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* 初登板・初先発:2011年9月17日、対[[オリックス・バファローズ]]19回戦([[千葉マリンスタジアム|QVCマリンフィールド]])、5回を2失点 |
* 初登板・初先発:2011年9月17日、対[[オリックス・バファローズ]]19回戦([[千葉マリンスタジアム|QVCマリンフィールド]])、5回を2失点 |
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* 初奪三振:同上、2回表に[[李承 |
* 初奪三振:同上、2回表に[[李承燁 (野球)|李承燁]]から空振り三振 |
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* 初勝利・初先発勝利:2013年5月6日、対[[福岡ソフトバンクホークス]]9回戦([[福岡ドーム|福岡 ヤフオク!ドーム]])、6回1/3を無失点 |
* 初勝利・初先発勝利:2013年5月6日、対[[福岡ソフトバンクホークス]]9回戦([[福岡ドーム|福岡 ヤフオク!ドーム]])、6回1/3を無失点 |
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* 初ホールド:2019年8月29日、対[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]24回戦([[楽天生命パーク宮城]])、7回裏に3番手で救援登板、2/3回無失点 |
* 初ホールド:2019年8月29日、対[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]24回戦([[楽天生命パーク宮城]])、7回裏に3番手で救援登板、2/3回無失点 |
2020年6月16日 (火) 22:41時点における版
基本情報 | |
---|---|
国籍 | 日本 |
出身地 | 福岡県大牟田市 |
生年月日 | 1989年5月19日(35歳) |
身長 体重 |
183 cm 80 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2007年 高校生ドラフト4巡目 |
初出場 | 2011年9月17日 |
最終出場 | 2019年9月10日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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阿部 和成(あべ かずなり、1989年5月19日 - )は、福岡県大牟田市出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。
経歴
プロ入り前
小学1年時に大牟田イーグルスで軟式野球、5年時に投手を始める。6年時には、エースとして福岡県大会へ出場した。
田隈中学校への進学後に軟式野球部に所属すると、2年時の秋にチームを福岡県大会準決勝へ導いた。当時から県内屈指の好投手として評価されていたため、複数の高校から入学を勧誘されたが、実際には地元の大牟田高等学校へ進学。1年時の夏からエースとして活躍した。2年時の秋に福岡県大会優勝・九州大会準優勝を成し遂げたことから、3年時の春に第79回選抜高等学校野球大会へ出場。佐野日本大学高等学校との1回戦では、先発で8回3分の1を投げて7失点で敗れたものの、自責点は0であった。
2007年のNPB高校生ドラフト会議で、千葉ロッテマリーンズから4巡目で指名。契約金3,000万円、年俸500万円(金額は推定)という条件で入団した。背番号は60。
プロ入り後
2008年には、イースタン・リーグにおける二軍のチーム防御率が5.02という状況で、先発・リリーフ両方でフル回転。同リーグ公式戦28試合の登板で、2勝4敗、防御率3.29という成績を残した。
2009年には、イースタン・リーグ公式戦19試合に登板。1勝1敗、防御率5.74を記録した。
2010年には、イースタン・リーグ公式戦10試合の登板で、1勝2敗、防御率6.56という成績にとどまった。
2011年には、6月にイースタン・リーグの月間MVPに選ばれた[1]ほか、リーグの最終規定投球回へ初めて到達。通算18試合の登板で、リーグ5位の防御率2.68、6勝3敗、1完封勝利、2完投という好成績を残した。7月21日のフレッシュオールスターゲーム(富山アルペンスタジアム)でも、同リーグ選抜の先発投手として、2回を無失点に抑えた[2]。9月17日の対オリックス・バファローズ戦(QVCマリンフィールド)で、先発投手として一軍公式戦にデビュー。勝ち負けは付かなかったが、5回0/3を2失点に抑えた。以降も2試合へ登板したものの、2連敗でシーズンを終えた。
2012年には、一軍公式戦で6試合に登板。4試合で先発を任された。前年と同じく白星は付かず、2敗を喫したものの、防御率は3.95と前年(12.96)から大幅に改善した。イースタン・リーグ公式戦では、15試合の登板で3勝4敗、防御率3.23をマーク。
2013年には、5月6日に地元・福岡 ヤフオク!ドームの対福岡ソフトバンクホークス戦で先発。一軍公式戦へのシーズン初登板ながら、6回1/3を無失点に抑える好投で、一軍公式戦初勝利を挙げた[3]。一軍公式戦全体では5試合の登板にとどまったが、2勝0敗、防御率4.22をマーク。イースタン・リーグ公式戦でも、最終規定投球回へ2年振りに到達すると、リーグ3位の防御率2.91、5勝3敗を記録した。
2014年には、イースタン・リーグ公式戦24試合に登板。しかし、5勝9敗、防御率6.27と振るわず、一軍公式戦への登板機会はなかった。
2015年には、一軍公式戦14試合の登板で、1勝1敗、防御率4.50をマーク。イースタン・リーグ公式戦では、15試合の登板で2勝2敗2セーブ、防御率4.81を記録した。
2016年には、レギュラーシーズンの開幕を一軍で迎える[4]と、一軍と二軍を行き来しながら一軍公式戦13試合に登板。イースタン・リーグ公式戦では、21試合の登板で1勝1敗4セーブ、防御率3.68という成績を残した。
2017年には、イースタン・リーグ公式戦で、チーム最多の45試合に登板。2勝3敗ながら、クローザーとしてチーム最多の6セーブを記録したが、一軍公式戦では2試合の登板にとどまった。後に述懐したところによれば、シーズン終了後には球団からの戦力外通告を覚悟していたという[5]。
2018年には、オープン戦から一軍へ帯同。開幕一軍登録も果たしたが、登板機会のないまま、開幕カードの終了後に登録を抹消された。6月3日の対広島東洋カープ戦(ZOZOマリンスタジアム)4回表に、同点で迎えた1死満塁の局面からシーズン初登板を果たすと、無失点で凌ぐことによって、チームの逆転勝利につなげた[6]。その後も4試合に登板したものの、1敗を喫しただけでシーズンを終了。イースタン・リーグ公式戦では、35試合に登板すると、前年に続いてチーム最多の7セーブを挙げた。
2019年には、一軍公式戦4試合に登板。8月29日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(楽天生命パーク宮城)でプロ初ホールドを挙げたことを皮切りに、2つのホールドを記録したほか、シーズンを通じて無失点で凌いだ。イースタン・リーグ公式戦でも48試合の登板で2勝1敗3セーブ、防御率2.74と好投。しかし、レギュラーシーズン終了後の10月3日に球団から戦力外通告を受けると、同月30日に現役引退を発表した[7]。
現役引退後
「引退してもマリーンズの仕事に関わっていたい」との意向に沿って、2019年11月1日付で、ロッテの二軍サブマネジャーに就任[7]。
