「佐幌岳」の版間の差分
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'''佐幌岳'''(さほろだけ)は、[[北海道]]中央部[[新得町]]と[[南富良野町]]の境界にある山。[[日高山脈]]の最北部に位置する。 |
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2021年5月14日 (金) 00:21時点における版
佐幌岳 | |
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佐幌岳(手前)を東方より望む | |
標高 | 1,059.5 m |
所在地 |
日本 北海道空知郡南富良野町・上川郡新得町 |
位置 | 北緯43度10分24秒 東経142度46分52秒 / 北緯43.17333度 東経142.78111度座標: 北緯43度10分24秒 東経142度46分52秒 / 北緯43.17333度 東経142.78111度 |
山系 | 日高山脈 |
佐幌岳の位置 | |
プロジェクト 山 |
佐幌岳(さほろだけ)は、北海道中央部新得町と南富良野町の境界にある山。日高山脈の最北部に位置する。
名はアイヌ語で下方の川の意の「サオロオペツ」に由来する[1]。古くは「サオロ岳」とも呼ばれた[2]。
狩勝峠の北4 kmにあり、山体は花崗岩主体だが、周辺部の大部分は、十勝溶結凝灰岩の台地となっている。頂上には石狩アイヌと十勝アイヌの伝説にまつわるチャランケ(=談判)岩がある。
1954年(昭和29年)に新内側からの、1961年(昭和36年)に狩勝峠側からの登山道が開かれた。
第二次世界大戦前から滑降スキー場として使用され、1961年(昭和36年)には、国有A級スキー場の指定を受けた。1980年(昭和55年)に初めてリフトが置かれ、狩勝高原スキー場(後のサホロリゾートスキー場)として再開発された。
→「サホロリゾート § スキー場」を参照
第二次世界大戦中から、1948年(昭和23年)ころまで、頂上に気象観測所が、後には気象庁佐幌岳測候所が置かれ、1974年(昭和49年)11月1日に、新得町側標高900 mに佐幌岳雨量観測所が設置され、2009年(平成21年)まで観測を続けた。頂上の気象観測所跡地には、1978年(昭和54年)[いつ?]に避難小屋が建てられた。
山麓のうち48.71 haが、佐幌岳風致探勝林に指定され[3]、488.38 haが佐幌岳野外スポーツ地域に[1]、470.56 haが佐幌岳風景林に指定されている[4]。
脚注
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 1 北海道 上巻』、角川書店、1987年、ISBN 4040010116
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 1 北海道 下巻』、角川書店、1987年、ISBN 4040010124
- 新得町百年史編さん委員会『新得町百年史』新得町役場、2000年