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{{Otheruses|[[TM NETWORK]]の楽曲|その他の用法|ゲット・ワイルド}}
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{{Infobox Single
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| Name = Get Wild
| Name = Get Wild
| Artist = [[TM NETWORK]]
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| Released = [[1987年]][[4月8日]]
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| Recorded = YAMAHA R&D TOKYO<br />[[渋谷エピキュラス|エピキュラススタジオ]]
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| Writer = 作詞:[[小室みつ子]]<br />作曲:[[小室哲哉]]
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| Producer = 小室哲哉
| Producer = 小室哲哉
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| Chart position = * 週間9位([[オリコンチャート|オリコン]])
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* 6位([[ザ・ベストテン]])
* 6位([[ザ・ベストテン]])
* 1987年度年間22位(オリコン)
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| Misc = {{External music video|{{YouTube|NHKq8IOXPxA|「Get Wild」}}}}
{{Extra track listing
| Album = [[Gift for Fanks]]
| Type = greatest
| Tracks = {{Collapsible list
|1 = 1. 「'''Get Wild'''」
|2 = 2. 「[[Come on Let's Dance (This is the FANKS DYNA-MIX)]]」
|3 = 3. 「[[GORILLA (アルバム)|PASSENGER 〜a train named Big City〜]]」
|4 = 4. 「[[YOUR SONG ("D"Mix)]]」
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|7 = 7. 「[[CHILDHOOD'S END|愛をそのままにow)]]」
|8 = 8. 「[[GORILLA (アルバム)|Confession 〜告白〜]]」
|9 = 9. 「[[RAINBOW RAINBOW|RAINBOW RAINBOW (陽気なアインシュタインと80年代モナリザの一夜)]]」
|10 = 10. 「[[1974 (16光年の訪問者)]]」
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|14 = 14. 「[[Self Control (方舟に曳かれて)]]」
}}}}
}}
}}
「'''Get Wild'''」(ゲット ワイルド)は、日本の[[音楽ユニット]]である[[TM NETWORK]]の10枚目の[[シングル]]。[[1987年]][[4月8日]]に[[エピックレコードジャパン|EPIC・ソニー]]からリリースされた。作詞は[[小室みつ子]]、作曲およびプロデュースは[[小室哲哉]]が担当している。[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]制作の[[日本テレビ系列|日本テレビ系]]テレビアニメ『[[シティーハンター (アニメ)|シティーハンター]]』([[1987年]] - [[1988年]])のエンディングテーマとして使用されることを前提に、都会的で疾走感のある曲として制作された。
'''Get Wild'''(ゲット ワイルド)は、[[TM NETWORK]]の10枚目の[[シングル]]。


[[オリコンチャート]]では同グループで初のベストテン入りを果たし、累計22万枚を売り上げ年間22位を獲得、同グループの代表曲となった。後に様々なアレンジやミックス違いがリリースされた他、様々なミュージシャンによってカバーされている。
== 内容 ==
[[TM NETWORK]]の代表曲。テレビアニメ『[[シティーハンター (アニメ)|シティーハンター]]』の[[主題歌|エンディングテーマ]]となったことから、グループ初のオリコンシングルベストテン入りし、以後7月中旬まで10位前後にランクインし続け、1987年のベスト100には26週ランクインするというロングセールスとなった。売上は22万枚、1987年度年間22位を獲得した。


== 背景 ==
同アニメの続編『シティーハンター2』第50話と『シティーハンター3』最終話では[[挿入歌]]として使われた後、テレビスペシャル『シティーハンター 緊急生中継!? 凶悪犯冴羽{{lang|zh|&#29536;}}の最期』、そして2019年2月8日に公開された『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』ではエンディングテーマとして使われた。
読売テレビ所属のテレビ番組制作スタッフであった[[諏訪道彦]]は、[[バラエティ番組]]制作を経てアニメ番組の担当となり、『[[ロボタン]]』([[1986年]])や『[[ボスコアドベンチャー]]』(1986年 - 1987年)のプロデューサーを担当した{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=76 - 77}}。その後諏訪は[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]所属の[[植田益朗]]と共にテレビアニメ『[[シティーハンター (アニメ)|シティーハンター]]』([[1987年]] - [[1988年]])の企画を立ち上げ、都会的なドラマを目指すためのオープニングおよびエンディング曲の制作を検討し、3つのレーベルを候補としていた{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=76 - 77}}。その内のひとつが[[エピックレコードジャパン|EPIC・ソニー]]であり、当時窓口を担当していた西岡明芳が提案したミュージシャンが[[小比類巻かほる]]とTM NETWORKであった{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=76 - 77}}。諏訪は「[[Hold On Me]]」(1987年)がヒットしていた小比類巻については認知していたが、TM NETWORKに関しては全く知らなかったという{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=76 - 77}}。しかし、当時交際していた諏訪の彼女からの助言もありTM NETWORKの3rdアルバム『[[GORILLA (アルバム)|GORILLA]]』(1986年)を聴いた諏訪は「疾走感ある都会的なサウンドは期待できそう」と判断し、1986年12月初旬にTM NETWORKに[[主題歌|エンディングテーマ]]を依頼することとなった{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=76 - 77}}。


依頼から10日後の12月25日に諏訪と植田は喫茶店にて合流し、TM NETWORK担当ディレクターであった山口三平が持参した[[デモテープ]]をイヤホンを片方ずつしながら試聴した{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=76 - 77}}。全編を聴いた諏訪は「都会的」「疾走感」という依頼は満たされていると感じていたが、イントロに関して疑義が生じていた{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=76 - 77}}。イントロは既に完成版と同じものが出来上がっていたが、「イントロはドラマ部分と重なるからおとなしめに」と依頼したもののおとなし過ぎるのではないかと思い、植田と話し合った結果、セリフや劇中のBGMが重なることも考えられたためそのままの形で進めるよう山口に依頼することとなった{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=76 - 77}}。
このシングルの発売3か月後にTM初のベストアルバム『[[Gift for Fanks]]』が発売され、その1曲目に収録されたため、オリジナルアルバム未収録曲となっている。[[カップリング曲|C/W曲]]「Fighting(君のファイティング)」は4thアルバム『[[Self Control (TM NETWORKのアルバム)|Self Control]]』からの[[シングルカット]]であり、同アニメの挿入歌としても起用されている。


== 録音 ==
当初から同アニメありきで作られており、イントロは制作会社の[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]からの「ピカーンと光がする音」というオーダーに応じたものである。また、ドラマーの[[山木秀夫]]の提案により、スネアドラムを入れないアレンジがされている<ref>「TM NETWORK 30th Anniversary Special Issue 小室哲哉ぴあ TM編 (ぴあMOOK)」45ページの[[小室哲哉]] のインタビューより。</ref>。
スタジオ音源のギターは[[パール兄弟]]の[[窪田晴男]]が弾いているが、音楽誌『[[サウンド&レコーディング・マガジン]]』2017年6月号でのインタビューによれば、窪田本人は当時のことを覚えていないという。当時はパール兄弟としての活動の他に坂本龍一のアルバム『[[未来派野郎]]』(1986年)、『[[ネオ・ジオ]]』(1987年)への参加などスタジオワークやライブで忙しく、リハーサルとレコーディングで月の仕事量が100時間を超えており、また、レコーディングでは自分が弾いたものを後から他の人の演奏で差し替えたり、その逆もあったため、本人としてはそれをどうこう言うこともなく、自分が弾いたかどうかも正直どうでもいいと思っていたという。「Get Wild」の完成版についても当時は聴いたことがなかった{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=74 - 75}}とのことだったが、『サウンド&レコーディング・マガジン』のスタッフから完成版を聴かせてもらったところ、「ずっと伸びている音でアームを使っているところとか、メタル心のある人だったらもっと違うアプローチをするでしょう」、「このやり口は僕みたい」と語っており、自身の演奏である事を認めている。アンプは当時色々買い替えをしていたため定かではないと述べたが、ギターはP-PROJECTとARIA PRO IIの両方、オーバードライブのエフェクトはBOSS OD-2を使っていると窪田は楽曲の音から推測している。小室からは細かい指定がなく自由であったこと、また小室から「窪田さんには恩がある」と言われたと窪田は述べている{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=74 - 75}}。「窪田が多重録音したものを、ライブでB'z 松本孝弘がギター1本でどうこなせるかというところを見せて行って、窪田より松本のギターが主になっていった」と小室は語っている{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=26}}。


ベースはYAMAHA DX7用のROM KEYCLIQUE Top Fortyの"Elec.Bass"をDX7IIで読み込み、ユニゾンで鳴らしたものであり、小室がリアルタイム入力でNEC PC-98のCOME ON MUSIC レコンポーザに打ち込んだものである{{Sfn|Sound & Recording|2017|ps= - 袋とじ企画 オリジナル「Get Wild」使用音色解説 シンセサイザープログラマー 石川鉄男の証言より}}。弦ベースを使わなかった理由は「ユーロビートの流れがあったから」と小室は答えている{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=63}}。accessの浅倉大介は「FM音源をユニゾンさせて、それをベースに使えると考えた小室の着眼点に驚いた」という{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=94}}。
[[1989年]][[9月21日]]には8cmシングルとして再リリースされた。


また、ドラマーの[[山木秀夫]]の提案により、[[スネアドラム]]を入れないアレンジがされている<ref name="pia32">{{Cite book|和書 |author = |date = 2014-05-30 |chapter = TM NETWORK'S WORKS HISTORY 小室哲哉によるアルバム全曲解説!「Get Wild」 |title = ぴあMOOK TM NETWORK 30th Anniversary Special Issue 小室哲哉ぴあ TM編 |publisher = [[ぴあ]] |page = 45 |isbn = 9784835623269}}</ref>。そのアイディアを小室は「『踊らないとノレない[[ユーロビート]]を作りたい』という思いと偶然にも見事にかみ合った」と振り返っている<ref name="oricon87427"/>。使用したドラムはSIMMONS SDXである{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=72 - 73}}。ドラムを収録したスタジオは今は無き(1999年閉鎖)六本木のセディック・スタジオである{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=33}}。リズムマシンでなく、山木による演奏にした理由は、当時のシーケンサーやリズムマシンではクオンタイズで揃えたデータを前に突っ込ませることが難しく、前へ前へ突っ込む感じが欲しかったからである{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=62}}。
[[1999年]]には[[カップリング曲]](「[[GET WILD '89]]」、「[[BE TOGETHER|Be Together]]」)と[[ディスクジャケット|ジャケット]]を変更し、[[シングル|マキシシングル]]として再リリースされている。


イントロの爆発音はエンジニアの伊東俊郎によると、SIMMONSの音をスマイルガレージのエコー・チェンバー内のスピーカーで鳴らしたものを、アナログで録音して逆再生させたものだという{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=64}}。
2014年1月度の日本レコード協会発表にてフル配信50万ダウンロードに認定された。1980年代初出の作品によるフル配信50万DL達成は本作と、[[久保田利伸]]『[[Missing]]』、[[プリンセス・プリンセス]]『[[Diamonds (プリンセス プリンセスの曲)|M]]』、[[オフコース]]『[[言葉にできない]]』、[[米米CLUB]]『[[浪漫飛行]]』5例のみである。