選手としての特徴
細身ながら、しなやかな腕の振りから繰り出される最速143km/hのストレートと、切れ味鋭いスライダーが武器。ロッテへの入団後は、スライダーやチェンジアップといった多彩な変化球と、キレのある直球のコンビネーションで勝負していた。2013年以降は、当時一軍のブルペンコーチを務めていた川崎憲次郎直伝のシュートも、勝負球に用いていた[8]。
ストレートについては、ロッテでの現役末期(2018年)にチームへ導入されたトラックマンで回転数を計測したところ、平均値より極端に少ないことが判明した。判明当初は回転数の少なさを引け目に感じていたが、「回転数が少なくても平均値より大きくずれていた方が、打者の体感が変わる分だけ武器になる」という球団スタッフからのアドバイスを受けたことをきっかけに、自信を持って投げられるようになったという[5]。
また、打者としての能力も高く、高校時代には対外試合で通算24本塁打を記録した。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2011 | ロッテ | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | 50 | 8.1 | 17 | 1 | 7 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 12 | 12 | 12.96 | 2.89 |
2012 | 6 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | 111 | 27.1 | 28 | 3 | 5 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 13 | 12 | 3.95 | 1.22 | |
2013 | 5 | 4 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 91 | 21.1 | 25 | 1 | 10 | 0 | 1 | 7 | 0 | 0 | 10 | 10 | 4.22 | 1.64 | |
2015 | 14 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 89 | 20.0 | 26 | 3 | 8 | 0 | 0 | 11 | 2 | 0 | 10 | 10 | 4.50 | 1.70 | |
2016 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | --- | 85 | 17.1 | 22 | 2 | 11 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 10 | 9 | 4.67 | 1.90 | |
2017 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | --- | 10 | 2.0 | 3 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 3 | 13.50 | 2.00 | |
2018 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 21 | 4.0 | 4 | 0 | 4 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 1 | 2.25 | 2.00 | |
2019 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | ---- | 14 | 4.0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 0.75 | |
NPB:8年 | 52 | 12 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 | 2 | .333 | 471 | 104.1 | 126 | 12 | 48 | 1 | 3 | 38 | 2 | 0 | 61 | 57 | 4.92 | 1.67 |
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2011 | ロッテ | 3 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
2012 | 6 | 1 | 5 | 0 | 0 | 1.000 | |
2013 | 5 | 0 | 3 | 0 | 1 | 1.000 | |
2014 | 14 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | |
2015 | 13 | 3 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | |
2016 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
2017 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
2019 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 52 | 5 | 16 | 0 | 1 | 1.000 |
記録
- 初登板・初先発:2011年9月17日、対オリックス・バファローズ19回戦(QVCマリンフィールド)、5回を2失点
- 初奪三振:同上、2回表に李承燁から空振り三振
- 初勝利・初先発勝利:2013年5月6日、対福岡ソフトバンクホークス9回戦(福岡 ヤフオク!ドーム)、6回1/3を無失点
- 初ホールド:2019年8月29日、対東北楽天ゴールデンイーグルス24回戦(楽天生命パーク宮城)、7回裏に3番手で救援登板、2/3回無失点
背番号
- 60 (2008年 - 2019年)
登場曲
- 「お前はスゲぇよ! 」175R(2011年 - )
脚注
- ^ 2軍月間MVPにロッテ・阿部、広島・庄司 デイリースポーツオンライン、2011年7月7日
- ^ 2011年度フレッシュオールスター・ゲーム 試合結果
- ^ “ロッテ阿部、故郷福岡でプロ初勝利 恩人ノリと対戦したい”. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2013年5月7日) 2013年5月30日閲覧。
- ^ “ロッテ阿部は現状維持950万「いい年にしたい」”. 日刊スポーツ. (2016年11月28日) 2013年5月30日閲覧。
- ^ a b “プロ11年で一軍43登板の崖っぷち男。ロッテの29歳・阿部和成が広島斬り。(3)”. NumberWeb. (2018年6月6日) 2019年10月31日閲覧。
- ^ “プロ11年で一軍43登板の崖っぷち男。ロッテの29歳・阿部和成が広島斬り。(1)”. NumberWeb. (2018年6月6日) 2019年10月31日閲覧。
- ^ a b “阿部投手 現役引退と二軍スタッフ就任のお知らせ”. 千葉ロッテマリーンズ. (2019年10月30日) 2019年10月31日閲覧。
- ^ “今度は年俸700!ロッテの“格安右腕”阿部が2勝目”. スポニチ Sponichi Annex (2013年5月30日). 2013年6月5日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 阿部和成 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube