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=== 弁護士 === |
=== 弁護士 === |
2020年4月22日 (水) 08:16時点における版
若狭 勝 わかさ まさる | |
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2013年7月 | |
生年月日 | 1956年12月6日(68歳) |
出生地 | 日本 東京都葛飾区 |
出身校 | 中央大学法学部卒業 |
前職 | 検事 |
現職 | 弁護士 |
所属政党 |
(自由民主党(石破派→無派閥)→) (日本ファーストの会→) 希望の党 |
称号 | 法学士(中央大学・1980年) |
選挙区 |
(比例東京ブロック→) 東京10区 |
当選回数 | 2回[注 1] |
在任期間 |
2014年12月19日[注 2] - 2016年10月11日 2016年10月26日[1] - 2017年9月28日 |
若狭 勝(わかさ まさる、1956年12月6日 - )は、日本の弁護士・政治家。弁護士法人若狭・高橋法律事務所代表弁護士[2]。元検事で東京地検特捜部副部長や東京高検検事、東京地検公安部長を歴任。政治家としては衆議院議員(2期)[注 1]、日本ファーストの会代表、輝照塾塾長を歴任。
略歴
- 東京都葛飾区出身、小学校で足立区へ転居。
- 1975年3月:東京都立江北高等学校卒業
- 1980年3月:中央大学法学部卒業
- 1980年10月:旧司法試験合格
- 1981年2月:司法修習生(35期)[3]
- 1983年4月:検事任官、東京地検検事[4]
- 1984年4月:福島地検検事
- 1988年4月:横浜地検検事
- 1990年4月:法務省東京法務局(訟務検事)
- 1993年4月:東京地検刑事部検事、特捜部検事
- 1996年4月:法務総合研究所教官
- 1998年4月:東京地検特捜部副班長
- 2000年4月:最高裁判所司法研修所教官、法務省司法試験考査委員
- 2003年4月:東京地検特捜部班長
- 2004年4月:同地検刑事部副部長
- 2004年10月:同地検特捜部副部長
- 2005年9月:横浜地検刑事部長
- 2007年7月:東京高等検察庁検事
- 2007年10月:東京地検公安部長
- 2009年3月31日:検事退官
- 2009年4月1日:弁護士登録(第二東京弁護士会)
- 2013年1月:弁護士法人 若狭・高橋法律事務所設立、同代表弁護士[5]
- 2013年7月:第23回参議院議員通常選挙に自由民主党公認で比例区から出馬したが落選。
- 2014年12月:第47回衆議院議員総選挙に自由民主党公認で比例東京ブロック単独候補として出馬し初当選。
- 2016年10月:東京10区補欠選挙に自由民主党公認で出馬(これに伴い一旦議員失職)、民進党の新人候補らを破り当選[1]。
- 2017年7月13日:政治団体「日本ファーストの会」を立ち上げ、代表に就任。
- 2017年8月7日:政治塾「輝照塾」を立ち上げる。
- 2017年10月:第48回衆議院議員総選挙に希望の党から出馬したが、自由民主党の鈴木隼人に敗れ比例復活もならず落選。
来歴
出生、学生時代
東京都葛飾区生まれ[6]、足立区育ち[7]。タクシー運転手(のち零細の町工場の工員)の家庭に育つ[6]。小さい時から、夏休みなどには仕事の手伝いもした[6]。
名前の「まさる」をもじり、小学校時代から渾名は「サル」であった[8]。東京都立江北高等学校[9]を経て、1980年、中央大学法学部卒業。
検事
1983年4月、検事に任官(同期任官に郷原信郎がいる[10])。初任は東京地検検事。以後は東京地検特捜部検事、同副部長、横浜地検刑事部長、東京地検公安部長などを歴任した。担当した事件としては、『噂の眞相』誌での和久峻三及び西川りゅうじんのスキャンダル掲載に関わる名誉毀損事件や、ミッチー・サッチー騒動において浅香光代による野村沙知代の公職選挙法違反(虚偽事実公表罪)の告発を受けた捜査[11]、特捜部所属時代のゼネコン汚職事件などがあり、日歯連事件捜査では特捜部班長として携わった[12][13]。2009年には小向美奈子が覚醒剤取締法違反を犯した際の捜査を指揮している[14]。
弁護士