スケジュールが差し迫っていたため、シンセサイザー1台でリズムの素材を作り、おおむねのアレンジ作業が終わるまで、2時間しかかけなかった<ref name="oricon87427">[[オリコン・エンタテインメント]]刊『[[オリコン・エンタテインメント#オリ★スタ|オリコン・ウィークリー]]』1987年4月27日号「ヒット・チャートをにぎわすソング・クリエイターの素顔 〜君も作詞家・作曲家・編曲家になれる!?〜」29Pより。</ref>。メンバーの木根によると、「渋谷のR&Dでひと眠りして起きていたら、曲全体のイメージができていた」とのことである{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=62}}。
[[2017年]]にはシングルレコード発売から30周年を迎えたことを記念し、30周年記念企画作が相次いでリリースされた。同年[[4月5日]]には同曲のみだけを収録したコンピレーションアルバム『[[GET WILD SONG MAFIA]]』が、同年[[4月12日]]には完全限定盤として12インチ・アナログレコードが<ref name="analog">{{Cite web |date=2017-01-27 |url=http://amass.jp/84001/ |title=TM NETWORK「Get Wild」発売30周年記念12インチ・アナログレコードがリリース決定 |publisher=amass|accessdate=2017-04-07}}</ref>、同年[[6月21日]]にはすでに配信・CD化済の小室哲哉によるリミックスアレンジ「GET WILD 2017 TK REMIX」が12インチアナログレコードとしてそれぞれ発売された。こちらに収録されているリミックスは、同年4月に発売されたコンピレーション集『GET WILD SONG MAFIA』に収録されていたものと、[[石野卓球]]が手掛けた「GET WILD(Takkyu Ishino Latino Remix)」のリミックス音源が収録されている。なお、石野によるリミックス音源は上記のコンピレーションアルバムに収録されているアレンジとは異なる<ref>{{Cite web |author= |date=2017-04-14 |url=http://avex.jp/tm/news/detail.php?id=1048362 |title=「GET WILD 2017 TK REMIX」と石野卓球(電気グルーヴ)未収録バージョン「GET WILD(Takkyu Ishino Latino Remix)」がアナログで発売決定! NEWS|TM NETWORK |publisher=[[エイベックス・エンタテインメント]] |accessdate=2017-04-14}}</ref>。

ソニーミュージックが保管するマスターテープのキューシートによると、「Get Wild」のマスターテープのミックスは、当時芝浦にあったスマイルガレージで行われたとされている{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=59}}。

== 音楽性 ==
当初から『シティーハンター』ありきで作られており、イントロの静かなピアノ (実際の音色はハープ) から始まって、爆発音までの部分は制作会社であるサンライズからの「ピカーンと光がする音」、「曲のイントロから何秒間かはまだ本編が続いていて、曲がそこからフェードインしてエンディングにつながる。切り替わりのタイミングで爆発音を出す」というオーダー{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=61}}に応じたものである。そのメロディーを奏でるハープのような音はSEQUENTIAL Prophet-T8で作った音にE-MU Emulator IIの「Harp 1」というライブラリーを混ぜたものである{{Sfn|Sound & Recording|2017|ps= - 袋とじ企画 オリジナル「Get Wild」使用音色解説 シンセサイザープログラマー 石川鉄男の証言より}}。「あのイントロがあるから、どんなアレンジをしても、みんなグッとくるのではないか。」と木根は言っている{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=34}}。

爆発音からのイントロやAメロのコードバッキングのシーケンスはSEQUENTIAL Prophet-T8とYAMAHA DX7IIを重ね、それに8分音符と付点8分音符のディレイをつけている{{Sfn|Sound & Recording|2017|ps = - 袋とじ企画 オリジナル「Get Wild」使用音色解説 シンセサイザープログラマー 石川鉄男の証言より}} 。

メロディーはどう思いついたか覚えていないと小室は述べた他、転調が多い理由は[[バート・バカラック]]の影響があると述べている{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=25}}。サビは、あえて小室の過去の作品の要素を入り混ぜている。「『[[渡辺美里]]のあの曲を作った人だ』とわかってくれたらいいな」と開き直るように作った<ref name="oricon87427"/>。コーラスが多いTM NETWORKの曲の中で、「Get Wild」のコーラスがサビしかない理由は、CDやアナログレコードよりテレビで聞く人が多いことへの配慮で、モノラルでも聞こえるようにあえて色々な音を入れず、ばらけないようにしたからという{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=26}}。エンジニアの伊東俊郎はミキサー卓にSSL SL4000Eを使い、レコーダーはSONY PCM-3324を、更にスレーブにSTUDER A80 MKIVを使った。伊東のミックスも小室のアレンジと同様、モノラルで聞くことを前提にして、三点定位を意識してミックスした。L/C/Rの中間の音は、左右にあったシーケンサーの音をリバーブやディレイで飛ばして作り、モノラルにすることで多少センターが持ち上がっても、印象はあまり変わらないようにした{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=65}}。

この曲を一番先に聞いた人物はメンバーの木根であり{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=33}}、木根はサビの英語部分のコーラス、下の部分を担当している。コーラスの歌入れは宇都宮のボーカル録音の後に行われた。「Get Wild」では三声でコーラスを重ねるということがなかったので、簡単だったと木根は振り返っている{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=34}}。木根もレコーディングでオクターブのアンサンブルで弾いているが、手元が動かないフレーズのため、それをライブビデオで見られて、「ギターを弾いていない」や「エアギター」と言われることが多くなったという{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=34}}。

小室は「30年経っても忠実に歌える宇都宮がすごい」と褒めている{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=28}}。エンジニアの伊東俊郎も「1回できたことは100回でもできるボーカリスト」と宇都宮を褒めている{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=64}}。宇都宮が初めてこの曲を聞いた時期は、青山のEPICだったかもしれないと証言している{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=30}}。宇都宮のキーで歌う小室みつ子の仮歌を聞いて、レコーディングに臨んだ{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=30}}。宇都宮は、「ライブで披露するときはなるべくCDに近いものを聞かせたいという思いを持っており、皆が聞いてきたものがそこで再現される喜びが一番大きいからメロディーや譜割を変えない。自分自身は歳をとっていくので、それを維持することが大変でもある」と言っている{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=31}}。

タイトルの「Get Wild」は小室みつ子の歌詞から決めたという。当初の歌詞は「Tough & Wild」だったが、「音楽的に"Wild"のほうがフックがある」という理由で逆になった。そして、母音をしっかり聞かせた方がいいという理由で「Get」を入れたとなったと小室哲哉は証言している{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=28}}。

== リリース ==
1987年4月8日に[[エピックレコードジャパン|EPIC・ソニー]]から[[レコード|7インチレコード]]の形態でリリースされた。[[カップリング曲|C/W曲]]「Fighting(君のファイティング)」は4thアルバム『[[Self Control (TM NETWORKのアルバム)|Self Control]]』からの[[シングルカット]]であり、同アニメの挿入歌としても起用されている。

このシングルの発売3か月後の1987年7月1日にTM初のベストアルバム『[[Gift for Fanks]]』が発売され、その1曲目に収録されたため、オリジナルアルバム未収録曲となっている。

1989年9月21日には[[8センチCD|8センチCDシングル]]として、[[カップリング曲|C/W曲]]は「Fighting(君のファイティング)」のまま、再リリースされた。

1999年8月21日には[[カップリング曲]](「[[GET WILD '89]]」、「[[BE TOGETHER|Be Together]]」)と[[ディスクジャケット|ジャケット]]を変更し、[[シングル|12cmCDシングル]]として再リリースされた<ref>{{Cite web |author= |date=2017-04-14 |url=http://www.sonymusic.co.jp/artist/TMNetwork/discography/ESCB-2038?bcRefId=75000167_ESCB-2038_01VFL&r=1|title=再始動したTM NETWORK不滅の名曲をカップリングで!!“GET WILD”2ヴァージョンと鈴木あみで大ヒット中の“BE TOGETHER”をオリジナルで収録。|accessdate=2017-04-14}}</ref>。

2014年1月度の日本レコード協会発表にてフル配信50万ダウンロードに認定された。1980年代初出の作品によるフル配信50万DL達成は本作と、[[久保田利伸]]「[[Missing]]」、[[プリンセス・プリンセス]]「[[Diamonds (プリンセス プリンセスの曲)|M]]」、[[オフコース]]「[[言葉にできない]]」、[[米米CLUB]]「[[浪漫飛行]]」の5例のみである。

2017年にはシングルレコード発売から30周年を迎えたことを記念し、30周年記念企画作が相次いでリリースされた。
*4月5日に同曲のみだけを収録したコンピレーションアルバム『[[GET WILD SONG MAFIA]]』が発売。
*4月12日に完全限定盤として12インチ・アナログレコードが発売<ref name="analog">{{Cite web |date=2017-01-27 |url=http://amass.jp/84001/ |title=TM NETWORK「Get Wild」発売30周年記念12インチ・アナログレコードがリリース決定 |publisher=amass|accessdate=2017-04-07}}</ref>。
*6月21日にすでに配信・CD化済の小室哲哉によるリミックスアレンジ「GET WILD 2017 TK REMIX」が12インチアナログレコードとして発売。こちらに収録されているリミックスは、同年4月に発売されたコンピレーション集『GET WILD SONG MAFIA』に収録されていたものと、[[石野卓球]]が手掛けた「GET WILD(Takkyu Ishino Latino Remix)」のリミックス音源が収録されている。なお、石野によるリミックス音源は上記のコンピレーションアルバムに収録されているアレンジとは異なる<ref>{{Cite web |author= |date=2017-04-14 |url=http://avex.jp/tm/news/detail.php?id=1048362 |title=「GET WILD 2017 TK REMIX」と石野卓球(電気グルーヴ)未収録バージョン「GET WILD(Takkyu Ishino Latino Remix)」がアナログで発売決定! NEWS|TM NETWORK |publisher=[[エイベックス・エンタテインメント]] |accessdate=2017-04-14}}</ref>。


同アニメの原作[[完全版コミックス|完全版]]『CITY HUNTER COMPLETE EDITION』Volume:Z([[徳間書店]])には、この曲のみを収録した8cmCDが特別付録として封入されている。
同アニメの原作[[完全版コミックス|完全版]]『CITY HUNTER COMPLETE EDITION』Volume:Z([[徳間書店]])には、この曲のみを収録した8cmCDが特別付録として封入されている。


== チャート成績 ==
『シティーハンター』のエンディングテーマとなったことから、グループ初のオリコンシングルベストテン入りし、以後7月中旬まで10位前後にランクインし続け、1987年のベスト100には26週ランクインするというロングセールスとなった。売上は22万枚、1987年度年間22位を獲得した。

== 様々な反応 ==
2017年秋の[[園遊会]]では、招待された[[小室哲哉]]との歓談中に、[[眞子内親王]]が本曲を話題に挙げている<ref>{{Cite news|url=http://www.sankei.com/life/amp/171109/lif1711090034-a.html|title=皇族方、小室哲哉氏との音楽トーク楽しまれ 眞子さまが挙げた意外な曲名は?|newspaper=産経ニュース|date=2017-11-09|accessdate=2018-03-20}}</ref>。
2017年秋の[[園遊会]]では、招待された[[小室哲哉]]との歓談中に、[[眞子内親王]]が本曲を話題に挙げている<ref>{{Cite news|url=http://www.sankei.com/life/amp/171109/lif1711090034-a.html|title=皇族方、小室哲哉氏との音楽トーク楽しまれ 眞子さまが挙げた意外な曲名は?|newspaper=産経ニュース|date=2017-11-09|accessdate=2018-03-20}}</ref>。


