コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「MacOS Server」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
Cewbot (会話 | 投稿記録)
4行目: 4行目:
|screenshot =
|screenshot =
|caption =
|caption =
|developer = [[アップル (企業)|アップル]]
|developer = [[Apple]]
|family = [[macOS]]
|family = [[macOS]]
|source_model = [[クローズドソース]](基盤となる[[Darwin (オペレーティングシステム)|Darwin]]は[[オープンソース]])
|source_model = [[クローズドソース]](基盤となる[[Darwin (オペレーティングシステム)|Darwin]]は[[オープンソース]])
15行目: 15行目:
}}
}}


'''macOS Server''' (マックオーエス サーバ)、'''OS X Server''' (オーエス テン サーバ)、'''Mac OS X Server''' (マック オーエス テン サーバ)は、[[アップル (企業)|アップル]]が開発・販売する、[[Macintosh]]の[[サーバ]][[オペレーティングシステム]] (OS) である。
'''macOS Server''' (マックオーエス サーバ)、'''OS X Server''' (オーエス テン サーバ)、'''Mac OS X Server''' (マック オーエス テン サーバ)は、[[Apple]]が開発・販売する、[[Macintosh]]の[[サーバ]][[オペレーティングシステム]] (OS) である。


== 概要 ==
== 概要 ==

2021年5月20日 (木) 11:25時点における版

macOS Server
(OS X Server / Mac OS X Server)
開発者 Apple
OSの系統 macOS
開発状況 開発中
ソースモデル クローズドソース(基盤となるDarwinオープンソース
最新安定版 5.11 / 2020年12月14日 (4年前) (2020-12-14)[1]
カーネル種別 ハイブリッドカーネル (XNU)
ライセンス APSL, EULA
ウェブサイト https://www.apple.com/jp/macos/server/
テンプレートを表示

macOS Server (マックオーエス サーバ)、OS X Server (オーエス テン サーバ)、Mac OS X Server (マック オーエス テン サーバ)は、Appleが開発・販売する、Macintoshサーバオペレーティングシステム (OS) である。

概要

macOS Serverは、macOSと同じ機能を持ち、さらにDNSPOP3IMAPSMTPMailing ListWorld Wide WebWikiBlog)、iChatiCalSMBAFPNFSDHCPVPNRADIUSOpen DirectoryNetBootQuickTime Streaming ServerPodcast プロデューサーなど、多様かつ高度なサーバとしての機能とGUIによるリモートサーバ管理ツール(サーバ管理ワークグループマネージャサーバアシスタントXgrid Adminなど)を合わせ持つ、Snow Leopard Server(Mac OS X Server 10.6)までは別製品のサーバ向けオペレーティングシステムであった。

2018年9月にリリースされたSever.app 5.7.1からは、プロファイルマネージャに特化している[2]

沿革

特徴

最初に発売されたMac OS X Server 1.x系統と現在のMac OS X v10.xをベースとしたMac OS X Server v10.x系統は、GUIのみならずカーネルそのものやAPIの違いにより基本的に互換性のない別のシステムである。

Mac OS X Server 1.0

  • 1999年夏 - 最初のバージョン (Mac OS X Server 1.0) が発売された。

Mac OS X Server 10.0

  • 2001年3月 - Mac OS X Server v10.0が発売された。

Mac OS X Server 10.1

  • 2001年9月 - Mac OS X Server v10.1が発売された。

Mac OS X Server 10.2

  • 2002年7月18日発表[3]
  • 2002年8月24日 - Mac OS X Server v10.2 (Jaguar Server) が発売された。
    • Open Directoryが初めて実装された。
    • サーバ管理、ワークグループマネージャ、サーバモニタ、ネットワークイメージユーティリティ、Macintoshマネージャ等がツールとして付属。
    • Mac OS X Server v10.2系列の最終バージョンは、10.2.8であり、セキュリティアップデートは2005年1月で終了している。

Mac OS X Server 10.3

  • 2003年10月 - Mac OS X Server v10.3 (Panther Server) が発売された。
    • Mac OS X Server v10.3系列の最終バージョンは、10.3.9であり、セキュリティアップデートは2007年11月で終了している。

Mac OS X Server 10.4

  • 2005年4月 - Mac OS X Server v10.4 (Tiger Server) が発売された。
  • 2006年8月 - Universal Binary版 Mac OS X Server v10.4.7が発売された。
    • Mac OS X Server v10.4系列の最終バージョンは、10.4.11(2007年11月14日にリリース)である。
    • 2009年9月のSecurity Update 2009-005にて、セキュリティアップデートは終了した。

Mac OS X Server 10.5

  • 2007年10月26日 - UNIX®サーバオペレーティングシステム、Mac OS X Server v10.5 Leopard(Universal Binary版)が発売された[4]
    • NEXTSTEPから引き継がれてきたディレクトリサービスのNetInfoは完全に排除され、Open DirectoryとdsLocalに置き換わった。
    • Mac OS X Server v10.5系列の最終バージョンは、10.5.8 v1.1(build 9L34)、2009年8月31日にリリースされたものである[5]。2009年8月5日にリリースされた10.5.8 (build 9L30) での問題点が修正されている。
    • 2011年6月のセキュリティアップデート 2011-004[6][7]にて、セキュリティアップデートは終了している。

