「富木駅」の版間の差分
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2021年3月9日 (火) 08:23時点における版
富木駅 | |
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駅舎 | |
とのき Tonoki | |
◄JR-R33 鳳 (1.2 km) (1.7 km) 北信太 JR-R35► | |
所在地 | 大阪府高石市取石二丁目1-3 |
駅番号 | JR-R34 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | 阪和線 |
キロ程 | 16.3 km(天王寺起点) |
電報略号 | トノ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
3,970人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1940年(昭和15年)3月1日 |
備考 |
業務委託駅 みどりの券売機プラス設置駅 |
富木駅(とのきえき)は、大阪府高石市取石二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線の駅である。駅番号はJR-R34。
高石市東部で唯一の鉄道駅である[1]。
歴史
阪和電気鉄道が最後に宅地開発を行ったのが当駅東方にある「富木の里住宅地」である。当駅はこの住宅地の最寄り駅として設置されたもの[2]で、名称は当時の大字名である泉北郡取石村大字富木に由来する。
- 1940年(昭和15年)
- 1944年(昭和19年)5月1日 -戦時買収により国有化され、運輸通信省(国鉄)阪和線所属となる [3]。
- 1952年(昭和27年)1月10日 - 小荷物の取り扱いを開始(配達の取次はなし)[4]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[3]。
- 1992年(平成4年)11月1日 - みどりの窓口営業開始。
- 1993年(平成5年)7月1日 - 阪和線運行管理システム(初代)導入。
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[5]。
- 2013年(平成25年)9月28日 - 阪和線運行管理システムを2代目のものに更新。
- 2014年(平成26年)
- 2月7日 - みどりの窓口の営業が終了。
- 2月8日 - みどりの券売機プラス稼動開始。
- 2017年(平成29年)10月1日 - ホーム上を歩いていた59歳の全盲の男性がホームから転落。男性は駅を通過してきた天王寺発和歌山行快速にはねられ、搬送先の病院で死亡した。大阪府警察は、男性が誤ってホームから転落したと見ている[6]。これに対し、同月5日に清水忠史元衆議院議員・川康二市議・明石宏隆市議らがホームドアが設置に必要なことや点字ブロックの老朽化・区別出来るタイプにすることの指摘を行っている[7]。
- 2018年(平成30年)3月17日 - 駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、分岐器のない棒線駅の構造であるが、踏切長時間鳴動対策のために駅前後の信号機が絶対信号機に変更されたため、停留所ではない。
駅改良工事が行われるまでは、改札は東口にしかなく、駅西側には、午前7時から午前9時までの臨時改札しかなかった。そのため、駅西側の住民は、1時間あたり最大37分13秒遮断される富木駅北踏切を利用する必要があった。高石市の全額負担で、駅西側に駅舎と改札口が設置され、既存の駅構内の地下道を自由通路にした[1]。
改札口は駅改良工事に伴い和歌山方面と天王寺方面で分離されており、それぞれ踏切または地下道により結ばれている。地下道はかつて駅構内に設置されていたものをそのまま自由通路として使用されている。トイレは各方面ごとにある。なお、車いす対応多機能トイレは天王寺方面改札にのみ設置。2011年4月30日までは和歌山方面の一箇所のみで、自由通路に転用されている地下道により両ホームを結んでいた。また、天王寺方面にも簡易型の自動改札機を持つ改札口は設置されていたがこちらは朝ラッシュ時に入場のみに使用されていた。
鳳駅が管理し、JR西日本交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅である。かつてはみどりの窓口があったが、2014年2月7日をもって営業を終了し2月8日よりみどりの券売機プラスが稼動した。これ以降も市販の「JR時刻表」などでは「みどりの窓口設置駅」として扱われている。
ICカード「ICOCA」を利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 阪和線 | 下り | 熊取・関西空港・和歌山方面 |
2 | 上り | 鳳・天王寺・大阪方面 |
ダイヤ
上り天王寺駅方面は、日中の11~15時台を除き普通電車のみ停車する。そのほとんどが次駅の鳳駅で、天王寺行きか大阪環状線直通の大阪・京橋行きの快速に連絡する。区間快速は、次駅の鳳駅まで各駅停車で、そこからは三国ヶ丘・堺市の2駅のみ停車する。
下り和歌山駅方面は、日中の11~15時台以外は熊取または日根野行きの普通電車が停車する。そのほとんどは、和泉府中駅や東岸和田駅で関空快速や和歌山行きの快速に連絡する。和歌山行き普通電車は、早朝及び夜間時間帯のみ運転されている。日中11~15時台の「普通」は基本的に手前の鳳駅で折り返すため、当駅をはじめ鳳駅 - 日根野駅間の快速通過駅では「区間快速」が各駅に停車する。日中1時間あたりの停車本数は4本となっている。
利用状況
大阪府統計年鑑[8]によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 4,546 |
1998年 | 4,521 |
1999年 | 4,390 |
2000年 | 4,329 |
2001年 | 4,235 |
2002年 | 4,056 |
2003年 | 4,029 |
2004年 | 3,893 |
2005年 | 3,862 |
2006年 | 3,851 |
2007年 | 3,811 |
2008年 | 3,791 |
2009年 | 3,753 |
2010年 | 3,801 |
2011年 | 3,846 |
2012年 | 3,912 |
2013年 | 4,009 |
2014年 | 3,941 |
2015年 | 4,004 |
2016年 | 4,044 |
2017年 | 4,001 |
2018年 | 3,970 |
駅周辺
駅の東方、旧大字の富木地区のことを「とのぎ」と呼称するが、この駅名は「とのき」である。地元の古くから住んでいる人たちの間では「とのき」駅と呼ぶ人はほとんどおらず、「とのぎ」駅と呼んでいる。
高石市東半部や堺市西区の一部からの、通勤通学の最寄り駅となっている。
駅前には、バス停留所やタクシー乗り場がない。直近のバス停留所は、東へ徒歩10分の堺市西区にある府道和泉泉南線の南海バス「富木」である。
東側の駅前には再開発計画があるが、未実施。
- 高石市役所
- 朝日放送ラジオ高石送信所
- 毎日放送高石ラジオ送信所
- 両者のラジオ送信所は別の施設である。
- 国道26号
- スーパーはやし富木店
- 等乃伎神社
- 高石富木郵便局
- ファミリーマート富木駅前店
- コーナン高石富木店
- アリオ鳳(堺市西区)
- ライフ福泉店(堺市西区)
- 大阪府立鳳高等学校(堺市西区)
- 富木車塚古墳
- 和泉黄金塚古墳(和泉市)
隣の駅
脚注
- ^ a b (PDF) 都市と交通 通巻86号. 日本交通計画協会. (2011-07-31). pp. 9-10 2015年5月4日閲覧。.
- ^ 竹田辰男『阪和電気鉄道史』鉄道資料保存会、1989年、102頁。ISBN 978-4885400612。
- ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、12-13頁。
- ^ 「日本国有鉄道公示第358号」『官報』1951年12月26日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
- ^ 視覚障害者事故 ホームから男性転落、はねられ死亡 大阪 毎日新聞 2017年10月2日
- ^ “ホームドア設置が必要/JR阪和線富木駅 清水前議員が事故調査”. しんぶん赤旗. 日本共産党 (2017年10月6日). 2017年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月12日閲覧。
- ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
関連項目
外部リンク
- 富木駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道