「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」の版間の差分
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2021年5月21日 (金) 02:04時点における版
プロジェクトセカイ | |
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ジャンル | ボーカロイド、リズム&アドベンチャーゲーム |
ゲーム:プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク | |
対応機種 | iOS / Android |
開発元 | セガ Colorful Palette[1] |
発売元 | セガ[1] |
キャラクターデザイン | Colorful Paletteイラストチーム iXima(協力) |
シナリオ | Colorful Paletteシナリオチーム |
メディア | ダウンロード |
プレイ人数 | 1人 - 複数人 |
発売日 | 2020年9月30日 |
売上本数 | 390万ダウンロード (2021年4月18日時点)[2] |
キャラクターボイス | 全編フルボイス対応(オリジナルキャラクター) バーチャル・シンガーは一部パートボイス対応 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ゲーム |
ポータル | ゲーム |
『プロジェクトセカイ』 (project SEKAI) は、セガとColorful Paletteの協業によるボーカロイド・初音ミクを中心としたメディアミックスプロジェクト。略称は「プロセカ」[3]。
セガよりプロジェクトの中核となるiOSおよびAndroid用ゲームアプリ『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』が2020年9月30日サービス開始。
ジャンルはボーカロイド、リズム&アドベンチャーゲーム。開発はセガとCraft Eggの開発子会社Colorful Paletteが担当する。キャッチコピーは「一緒に歌おう!」[4]。
概要
2019年8月30日、初音ミク関連のイベントの中でも最大級の複合型イベントである『マジカルミライ2019』にて、新作スマートフォンゲームプロジェクト「プロジェクトセカイ」として企画の始動が発表された[5]。
開発は『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』開発・運営を務めるサイバーエージェント傘下のCraft Eggと、本作の開発にあたりCraft Egg内に新設された子会社Colorful Paletteが担当。『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』の立ち上げから関わっていた同作品の初代プロデューサー・近藤裕一郎が本作のプロデューサー兼ディレクターを務める。企画は2017年にSEGAより提案され、当初はCraft Eggにて開発を進行させていたが、『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』に続くヒット作を開発するために後には引けない状況を作る必要があると考えた近藤が同社内のプロジェクトセカイ開発チームのコアメンバーと共にCraft Egg内にColorful Paletteを子会社として設立した。開発のコアメンバーは、Craft Eggにて初期の『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』に関わっていたメンバーで構成される[6][7][8][9][10]。2021年1月にはCraft EggからColorful Paletteへと事業譲渡が行われた。当初より、企画段階から開発までをColorful Paletteで一貫して行っていたが、当時はColorful Paletteに開発実績がなかったため、Craft Eggとの連名で宣伝をした方が良いという判断になる。その後、アプリがリリースされ十分な実績を示せたことから事業譲受はタイミングとしても良いと判断され、2021年1月8日に事業譲渡が行われた[6][11][12]。開発では親会社のCraft Eggの制作スタイルを引き継いでおり、開発以外にもキャラクターデザインのほかキービジュアルやゲーム内のカードイラスト、衣装デザイン、カードイラストやストーリー内の背景美術、各種イベントのロゴデザイン、設定・シナリオ作成などもColorful Paletteチームで内製している[13]。