2020年9月6日にテレビ朝日系列にて放送された『[[国民13万人がガチ投票! アニメソング総選挙]]』では、第8位にランクインした<ref>{{cite news|url=https://mantan-web.jp/article/20200906dog00m200070000c.html |title=アニメソング総選挙:「残酷な天使のテーゼ」が首位 2位は「紅蓮華」 |newspaper=MANTAN WEB |publisher=MANTAN |date=2020-09-06 |accessdate=2020-09-07}}</ref>。
== アレンジ・リミックス ==
この曲は非常に多くの[[編曲|アレンジ]]、[[リミックス]]が出ている。
* [[1989年]][[4月15日]]に海外のプロデューサー・[[ストック・エイトキン・ウォーターマン|ピート・ハモンド]]によるリミックスバージョン『[[GET WILD '89]]』がリリースされ、同年[[5月12日]]には同リミックスバージョンを収録したリプロダクションアルバム『[[DRESS (TM NETWORKのアルバム)|DRESS]]』がリリースされた。
* [[1993年]][[8月21日]]に『[[GET WILD '89]]』を元に小室によるオーバーダビングを施した『Get Wild (techno overdub mix)』が収録されたリミックスアルバム『[[TMN CLASSIX|TMN CLASSIX 1]]』がリリースされた。
* [[1999年]][[7月22日]]、TM NETWORKの再始動の第1弾シングルとして、[[セルフ]][[カヴァー]]バージョンである『[[GET WILD DECADE RUN]]』がリリースされた。また、同シングルのカップリング曲にはリミックスバージョン『GET WILD DECADE RUN - 112 CLUB MIX』が収録されている。
* [[2004年]][[3月31日]]にリリースされた限定BOX「[[WORLD HERITAGE DOUBLE-DECADE COMPLETE BOX]]」には『'''ALL the "Get Wild" ALBUM'''』と題した「Get Wild」の原曲を含め、リミックス、[[演奏会|ライヴ]]バージョンが1枚のCDにまるごと収録されている。なお、『ALL the "Get Wild" ALBUM』の[[ディスクジャケット|ジャケット]]は1987年当時の[[デザイン]](アナログ盤)を復刻させた仕様となっている。ただし、[[2003年]][[2月5日]]にリリースされた蔵出し音源集「'''[[キヲクトキロク 〜 Major Turn-Round|キヲクトキロク]]'''」に収録されている『'''Get Wild (Live from 2001 RENDEZVOUS IN SPACE)'''』及び、『'''GET WILD DECADE RUN (’99 Version)'''』の2曲については本作では未収録<ref group="注釈">レコードレーベルがそれぞれ異なるため。</ref>となっている。また、アナログ盤のみ収録だった『GET WILD DECADE RUN』のインストゥルメンタルバージョン、PV用のサビ以外がインストゥルメンタルとなっているバージョンも未収録である。
* [[2013年]][[3月6日]]発売の小室哲哉ソロアルバム「[[DEBF3]]」2枚目においては、『[[GET WILD '89]]』を元に『Get Wild (techno overdub mix)』とは異なるシンセサイザーの音をオーバーダビングさせたバージョンが収録されている。
* [[2014年]][[4月22日]]に『Get Wild 2014』が収録されたセルフリプロダクションアルバム『[[DRESS2]]』がリリースされた。このバージョンは[[2013年]]に行われたライブ『[[TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-]]』にて披露されたバージョンが元になっており、演奏時間は8分を超える。
* [[2015年]][[3月21日]]に『[[Get Wild 2015]]』がライヴ会場限定販売された。このバージョンは[[2014年]]から[[2015年]]にかけて行われたライブでのアレンジが元となっており、演奏時間は11分を超える。
* [[2017年]][[3月8日]]に小室哲哉がリミックスを手がけたTM NETWORK『GET WILD 2017 TK REMIX』を配信した。このリミックスについて、小室は自身のTwitterアカウントで「倒れるかと思ったけど。手抜き無しで仕上がりました」とコメントした。


2020年9月11日には、会社を退勤する際に本曲を聴いて良い気分になる行為を指す「Get Wild退勤」が、[[Twitter]]のトレンドで第1位になったことが報じられた<ref>{{cite news|url=https://animeanime.jp/article/2020/09/11/56229.html|title=「シティーハンター」“Get Wild退勤”がTwitterトレンド1位の話題に! 作品公式もコメント「今夜早速やってみます」|newspaper=アニメ!アニメ!|publisher=イード|date=2020-09-11|accessdate=2020-09-11}}</ref><ref>{{cite news|url=https://www.j-cast.com/2020/09/11394117.html|title=Get Wild退勤でご機嫌 仕事終わりにこの名曲を聴くと脳内で...|newspaper=J-CAST ニュース|publisher=ジェイ・キャスト|date=2020-09-11|accessdate=2020-09-11}}</ref>。また、同年9月18日には[[東京ヤクルトスワローズ]]の[[マスコットキャラクター]]である[[つば九郎]]が、「Get Wild退勤」から派生した「Get Wild退場」で木根から「公認」をもらったことが報じられた<ref>{{cite news|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202009180000397.html|title=つば九郎、“Get Wild退勤”の公認もらった|newspaper=日刊スポーツ|publisher=日刊スポーツ新聞社|date=2020-09-18|accessdate=2020-09-30}}</ref>。この「Get Wild退勤」に関して、小室はツイート主に対して「広めてくれてありがとう」と感謝の言葉を配信した<ref>{{Cite web |author= |date=2020-10-20 |url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2010/20/news123.html |title=Twitterで話題になった「#Getwild退勤」→小室哲哉さん本人の耳に入り、ツイート主に「ありがとう」動画届く (1/2) |website=[[ITmedia|ねとらぼ]] |publisher=アイティメディア |language= [[日本語]] |accessdate=2020-11-22}}</ref>、
== 収録曲 ==
=== 1987年版(7インチアナログ盤)<ref group="注釈">7インチアナログ盤のみジャケット裏面にアニメ「シティーハンター」の[[セル画]]が描かれている。</ref> 、1989年版(8cmCDシングル盤)===
# '''Get Wild'''(『シティーハンター』エンディング・テーマ)
#* 作詞:[[小室みつ子]]/作曲・編曲:[[小室哲哉]]
# '''Fighting (君のファイティング)'''(『シティーハンター』挿入歌)
#* 作詞:小室みつ子/作曲・編曲:小室哲哉
#:4枚目のアルバム『[[Self Control (TM NETWORKのアルバム)|Self Control]]』からのリカット曲
=== 1999年版(12cmCDシングル盤) ===
# '''Get Wild'''
#* 作詞:小室みつ子/作曲・編曲:小室哲哉
# '''[[GET WILD '89]]'''
#* 作詞:[[小室みつ子]]/作曲:[[小室哲哉]]/編曲:ピート・ハモンド
# '''[[BE TOGETHER|Be Together]]'''
#* 作詞:小室みつ子/作曲・編曲:小室哲哉
#:5枚目のアルバム『[[humansystem]]』からのリカット曲


== メディアでの使用 ==
=== 2017年版(12インチアナログ盤) ===
『シティーハンター』の続編『シティーハンター2』(1988年 - 1989年)第50話と『シティーハンター3』(1989年 - 1990年)最終話では[[挿入歌]]として使われた他、テレビスペシャル『シティーハンター 緊急生中継!? 凶悪犯冴羽獠の最期』(1999年)、映画『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉』(2019年)ではエンディングテーマとして使われた。また、同年公開の実写映画版『[[シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション]]』においては、日本向け特報と日本語吹き替え版のエンディングに使用された。
# '''Get Wild'''
#* 作詞:小室みつ子/作曲・編曲:小室哲哉
# '''Get Wild '89'''
#* 作詞:[[小室みつ子]]/作曲:[[小室哲哉]]/編曲:ピート・ハモンド
# '''Get Wild (techno overdub mix)'''
#* 作詞:小室みつ子/作曲:[[小室哲哉]]/編曲:ピート・ハモンド・小室哲哉
#:リミックスアルバム『[[TMN CLASSIX|CLASSIX 1]]』からのリカット曲
# '''Get Wild (Original Single Back Track)'''
#* 作曲・編曲:小室哲哉
#:ベストアルバム『[[ORIGINAL SINGLE BACK TRACKS 1984-1999]]』からのリカット曲


== 収録ルバム ==
== アレンジ・リミックス ==
この曲は非常に多くの[[編曲|アレンジ]]、[[リミックス]]が出ている。
'''Get Wild'''
;「[[GET WILD '89]]」
*SONY ORIGINAL DEMONSTRATION DISC REBECCA in Liberty(1987年発表の非売品CD、規格品番:YEDS-35)
: [[1989年]][[4月15日]]にリリースされた[[イギリス]]の音楽プロデューサーである[[ストック・エイトキン・ウォーターマン|ピート・ハモンド]]によるリミックスバージョン。同年[[5月12日]]には同リミックスバージョンを収録したリプロダクションアルバム『[[DRESS (TM NETWORKのアルバム)|DRESS]]』がリリースされた。
*[[Gift for Fanks]]
:[[2013年]][[3月6日]]発売の小室哲哉ソロアルバム『[[DEBF3]]』2枚目においては、このリミックスを元に「Get Wild (techno overdub mix)」とは異なるシンセサイザーの音をオーバーダビングさせたバージョンが収録されている<ref>{{Cite web |author= |date=2013-02-13 |url=https://www.barks.jp/news/?id=1000087401 |title=小室哲哉、『DEBF3(Digitalian is eating breakfast 3)』の全容を公開 |website=[[BARKS]] |publisher=ジャパンミュージックネットワーク |accessdate=2020-11-23}}</ref><ref>{{Cite web |author= |date=2013-02-18 |url=https://natalie.mu/music/news/85020 |title=小室哲哉EDMアルバムにZeebra、DABO、U-zhaanら |website=[[ナタリー (ニュースサイト)|音楽ナタリー]] |publisher=ナターシャ |accessdate=2020-11-23}}</ref>。
*[[GROOVE GEAR 1984-1994]] (Disc 1にデモ・テイクとオリジナル、Disc 2にライブバージョンが収録)
;「Get Wild (techno overdub mix)」
*[[TETSUYA KOMURO PRESENTS TMN BLACK]]
: [[1993年]][[8月21日]]にリリースされたリミックスアルバム『[[TMN CLASSIX|TMN CLASSIX 1]]』に収録。「GET WILD '89」を元に小室によるオーバーダビングを施したリミックス。
*[[TIME CAPSULE all the singles]]
;「[[GET WILD DECADE RUN]]」
*[[TAKASHI UTSUNOMIYA THE BEST FILES]]
: [[1999年]][[7月22日]]にTM NETWORKの再始動の第1弾シングルとしてリリースされた[[セルフ]][[カヴァー]]バージョン。また、同シングルのカップリング曲にはリミックスバージョン「GET WILD DECADE RUN - 112 CLUB MIX」が収録されている。
*[[BEST TRACKS ~A message to the next generation~]]
;『ALL the "Get Wild" ALBUM』
*[[青春歌年鑑|青春歌年鑑 1987]]
: [[2004年]][[3月31日]]にリリースされた限定BOX『[[WORLD HERITAGE DOUBLE-DECADE COMPLETE BOX]]』に収録。「Get Wild」の原曲を含め、リミックス、[[演奏会|ライヴ]]バージョンが1枚のCDにまるごと収録されている。なお、『ALL the "Get Wild" ALBUM』の[[ディスクジャケット|ジャケット]]は1987年当時の[[デザイン]](アナログ盤)を復刻させた仕様となっている。ただし、[[2003年]][[2月5日]]にリリースされた蔵出し音源集『'''[[キヲクトキロク 〜 Major Turn-Round|キヲクトキロク]]'''』に収録されている「Get Wild (Live from 2001 RENDEZVOUS IN SPACE)」及び、「GET WILD DECADE RUN (’99 Version)」の2曲については本作では未収録<ref group="注釈">レコードレーベルがそれぞれ異なるため。</ref>となっている。また、アナログ盤のみ収録だった「GET WILD DECADE RUN」のインストゥルメンタルバージョン、PV用のサビ以外がインストゥルメンタルとなっているバージョンも未収録である。
*[[THE LEGEND (TM NETWORKのアルバム)|THE LEGEND TM NETWORK]]
; 「Get Wild 2014」
*[[キヲクトキロク 〜 Major Turn-Round]] (ライブバージョン)
: [[2014年]][[4月22日]]にリリースされたセルフリプロダクションアルバム『[[DRESS2]]』に収録<ref>{{Cite web |author= |date=2014-04-07 |url=https://natalie.mu/music/news/113923 |title=TM NETWORK、ニューシングル&「DRESS」続編リリース |website=[[ナタリー (ニュースサイト)|音楽ナタリー]] |publisher=ナターシャ |accessdate=2020-11-23}}</ref><ref>{{Cite web |author= |date=2014-04-07 |url=https://www.barks.jp/news/?id=1000102224 |title=TM NETWORK、新曲「LOUD」&リプロダクトアルバム『DRESS2』詳細発表 |website=[[BARKS]] |publisher=ジャパンミュージックネットワーク |accessdate=2020-11-23}}</ref><ref>{{Cite web |author= |date=2014-04-07 |url=https://okmusic.jp/news/36243 |title=TM NETWORK、ニューシングル&アルバムの詳細を発表! |website=[[OKWAVE|OKMusic]] |publisher=ジャパンミュージックネットワーク |accessdate=2020-11-23}}</ref>。このバージョンは[[2013年]]に行われたライブ『[[TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-]]』にて披露されたバージョンが元になっており、演奏時間は8分を超える。
*[[WORLD HERITAGE DOUBLE-DECADE COMPLETE BOX|ALL the “Get Wild” ALBUM]]
; 「[[Get Wild 2015]]」
*[[Welcome to the FANKS!]]
:[[2015年]][[3月21日]]にライヴ会場限定で販売された<ref>{{Cite web |author= |date=2015-03-01 |url=https://natalie.mu/music/news/139693 |title=TM NETWORK「Get Wild」最新バージョンを横アリ公演で限定販売 |website=[[ナタリー (ニュースサイト)|音楽ナタリー]] |publisher=ナターシャ
*[[THE GREATEST HITS - 小室哲哉作品集 - a]]
|accessdate=2020-11-23}}</ref>。このバージョンは2014年から2015年にかけて行われたライブでのアレンジが元となっており、演奏時間は11分を超える<ref>{{Cite web |author= |date=2015-03-12 |url=https://news.dwango.jp/music/7839-1503 |title=TM NETWORK 横浜アリーナ公演超限定「Get Wild 2015」の詳細解禁 |website=[[ドワンゴジェイピー|ドワンゴジェイピーニュース]] |publisher=[[ドワンゴ]] |accessdate=2020-11-23}}</ref>。
*[[THE SINGLES 1|TM NETWORK THE SINGLES 1]] (Disc 1にオリジナル、初回限定盤のみ付属のDisc 2にライブバージョンが収録)
;「GET WILD 2017 TK REMIX」
*[[TM NETWORK BEST OF BEST]]
: [[2017年]][[3月8日]]にリリースされた小室自身がリミックスを手がけたバージョン<ref name="barks20170307">{{Cite web |author= |date=2017-03-07 |url=https://www.barks.jp/news/?id=1000139257 |title=小室哲哉、最新「GET WILD」を配信「倒れるかと思ったけど手抜き無しで仕上がりました」 |website=[[BARKS]] |publisher=ジャパンミュージックネットワーク |accessdate=2020-11-23}}</ref><ref>{{Cite web |author= |date=2017-03-08 |url=https://natalie.mu/music/news/223780 |title=「倒れるかと思った」小室哲哉リミックスの2017年最新「Get Wild」 |website=[[ナタリー (ニュースサイト)|音楽ナタリー]] |publisher=ナターシャ |accessdate=2020-11-23}}</ref>。このリミックスについて、小室は自身のTwitterアカウントで「倒れるかと思ったけど。手抜き無しで仕上がりました」とコメントした<ref name="barks20170307"/>。サウンドエンジニアの岩佐俊秀によると、このバージョンで聞こえるRoland JD-800風のピアノはJD-800自体からではなく、ソフトウェアシンセサイザーのLETHAL AUDIOの"PIANO DANCE 007"であり、岩佐自ら探し出した音色である{{Sfn|Sound & Recording|2017|p=47}}。
*[[TM NETWORK SUPER BEST]]
*[[青春歌年鑑|青春歌年鑑 デラックス'85〜'89]]
*[[ORIGINAL SINGLES 1984-1999|TM NETWORK ORIGINAL SINGLES 1984-1999]]
*[[DRESS2]] (Get Wild 2014)
*[[GET WILD SONG MAFIA]]
*[[シティーハンター (アニメ)|劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉-VOCAL COLLECTION-]]
*[[Gift from Fanks T]]
*[[キミが好きだと叫びたい 〜Love & Yell〜]]


== 他アーティストによるカバー ==
'''Get Wild (Original Single Back Track)'''
{| class="wikitable" border="1" style="font-size:smaller;"
*[[ORIGINAL SINGLE BACK TRACKS 1984-1999|TM NETWORK ORIGINAL SINGLE BACK TRACKS 1984-1999]] (オリジナル・カラオケ)
! 発売日
! アーティスト
! 収録作品
! 備考
! 出典
|-
| [[1989年]][[6月7日]]
| [[ビクター・ファンタスティック・オーケストラ]]
| アルバム『小室哲哉/木根尚登 (TMネットワーク)作品集』
| [[岩本正樹]]によってアレンジされた「GET WILD '89」の<br />インストゥルメンタルバージョンが発表されている。<br />「[[GET WILD SONG MAFIA]]」Disc 4 #1 には<br />'89版ではなく原曲調のインスト版が収録。
|
|-
| [[1992年]][[9月23日]]
| rowspan="2"|[[デイブ・ロジャース]]
| アルバム『[[TMNソング・ミーツ・ディスコ・スタイル]]』
| 全編英詞。<br />「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #2 に収録。
|
|-
| [[1993年]][[11月21日]]
| アルバム『[[ゲット・ワイルド・ミーツ・テクノ・スタイル]]』
| 「GET WILD SONG MAFIA」には未収録であったが、<br />後発の「GET WILD 30th Anniversary Collection - avex Edition」に改めて収録。
|
|-
| [[1994年]][[11月21日]]
| [[小室みつ子]]
| アルバム『[[Simple Dreams|SIMPLE DREAMS]]』
| TM NETWORKの自作詞曲の[[セルフカバー]]アルバム。<br />「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #3 に収録。
|
|-
| 1994年[[11月21日]]
| [[NAHO]]
| アルバム『シティーハンタースペシャル<br />グッド・バイ・マイ・スイート・ハート オリジナル・サウンドトラック』
| 「GET WILD 〜CITY HUNTER SPECIAL'97 VERSION」として、<br />読売テレビ・日本テレビ系『[[シティーハンター (アニメ)#シティーハンター テレビスペシャル|シティーハンタースペシャル グッド・バイ・マイ・スイート・ハート]]』の<br />エンディングテーマに起用された。<br />「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #4 に収録。
|
|-
| [[2005年]][[11月2日]]
| [[玉置成実]]
| シングル「[[#玉置成実のシングル|Get Wild]]」
| [[小室哲哉]]の[[プロデュース]]によってカバーされた。<br />「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #5 に収録。
|
|-
| [[2006年]][[2月1日]]
| [[前田尚紀 (ミュージシャン)|NMR]]
| アルバム『pop'n music 13 カーニバル AC ♥ CS pop'n music 11<br />オリジナルサウンドトラック』
| [[2005年]][[9月7日]]に稼動を開始した[[コナミデジタルエンタテインメント|KONAMI]]の[[アーケードゲーム|アーケード]]用[[音楽ゲーム]]『[[pop'n music]] 13 カーニバル』では、<br />NMR([[前田尚紀 (ミュージシャン)|前田尚紀]])が編曲・カバーを行ったバージョンが収録され<ref>{{Cite web |author= |date=2005-09-14 |url=http://www.konami.jp/bemani/popn/music13/m_and_c/02/02_01.html |title= ◇◇◇ ゲットワイルド ◇◇◇|◇◇◇pop'n music 13 カーニバル◇◇◇|publisher=[[コナミデジタルエンタテインメント]] |accessdate=2017-02-11}}</ref>、<br />[[2006年]][[9月28日]]発売の[[PlayStation 2]]移植版『pop'n music 13 カーニバル』にも収録されている。<br />アーケード版では以降のシリーズでも引き続き継続収録されている。<br />「GET WILD SONG MAFIA」には未収録。
|
|-
| [[2007年]][[10月3日]]
| [[緒方恵美]]
| アルバム『[[アニメグ。]]』
| 「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #6 に収録。
|
|-
| [[2008年]][[3月5日]]
| [[桃井はるこ]]
| アルバム『[[Sunday early morning]]』
| [[ボーナストラック]]扱いで収録されている。<br />「GET WILD SONG MAFIA」には未収録であったが、<br />後発の「GET WILD 30th Anniversary Collection - avex Edition」に改めて収録。
| <ref>{{Cite web |author= |date=2008-03-05 |url=https://natalie.mu/music/news/5903 |title=桃井はるこが制作風景を自分撮りスペシャル映像で公開 |website=[[ナタリー (ニュースサイト)|音楽ナタリー]] |publisher=ナターシャ |accessdate=2020-11-23}}</ref>
|-
| [[2010年]][[3月17日]]
| [[Purple Days]]
| アルバム『[[SERENDIPITY]]』
| 「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #10 に収録。
| <ref>{{Cite web |author= |date=2010-03-17 |url=https://www.barks.jp/news/?id=1000059340 |title=Purple Daysに小室哲哉の楽曲で記憶障害が完治した過去 |website=[[BARKS]] |publisher=ジャパンミュージックネットワーク |accessdate=2020-11-23}}</ref>
|-
| 2010年[[7月21日]]
| [[SUPERNOVA (音楽グループ)|超新星]]
| シングル「[[Evidence of Luv/Get Wild]]」
| 「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #7 に収録。
| <ref>{{Cite web |author= |date=2010-06-22 |url= https://tower.jp/article/news/2010/06/22/66619 |title= 超新星、新シングルでTM NETWORKの“Get Wild”をカヴァー |website= TOWER RECORDS ONLINE |publisher= [[タワーレコード]] |accessdate=2020-11-23}}</ref>
|-
| 2010年[[9月29日]]
| [[globe]]
| ベストアルバム『15YEARS -BEST HIT SELECTION』
| 2008年[[11月26日]]、小室自身のユニット[[globe]]が<br />カバーして発売されることが「a-nation 08'」にて発表されたが<ref>{{Cite web |author= |date=2008-09-01 |url=https://natalie.mu/music/news/9297 |title=globe、ひさびさの新作はTM NETWORKの名曲カバー |website=[[ナタリー (ニュースサイト)|音楽ナタリー]] |publisher=ナターシャ |accessdate=2020-11-23}}</ref><ref>{{Cite web |author= |date=2008-09-02 |url=https://www.cdjournal.com/main/news/globe/20442 |title=globe、ニュー・シングルはTM NETWORK「Get Wild」のカヴァー! |website=CDジャーナル |publisher=[[音楽出版]] |accessdate=2020-11-23}}</ref>、<br />[[11月4日]]に小室が詐欺容疑で逮捕され、同日に発売中止が決定<ref>{{Cite web |author= |date=2008-11-04 |url=https://natalie.mu/music/news/10679 |title=小室逮捕でglobe新作&音楽配信、TMシングル集中止 |website=[[ナタリー (ニュースサイト)|音楽ナタリー]] |publisher=ナターシャ |accessdate=2020-11-23}}</ref>。<br />その後、[[2010年]][[9月29日]]リリースのベストアルバム『15YEARS -BEST HIT SELECTION』に収録された。<br />同作のジャケットデザインは『シティーハンター』の原作者である[[北条司]]が務めているが、<br />これはシングルリリースとして予定されていた際のジャケットをそのまま用いている。<br />「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #8 に収録。
| <ref>{{Cite web |author= |date=2010-08-09 |url= https://tower.jp/article/news/2010/08/09/68385 |title= globe、15周年記念ベストは33枚組〈フルコンプリート盤〉含む3仕様 |website= TOWER RECORDS ONLINE |publisher= [[タワーレコード]] |accessdate=2020-11-23}}</ref><ref>{{Cite web |author= |date=2010-09-14 |url=https://natalie.mu/music/news/37630 |title=globe15周年ベスト、ジャケは幻の北条司「Get Wild」仕様 |website=[[ナタリー (ニュースサイト)|音楽ナタリー]] |publisher=ナターシャ |accessdate=2020-11-23}}</ref><ref>{{Cite web |author= |date=2010-09-14 |url=https://www.barks.jp/news/?id=1000064164 |title=globe15周年記念ベスト盤、ジャケットは『シティーハンター』の北条司が書き下ろし |website=[[BARKS]] |publisher=ジャパンミュージックネットワーク |accessdate=2020-11-23}}</ref>
|-
| [[2011年]][[5月25日]]
| [[クレモンティーヌ]]
| アルバム『続 アニメンティーヌ』
| 日本語の歌詞の部分が仏語になっている。<br />「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #9 に収録。
|
|-
| [[2013年]][[7月17日]]
| [[沼倉愛美]]
| アルバム『THE IDOLM@STER STATION!!! FAVORITE TALKS』
| [[2012年]]放送の[[大阪放送|ラジオ大阪]]の<br />ラジオ番組『[[THE IDOLM@STER STATION!!!]]』(第149回)内のコーナー「歌姫楽園2012」内で歌唱した。<br />「GET WILD SONG MAFIA」には未収録。
|
|-
| [[2017年]][[10月25日]]
| [[宇都宮隆]]
| 配信シングル「GET WILD PANDEMIC」
| セルフカバー。なお「GET WILD SONG MAFIA」は2017年作品であるため時系列上後になる2018年以降は当然ながら未収録。
| <ref>{{Cite web |author= |date=2017-10-25 |url=https://news.dwango.jp/music/24723-1710 |title=TM NETWORK宇都宮隆 還暦の『GET WILD』誕生日に配信スタート |website=[[ドワンゴジェイピー|ドワンゴジェイピーニュース]] |publisher=[[ドワンゴ]] |accessdate=2020-11-23}}</ref>
|-
| [[2019年]][[6月21日]]
| [[木根尚登]]
| ミニアルバム『R1』
| セルフカバー。木根によるピアノアレンジバージョンとなっており、<br />同アルバムには同曲のインスト版も収録されている。なお「GET WILD SONG MAFIA」は2017年作品であるため時系列上後になる2018年以降は当然ながら未収録。
|
|-
|[[2020年]][[12月9日]]
|[[Wakana (歌手)|Wakana]]
|アルバム『Wakana Covers ~Anime Classics~』
|同アルバムの6曲目に収録。アコースティックにアレンジされている。
|
|}