2009年3月に退官。4月1日に弁護士登録を行い、第二東京弁護士会に所属する[15]。弁護士に転身した理由は、裁判員制度が始まり、冤罪を防ぐためには弁護士の役割がより大きくなるため、裁判員裁判の法廷に立ちたかったからと語っている[16][17]。
それ以後は元検事(ヤメ検)の弁護士として、各新聞に事件等の解説をコメント[18]するとともに、テレビの報道番組、ワイドショー、討論番組にコメンテーター・パネリストとして出演している。2010年12月には、『FNNスーパーニュース』(フジテレビ)のコメンテーターである木村太郎が3週間休暇を取ったため、代役として月~木曜日に出演した。2011年4月から2013年3月まで、「スーパーニュース」の金曜に出演[要出典]。
刑事事件だけではなく企業コンプライアンスや危機管理なども取り扱っており、2009年7月には千葉県の「県経理問題特別調査外部審査委員会」の構成委員[19]に、11月には「コンプライアンス委員会」の委員に選ばれている[20]。またコンプライアンスに関する講演活動も行っている[21]。
政治活動
2013年の第23回参議院議員通常選挙に自由民主党の比例区から立候補したが[22]、自民党圧勝の中で比例代表最後の1議席を太田房江と争った末、19位で落選した[23]。支援団体として立正佼成会、妙智会教団、教派神道などが支援した[24][25]。
2014年の第47回衆議院議員総選挙では、自民党より比例東京ブロック単独(名簿第27位)で立候補し、初当選を決めた[26]。
2016年東京都知事選挙では、党が推薦した増田寛也ではなく小池百合子の応援に入り、小池の街頭演説第一声から行動をともにした[27]。自民党東京都連会長の石原伸晃と都連幹事長の内田茂は連名で、「増田以外の候補者を党員や親族が応援した場合は除名などの処分対象になる」という警告文書を配布しており、都知事選挙終了後に都連のホームページから若狭の情報が削除された[28][29]。
2016年9月6日には自民党幹事長の二階俊博と会談し、小池を応援したことに対して厳重注意処分を受けた[30]。また、小池の都知事転出により補欠選挙が実施される東京10区への出馬の意向を伝え[30]、公募者選考を経て21日に自民党の公認候補となった[31]。10月23日の投開票で民進党候補らを大きく引き離して当選した[32]。同月26日に東京都選挙管理委員会から当選の旨が告示され、同日付で再び衆議院議員となった[1]。
2017年5月31日、同年に行われる東京都議会議員選挙において、自民党ではなく都民ファーストの会を支援するためとして党本部に離党届を提出[33]。自民党は都議選後の7月3日に若狭の離党を了承した[34]。同月13日には政治団体「日本ファーストの会」を立ち上げ代表に就任[35]。
同年9月27日、小池百合子東京都知事を代表とする新党「希望の党」設立会見に、結党メンバーとなる国会議員14人の一人として参加[36]。10月22日に行われた第48回衆議院議員総選挙に「しがらみ政治からの脱却」[37]を訴え立候補。東京10区は計6名による混戦となり、若狭は得票数3番目で敗れた。比例東京ブロックで重複立候補したが、希望の党が獲得した3議席に届かず(若狭の惜敗率63.524%)、落選した[38][39]。
同年10月26日、BSフジに出演した際に「政治活動はいったんここで退く」と述べ政界引退を表明。自らの年齢(60歳)も引退の理由に挙げ、「元気でも65歳を過ぎたら若い人や女性に譲るべき」「自分は例外だとは言いづらい」と述べた。希望の党の後方支援は引き続き行っていくとしている[40]。
2018年2月17日、「輝照塾」の講義終了時に閉塾を宣言[41]。3月1日に日本ファーストの会を解散した[42]。現在はコメンテーターとしての活動を再開している。
主張
書籍
単著
- 嘘の見抜き方(2013年5月17日、新潮社)ISBN 978-4106105197
- ニュースで鍛える善悪の整理術(2013年6月22日、産経新聞出版)ISBN 978-4819112208
出演番組
- スーパーJチャンネル(毎週金曜日、2011年1月4日 - 3月25日)
- みのもんたの朝ズバッ! → 朝ズバッ!(毎週水曜日のレギュラーコメンテーター)[4]
- FNNスーパーニュース(毎週金曜日、2011年4月8日 - 2013年3月29日)[4]
- 以前は木村太郎が休暇の時や裁判関連のニュースある時に出演していた
- 〜裏ネタワイド〜 DEEPナイト (テレビ東京系列)
- ひるおび!
