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「しらゆき (列車)」の版間の差分

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カラーリングは列車愛称の「しらゆき」に合わせたアイボリーホワイトをベースに、車両下部は沿線の特徴である[[日本海]]と空の青さを表す紫紺とのツートーンとし、白と紫紺の間には、日本海に沈む夕陽の海面への映り込みを表す朱色のラインが配されている。本配色はかつて運転されていた[[国鉄485系電車#489系|489系]]特急[[あさま|白山]]へのオマージュでもある。
カラーリングは列車愛称の「しらゆき」に合わせたアイボリーホワイトをベースに、車両下部は沿線の特徴である[[日本海]]と空の青さを表す紫紺とのツートーンとし、白と紫紺の間には、日本海に沈む夕陽の海面への映り込みを表す朱色のラインが配されている。本配色はかつて運転されていた[[国鉄485系電車#489系|489系]]特急[[あさま|白山]]へのオマージュでもある。


また本編成は[[間合い運用]]で信越本線の快速「[[らくらくトレイン|おはよう信越・らくらくトレイン信越]]」にも充当される<ref>{{Cite news |title=JRダイヤ改正、E653系特急「しらゆき」運転時刻を公開! 485系の快速列車も |newspaper=マイナビニュース |date=2014-12-20 |url=http://news.mynavi.jp/news/2014/12/20/002/ |agency=マイナビ |accessdate=2017-04-23}}</ref>。
また本編成は[[間合い運用]]で信越本線の快速「[[信越 (列車)|おはよう信越・らくらくトレイン信越]]」にも充当される<ref>{{Cite news |title=JRダイヤ改正、E653系特急「しらゆき」運転時刻を公開! 485系の快速列車も |newspaper=マイナビニュース |date=2014-12-20 |url=http://news.mynavi.jp/news/2014/12/20/002/ |agency=マイナビ |accessdate=2017-04-23}}</ref>。


===その他===
===その他===

2021年4月24日 (土) 02:47時点における版

しらゆき
E653系による特急「しらゆき」 (2017年2月 茨目駅 - 安田駅間)
E653系による特急「しらゆき」
(2017年2月 茨目駅 - 安田駅間)
概要
日本の旗 日本
種類 特別急行列車
現況 運行中
地域 新潟県
前身 特急「北越」・快速くびき野
運行開始 2015年3月14日
運営者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
えちごトキめき鉄道
路線
起点 新井駅上越妙高駅
終点 新潟駅
営業距離153.0 km (95.1 mi) (新井 - 新潟間)
列車番号 50M+号数
使用路線 JR東日本:信越本線
えちごトキめき鉄道:妙高はねうまライン
車内サービス
クラス 普通車
座席 普通車指定席:1・2号車
普通車自由席:3・4号車
技術
車両 E653系電車
新潟車両センター
軌間 1,067 mm
電化 直流1,500 V
最高速度 120 km/h[1]
テンプレートを表示

しらゆきは、東日本旅客鉄道(JR東日本)およびえちごトキめき鉄道新井駅上越妙高駅 - 新潟駅間を、妙高はねうまライン信越本線経由で運行している特別急行列車である[2]

概要

特急「しらゆき」は、2015年(平成27年)3月14日北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間延伸開業に合わせ、上越妙高駅での新幹線(主に富山・金沢方面)との接続列車として、1日5往復体制で運行が開始された。新潟県上越地方から柏崎市長岡市などを経由して新潟市とを結ぶ列車で、このうち3往復が上越妙高駅発着で、2往復が妙高市新井地区方面の利便性確保のため新井駅発着で運行されている。

北陸新幹線延長開業前日の13日まで、上越地方と新潟駅との間には、特急「北越」が金沢駅 - 新潟駅間で1日5往復、快速「くびき野」が新井駅 - 新潟駅間で1日3往復運行されており、それらの運行体制を継承した形となっている[注釈 1][注釈 2]

しらゆき」の名称は日本国有鉄道時代に日本海縦貫線急行として、JR化後に秋田駅 - 青森駅間を結んでいた快速の名称として過去に使用されていたことがある[3]
また、現在「しらゆき」が運行されている区間の特急には「みのり」の愛称が使用されていた。

運行概況

新井駅 - 新潟駅間2往復(下り1・3号/上り2・10号)、上越妙高駅 - 新潟駅間3往復(下り5 - 9号/上り4 - 8号)の計5往復が運行されている[2]