ジャンルはボーカロイドの楽曲を使用した「リズムゲーム」と、初音ミクとオリジナルキャラクターによる物語が展開される「アドベンチャーゲーム」で構成されている。初音ミクが起用されたセガの「初音ミク -Project DIVA-」シリーズなどの先行作品とはゲームデザインやコンセプトなどの方向性が異なっている。これまでの初音ミク関連作品ではプレイヤーと初音ミクたちが直接向き合い、リズムゲームなどでコミュニケーションを行う形式であった。対する本作では、現代の日本・シブヤとオリジナルキャラクターたちの『本当の想い』から生まれた場所「セカイ」の2つの世界を舞台に、初音ミクをはじめとしたピアプロキャラクターたち「バーチャル・シンガー」が、現実世界で悩みや苦悩を抱えた少年少女たち本作のオリジナルキャラクター20名の本当の想いを見つけ出すサポートをするというストーリー性の強い形式となっている。そのため、様々なボーカロイド楽曲をプレイできるリズムゲームパートをメインとしつつも、オリジナルキャラクターたちの物語を描くストーリーに特に力を入れており、初音ミクたち「バーチャル・シンガー」と本作のオリジナルキャラクターである20名の少年少女たちが織りなすそれぞれの青春ストーリーを楽しみながらリズムゲームをプレイしていく、キャラクターコンテンツとしての側面が強い作品となっている。本作は「音楽と人間の関わりを支える『初音ミク』という存在を具現化した作品」になるという。このような形式になった理由は、本作が「若い世代にボーカロイドやインターネット発の音楽をもっと聴いてもらいたい」という想いからスタートした企画であったため。そのため、オリジナルキャラクターを出すことに抵抗感を持つ層がいることも分かったうえで、あえてこのような設定を企画した[14]。また、本作特有の特徴として、後述するライブ機能「バーチャルライブ」が実装されている[15][9][8][3]。
本作には『初音ミク -Project DIVA-』シリーズより、プロデューサーの林誠司が楽曲・シナリオ監修サポートで参加しているほか、『初音ミク -Project DIVA-』シリーズのアニメーション演出・制作や『初音ミク マジカルミライ』、『SNOW MIKU LIVE』などのライブにてアニメーション演出・制作を務めるマーザ・アニメーションプラネットが3DMVのモーションキャプチャ監修・3DMVアニメーション監修・3DMV演出を担当。同じく『初音ミク -Project DIVA-』シリーズや『初音ミク マジカルミライ』の振付・モーションアクターを担当したソリッドキューブが3DMVの振付・モーションアクターで参加している。ほかにも、これまで初音ミクに関わってきた企業が企画に協力している[16]。
本作には業界内で活躍するボカロPが楽曲クリエイターとして参加しており、DECO*27やMitchie M、ピノキオピー、Giga、まふまふなどのクリエイターが、各ユニットや本作のテーマソングなどのオリジナル楽曲制作を務める[8]。また、一般公募でも楽曲募集を行い、採用されるとリズムゲームパートの2Dモードで遊べる楽曲として登場する[17]。
ゲーム内ではキャラクター3Dモデルの衣装やアクセサリーを着せ替えることが可能。衣装デザインはボーカロイドにも縁のあるイラストレーターが参加しているほか、一般公募で募集されたデザインも採用されている[18]。
スタッフ
開発・運営スタッフ[16][9][19][20][21][22][23][24] | |
---|---|
企画 | SEGA[スタッフ 1] Colorful Palette[スタッフ 2] |
製作 | SEGA Colorful Palette クリプトン・フューチャー・メディア[スタッフ 3] |
開発(UI/UXデザイン・譜面など) | Colorful Palette |
プロデューサー | 小菅慎吾(SEGA) 近藤裕一郎(Colorful Palette・Craft Egg)[スタッフ 4] 佐々木渉(クリプトン・フューチャー・メディア)[スタッフ 5] |
ディレクター | 近藤裕一郎(Colorful Palette・Craft Egg) |
メインシナリオライター | 桝井愛(Colorful Palette) |
設定・シナリオ制作・楽曲発注・各種監修 | Colorful Paletteシナリオチーム(桝井愛・柴さとみ・山下あづさ・山本菜月) |
スクリプト | Colorful Palette(飯島悠太・伊藤慧一郎・大坪一誉) |
アートディレクター | 飯塚昂平(Colorful Palette) |
キャラクターデザイン・キービジュアル制作・カードイラスト&背景美術制作 ストーリー内イラスト&背景美術制作・衣装デザイン・ロゴデザイン |
