「ワールド・トレード・センター駅 (パストレイン)」の版間の差分
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2020年3月23日 (月) 10:31時点における版
ワールド・トレード・センター駅 World Trade Center Station | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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所在地 |
World Trade Center New York City, NY, USA | |||||||||||||||||||||||||||||||
座標 | 北緯40度42分42秒 西経74度00分38秒 / 北緯40.711787度 西経74.010525度座標: 北緯40度42分42秒 西経74度00分38秒 / 北緯40.711787度 西経74.010525度 | |||||||||||||||||||||||||||||||
所有者 | ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社 | |||||||||||||||||||||||||||||||
路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
ホーム数 | 島式ホーム 3面 | |||||||||||||||||||||||||||||||
線路数 | 6 | |||||||||||||||||||||||||||||||
接続 |
ニューヨーク市地下鉄: WTCコートランド駅 パーク・プレイス駅 チェンバーズ・ストリート-ワールド・トレード・センター駅 コートランド・ストリート駅 NYCT Bus: M5 | |||||||||||||||||||||||||||||||
建築物 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
アクセシビリティ | 対応 | |||||||||||||||||||||||||||||||
歴史 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
開業 | 1903年(ハドソン・ターミナル)、2015年 (WTC transportation hub) | |||||||||||||||||||||||||||||||
改築 | 1971年、2003年(仮設駅) | |||||||||||||||||||||||||||||||
電化 | 600V (DC) 第三軌条方式 | |||||||||||||||||||||||||||||||
利用状況 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
乗客数 (2006年) | 1210万人 9% | |||||||||||||||||||||||||||||||
サービス | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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ワールド・トレード・センター駅 (ワールドトレードセンターえき、World Trade Center Station) は、ニューヨーク市ロウアー・マンハッタンのワールド・トレード・センター内にあるパストレインのターミナル駅である。
元々はハドソン・ターミナル (en) として1909年7月19日に開業したが、旧ワールド・トレード・センターPATH駅が1971年に開業し、ハドソン・ターミナルは解体された。旧ワールド・トレード・センター駅は2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件によって機能不全となり、仮設PATH駅が2003年に再開業した。この駅はニューアーク-ワールド・トレード・センター線およびホーボーケン-ワールド・トレード・センター線のターミナル駅としてサービスを提供している。2016年3月3日、大幅な再建工事を経て、新駅舎がワールド・トレード・センター・トランスポーテーション・ハブ (World Trade Center Transportation Hub) として開業した[1][2]。
駅案内図
G | 地上階 | ビージー・ストリート、ウェスト、ブロードウェイ、グリニッジ・ストリート、セプテンバー11メモリアル&ミュージアム |
B1 上層コンコース[3] |
相対式ホーム、右側ドアが開く | |
ブロードウェイ線北行 | ← フォレスト・ヒルズ-71番街駅行き (シティ・ホール駅) ← ディトマース・ブールバード駅行き (シティ・ホール駅) | |
ブロードウェイ線南行 | → ベイ・リッジ-95丁目駅行き (レクター・ストリート駅) → → 平日:ホワイトホール・ストリート-サウス・フェリー駅行き (レクター・ストリート駅) → → 深夜帯:コニー・アイランド-スティルウェル・アベニュー駅行き (レクター・ストリート駅) → | |
相対式ホーム、右側ドアが開く | ||
バルコニー | ウェストフィールド・ワールド・トレード・センター 下層コンコースのエレベーター、エスカレーター、階段 | |
西コンコース・バルコニー | 店舗、ブルックフィールド・プレイスへの連絡通路 | |
相対式ホーム、右側ドアが開く | ||
7番街線北行 | ← ヴァン・コートラント・パーク-242丁目駅行き (チェンバーズ・ストリート駅) | |
7番街線南行 | サウス・フェリー駅行き (レクター・ストリート駅) → | |
相対式ホーム、右側ドアが開く | ||
B2 下層コンコース[3] |
地下鉄間連絡通路 | 系統の列車 (チェンバーズ・ストリート-ワールド・トレード・センター駅) 系統の列車 (フルトン・センター経由) |
地下鉄連絡通路 | メトロカード券売機、ブロードウェイ線ホームへの連絡通路 | |
ウェストフィールド・ワールド・トレード・センター | 店舗、ブース | |
地下鉄連絡通路 | メトロカード券売機、7番街線ホームへの連絡通路 | |
B3 メザニン[3] |
パストレイン改札口 | パストレイン用券売機 |
西コンコース | 店舗、ブルックフィールド・プレイスへの連絡通路 | |
B4 パストレインのホーム[3] | ||
1番線 | ← HOB–WTC ラッシュ時:ホーボーケン駅行き (エクスチェンジ・プレイス駅) | |
島式ホーム (ホームA) | ||
2番線[注釈 1] | ← HOB–WTC ホーボーケン駅行き (エクスチェンジ・プレイス駅) | |
