-960-4 
  • 小川賢治『勲章の社会学』晃洋書房、2009年3月。ISBN 978-4-7710-2039-9 
  • 君塚直隆『女王陛下のブルーリボン-ガーター勲章とイギリス外交-』NTT出版、2004年。ISBN 4757140738 
  • Ailsby, Christopher (1989). Allied Combat Medals of World War II vol.1 : Britain, the Commonwealth and Western European Nations. Avon: Haynes Publishing Group. ISBN 978-0-85059-927-5 

外部リンク

関連項目