「国際まんが博」の版間の差分
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ドリームワールドでは、5,000冊の漫画の展示・販売を行う「まんが空間」、ワークショップ、複製原画や日本国外の漫画に関する展示、「[[リロ・アンド・スティッチ]]」10周年記念展などが開催された<ref>[http://www.manga-tottori.jp/?id=430 とっとりまんがドリームワールド]</ref>。米子会場では期間中の週末を中心に、[[川田まみ]]・[[ |
ドリームワールドでは、5,000冊の漫画の展示・販売を行う「まんが空間」、ワークショップ、複製原画や日本国外の漫画に関する展示、「[[リロ・アンド・スティッチ]]」10周年記念展などが開催された<ref>[http://www.manga-tottori.jp/?id=430 とっとりまんがドリームワールド]</ref>。米子会場では期間中の週末を中心に、[[川田まみ]]・[[中島愛]]らによる[[アニメソング|アニソン]]ライブや[[野沢雅子]]・[[三石琴乃]]ら[[声優]]のトークショー、[[K-POP]]アーティスト「[[S the One]]」のライブなどが実施された<ref>[http://www.manga-tottori.jp/?id=437 まんがステージ&シアター]</ref>。 |
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=== まんがサミット === |
=== まんがサミット === |
2021年4月4日 (日) 13:51時点における版
国際まんが博(こくさいまんがはく)は、2012年8月4日から11月25日にかけて鳥取県で開催された、漫画をテーマとするイベントである。
開催内容
水木しげる、谷口ジロー、青山剛昌ら著名漫画家を輩出する鳥取県は、2007年より地域おこしの一環として観光パンフレットに「まんが王国」の文言の使用を始め、2009年からはマンガサミットの誘致活動を進めた[1]。第13回国際まんがサミットが開催される2012年を「まんが王国とっとり」の建国元年と位置付け、県文化観光局に「まんが王国官房」を設置[2]。国際まんが博の開催や大規模なPR展開などを行った。事業予算は10億4800万円で、これは県の年間の観光予算の約三分の一に相当する[3]。まんが博の企画内容は、株式会社トレードマーク鳥取を幹事とし、電通や新日本海新聞社、山陰放送、ジェイアール西日本コミュニケーションズなど7社からなる共同企業体による提案が採用された[4]。PRキャラバン隊として、女性5人・男性2人で構成された「バードプリンセス」が結成され、DARAZ FMのPR番組に出演するなどの活動を行っている[5]。同隊の雇用費には、東日本大震災の震災等緊急雇用対応事業予算[6]が活用された。「まんが王国とっとり応援ソング」募集企画では、「鳥取県応援ソングプロジェクト」に使われた『GO! GO! Smile 鳥取』『HAPPY! 鳥★TORI』を含む3点の応募の中から、Youtubeの再生回数を基に『まんが王国とっとり国歌』がMPS(Most Popular Song)に選ばれた[7][8]。鳥取ふるさと大使を務めるトリンドル玲奈はまんが王国の「トットリンドル王女」に就任。8月4日の開会式で初めて鳥取県を訪れた[9]。
常設拠点
開催期間中は、鳥取県内の下記3か所を常設拠点として各種イベントが催された[10]。
- わらべ館(鳥取市) - 鳥取出身漫画家紹介コーナーが開設された。
- 青山剛昌ふるさと館(東伯郡北栄町) - 名探偵コナンとめぐる由良宿まち歩きラリーが行われた。
- 水木しげるロードおよび水木しげる記念館(境港市) - ゲゲゲの鬼太郎に関するイベントが行われた。
ドリームワールド
また、巡回展として下記の日程で「とっとりまんがドリームワールド」が開催された。
- 鳥取会場 - 8月4日~8月14日 コカ・コーラウエストスポーツパーク県民体育館
- 倉吉会場 - 9月7日~9月23日 倉吉体育文化会館
- 米子会場 - 10月20日~11月11日 どらドラパーク米子市民体育館、米子市東山体育館
ドリームワールドでは、5,000冊の漫画の展示・販売を行う「まんが空間」、ワークショップ、複製原画や日本国外の漫画に関する展示、「リロ・アンド・スティッチ」10周年記念展などが開催された[11]。米子会場では期間中の週末を中心に、川田まみ・中島愛らによるアニソンライブや野沢雅子・三石琴乃ら声優のトークショー、K-POPアーティスト「S the One」のライブなどが実施された[12]。
まんがサミット
「食と海」をメインテーマ、「マンガと地域経済効果」をサブテーマに、2012年11月7日から11月11日にかけて米子コンベンションセンターで第13回国際まんがサミットが開催された。11月8日の「マンガと地域経済効果」に関するシンポジウムおよび「マンガに描かれた食文化」に関するフォーラムを始め、文化庁メディア芸術祭の巡回展示、ちばてつや・里中満智子ら漫画家のサイン会・トークショーや公開アトリエ、キャラクターショーなどが催された。まんがサミットに関連し、下記をはじめとするイベントが実施された。
- とっとりアニカルまつり2012 - 9月8・9日、米子コンベンションセンター(アニソンライブや声優トークショー、VOCALOID楽曲の発表会など)
- 第7回ゆるキャラカップ in 鳥取砂丘 - 10月27・28日
- 中華コスプレアジア大会 - 11月10・11日、湯梨浜町 燕趙園
まんがサミットの来場者数は4万1040人、ドリームワールドの累計来場者数は22万2497人[13]、常設拠点や各地のイベントを含む総来場者数は約320万人であった[14]。
脚注
- ^ “週刊あにまの 国際まんが博【上】”. 朝日新聞マイタウン鳥取. (2012年10月1日) 2012年11月27日閲覧。
- ^ まんが王国官房発足式(2012年3月29日付県政一般・報道提供資料)
- ^ “復興予算も突っ込んだ鳥取県「まんが王国とっとり」で閑古鳥”. 税金と保険の情報サイト (2012年11月21日). 2012年11月27日閲覧。
- ^ 企画県土警察常任委員会資料(平成24年1月20日) (PDF)
- ^ バードプリンセス公式サイト
- ^ “まんが王国キャラバン隊バードプリンセスは復興予算だった”. 日本共産党鳥取県議市谷とも子 (2012年11月12日). 2012年11月27日閲覧。
- ^ 「まんが王国とっとり応援ソング」決定(とっとり動画ちゃんねる)
- ^ 鳥取県応援ソングプロジェクト「GO! GO! Smile 鳥取」「HAPPY! 鳥★TORI」 (PDF)
- ^ “国際まんが博 : 鳥取で4日開幕 トリンドル玲奈が初訪問”. 毎日新聞まんたんウェブ. (2012年8月3日) 2012年12月2日閲覧。
- ^ 国際まんが博 常設拠点
- ^ とっとりまんがドリームワールド
- ^ まんがステージ&シアター
- ^ “まんが王国の発展誓う ドリームワールド閉幕”. 日本海新聞. (2012年11月13日) 2012年12月2日閲覧。
- ^ “114日間で来場者320万人 国際まんが博閉会式”. 日本海新聞. (2012年11月26日) 2012年12月2日閲覧。