- スッキリ!!
- スーパーモーニング
- 情報プレゼンター とくダネ!
- やじうまテレビ!
- Oha!4 NEWS LIVE
- ニュースJAPAN
- 情報ライブ ミヤネ屋
- みのもんたのサタデーずばッと
- 知りたがり!
- NEWS23X
- ワイド!スクランブル
- 新報道2001
- ウェークアップ!ぷらす
- ビートたけしのTVタックル
- 朝まで生テレビ!
- 報道ステーション
- 緊急報道 action!特別版 連続幼女誘拐・殺人事件で新事実
- ダウンタウンDX
- その他
脚注
注釈
- ^ a b 任期途中の2016年10月に、比例東京ブロックを辞職して小池百合子の都知事転身に伴う東京10区の補欠選挙に鞍替えしているため、実質的な任期は1期。
- ^ 平成26年(2014年)12月19日中央選挙管理会告示第30号(平成二十六年十二月十四日執行の衆議院比例代表選出議員の選挙における衆議院名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件)
出典
- ^ a b c "東京都公報『東京都選挙管理委員会告示第百四十四号』" (PDF) (Press release). 東京都. 26 October 2016. 2016年10月26日閲覧。
- ^ 「プロフィール」わかさ勝 オフィシャルサイト
- ^ “弁護士紹介 代表弁護士 若狭勝”. 弁護士法人 若狭・高橋法律事務所. 2018年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月18日閲覧。
- ^ a b c “わかさ勝 プロフィール”. 東京10区衆議院議員 わかさ勝 公式サイト. 2017年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月18日閲覧。
- ^ 「ようこそ、弁護士法人 若狭・高橋法律事務所のホームページへ」弁護士法人 若狭・高橋法律事務所
- ^ a b c わかさ勝の生い立ち
- ^ 日刊スポーツ-2013年7月4日 若狭勝氏、法のプロ誇り訴え
- ^ キャッチフレーズ「わかさで勝つ」の由来は?
