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2021年5月13日 (木) 21:21時点における版
神戸海洋博物館 | |
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施設情報 | |
前身 | 神戸国際港湾博物館 |
専門分野 | 海事 |
管理運営 | 神戸港振興協会 |
開館 | 1987年 |
所在地 |
〒650-0042 兵庫県神戸市中央区波止場町2-2 |
プロジェクト:GLAM |
神戸海洋博物館(こうべかいようはくぶつかん)は、兵庫県神戸市中央区のメリケンパークにある「海・船・港」をテーマとする海事関係の総合博物館。神戸港のシンボルの1つになっている。
概要
前身は1962年に開館した神戸国際港湾博物館。海事博物館としては世界有数の規模であり、1987年に、幕末の神戸港開港120年を記念して開館した。日本郵船歴史博物館(1992年開館)や呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)(2005年開館)以上の歴史を誇る。展示内容は、近代神戸港だけでなく、平清盛が修築した大輪田泊や福原京まで遡る[1]。大小200点以上の船舶模型の展示は圧巻である[2]。
波または帆船の帆をイメージさせる独特な外観の屋上構造物は白色のフレームでできており、六甲山の緑色、神戸ポートタワーの赤色との対比が美しい。夜間は青系の光でライトアップされる。
同館内では2006年より、川崎重工業が企業博物館「カワサキワールド」を展開している。新幹線0系電車の先頭車両(運転台や客席の体験可)やKV-107 II型ヘリコプター(JA9555 川崎重工業社用機「美濃」)(客席のみ体験可)の現物を展示。陸・海・空・環境などをテーマとしたクイズゲーム、「電車でGO!2高速編 3000番台」のゲーム、フライトシミュレーター、マリンスポーツシミュレーターなども設置されている。
なお、同館は車いすが必要な方や高齢者、ベビーカーとご一緒の利用者なども安心して利用できるようにスロープ・エレベーター・手摺りが設置されている。また館内のみの利用に限り、車いすの貸出し(2台まで無料)も行っている。ベビールーム・授乳室も完備[3]。令和元年10月から改修工事を行い令和2年2月5日に再度開館した[4]。
施設
- 1F
- 展示室A「現代から未来の神戸港」
- イベントスペース(鉄道模型走行会[5]などを実施)
- カワサキワールド
- 休憩室
- ミュージアムショップ
- 2F
主な屋外展示物
- 超電導電磁推進船 「ヤマト1」(実物):2016年11月撤去
- テクノスーパーライナー・全没型水中翼船 「疾風」(実物):2016年11月撤去
- トリガー装置(実物):三菱重工業神戸造船所で60年間使用
- コンテナ船「らいん丸」搭載蒸気タービンエンジン
- 自律型無人潜水機「マリンバード」
- 神戸港震災メモリアルパーク
主な屋内展示物
- ベニスの6人乗り大型ゴンドラ(実物):日本で最初に輸入
- イギリス帆船 「ロドニー号」(1/8模型。1868年の神戸開港に際して祝砲を撃った軍艦)[1]
- 菱垣廻船(模型)
- 樽廻船(模型)
- 北前船(模型)
- 客船「浅間丸」(模型)
- コンテナ船「箱根丸」(模型)
- 客船「ふじ丸」(模型)
- 客船「飛鳥」(模型)
- 客船「飛鳥II」(模型)
- 客船「タイタニック」(模型)
- 客船「クイーン・エリザベス2」(模型)
- 客船「クイーン・メリー2」(模型)
- 航空母艦「瑞鶴」(模型)
- 小西製作所製の船舶模型コレクション など
建物概要
- 竣工:1987年
- 設計:神戸市港湾整備局
- 延床面積:7,564m2 (屋外展示エリア面積を含まず)
- 所在地:〒650-0042 兵庫県神戸市中央区波止場町2-2
交通アクセス
- JR神戸線(東海道本線)元町駅下車徒歩15分
- 阪神本線・神戸高速線元町駅下車徒歩15分
- 阪急神戸高速線 花隈駅下車徒歩10分
- 神戸市営地下鉄西神・山手線 県庁前駅下車徒歩12分
- 神戸市営地下鉄海岸線 みなと元町駅下車徒歩5分
開館時間・休館日・料金
開館時間は10:00~17:00(最終入館は16:30まで)。休館日は月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌日振替休館)と年末・年始(12月29日~1月3日)。入館料金が大人(高校生以上)が600円、小人(小・中学生以上)が250円。幼児は保護者1名につき2名まで無料。この中に同館内内にあるカワサキワールドの入場料金が含まれている。同館と神戸ポートタワーの共通券の場合、大人(高校生以上)が1,000円、小人(小・中学生以上)が400円で大変お得[6]。
周辺の名所・文化施設
脚注・出典
- ^ a b 『日本経済新聞』朝刊別刷り NIKKEI日経プラス1【何でもランキング】船を知る 心は大海渡へ/3位 神戸海洋博物館。
- ^ “館内紹介”. 神戸海洋博物館 (2019年9月15日). 2019年9月16日閲覧。
- ^ “館内サービスガイド”. 神戸海洋博物館 (2019年9月15日). 2019年9月16日閲覧。
- ^ 神戸海洋博物館リニューアルオープンへ 「神戸とみなとのあゆみ」伝える
- ^ “「鉄道模型走行会(2019年9月14日・15日)」開催のお知らせ”. カワサキワールド (2019年7月9日). 2019年9月16日閲覧。
- ^ “開館時間・料金”. 神戸海洋博物館 (2019年9月15日). 2019年9月16日閲覧。
関連項目
- カワサキワールド - 神戸海洋博物館内に併設されている川崎重工業の企業ミュージアム
外部リンク
- 神戸海洋博物館
- みなとの博物館ネットワーク・フォーラム
- 神戸海洋博物館 - インターネットミュージアム
- 神戸海洋博物館/カワサキワールド - artscape
- "神戸海洋博物館". TripAdvisor.
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