== 収録曲 ==
'''Fighting (君のファイティング) (1987年版・1989年版のみ収録)'''
{{tracklist
*[[Self Control (TM NETWORKのアルバム)|Self Control]]
| collapsed =
*[[NAOTO KINE PRESENTS TMN BLUE]]
| headline = [[レコード|7インチレコード]]<ref group="注釈">7インチレコードのみジャケット裏面にアニメ「シティーハンター」の[[セル画]]が描かれている。</ref><ref>{{cite web |url=https://www.discogs.com/ja/TM-Network-Get-Wild/release/6436010 |title=TM Network - Get Wild (1987, Vinyl) |work=[[Discogs]] |accessdate=2020-06-27}}</ref><br />[[8cmCD|8cmCDシングル]]<ref>{{cite web |url=https://www.discogs.com/ja/TM-Network-Get-Wild/release/10737803 |title=TM Network - Get Wild (1989, CD) |work=[[Discogs]] |accessdate=2020-06-27}}</ref>
*[[ORIGINAL SINGLES 1984-1999|TM NETWORK ORIGINAL SINGLES 1984-1999]]
| extra_column = 備考
*[[ORIGINAL SINGLE BACK TRACKS 1984-1999|TM NETWORK ORIGINAL SINGLE BACK TRACKS 1984-1999]] (オリジナル・カラオケ)
| total_length = 8:27
| all_lyrics = [[小室みつ子]]
| all_music = [[小室哲哉]]
| all_arrangements= 小室哲哉
| title1 = '''Get Wild'''
| extra1 = [[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]系全国ネット[[テレビアニメ|テレビアニメーション]]『[[シティーハンター (アニメ)|シティーハンター]]』エンディングテーマ
| length1 = 4:01
| title2 = '''Fighting (君のファイティング)'''
| extra2 = 読売テレビ系全国ネットテレビアニメーション『シティーハンター』挿入歌
| length2 = 4:26
}}


{{tracklist
'''[[BE TOGETHER|Be Together]] (1999年版のみ収録)'''
| collapsed =
*[[humansystem]]
| headline = [[シングル|マキシシングル]]
*[[DRESS (TM NETWORKのアルバム)|DRESS]] (リミックスバージョン)
| extra_column =
*[[TMN COLOSSEUM|TMN COLOSSEUM II]] (ライブバージョン)
| total_length = 14:57
*[[STAR BOX TM NETWORK]]
| all_lyrics = [[小室みつ子]]
*[[BEST TRACKS ~A message to the next generation~]]
| all_music = [[小室哲哉]]
*[[THE LEGEND (TM NETWORKのアルバム)|THE LEGEND TM NETWORK]]
| arrangements_credits = yes
*[[THE SINGLES 1|TM NETWORK THE SINGLES 1]]
| title1 = '''Get Wild'''
*[[TM NETWORK BEST OF BEST]]
| arranger1 = 小室哲哉
*[[TM NETWORK SUPER BEST]]
| length1 = 4:01
*[[DRESS2]] (Be Together 2014)
| title2 = '''[[GET WILD '89]]''''
*[[Gift from Fanks M]]
| arranger2 = Pete Hammond
| length2 = 6:46
| title3 = '''[[BE TOGETHER|Be Together]]'''
| arranger3 = 小室哲哉
| length3 = 4:10
}}


{{tracklist
== 他アーティストによるカバー ==
| collapsed =
* [[1989年]]には[[ビクター・ファンタスティック・オーケストラ]]によって「[[GET WILD '89]]」のインストゥルメンタルバージョンが発表されている。アレンジは[[岩本正樹]]によるもの。「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #1 には'89版ではなく原曲調のインスト版が収録。
| headline = [[レコード|12インチ盤]]<ref>{{cite web |url=https://www.discogs.com/ja/TM-Network-Get-Wild/release/10127192 |title=TM Network - Get Wild (2017, Vinyl) |work=[[Discogs]] |accessdate=2020-06-27}}</ref>
* [[1992年]][[9月23日]]に発表された、[[デイブ・ロジャース]]による逆カバーアルバム「[[TMNソング・ミーツ・ディスコ・スタイル]]」に収録されている「Get Wild」は、全編英詞である。「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #2 に収録。
| extra_column =
* [[1993年]]にはデイブ・ロジャースによって「[[ゲット・ワイルド・ミーツ・テクノ・スタイル]]」の中で上記バージョンをリミックスし、発売されている。こちらは「GET WILD SONG MAFIA」には未収録であったが、後発の「GET WILD 30th Anniversary Collection - avex Edition」に改めて収録。
| total_length = 21:17
* [[1994年]][[11月21日]]作詞を手がけた[[小室みつ子]]によるTM NETWORKの自作詞曲のカバーアルバム『[[Simple Dreams|SIMPLE DREAMS]]』がリリースされ、その中に「Get Wild」が収録されている。「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #3 に収録。
| all_lyrics = [[小室みつ子]]
* [[1997年]]、シティーハンタースペシャルのEDテーマに使われた、GET WILD ~CITY HUNTER SPECIAL'97 VERSION~ / NAHO。「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #4 に収録。
| all_music = [[小室哲哉]]
* [[2005年]][[9月7日]]に稼動を開始した[[コナミデジタルエンタテインメント|KONAMI]]の[[アーケードゲーム|アーケード]]用[[音楽ゲーム]]『[[pop'n music]] 13 カーニバル』ではNMR([[前田尚紀 (ミュージシャン)|前田尚紀]])が編曲・カバーを行ったバージョンが収録され<ref>{{Cite web |author= |date=2005-09-14 |url=http://www.konami.jp/bemani/popn/music13/m_and_c/02/02_01.html |title= ◇◇◇ ゲットワイルド ◇◇◇|◇◇◇pop'n music 13 カーニバル◇◇◇|publisher=[[コナミデジタルエンタテインメント]] |accessdate=2017-02-11}}</ref>、[[2006年]][[2月1日]]発売のサウンドトラックCD『pop'n music 13 カーニバル AC ♥ CS pop'n music 11 オリジナルサウンドトラック』、[[2006年]][[9月28日]]発売の[[PlayStation 2]]移植版『pop'n music 13 カーニバル』にも収録されている。アーケード版では以降のシリーズでも引き続き継続収録されている。「GET WILD SONG MAFIA」には未収録。
| arrangements_credits = yes
* 2005年[[11月2日]][[小室哲哉]]の[[プロデュース]]により[[玉置成実]]にカバーされた「Get Wild」が発売された。「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #5 に収録。
| title1 = '''Get Wild'''
* [[2007年]][[10月3日]]にリリースされた[[緒方恵美]]によるカヴァーアルバム『[[アニメグ。]]』に「Get Wild」が収録されている。「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #6 に収録。
| arranger1 = 小室哲哉
* [[2008年]][[3月5日]]にリリースされた[[桃井はるこ]]によるオリジナルアルバム『Sunday early Morning』に「Get Wild」がボーナストラック扱いで収録されている。「GET WILD SONG MAFIA」には未収録であったが、後発の「GET WILD 30th Anniversary Collection - avex Edition」に改めて収録。
| length1 = 4:01
* 2008年[[11月26日]]、小室自身のユニット[[globe]]がカバーして発売されることが「a-nation 08'」にて発表された。しかし[[11月4日]]に小室が詐欺容疑で逮捕され、同日に発売中止が決定。その後、[[2010年]][[9月29日]]リリースのベストアルバム『15YEARS -BEST HIT SELECTION』に収録された。同作のジャケットデザインは『シティーハンター』の原作者である[[北条司]]が務めているが、これはシングルリリースとして予定されていた際のジャケットをそのまま用いている。「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #8 に収録。
| title2 = '''[[GET WILD '89]]''''
* [[2010年]]に[[Purple Days]]・[[超新星 (音楽グループ)|超新星]]がカバー。それぞれ「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 前者が#10 及び後者が #7 に収録。
| arranger2 = Pete Hammond
* [[2010年]]に[[Animelo Summer Live]]にて[[milktub]]と[[サイキックラバー]]によってコラボされた。「GET WILD SONG MAFIA」には未収録。
| length2 = 6:46
* [[2011年]]に発表された[[クレモンティーヌ]]の[[アニメソング]]カバーアルバム「続 アニメンティーヌ」に収録されている。日本語の歌詞の部分が仏語になっている。「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #9 に収録。
| title3 = '''Get Wild (Techno Overdub Mix)'''
* [[2012年]]放送の[[大阪放送|ラジオ大阪]]のラジオ番組[[THE IDOLM@STER STATION!!!]](第149回)内のコーナー「歌姫楽園2012」内で[[沼倉愛美]]が歌唱した。楽曲は2013年発売のアルバム『THE IDOLM@STER STATION!!! FAVORITE TALKS』に収録された。「GET WILD SONG MAFIA」には未収録。
| arranger3 = Pete Hammond, 小室哲哉
* その他、テレビ番組にて、[[T.M.Revolution]]([[LOVE LOVE あいしてる]]<ref>{{Cite web |url=http://www.fujitv.co.jp/LOVELOVE/talk/152.html |title=【LOVE LOVE あいしてる :トーク】HomePageだけの特別編集版 T.M.R-e編 |accessdate=2017-03-28}}</ref>)、[[吉澤ひとみ]]・[[石川梨華]]([[歌ドキッ! 〜ポップクラシックス〜]])、[[SKE48]]([[SKE48のマジカル・ラジオ]])がカバーしている。また、[[SMAP]]([[SMAP×SMAP]])や[[ゴールデンボンバー (バンド)|ゴールデンボンバー]]([[僕らの音楽 Our Music|僕らの音楽]])などのアーティストとの[[コラボレーション]]も実現した。「GET WILD SONG MAFIA」には未収録。
| length3 = 6:30
* [[2018年]]に本家オリジナルである「TM NETWORK」メンバーであり[[宇都宮隆]]によるセルフカバー『GET WILD PANDEMIC』がリリースされた。<!-->なお「GET WILD SONG MAFIA」は2017年作品であるため時系列上後になる2018年以降は当然ながら未収録。<-->
| title4 = '''Get Wild (Original Single Back Track)'''
* 2018年12月16日に[[TRF]] x [[access (音楽ユニット)|access]]名義で二組のジョイントライブの際に披露されたものが配信された
| arranger4 = 小室哲哉
| length4 = 4:00
}}