Mac OS X Server 10.6

  • 2009年6月のWWDCにてSnow Leopard Serverが2009年9月にリリースされる予定と発表された。
  • 2009年8月24日、Unilimitedクライアント版が¥53,800にて、同年8月28日より発売されると発表された[8]
    • Mac OS X Server v10.6系列の最新バージョンは、10.6.8 v1.1 (build 10K549)、2011年7月25日にリリースされたものである2011年6月23日にリリースされた10.6.8 (build 10K540) での問題点が修正されている[9][10]

Lion Server 10.7 (1.0)

  • Lion Server 10.7[11]は、2011年6月のWWDC当日、Lion Serverが2011年7月にMac App Storeにてリリースされる予定と発表、同年7月20日に発売された。
  • Mac OS X Server v10.7系列の最新バージョンは、10.7.3 (build 11D50b)、2012年2月3日にリリースされたものである[12][13][14]
  • Server Admin Tools(サーバ管理ツール)はオプションとされ、別途ダウンロードが必要となった。

OS X Server 2.0

OS X Server 3.0

  • OS X Mavericksと同時に2013年10月にMac App Storeでリリースされた。Server 3.0単体アプリケーションである[16]Workgroup Manager 10.9[17]を別途ダウンロードすることで利用できる。

OS X Server 4.0

  • OS X Yosemiteと同時に2014年10月17日にMac App Storeでリリースされた。Workgroup Manager廃止。

OS X Server 5.0.3

5.0.4

  • 2015年9月21日リリース。

5.0.15

  • 2015年10月21日リリース。

OS X Server 5.1

  • 2016年3月22日にリリースされた。

5.1.5

  • 2016年5月16日リリース。

5.1.7

  • 2016年7月18日リリース。

macOS Server 5.2

  • 2016年9月21日にリリースされた。OS X El CapitanもしくはmacOS Sierraで動作する。

macOS Server 5.3

  • 2017年3月28日にリリースされた。macOS Sierraで動作する。

macOS Server 5.4

  • 2017年9月26日にリリースされた。macOS SierraもしくはmacOS High Sierraで動作する。APFSボリューム、macOS High Sierra、iOS 11、tvOS 11に対応。

macOS Server 5.5

  • 2018年1月24日にリリースされた。macOS High Sierraで動作する。

macOS Server 5.6

  • 2018年3月30日にリリースされた。macOS High Sierraで動作する。Open Directory、プロファイルマネージャ、Xsan管理以外のオープンソースサービス管理機能が2018年秋に廃止との予告が表示される。

5.6.1

  • 2018年4月16日リリース。プロファイルマネージャの機能が、新しい制限、ペイロード、コマンドに対応した[18]

5.6.3

  • 2018年9月17日リリース。

macOS Server 5.7.1

  • 2018年9月29日にリリースされた。macOS Mojaveで動作する。予告通り、プロファイルマネージャに特化し、Open DirectoryとXsan管理以外、他の機能やサービスは削除された[2]

macOS Server 5.8

  • 2019年3月26日にリリースされた。macOS Mojaveで動作する。プロファイルマネージャの機能が、新しい制限、ペイロード、コマンドに対応した[18]

macOS Server 5.9

  • 2019年10月8日にリリースされた。macOS Catalinaで動作する。プロファイルマネージャの機能が、追加・変更された、新しい制限、ペイロード、コマンドに対応した[18]

macOS Server 5.10

  • 2020年4月1日にリリースされた。macOS Catalinaで動作する。プロファイルマネージャの機能が、追加・変更された、新しい制限、ペイロード、コマンドに対応した[18]

macOS Server 5.11

  • 2020年12月14日にリリースされた。macOS Big Surで動作する。プロファイルマネージャの機能が、追加・変更された、新しい制限、ペイロード、コマンドに対応した[18]

仕様

主要なアプリケーション

2018年秋に廃止された機能については、macOS Server 5.7.1 における変更点参照

  • プロファイルマネージャ
  • OpenDirectory
  • Xsan
  • キャッシュサーバ (macOS Server 5.6.3まで)
  • TimeMachine Server(macOS Server 5.3まで)
  • ファイル共有 (macOS Server 5.3まで、macOSへ統合)
  • プッシュ通知 (macOS Server 5.6.3まで)
  • Wiki Server (macOS Server 5.6.3まで)
  • Calendar Server (macOS Server 5.6.3まで)
  • Contacts Server (macOS Server 5.6.3まで)
  • DHCP (macOS Server 5.6.3まで)
  • DNS (macOS Server 5.6.3まで)
  • Mail Server (macOS Server 5.6.3まで)
  • Message Server (macOS Server 5.6.3まで)
  • NetInstall (macOS Server 5.6.3まで)
  • Software Update Server (macOS Server 5.6.3まで)
  • VPN Server (macOS Server 5.6.3まで)
  • Xcode Server (macOS Server 5.3まで)

脚注

出典

関連項目

外部リンク