停車駅

●:停車 ▷:一部下り列車のみ停車 ◁:一部上り列車のみ停車
列車名 号数 新井駅 上越妙高駅 高田駅 春日山駅 直江津駅 柿崎駅 柏崎駅 長岡駅 見附駅 東三条駅 加茂駅 新津駅 新潟駅 備考
しらゆき 下記以外の列車 春日山駅は6号のみ停車
1, 3/2, 10号 春日山駅は1号のみ停車

所要時間

新潟駅 - 上越妙高駅間 上り 1時間58分 - 2時間04分 下り 1時間57分 - 2時間
新潟駅 - 新井駅間 上り 2時間07分 - 2時間09分 下り 2時間05分 - 2時間08分

使用車両・編成

2015年3月14日現在の編成図
しらゆき
← 新井・上越妙高
新潟 →
1 2 3 4
  • 全車禁煙
凡例
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席

新潟車両センター所属のE653系電車(1100番台)4両編成4本が運用にあたっている[2][4]

本車両は勝田車両センター所属[4]で、フレッシュひたち」として常磐線特急の一翼を担っていたE653系0番台付属編成(4両編成)である。E657系導入に伴う置換えにより付属編成は長らく余剰となっていた[注釈 3]が、2015年に郡山総合車両センターで耐寒耐雪構造の強化などの改造・改番を受け投入された。連結両数は4両のまま変更はなくE653系0番台から改造された。なお「いなほ」用の1000番台とは異なりグリーン車への改造はなく、すべて普通車である。

カラーリングは列車愛称の「しらゆき」に合わせたアイボリーホワイトをベースに、車両下部は沿線の特徴である日本海と空の青さを表す紫紺とのツートーンとし、白と紫紺の間には、日本海に沈む夕陽の海面への映り込みを表す朱色のラインが配されている。本配色はかつて運転されていた489系特急白山へのオマージュでもある。

また本編成は間合い運用で信越本線の快速「おはよう信越・らくらくトレイン信越」にも充当される[5]

その他

乗務員(運転士車掌)は新潟駅 - 直江津駅間はJR東日本、直江津駅 - 新井駅間はえちごトキめき鉄道が担当し、直江津駅にて乗務員交代が行われる。

車内販売は5往復とも実施されていない。

上越妙高駅で北陸新幹線と「しらゆき」を乗り継いで柿崎駅以遠の各停車駅との間を乗車する場合、および長岡駅で上越新幹線と「しらゆき」を乗り継ぐ場合に、「しらゆき」の乗車区間の特急料金は乗継割引適用対象となるが、対象はJR東日本線区間分のみで、乗車区間にえちごトキめき鉄道線が含まれる場合、えちごトキめき鉄道線部分の特急料金は割引対象とならない。

また、えちごトキめき鉄道では指定席料金を設定しておらず、えちごトキめき鉄道線内のみの座席指定は不可能である。

脚注

注釈

  1. ^ 特急「北越」は、上越市の旧市域では直江津駅にのみ停車していた。
  2. ^ 上越地方と新潟駅の間には「しらゆき」のほか、快速列車として直江津駅発着の「おはよう信越」下り1本と「らくらくトレイン信越」上り1本の計1往復、新井駅発着2往復、糸魚川駅発着1往復の合計4往復と合わせ、総計9往復が運行されている。北陸新幹線開業前の同区間では「北越」5往復と快速「くびき野」3往復、「おはよう信越」下り1本と「らくらくトレイン信越」上り1本の計1往復の、総計9往復が運行されていたが、開業後も本数上では概ね同等のサービスが維持されている。
  3. ^ 2011年(平成23年)3月上旬の時点では、翌2012年(平成24年)3月のダイヤ改正時からいわき駅 - 仙台駅間に新設される特急列車として運用される予定であったが、3月11日に発生した東日本大震災では同区間の一部が壊滅的な被害を受けたほか、福島県内の双葉郡広野町から南相馬市にかけての区間が東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う警戒区域に含まれ長期不通となったことから、計画は事実上中止となった。その後、2020年(令和2年)3月14日の常磐線全線復旧の際は、E657系をいわき駅 - 仙台駅間にも直通運転に計画が変更されており、いわき駅での特急の乗り換えはなくなった。

出典

関連項目

外部リンク