== 収録アルバム ==
;Get Wild
:*SONY ORIGINAL DEMONSTRATION DISC REBECCA in Liberty(1987年発表の非売品CD、規格品番:YEDS-35)
:*[[Gift for Fanks]]
:*[[GROOVE GEAR 1984-1994]] (Disc 1にデモ・テイクとオリジナル、Disc 2にライブバージョンが収録)
:*[[TETSUYA KOMURO PRESENTS TMN BLACK]]
:*[[TIME CAPSULE all the singles]]
:*[[TAKASHI UTSUNOMIYA THE BEST FILES]]
:*[[BEST TRACKS ~A message to the next generation~]]
:*[[青春歌年鑑|青春歌年鑑 1987]]
:*[[THE LEGEND (TM NETWORKのアルバム)|THE LEGEND TM NETWORK]]
:*[[キヲクトキロク 〜 Major Turn-Round]] (ライブバージョン)
:*[[WORLD HERITAGE DOUBLE-DECADE COMPLETE BOX|ALL the “Get Wild” ALBUM]]
:*[[Welcome to the FANKS!]]
:*[[THE GREATEST HITS - 小室哲哉作品集 - a]]
:*[[THE SINGLES 1|TM NETWORK THE SINGLES 1]]
:*[[TM NETWORK BEST OF BEST]]
:*[[TM NETWORK SUPER BEST]]
:*[[青春歌年鑑|青春歌年鑑 デラックス'85〜'89]]
:*[[ORIGINAL SINGLES 1984-1999|TM NETWORK ORIGINAL SINGLES 1984-1999]]
:*[[DRESS2]] (Get Wild 2014)
:*[[GET WILD SONG MAFIA]]
:*[[シティーハンター (アニメ)|劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉-VOCAL COLLECTION-]]
:*[[Gift from Fanks T]]
:*[[キミが好きだと叫びたい 〜Love & Yell〜]]
:
;Get Wild (Original Single Back Track)
:*[[ORIGINAL SINGLE BACK TRACKS 1984-1999|TM NETWORK ORIGINAL SINGLE BACK TRACKS 1984-1999]] (オリジナル・カラオケ)
:
;Fighting (君のファイティング) (1987年版・1989年版のみ収録)
:*[[Self Control (TM NETWORKのアルバム)|Self Control]]
:*[[NAOTO KINE PRESENTS TMN BLUE]]
:*[[ORIGINAL SINGLES 1984-1999|TM NETWORK ORIGINAL SINGLES 1984-1999]]
:*[[ORIGINAL SINGLE BACK TRACKS 1984-1999|TM NETWORK ORIGINAL SINGLE BACK TRACKS 1984-1999]] (オリジナル・カラオケ)
:
;[[BE TOGETHER|Be Together]] (1999年版のみ収録)
:*[[humansystem]]
:*[[DRESS (TM NETWORKのアルバム)|DRESS]] (リミックスバージョン)
:*[[TMN COLOSSEUM|TMN COLOSSEUM I]] (ライブバージョン)
:*[[STAR BOX TM NETWORK]]
:*[[BEST TRACKS ~A message to the next generation~]]
:*[[THE LEGEND (TM NETWORKのアルバム)|THE LEGEND TM NETWORK]]
:*[[THE SINGLES 1|TM NETWORK THE SINGLES 1]]
:*[[TM NETWORK BEST OF BEST]]
:*[[TM NETWORK SUPER BEST]]
:*[[DRESS2]] (Be Together 2014)
:*[[Gift from Fanks M]]


== 玉置成実のシングル ==
== 玉置成実のシングル ==
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=== 収録曲(玉置成実のシングル) ===
=== 収録曲(玉置成実のシングル) ===
# '''Get Wild'''
# '''Get Wild'''
#:[[TM NETWORK]]の'''Get Wild'''をカバーし、アレンジしている。プロデュースを当時の作曲した小室哲哉本人が担当。
#:[[TM NETWORK]]の'''Get Wild'''をカバーし、アレンジしている。プロデュースを作曲した小室哲哉本人が担当。
#:アルバム『[[Speciality]]』『[[Graduation 〜Singles〜]]』『GET WILD SONG MAFIA』(Disc4の5曲目)に収録。
#:アルバム『[[Speciality]]』『[[Graduation 〜Singles〜]]』『GET WILD SONG MAFIA』(Disc4の5曲目)に収録。
# '''Get Wild-DX MIX-'''
# '''Get Wild-DX MIX-'''
188行目: 379行目:
{{Notelist}}
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=== 出典 ===
=== 出典 ===
{{Reflist}}
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== 参考文献 ==
* {{Cite journal |和書 |title = TM NETWORK「Get Wild」30周年フェスティバル |year = 2017 |date = 2017-06-01 |publisher = [[リットーミュージック]] |journal = Sound & Recording 2017.6 |volume = 36 |number = 6 |naid = |id = 4910040190677 |asin = B06Y3VZW23 |url = |ref = {{SfnRef|Sound & Recording|2017}}}}


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [http://avex.jp/tm/discography/ エイベックスによる「Get Wild Mafia」のディスコグラフィー]
* [http://avex.jp/tm/discography/ エイベックスによる「Get Wild Mafia」のディスコグラフィー]
* [https://www.sonymusic.co.jp/artist/TMNetwork/discography/MHJL-15 ソニーミュージックによる2017年アナログ盤ディスコグラフィー]
* [https://www.sonymusic.co.jp/artist/TMNetwork/discography/MHJL-15 ソニーミュージックによる2017年アナログ盤ディスコグラフィー]
*{{Discogs master|type=single|1168691|name=TM Network – Get Wild}}


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2020年12月30日 (水) 03:33時点における版

「Get Wild」
TM NETWORKシングル
初出アルバム『Gift for Fanks
B面 Fighting (君のファイティング)
リリース
規格 7インチレコード
録音 YAMAHA R&D TOKYO
エピキュラススタジオ
ジャンル エレクトロニック
ロック
ポップス
シンセポップ
アニメソング
時間
レーベル EPIC・ソニー
作詞・作曲 作詞:小室みつ子
作曲:小室哲哉
プロデュース 小室哲哉
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間9位(オリコン
  • 6位(ザ・ベストテン
  • 1987年度年間22位(オリコン)
  • TM NETWORK シングル 年表
    Self Control (方舟に曳かれて)
    (1987年)
    Get Wild
    (1987年)
    Kiss You (世界は宇宙と恋におちる)
    (1987年)
    テンプレートを表示

    Get Wild」(ゲット ワイルド)は、日本の音楽ユニットであるTM NETWORKの10枚目のシングル1987年4月8日EPIC・ソニーからリリースされた。作詞は小室みつ子、作曲およびプロデュースは小室哲哉が担当している。読売テレビ制作の日本テレビ系テレビアニメ『シティーハンター』(1987年 - 1988年)のエンディングテーマとして使用されることを前提に、都会的で疾走感のある曲として制作された。

    オリコンチャートでは同グループで初のベストテン入りを果たし、累計22万枚を売り上げ年間22位を獲得、同グループの代表曲となった。後に様々なアレンジやミックス違いがリリースされた他、様々なミュージシャンによってカバーされている。

    背景

    読売テレビ所属のテレビ番組制作スタッフであった諏訪道彦は、バラエティ番組制作を経てアニメ番組の担当となり、『ロボタン』(1986年)や『ボスコアドベンチャー』(1986年 - 1987年)のプロデューサーを担当した[1]。その後諏訪はサンライズ所属の植田益朗と共にテレビアニメ『シティーハンター』(1987年 - 1988年)の企画を立ち上げ、都会的なドラマを目指すためのオープニングおよびエンディング曲の制作を検討し、3つのレーベルを候補としていた[1]。その内のひとつがEPIC・ソニーであり、当時窓口を担当していた西岡明芳が提案したミュージシャンが小比類巻かほるとTM NETWORKであった[1]。諏訪は「Hold On Me」(1987年)がヒットしていた小比類巻については認知していたが、TM NETWORKに関しては全く知らなかったという[1]。しかし、当時交際していた諏訪の彼女からの助言もありTM NETWORKの3rdアルバム『GORILLA』(1986年)を聴いた諏訪は「疾走感ある都会的なサウンドは期待できそう」と判断し、1986年12月初旬にTM NETWORKにエンディングテーマを依頼することとなった[1]

    依頼から10日後の12月25日に諏訪と植田は喫茶店にて合流し、TM NETWORK担当ディレクターであった山口三平が持参したデモテープをイヤホンを片方ずつしながら試聴した[1]。全編を聴いた諏訪は「都会的」「疾走感」という依頼は満たされていると感じていたが、イントロに関して疑義が生じていた[1]。イントロは既に完成版と同じものが出来上がっていたが、「イントロはドラマ部分と重なるからおとなしめに」と依頼したもののおとなし過ぎるのではないかと思い、植田と話し合った結果、セリフや劇中のBGMが重なることも考えられたためそのままの形で進めるよう山口に依頼することとなった[1]

    録音

    スタジオ音源のギターはパール兄弟窪田晴男が弾いているが、音楽誌『サウンド&レコーディング・マガジン』2017年6月号でのインタビューによれば、窪田本人は当時のことを覚えていないという。当時はパール兄弟としての活動の他に坂本龍一のアルバム『未来派野郎』(1986年)、『ネオ・ジオ』(1987年)への参加などスタジオワークやライブで忙しく、リハーサルとレコーディングで月の仕事量が100時間を超えており、また、レコーディングでは自分が弾いたものを後から他の人の演奏で差し替えたり、その逆もあったため、本人としてはそれをどうこう言うこともなく、自分が弾いたかどうかも正直どうでもいいと思っていたという。「Get Wild」の完成版についても当時は聴いたことがなかった[2]とのことだったが、『サウンド&レコーディング・マガジン』のスタッフから完成版を聴かせてもらったところ、「ずっと伸びている音でアームを使っているところとか、メタル心のある人だったらもっと違うアプローチをするでしょう」、「このやり口は僕みたい」と語っており、自身の演奏である事を認めている。アンプは当時色々買い替えをしていたため定かではないと述べたが、ギターはP-PROJECTとARIA PRO IIの両方、オーバードライブのエフェクトはBOSS OD-2を使っていると窪田は楽曲の音から推測している。小室からは細かい指定がなく自由であったこと、また小室から「窪田さんには恩がある」と言われたと窪田は述べている[2]。「窪田が多重録音したものを、ライブでB'z 松本孝弘がギター1本でどうこなせるかというところを見せて行って、窪田より松本のギターが主になっていった」と小室は語っている[3]

    ベースはYAMAHA DX7用のROM KEYCLIQUE Top Fortyの"Elec.Bass"をDX7IIで読み込み、ユニゾンで鳴らしたものであり、小室がリアルタイム入力でNEC PC-98のCOME ON MUSIC レコンポーザに打ち込んだものである[4]。弦ベースを使わなかった理由は「ユーロビートの流れがあったから」と小室は答えている[5]。accessの浅倉大介は「FM音源をユニゾンさせて、それをベースに使えると考えた小室の着眼点に驚いた」という[6]

    また、ドラマーの山木秀夫の提案により、スネアドラムを入れないアレンジがされている[7]。そのアイディアを小室は「『踊らないとノレないユーロビートを作りたい』という思いと偶然にも見事にかみ合った」と振り返っている[8]。使用したドラムはSIMMONS SDXである[9]。ドラムを収録したスタジオは今は無き(1999年閉鎖)六本木のセディック・スタジオである[10]。リズムマシンでなく、山木による演奏にした理由は、当時のシーケンサーやリズムマシンではクオンタイズで揃えたデータを前に突っ込ませることが難しく、前へ前へ突っ込む感じが欲しかったからである[11]

    イントロの爆発音はエンジニアの伊東俊郎によると、SIMMONSの音をスマイルガレージのエコー・チェンバー内のスピーカーで鳴らしたものを、アナログで録音して逆再生させたものだという[12]

    スケジュールが差し迫っていたため、シンセサイザー1台でリズムの素材を作り、おおむねのアレンジ作業が終わるまで、2時間しかかけなかった[8]。メンバーの木根によると、「渋谷のR&Dでひと眠りして起きていたら、曲全体のイメージができていた」とのことである[11]

    ソニーミュージックが保管するマスターテープのキューシートによると、「Get Wild」のマスターテープのミックスは、当時芝浦にあったスマイルガレージで行われたとされている[13]

    音楽性

    当初から『シティーハンター』ありきで作られており、イントロの静かなピアノ (実際の音色はハープ) から始まって、爆発音までの部分は制作会社であるサンライズからの「ピカーンと光がする音」、「曲のイントロから何秒間かはまだ本編が続いていて、曲がそこからフェードインしてエンディングにつながる。切り替わりのタイミングで爆発音を出す」というオーダー[14]に応じたものである。そのメロディーを奏でるハープのような音はSEQUENTIAL Prophet-T8で作った音にE-MU Emulator IIの「Harp 1」というライブラリーを混ぜたものである[4]。「あのイントロがあるから、どんなアレンジをしても、みんなグッとくるのではないか。」と木根は言っている[15]

    爆発音からのイントロやAメロのコードバッキングのシーケンスはSEQUENTIAL Prophet-T8とYAMAHA DX7IIを重ね、それに8分音符と付点8分音符のディレイをつけている[4]

    メロディーはどう思いついたか覚えていないと小室は述べた他、転調が多い理由はバート・バカラックの影響があると述べている[16]。サビは、あえて小室の過去の作品の要素を入り混ぜている。「『渡辺美里のあの曲を作った人だ』とわかってくれたらいいな」と開き直るように作った[8]。コーラスが多いTM NETWORKの曲の中で、「Get Wild」のコーラスがサビしかない理由は、CDやアナログレコードよりテレビで聞く人が多いことへの配慮で、モノラルでも聞こえるようにあえて色々な音を入れず、ばらけないようにしたからという[3]。エンジニアの伊東俊郎はミキサー卓にSSL SL4000Eを使い、レコーダーはSONY PCM-3324を、更にスレーブにSTUDER A80 MKIVを使った。伊東のミックスも小室のアレンジと同様、モノラルで聞くことを前提にして、三点定位を意識してミックスした。L/C/Rの中間の音は、左右にあったシーケンサーの音をリバーブやディレイで飛ばして作り、モノラルにすることで多少センターが持ち上がっても、印象はあまり変わらないようにした[17]

    この曲を一番先に聞いた人物はメンバーの木根であり[10]、木根はサビの英語部分のコーラス、下の部分を担当している。コーラスの歌入れは宇都宮のボーカル録音の後に行われた。「Get Wild」では三声でコーラスを重ねるということがなかったので、簡単だったと木根は振り返っている[15]。木根もレコーディングでオクターブのアンサンブルで弾いているが、手元が動かないフレーズのため、それをライブビデオで見られて、「ギターを弾いていない」や「エアギター」と言われることが多くなったという[15]

    小室は「30年経っても忠実に歌える宇都宮がすごい」と褒めている[18]。エンジニアの伊東俊郎も「1回できたことは100回でもできるボーカリスト」と宇都宮を褒めている[12]。宇都宮が初めてこの曲を聞いた時期は、青山のEPICだったかもしれないと証言している[19]。宇都宮のキーで歌う小室みつ子の仮歌を聞いて、レコーディングに臨んだ[19]。宇都宮は、「ライブで披露するときはなるべくCDに近いものを聞かせたいという思いを持っており、皆が聞いてきたものがそこで再現される喜びが一番大きいからメロディーや譜割を変えない。自分自身は歳をとっていくので、それを維持することが大変でもある」と言っている[20]

    タイトルの「Get Wild」は小室みつ子の歌詞から決めたという。当初の歌詞は「Tough & Wild」だったが、「音楽的に"Wild"のほうがフックがある」という理由で逆になった。そして、母音をしっかり聞かせた方がいいという理由で「Get」を入れたとなったと小室哲哉は証言している[18]

    リリース

    1987年4月8日にEPIC・ソニーから7インチレコードの形態でリリースされた。C/W曲「Fighting(君のファイティング)」は4thアルバム『Self Control』からのシングルカットであり、同アニメの挿入歌としても起用されている。

    このシングルの発売3か月後の1987年7月1日にTM初のベストアルバム『Gift for Fanks』が発売され、その1曲目に収録されたため、オリジナルアルバム未収録曲となっている。

    1989年9月21日には8センチCDシングルとして、C/W曲は「Fighting(君のファイティング)」のまま、再リリースされた。

    1999年8月21日にはカップリング曲(「GET WILD '89」、「Be Together」)とジャケットを変更し、12cmCDシングルとして再リリースされた[21]

    2014年1月度の日本レコード協会発表にてフル配信50万ダウンロードに認定された。1980年代初出の作品によるフル配信50万DL達成は本作と、久保田利伸Missing」、プリンセス・プリンセスM」、オフコース言葉にできない」、米米CLUB浪漫飛行」の5例のみである。

    2017年にはシングルレコード発売から30周年を迎えたことを記念し、30周年記念企画作が相次いでリリースされた。

    • 4月5日に同曲のみだけを収録したコンピレーションアルバム『GET WILD SONG MAFIA』が発売。
    • 4月12日に完全限定盤として12インチ・アナログレコードが発売[22]
    • 6月21日にすでに配信・CD化済の小室哲哉によるリミックスアレンジ「GET WILD 2017 TK REMIX」が12インチアナログレコードとして発売。こちらに収録されているリミックスは、同年4月に発売されたコンピレーション集『GET WILD SONG MAFIA』に収録されていたものと、石野卓球が手掛けた「GET WILD(Takkyu Ishino Latino Remix)」のリミックス音源が収録されている。なお、石野によるリミックス音源は上記のコンピレーションアルバムに収録されているアレンジとは異なる[23]

    同アニメの原作完全版『CITY HUNTER COMPLETE EDITION』Volume:Z(徳間書店)には、この曲のみを収録した8cmCDが特別付録として封入されている。

    チャート成績

    『シティーハンター』のエンディングテーマとなったことから、グループ初のオリコンシングルベストテン入りし、以後7月中旬まで10位前後にランクインし続け、1987年のベスト100には26週ランクインするというロングセールスとなった。売上は22万枚、1987年度年間22位を獲得した。

    様々な反応

    2017年秋の園遊会では、招待された小室哲哉との歓談中に、眞子内親王が本曲を話題に挙げている[24]

    2020年9月6日にテレビ朝日系列にて放送された『国民13万人がガチ投票! アニメソング総選挙』では、第8位にランクインした[25]

    2020年9月11日には、会社を退勤する際に本曲を聴いて良い気分になる行為を指す「Get Wild退勤」が、Twitterのトレンドで第1位になったことが報じられた[26][27]。また、同年9月18日には東京ヤクルトスワローズマスコットキャラクターであるつば九郎が、「Get Wild退勤」から派生した「Get Wild退場」で木根から「公認」をもらったことが報じられた[28]。この「Get Wild退勤」に関して、小室はツイート主に対して「広めてくれてありがとう」と感謝の言葉を配信した[29]

    メディアでの使用

    『シティーハンター』の続編『シティーハンター2』(1988年 - 1989年)第50話と『シティーハンター3』(1989年 - 1990年)最終話では挿入歌として使われた他、テレビスペシャル『シティーハンター 緊急生中継!? 凶悪犯冴羽獠の最期』(1999年)、映画『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉』(2019年)ではエンディングテーマとして使われた。また、同年公開の実写映画版『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』においては、日本向け特報と日本語吹き替え版のエンディングに使用された。

    アレンジ・リミックス

    この曲は非常に多くのアレンジリミックスが出ている。

    GET WILD '89
    1989年4月15日にリリースされたイギリスの音楽プロデューサーであるピート・ハモンドによるリミックスバージョン。同年5月12日には同リミックスバージョンを収録したリプロダクションアルバム『DRESS』がリリースされた。
    2013年3月6日発売の小室哲哉ソロアルバム『DEBF3』2枚目においては、このリミックスを元に「Get Wild (techno overdub mix)」とは異なるシンセサイザーの音をオーバーダビングさせたバージョンが収録されている[30][31]
    「Get Wild (techno overdub mix)」
    1993年8月21日にリリースされたリミックスアルバム『TMN CLASSIX 1』に収録。「GET WILD '89」を元に小室によるオーバーダビングを施したリミックス。
    GET WILD DECADE RUN
    1999年7月22日にTM NETWORKの再始動の第1弾シングルとしてリリースされたセルフカヴァーバージョン。また、同シングルのカップリング曲にはリミックスバージョン「GET WILD DECADE RUN - 112 CLUB MIX」が収録されている。
    『ALL the "Get Wild" ALBUM』
    2004年3月31日にリリースされた限定BOX『WORLD HERITAGE DOUBLE-DECADE COMPLETE BOX』に収録。「Get Wild」の原曲を含め、リミックス、ライヴバージョンが1枚のCDにまるごと収録されている。なお、『ALL the "Get Wild" ALBUM』のジャケットは1987年当時のデザイン(アナログ盤)を復刻させた仕様となっている。ただし、2003年2月5日にリリースされた蔵出し音源集『キヲクトキロク』に収録されている「Get Wild (Live from 2001 RENDEZVOUS IN SPACE)」及び、「GET WILD DECADE RUN (’99 Version)」の2曲については本作では未収録[注釈 1]となっている。また、アナログ盤のみ収録だった「GET WILD DECADE RUN」のインストゥルメンタルバージョン、PV用のサビ以外がインストゥルメンタルとなっているバージョンも未収録である。
    「Get Wild 2014」
    2014年4月22日にリリースされたセルフリプロダクションアルバム『DRESS2』に収録[32][33][34]。このバージョンは2013年に行われたライブ『TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-』にて披露されたバージョンが元になっており、演奏時間は8分を超える。
    Get Wild 2015
    2015年3月21日にライヴ会場限定で販売された[35]。このバージョンは2014年から2015年にかけて行われたライブでのアレンジが元となっており、演奏時間は11分を超える[36]
    「GET WILD 2017 TK REMIX」
    2017年3月8日にリリースされた小室自身がリミックスを手がけたバージョン[37][38]。このリミックスについて、小室は自身のTwitterアカウントで「倒れるかと思ったけど。手抜き無しで仕上がりました」とコメントした[37]。サウンドエンジニアの岩佐俊秀によると、このバージョンで聞こえるRoland JD-800風のピアノはJD-800自体からではなく、ソフトウェアシンセサイザーのLETHAL AUDIOの"PIANO DANCE 007"であり、岩佐自ら探し出した音色である[39]

    他アーティストによるカバー

    発売日 アーティスト 収録作品 備考 出典
    1989年6月7日 ビクター・ファンタスティック・オーケストラ アルバム『小室哲哉/木根尚登 (TMネットワーク)作品集』 岩本正樹によってアレンジされた「GET WILD '89」の
    インストゥルメンタルバージョンが発表されている。
    GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #1 には
    '89版ではなく原曲調のインスト版が収録。
    1992年9月23日 デイブ・ロジャース アルバム『TMNソング・ミーツ・ディスコ・スタイル 全編英詞。
    「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #2 に収録。
    1993年11月21日 アルバム『ゲット・ワイルド・ミーツ・テクノ・スタイル 「GET WILD SONG MAFIA」には未収録であったが、
    後発の「GET WILD 30th Anniversary Collection - avex Edition」に改めて収録。
    1994年11月21日 小室みつ子 アルバム『SIMPLE DREAMS TM NETWORKの自作詞曲のセルフカバーアルバム。
    「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #3 に収録。
    1994年11月21日 NAHO アルバム『シティーハンタースペシャル
    グッド・バイ・マイ・スイート・ハート オリジナル・サウンドトラック』
    「GET WILD 〜CITY HUNTER SPECIAL'97 VERSION」として、
    読売テレビ・日本テレビ系『シティーハンタースペシャル グッド・バイ・マイ・スイート・ハート』の
    エンディングテーマに起用された。
    「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #4 に収録。
    2005年11月2日 玉置成実 シングル「Get Wild 小室哲哉プロデュースによってカバーされた。
    「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #5 に収録。
    2006年2月1日 NMR アルバム『pop'n music 13 カーニバル AC ♥ CS pop'n music 11
    オリジナルサウンドトラック』
    2005年9月7日に稼動を開始したKONAMIアーケード音楽ゲームpop'n music 13 カーニバル』では、
    NMR(前田尚紀)が編曲・カバーを行ったバージョンが収録され[40]
    2006年9月28日発売のPlayStation 2移植版『pop'n music 13 カーニバル』にも収録されている。
    アーケード版では以降のシリーズでも引き続き継続収録されている。
    「GET WILD SONG MAFIA」には未収録。
    2007年10月3日 緒方恵美 アルバム『アニメグ。 「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #6 に収録。
    2008年3月5日 桃井はるこ アルバム『Sunday early morning ボーナストラック扱いで収録されている。
    「GET WILD SONG MAFIA」には未収録であったが、
    後発の「GET WILD 30th Anniversary Collection - avex Edition」に改めて収録。
    [41]
    2010年3月17日 Purple Days アルバム『SERENDIPITY 「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #10 に収録。 [42]
    2010年7月21日 超新星 シングル「Evidence of Luv/Get Wild 「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #7 に収録。 [43]
    2010年9月29日 globe ベストアルバム『15YEARS -BEST HIT SELECTION』 2008年11月26日、小室自身のユニットglobe
    カバーして発売されることが「a-nation 08'」にて発表されたが[44][45]
    11月4日に小室が詐欺容疑で逮捕され、同日に発売中止が決定[46]
    その後、2010年9月29日リリースのベストアルバム『15YEARS -BEST HIT SELECTION』に収録された。
    同作のジャケットデザインは『シティーハンター』の原作者である北条司が務めているが、
    これはシングルリリースとして予定されていた際のジャケットをそのまま用いている。
    「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #8 に収録。
    [47][48][49]
    2011年5月25日 クレモンティーヌ アルバム『続 アニメンティーヌ』 日本語の歌詞の部分が仏語になっている。
    「GET WILD SONG MAFIA」Disc 4 #9 に収録。
    2013年7月17日 沼倉愛美 アルバム『THE IDOLM@STER STATION!!! FAVORITE TALKS』 2012年放送のラジオ大阪
    ラジオ番組『THE IDOLM@STER STATION!!!』(第149回)内のコーナー「歌姫楽園2012」内で歌唱した。
    「GET WILD SONG MAFIA」には未収録。
    2017年10月25日 宇都宮隆 配信シングル「GET WILD PANDEMIC」 セルフカバー。なお「GET WILD SONG MAFIA」は2017年作品であるため時系列上後になる2018年以降は当然ながら未収録。 [50]
    2019年6月21日 木根尚登 ミニアルバム『R1』 セルフカバー。木根によるピアノアレンジバージョンとなっており、
    同アルバムには同曲のインスト版も収録されている。なお「GET WILD SONG MAFIA」は2017年作品であるため時系列上後になる2018年以降は当然ながら未収録。
    2020年12月9日 Wakana アルバム『Wakana Covers ~Anime Classics~』 同アルバムの6曲目に収録。アコースティックにアレンジされている。

    収録曲

    7インチレコード[注釈 2][51]
    8cmCDシングル[52]
    全作詞: 小室みつ子、全作曲・編曲: 小室哲哉
    #タイトル作詞作曲・編曲備考時間
    1.Get Wild小室みつ子小室哲哉読売テレビ系全国ネットテレビアニメーションシティーハンター』エンディングテーマ
    2.Fighting (君のファイティング)小室みつ子小室哲哉読売テレビ系全国ネットテレビアニメーション『シティーハンター』挿入歌
    合計時間:
    マキシシングル
    全作詞: 小室みつ子、全作曲: 小室哲哉
    #タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
    1.Get Wild小室みつ子小室哲哉小室哲哉
    2.GET WILD '89'小室みつ子小室哲哉Pete Hammond
    3.Be Together小室みつ子小室哲哉小室哲哉
    合計時間:
    12インチ盤[53]
    全作詞: 小室みつ子、全作曲: 小室哲哉
    #タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
    1.Get Wild小室みつ子小室哲哉小室哲哉
    2.GET WILD '89'小室みつ子小室哲哉Pete Hammond
    3.Get Wild (Techno Overdub Mix)小室みつ子小室哲哉Pete Hammond, 小室哲哉
    4.Get Wild (Original Single Back Track)小室みつ子小室哲哉小室哲哉
    合計時間:

    収録アルバム

    Get Wild
    Get Wild (Original Single Back Track)
    Fighting (君のファイティング) (1987年版・1989年版のみ収録)
    Be Together (1999年版のみ収録)

    玉置成実のシングル

    『Get wild』
    玉置成実シングル
    リリース
    ジャンル J-POP
    時間
    レーベル Sony Records
    プロデュース 小室哲哉
    チャート最高順位
    玉置成実 シングル 年表
    Heroine
    (2005年)
    Get Wild
    (2005年)
    MY WAY/Sunrize
    (2006年)
    テンプレートを表示

    Get Wild」(ゲット・ワイルド)は、2005年11月2日に発売された玉置成実の9枚目のシングル。レーベルはソニーミュージックレコーズ。今作品は珍しくタイトル曲がノンタイアップで、カップリング曲「CASTAWAY」のみにタイアップが付いている。

    収録曲(玉置成実のシングル)

    1. Get Wild
      TM NETWORKGet Wildをカバーし、アレンジしている。プロデュースを作曲した小室哲哉本人が担当。
      アルバム『Speciality』『Graduation 〜Singles〜』『GET WILD SONG MAFIA』(Disc4の5曲目)に収録。
    2. Get Wild-DX MIX-
      小室によるリミックス
    3. Shining Star☆忘れないから☆-Supernova Remix-(日本語詞:Satomi、作詞・作曲:Shusui、Stefan Aberg、編曲:小室哲哉、DJ DRAGON)
      小室およびDJ DRAGONによる、4thシングル「Shining Star☆忘れないから☆」のリミックス。
    4. CASTAWAY
      ゲームボーイアドバンス用ソフト『スーパーロボット大戦J』テーマソング。

    脚注

    注釈

    1. ^ レコードレーベルがそれぞれ異なるため。
    2. ^ 7インチレコードのみジャケット裏面にアニメ「シティーハンター」のセル画が描かれている。

    出典

    1. ^ a b c d e f g h Sound & Recording 2017, p. 76 - 77.
    2. ^ a b Sound & Recording 2017, p. 74 - 75.
    3. ^ a b Sound & Recording 2017, p. 26.
    4. ^ a b c Sound & Recording 2017- 袋とじ企画 オリジナル「Get Wild」使用音色解説 シンセサイザープログラマー 石川鉄男の証言より
    5. ^ Sound & Recording 2017, p. 63.
    6. ^ Sound & Recording 2017, p. 94.
    7. ^ 「TM NETWORK'S WORKS HISTORY 小室哲哉によるアルバム全曲解説!「Get Wild」」『ぴあMOOK TM NETWORK 30th Anniversary Special Issue 小室哲哉ぴあ TM編』ぴあ、2014年5月30日、45頁。ISBN 9784835623269 
    8. ^ a b c オリコン・エンタテインメント刊『オリコン・ウィークリー』1987年4月27日号「ヒット・チャートをにぎわすソング・クリエイターの素顔 〜君も作詞家・作曲家・編曲家になれる!?〜」29Pより。
    9. ^ Sound & Recording 2017, p. 72 - 73.
    10. ^ a b Sound & Recording 2017, p. 33.
    11. ^ a b Sound & Recording 2017, p. 62.
    12. ^ a b Sound & Recording 2017, p. 64.
    13. ^ Sound & Recording 2017, p. 59.
    14. ^ Sound & Recording 2017, p. 61.
    15. ^ a b c Sound & Recording 2017, p. 34.
    16. ^ Sound & Recording 2017, p. 25.
    17. ^ Sound & Recording 2017, p. 65.
    18. ^ a b Sound & Recording 2017, p. 28.
    19. ^ a b Sound & Recording 2017, p. 30.
    20. ^ Sound & Recording 2017, p. 31.
    21. ^ 再始動したTM NETWORK不滅の名曲をカップリングで!!“GET WILD”2ヴァージョンと鈴木あみで大ヒット中の“BE TOGETHER”をオリジナルで収録。” (2017年4月14日). 2017年4月14日閲覧。
    22. ^ TM NETWORK「Get Wild」発売30周年記念12インチ・アナログレコードがリリース決定”. amass (2017年1月27日). 2017年4月7日閲覧。
    23. ^ 「GET WILD 2017 TK REMIX」と石野卓球(電気グルーヴ)未収録バージョン「GET WILD(Takkyu Ishino Latino Remix)」がアナログで発売決定! NEWS|TM NETWORK”. エイベックス・エンタテインメント (2017年4月14日). 2017年4月14日閲覧。
    24. ^ “皇族方、小室哲哉氏との音楽トーク楽しまれ 眞子さまが挙げた意外な曲名は?”. 産経ニュース. (2017年11月9日). http://www.sankei.com/life/amp/171109/lif1711090034-a.html 2018年3月20日閲覧。 
    25. ^ “アニメソング総選挙:「残酷な天使のテーゼ」が首位 2位は「紅蓮華」”. MANTAN WEB (MANTAN). (2020年9月6日). https://mantan-web.jp/article/20200906dog00m200070000c.html 2020年9月7日閲覧。 
    26. ^ “「シティーハンター」“Get Wild退勤”がTwitterトレンド1位の話題に! 作品公式もコメント「今夜早速やってみます」”. アニメ!アニメ! (イード). (2020年9月11日). https://animeanime.jp/article/2020/09/11/56229.html 2020年9月11日閲覧。 
    27. ^ “Get Wild退勤でご機嫌 仕事終わりにこの名曲を聴くと脳内で...”. J-CAST ニュース (ジェイ・キャスト). (2020年9月11日). https://www.j-cast.com/2020/09/11394117.html 2020年9月11日閲覧。 
    28. ^ “つば九郎、“Get Wild退勤”の公認もらった”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年9月18日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202009180000397.html 2020年9月30日閲覧。 
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    50. ^ TM NETWORK宇都宮隆 還暦の『GET WILD』誕生日に配信スタート”. ドワンゴジェイピーニュース. ドワンゴ (2017年10月25日). 2020年11月23日閲覧。
    51. ^ TM Network - Get Wild (1987, Vinyl)”. Discogs. 2020年6月27日閲覧。
    52. ^ TM Network - Get Wild (1989, CD)”. Discogs. 2020年6月27日閲覧。
    53. ^ TM Network - Get Wild (2017, Vinyl)”. Discogs. 2020年6月27日閲覧。

    参考文献

    外部リンク

    「Get Wild」の調
    前奏A 前奏B・1A・1B 1サビ 間奏1・2A・2B 2サビ 間奏2・大サビ
    ロ長調
    (B)
    ロ短調
    (Bm)
    ロ長調
    (B)
    ロ短調
    (Bm)
    ロ長調
    (B)
    ハ長調
    (C)