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[[インテリア]]業界有数の大手メーカーとしてその名を知られる。カーペットのシェアでは、長年にわたって首位を独走しており、日本の[[国会議事堂]]の赤絨毯は同社の特注品である。インテリア部門ではカーペットやカーテンのほかに椅子張地、人工芝など、その他壁装材や袱紗や風呂敷など美術工芸品も扱っている。近年は自動車や公共交通(鉄道・バス・航空機・船舶)などの輸送機械向けの内装材のシェアを伸ばしている。
[[インテリア]]業界有数の大手メーカーとしてその名を知られる。カーペットのシェアでは、長年にわたって首位を独走しており、日本の[[国会議事堂]]の赤絨毯は同社の特注品である。インテリア部門ではカーペットやカーテンのほかに椅子張地、人工芝など、その他壁装材や袱紗や風呂敷など美術工芸品も扱っている。近年は自動車や公共交通(鉄道・バス・航空機・船舶)などの輸送機械向けの内装材のシェアを伸ばしている。


[[島屋]]とは長らくの間業務・資本面で提携関係にあり、筆頭株主になっている。
[[島屋]]とは長らくの間業務・資本面で提携関係にあり、筆頭株主になっている。


== 沿革 ==
== 沿革 ==

2020年6月15日 (月) 22:16時点における版

住江織物株式会社
Suminoe Textile Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
大証1部(廃止) 3501
2013年7月12日上場廃止
略称 住江織
本社所在地 日本の旗 日本
542-8504
大阪府大阪市中央区南船場三丁目11番20号
設立 1913年(大正2年)12月25日
(住江織物合資会社)
業種 繊維製品
法人番号 3120001082312 ウィキデータを編集
事業内容 内装材製造業 他
代表者 吉川一三(代表取締役社長
資本金 95億5417万3950円
2014年5月31日現在)
売上高 単独:363億円
連結:882億円
2014年5月期)
純資産 単独:277億円
連結:350億円
(2014年5月31日現在)
総資産 単独:684億円
連結:861億円
(2014年5月31日現在)
従業員数 単独:247名 連結:2,554名
(2014年5月31日現在)
決算期 5月末日
主要株主 髙島屋 12.04%
日本生命保険 7.26%
丸紅 4.77%
(2014年5月31日現在)
主要子会社 株式会社スミノエ
ルノン株式会社
スミノエ テイジン テクノ株式会社
外部リンク https://suminoe.co.jp/
特記事項:1954年2月までは当時の住江木工(現・住江工業)株式会社の親会社であった。
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住江織物株式会社(すみのえおりもの)は、大阪府大阪市中央区南船場に本社を置く、主にカーペット、床材、カーテン、壁装材などを扱う内装材会社である。「スミノエ」の商標で知られる。

概要

インテリア業界有数の大手メーカーとしてその名を知られる。カーペットのシェアでは、長年にわたって首位を独走しており、日本の国会議事堂の赤絨毯は同社の特注品である。インテリア部門ではカーペットやカーテンのほかに椅子張地、人工芝など、その他壁装材や袱紗や風呂敷など美術工芸品も扱っている。近年は自動車や公共交通(鉄道・バス・航空機・船舶)などの輸送機械向けの内装材のシェアを伸ばしている。

髙島屋とは長らくの間業務・資本面で提携関係にあり、筆頭株主になっている。

沿革

  • 1883年 - 創業者・村田伝七が大阪の住吉村にて手織りの緞通工場を立ち上げる。
  • 1891年 - 国会議事堂に赤い絨毯を納入し、一躍有名になる。
  • 1896年 - 手織りのワナモケットが国鉄に納入される。
  • 1903年 - 本格的な製織設備をもった住吉工場を建設。
  • 1930年12月 - 住江織物合資会社が住江織物株式会社になる。
  • 1949年5月 - 東京証券取引所大阪証券取引所京都証券取引所に株式上場。
  • 1954年 - アメリカからタフティングカーペット機を日本国内で初めて導入する。
  • 1956年11月 - 昭和天皇が住吉工場を視察[1][2]。視察日の11月1日は後に「カーペットの日」に定められる[3]
  • 1964年4月 - 東証上場廃止。
  • 1975年4月 - 住江網野株式会社(後の丹後テクスタイル株式会社)を設立。
  • 1980年8月 - 国産初のタイルカーペット工場が完成。
  • 1985年5月 - 光建産業株式会社(後のルノン株式会社)を子会社化。
  • 1986年 - 韓国の第一毛織と技術提携。
  • 1987年 - 台湾の徳一股份有限公司と技術提携。
  • 1990年4月 - 東証に再上場。
  • 1994年 - タイ王国にT.C.H.スミノエカンパニーリミテッドを設立。
  • 1998年12月 - 株式会社スミノエを設立。京都美術工芸所を設立。
  • 1999年5月 - 物流業務を住江物流株式会社に統合。
  • 2003年1月 - 江蘇省蘇州市に蘇州住江兄弟織物有限公司を合弁で設立。
  • 2003年4月 - サウスカロライナ州にSuminoe Textile of America Corporationを設立。
  • 2004年7月 - 住江奈良株式会社を設立。
  • 2004年12月 - 蘇州住江兄弟織物有限公司を完全子会社化し、蘇州住江織物有限公司とする。
  • 2005年10月 - 広東省広州市に住江互太(広州)汽車繊維製品有限公司を合弁で設立。
  • 2009年12月 - 帝人ファイバー株式会社(後に吸収合併され、帝人フロンティア株式会社となる)と自動車内装事業を共同新設分割し、スミノエ テイジン テクノ株式会社を設立。
  • 2013年6月 - 住江奈良株式会社の事業を住江甲賀株式会社に譲渡し、住江テクノ株式会社へ商号変更。

主な商品

  • インテリア商品
    • タイルカーペット
    • ロールカーペット
    • ラグカーペット
    • 人工芝生
    • カーテン・レース
    • 壁紙
    • 床材
    • ウッドデッキ
    • 美術工芸品(袱紗、風呂敷など)

など

  • 産業資材
    • 自動車関連部品(天井材、カーペット、カーシート表皮材など)
    • 交通機関関連部品(バス、鉄道、航空機、船舶用シート表皮材、カーテン、床材、シートクッション材など)

その他

主なグループ会社

  • ルノン (壁紙の販売)
  • スミノエ (カーペット、カーテンの販売)
  • スミノエ テイジン テクノ (自動車・車両関連部品)
  • 丹後テクスタイル (丹後緞通、緞帳の生産)

脚注

  1. ^ 日本カーペット工業史編纂委員会編『日本カーペット工業史』日本カーペット工業組合、2008年、43ページ。
  2. ^ 『住江織物 創立100周年記念誌「住江物語り」』住江織物株式会社 100周年記念行事事務局、2013年、10ページ。
  3. ^ 『日本カーペット工業史』98ページ。

関連項目

外部リンク