3番線[注釈 2] | ← HOB–WTC ホーボーケン駅行き (エクスチェンジ・プレイス駅) | |
島式ホーム (ホームB) | ||
4番線[注釈 3] | ← NWK–WTC ニューアーク・ペン駅行き (エクスチェンジ・プレイス駅) | |
島式ホーム (ホームC) | ||
5番線[注釈 4] | ← NWK–WTC ニューアーク・ペン駅行き (エクスチェンジ・プレイス駅) | |
単式ホーム (ホームD) |
ワールドトレードセンター再建計画 |
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タワー |
記念碑・博物館 |
交通 |
2003年11月に開業した当時は仮設駅であった。ワールド・トレード・センター・サイト (en) の再開発のため、駅のエントランスや仮設駅自体の大きさや配置は幾度となく変化してきている。一番新しいエントランスはヴィージー・ストリート (Vesey Street) 上のグリニッジ・ストリートに面し7 ワールド・トレード・センターに隣接する位置にある。現在のエントランスはヴィージー・ストリートの南側に建つ1階建てのビルであり、ビル内にはHudson News直販店と地下のメザニンへとつながるエスカレーターがある。 2013年10月27日に開通したウエスト・コンコース (West Concourse) と呼ばれる地下通路によってブルックフィールド・プレイスとつながっている。
この駅は現在、地下4階に3つの両側プラットホームを持つ[4]。一つ(プラットフォーム A)は現在は壁によって分断されている。2番のりばと3番のりば、および新しい4番のりばが現在使用されている。1番のりばと2番のりばに隣接するこの新しいプラットフォーム Aは2014年2月25日に開業した。プラットフォーム Aには平日のHOB-WTCトレインのみが発着する。NWK-WTCトレインは旧4番のりばと5番のりばの間の古いプラットフォームを使用している[5][6][7]。
歴史
ハドソン・ターミナル
旧PATH駅
初代PATH駅
仮設PATH駅
ワールド・トレード・センター・トランスポーテーション・ハブ
ワールド・トレード・センター・トランスポーテーション・ハブ (World Trade Center Transportation Hub) は、ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社によって建設中の乗り換え駅・小売店の複合施設である。これは、WTC PATH仮設駅を置き換えるものである。スペイン人建築家のサンティアゴ・カラトラバによる設計で、ナショナル・セプテンバー11・メモリアルプラザの地下にある鉄道駅と広く開けたメザニンで構成されている[8]。このメザニンは、2 ワールド・トレード・センターと3 ワールド・トレード・センターの間の地上に建つオキュラス (Oculus) と呼ばれるヘッド・ハウス構造物やワールド・トレード・センター複合施設の様々なタワー・ビルの地下を走るコンコースとつながっている[2][9][10]。
加えて、この駅はPATHとニューヨーク市地下鉄システムの乗り場を地下で接続する。地下を東西に走る歩行者通路によってフルトン・センターからバッテリー・パーク・シティ・フェリー・ターミナルまでロウアー・マンハッタンの様々な交通機関の乗り場をつなぐよう設計されている。
さらに、テロで破壊された小売施設モール・アット・ザ・ワールド・トレード・センター (en) を新しく365,000平方フィート (33,900 m2)のウエストフィールド・ワールド・トレード・センター (Westfield World Trade Center) モールとして再建することになっている[11]。
ウエスト・コンコース
ウエスト・ストリートの地下を横断する新しい通路(West Concourse、かつての"east-west connector")は、WTC駅のメザニンとワールド・トレード・センター・サイトのすぐ西のバッテリー・パーク・シティのブルックフィールド・プレイス(旧称ワールド・フィナンシャル・センター)にある新しいパビリオンを結んでいる。この通路は、2013年10月23日に開業した。さらに2014年11月3日に1 ワールド・トレード・センターが開業し、ウエスト・コンコースからこのビルにアクセスすることができる[12][13]。
総工費
新トランスポーテーション・ハブの総工費は37億4千万ドルで[14][15]、10年近く建設の遅れが生じた[16]。この莫大な建設費と大幅な遅延は批判の的となっている。
隣接乗り換え接続
現在の駅のエントランスは、旧ワールド・トレード・センター駅と違って、近隣の地下鉄駅の乗り場と直接つながっていない。ヴィージー・ストリートは歩行者専用となっており、ワールド・トレード・センター地下鉄駅およびPATH駅のエントランスの間の地上通路となっている。このPATH駅はコートランド・ストリート駅とつながっている[17]。
現在の新しい駅はPATHとニューヨーク市地下鉄システムを結ぶために建設された。このトランスポーテーション・ハブを通過して走る1 系統路線がこのプロジェクトの下で再建され、PATHメザニンの上を通過している。そして再建後のWTCコートランド駅はこのハブへ直接つながることになっている。さらに、チェンバーズ・ストリート–ワールド・トレード・センター/パーク・プレイス複合駅、コートランド・ストリートIRT駅、そしてコートランド・ストリート (en) BMT駅も直接つながることになっている[18]。加えて、デイ・ストリート (Dey Street) 沿いのデイ・ストリート・パッセンジャーウェイ (en) がトランスポーテーション・ハブとその東のフルトン・センターを結んでおり、この通路を使って2 3 4 5 A C J N R W Z 系統へアクセスすることができる。ウエスト・コンコース通路は西のバッテリー・パーク・シティのブルックフィールド・プレイスとつながっている。また、ワールド・トレード・センター・サイトからイースト川の新しいトンネルを経由してロングアイランド鉄道およびジョン・F・ケネディ国際空港へ接続するロウアー・マンハッタン-ジャマイカ/JFK・トランスポーテーション・プロジェクトが提案されており、その調査が2004年に始まった。しかし2009年現在、このプロジェクトへの予算配分の優先順位は他のプロジェクトよりも低くなっており、顕著な進展は今のところない[19]。
現在利用できるサービスは以下のとおり:
凡例 | |
---|---|
終日停車 | |
深夜を除き終日停車 | |
深夜のみ停車 | |
平日のみ停車 | |
ラッシュ時の混雑方向のみ停車 | |
時間帯詳細 |
