コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「パゼッヘ語」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Reflist。-全角数字。
Cewbot (会話 | 投稿記録)
26行目: 26行目:
'''パゼッヘ語'''(パゼッヘご)は、[[台湾]]の[[南投県]][[埔里鎮]]で使用されていた、原住民[[パゼッヘ族]]の言語。漢字では'''巴宰語'''、'''巴則海語'''で表記される。
'''パゼッヘ語'''(パゼッヘご)は、[[台湾]]の[[南投県]][[埔里鎮]]で使用されていた、原住民[[パゼッヘ族]]の言語。漢字では'''巴宰語'''、'''巴則海語'''で表記される。


パゼッヘ族は[[サオ族]]と同様に漢化が進み、[[台湾語]]を生活言語に用いるようになった。最後の母語話者である'''潘金玉'''([[1914年]][[7月21日]]生)が[[2010年]][[10月24日]]に亡くなったことで、言語学でいう[[死語 (言語)|死語]]になったとされた。しかし、2015年に[[苗栗県]]のパゼッヘ族が、まだ4人の話者がいると主張し、パゼッヘ語が死滅したことを否定した<ref>{{Citation|title=台灣巴宰語 遭聯合國列瀕失語言 Pazeh people say there are still four Pazeh speakers left—宏觀英語新聞|url=https://www.youtube.com/watch?v=XVFmuJdGRI0|accessdate=2020-06-21|language=ja-JP}}</ref>。
パゼッヘ族は[[サオ族]]と同様に漢化が進み、[[台湾語]]を生活言語に用いるようになった。最後の母語話者である'''潘金玉'''([[1914年]][[7月21日]]生)が[[2010年]][[10月24日]]に亡くなったことで、言語学でいう[[死語 (言語)|死語]]になったとされた。しかし、2015年に[[苗栗県]]のパゼッヘ族が、まだ4人の話者がいると主張し、パゼッヘ語が死滅したことを否定した<ref>{{Citation|title=台灣巴宰語 遭聯合國列瀕失語言 Pazeh people say there are still four Pazeh speakers left—宏觀英語新聞|url=https://www.youtube.com/watch?v=XVFmuJdGRI0|accessdate=2020-06-21|language=ja-JP}}</ref>。


近年、辞典をはじめとする学習教材が作成され、パゼッヘ語の学習講座が開かれ、若者たちが文化や言語を学んでいる<ref>{{Citation|title=【 LiMA新聞世界第132集】找回巴宰語|url=https://www.youtube.com/watch?v=0kcLfWFToV0|accessdate=2020-06-21|language=ja-JP}}</ref>。
近年、辞典をはじめとする学習教材が作成され、パゼッヘ語の学習講座が開かれ、若者たちが文化や言語を学んでいる<ref>{{Citation|title=【 LiMA新聞世界第132集】找回巴宰語|url=https://www.youtube.com/watch?v=0kcLfWFToV0|accessdate=2020-06-21|language=ja-JP}}</ref>。

2021年3月3日 (水) 21:57時点における版

パゼッヘ語
巴宰語
Pazeh
話される国 台湾
地域 台湾
消滅時期 2010年
言語系統
言語コード
ISO 639-3 uun
消滅危険度評価
Extinct (Moseley 2010)
テンプレートを表示
パゼッヘ語
各種表記
繁体字 巴宰語
簡体字 巴宰语
拼音 Bāzăi Yŭ
注音符号 ㄅㄚ ㄗㄞˇ ㄩˇ
発音: バーザイ ユー
英文 Pazeh
テンプレートを表示

パゼッヘ語(パゼッヘご)は、台湾南投県埔里鎮で使用されていた、原住民パゼッヘ族の言語。漢字では巴宰語巴則海語で表記される。

パゼッヘ族はサオ族と同様に漢化が進み、台湾語を生活言語に用いるようになった。最後の母語話者である潘金玉1914年7月21日生)が2010年10月24日に亡くなったことで、言語学でいう死語になったとされた。しかし、2015年に苗栗県のパゼッヘ族が、まだ4人の話者がいると主張し、パゼッヘ語が死滅したことを否定した[1]

近年、辞典をはじめとする学習教材が作成され、パゼッヘ語の学習講座が開かれ、若者たちが文化や言語を学んでいる[2]

潘金玉のめいである潘美玉は、パゼッヘ語の復興を願って、2016年にパゼッヘ語の辞典を発刊した[3]

脚注

注釈
出典

関連項目

外部リンク