- ^ オフィシャルサイト プロフィール
- ^ 参議院選出馬の若狭勝弁護士、「法律実務家としての魂」はどこに? - 郷原信郎が斬る・2013年5月20日
- ^ “野村沙知代学歴詐称疑惑に不起訴処分! 捜査指揮した検事は本誌への名誉毀損恣意捜査も担当!”. 噂の眞相 (1999年10月). 2011年2月16日閲覧。
- ^ 宮崎学 (2010年10月12日). “小沢一郎へのアドバイス その3”. 2011年2月17日閲覧。
- ^ “ニュース特報 【ヤメ検】元東京地検特捜部副部長、若狭勝弁護士誕生、堀裕一法律事務所に所属、本誌編集長のコメント”. 司法ジャーナル (2009年4月13日). 2011年2月17日閲覧。
- ^ “知りたがり! 2月14日(月) 今日の放送内容”. フジテレビ (2011年2月14日). 2011年2月16日閲覧。
- ^ “若狭勝 プロフィール”. 堀法律事務所 (n.d.). 2011年2月16日閲覧。
- ^ 「【8・3裁判員裁判 直前直言】(中)弁護士・若狭勝氏(52)」、産経新聞東京朝刊、2009年7月31日、22頁。
- ^ 「一線で冤罪を防ぎたい 元特捜から弁護士に転身の若狭さん」、朝日新聞東京夕刊、2009年4月9日、15頁。
- ^ 一例として「足利事件録音テープ 検事追及、「自白」させた経緯が生々しく 弁護団説明」、読売新聞朝刊、2009年10月9日。
- ^ 「千葉県職員公金詐取:県、外部審査委設置 /千葉」、毎日新聞地方版千葉、2009年7月24日、22頁。
- ^ 「県不正経理:県、コンプライアンス委員会を設置 /千葉」、毎日新聞地方版千葉、2009年11月28日、25頁。
- ^ “若狭勝弁護士「崖にたとえる危険管理・危機管理」 「企業不正と社会責任」をテーマに15周年特別記念シンポジウム”. 法と経済のジャーナル Asahi Judiciary (2011年3月7日). 2011年3月9日閲覧。
- ^ 自民党 - 第23回参議院公認候補
- ^ “若狭勝 参院選2013”. 読売新聞. 2016年7月9日閲覧。
- ^ 朝日新聞平成25年8月16日朝刊第3面記事
- ^ 週刊朝日平成26年4月11日号
- ^ a b 元東京地検、自民党・若狭勝氏が初当選 日刊スポーツ 2014年12月15日閲覧
- ^ 【東京都知事選】小池陣営に若狭勝衆院議員登場 「党が除名するというならしようがない」 産経ニュース 2016年7月14日閲覧
- ^ “小池百合子氏を応援したら「除名対象」!!自民都連が文書で警告 石原伸晃会長らが所属議員を引き締め”. 産経新聞 (2016年7月13日). 2016年8月5日閲覧。
- ^ “都知事選で小池氏応援の若狭勝氏、自民都連HPから除名? 「相談の必要なし」と削除”. 産経新聞 (2016年8月5日). 2016年8月5日閲覧。
- ^ a b “東京10区補選 若狭氏が出馬意向 自民公募に意欲”. 毎日新聞 (2016年9月6日). 2016年9月7日閲覧。
- ^ “衆院東京10区補選、若狭氏を公認候補に…自民”. 読売新聞 (2016年9月21日). 2016年9月21日閲覧。
- ^ “【衆院ダブル補選】東京10区は若狭氏、福岡6区は鳩山氏次男が当選”. 産経新聞 (2016年10月24日). 2016年10月24日閲覧。
- ^ “若狭勝衆院議員が自民に離党届 「総合的に判断した」”. 産経新聞 (2017年5月31日). 2017年7月4日閲覧。
- ^ “自民、小池百合子都知事の離党了承 若狭勝衆院議員も”. 産経新聞 (2017年7月3日). 2017年7月4日閲覧。
- ^ “若狭衆院議員 日本ファーストの会設立 国政進出へ布石”. 毎日新聞 (2017年8月7日). 2017年8月7日閲覧。
- ^ “「日本をリセット」小池氏、国会議員14人会見”. 毎日新聞ニュース. (2017年9月27日) 2017年12月26日閲覧。
- ^ “平成29年 衆議院(小選挙区選出)議員選挙公報(東京都第10区)” (PDF). 東京都選挙管理委員会. 2017年12月22日閲覧。
- ^ 東京ブロック(比例区)-開票速報-2017衆議院選挙(衆院選):朝日新聞デジタル
- ^ 若狭氏落選 比例でも及ばずNHKニュース
- ^ 落選の希望・若狭氏、政界引退を表明 「年齢もある」朝日新聞
- ^ “若狭氏政治塾、5カ月で幕 小池旋風やみ… 参加者「大失敗」”. 東京新聞 (2018年2月18日). 2018年11月24日閲覧。
- ^ 政治資金収支報告書-日本ファーストの会(若狭 勝) (PDF, 480KB) - 総務省(平成30年12月28日公表(平成30年分 解散分))