系統 | 路線 | 駅 |
---|---|---|
2 3 |
IRTブロードウェイ-7番街線 | パーク・プレイス駅 |
A C |
IND8番街線 | チェンバーズ・ストリート駅 |
E | IND8番街線 | ワールド・トレード・センター駅 |
N R W |
BMTブロードウェイ線 | コートランド・ストリート駅(現在はWTC 複合駅とはつながっていない) |
2014年11月に開業したフルトン・ストリート (en) 複合駅(フルトン・センター)は2ブロック東にあり、以下のサービスが利用可能である:
系統 | 路線 |
---|---|
2 3 |
IRTブロードウェイ-7番街線 |
4 5 |
IRTレキシントン・アベニュー線 |
A C |
IND8番街線 |
J Z |
BMTナッソー・ストリート線 |
また、M5 (en) ニューヨーク市バスの北行きルートがチャーチ・ストリートを、サウス・フェリー方面南行きルートがブロードウェイを走っている。
ギャラリー
-
仮設WTC PATH駅へ2003年11月23日2:08 pmにニューアークから到着した開業記念電車。ホームの乗客たちは到着を拍手で祝福している。
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チャーチ・ストリート上の仮設エントランス(2005年)
-
チャーチ・ストリート上の仮設エントランス(2007年)
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仮設WTC PATH駅と一方通行の改札ゲート(2005円)
脚注
注釈
出典
- ^ “Project Updates: World Trade Center Transportation Hub”. Lower Manhattan Construction Command Center. 2010年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年9月2日閲覧。
- ^ a b Grynbaum, Michael M. (2011年2月24日). “Trade Center Transit Hub’s Cost Now Over $3.4 Billion”. The New York Times 2011年2月25日閲覧。
- ^ a b c d Dunlap, David W. (2004年12月16日). “Blocks; At Site of New Tower, a Game of Inches”. ニューヨーク・タイムズ. 2018年2月19日閲覧。
- ^ Permanent PATH / Tubes WTC Station Plans: PATH Trains Hudson Tubes Hudson & Manhattan RR. Hudsoncity.net (2004-12-16). Retrieved on 2014-06-23.
- ^ Hinds, Kate. “Photos That Will Make You Want To Ride The PATH Train”. WNYC. 2014年2月27日閲覧。
- ^ “Port Authority to open first platform for new World Trade Center PATH station | 7online.com”. Abclocal.go.com. 2014年2月27日閲覧。
- ^ “Port Authority Opens First Platform At New WTC PATH Station « CBS New York”. Newyork.cbslocal.com. 2014年2月27日閲覧。
- ^ http://www.usatoday.com/story/news/nation/2014/08/24/world-trade-center-calatrava-path/14016139/
- ^ Calatrava's WTC Transportation Hub Soars Archived 2006年4月27日, at the Wayback Machine. – lowermanhattan.info
- ^ Gralla, Joan (2008年10月2日). “NYC World Trade Center site faces fresh delays”. Yahoo! News 2008年10月3日閲覧。 [リンク切れ]
- ^ “Retail || About the WTC || World Trade Center ||”. Wtc.com. 2012年12月16日閲覧。
- ^ JESSICA GOULD (, 2013-10-42). “New PATH tunnel opens this week”. wnyc.org. 2014年2月27日閲覧。
- ^ “Lower Manhattan : World Trade Center Transportation Hub”. Lowermanhattan.info (2013年10月24日). 2010年9月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月27日閲覧。
- ^ Cuozzo, Steve (2014年8月2日). “New York’s $4B shrine to government waste and idiocy”. New York Post 2015年4月1日閲覧。
- ^ “Calatrava to Build World’s Most Expensive Transportation Hub”. ArchDaily (2014年4月24日). 2014年4月24日閲覧。
- ^ Dunlap, David (2014年12月3日). “How Cost of Train Station at World Trade Center Swelled to $4 Billion”. New York Times. 2014年12月3日閲覧。
- ^ Work at Cortlandt Street station #1 train continues above ground at WTC Transportation Hub
- ^ Yee, Vivian (2014年11月9日). “Out of Dust and Debris, a New Jewel Rises”. The New York Times
- ^ Brown, Eliot (2009年3月24日). “The Tunnel From Nowhere”. New York Observer 2010年2月28日閲覧。