Colorful Paletteイラストチーム |
キャラクターデザイン協力 | iXima[スタッフ 6] |
Live 2D | Colorful Palette |
3Dデザイン・モデリング | SEGA Colorful Palette |
3DMVアニメーション制作・バーチャルライブ開発 | 松田龍弥(Colorful Palette) |
バーチャルライブ演出・開発 3DMV・バーチャルライブ内3Dアニメーション制作 |
Colorful Palette開発チーム |
3DMV演出 | 花田義浩(マーザ・アニメーションプラネット) |
3DMVモーションキャプチャ監修・3DMVアニメーション監修 | マーザ・アニメーションプラネット[スタッフ 7] |
3D制作協力 | 株式会社ディッジ |
3DMV振付・モーションアクター | ソリッドキューブ[スタッフ 8] |
2DMV動画制作 | omu、YM |
2DMV制作協力 | 株式会社ヴィ[スタッフ 9] |
サウンドディレクター(効果音など) | Yisoch(Colorful Palette) |
ゲーム内BGM制作 | 岩永裕史(サンライズミュージック)[スタッフ 10] |
音源制作協力・楽曲制作・楽曲レコーディング | 日本コロムビア[スタッフ 11] |
楽曲ミックス・一部楽曲編曲・プログラミング・演奏 | 入江陽 |
ボーカルレコーディングディレクション | 林ちひろ(日本コロムビア) |
楽曲CD販売 | ブシロードミュージック |
ボーカロイド音声チューニング・各種監修サポート | クリプトン・フューチャー・メディア |
楽曲・シナリオ監修サポート | 林誠司(SEGA)[スタッフ 12] |
運営・マーケティング・PR プロモーション・ライセンス管理・進行管理 |
SEGA[9] |
- 開発スタッフ脚注
- ^ 『SEGA feat. HATSUNE MIKU Project』企画・プロデュース、『初音ミク -Project DIVA-シリーズ』開発・販売
- ^ 2021年1月までは親会社のCraft Eggが当時まだ実績のなかったColorful Paletteの代理で担当
- ^ 『ピアプロキャラクターズ』バーチャル・シンガー・ソフトウェア開発企業
- ^ Craft Eggに入社するまでの2011年から2014年までボカロPとして活動。muzieなどのサイトに楽曲を投稿していた。クリプトンが発売したコンピレーションCDに近藤のボカロP時代の曲も1曲収録されている。
- ^ 初音ミク開発者、同社音声チームマネージャー・初音ミク開発責任者
- ^ 初音ミク『V3(第3版パッケージ、2013年)』『V4x(第4版パッケージ、2016年)』『NT(第5版パッケージ、2020年)』キャラクターデザイン・イラストデザイナー
- ^ 『初音ミク -Project DIVA-シリーズ』アニメーション演出・制作、『初音ミク マジカルミライ』アニメーション演出・制作、『SNOW MIKU LIVE』アニメーション演出・制作など
- ^ 『初音ミク -Project DIVA-シリーズ』振付・モーションアクター、『初音ミク マジカルミライ』振付・モーションアクターなど
- ^ ライブイベント『初音ミクシンフォニー』歴代キービジュアルディレクション、『初音ミク NT』デザイン・イメージビジュアルディレクションなど
- ^ Mitchie M・2ndフルアルバム『バーチャル・ポップスター』プロデュース
- ^ 『イーハトーヴ交響曲』ほか、初音ミク関連楽曲販売、ライブ企画・運営・運営協力
- ^ 『初音ミク -Project DIVA-シリーズ』プロデューサー
- 書き下ろし楽曲制作クリエイター(オリジナル楽曲制作)[16]
- DECO*27(テーマソング、Leo/need)
- 堀江晶太(kemu)(テーマソング)
- Rockwell(テーマソング、Leo/need)
- じん(Leo/need)
- Orangestar(Leo/need)
- 164(Leo/need)
- Mitchie M(テーマソング、MORE MORE JUMP!)
- ナユタン星人(MORE MORE JUMP!)
- 40mP(MORE MORE JUMP!)
- DIVELA(MORE MORE JUMP!)
- Giga(テーマソング、Vivid BAD SQUAD)
- q*Left(テーマソング、Vivid BAD SQUAD)
- R Sound Design(Vivid BAD SQUAD)
- 八王子P(Vivid BAD SQUAD)
- Ayase(Vivid BAD SQUAD)
- ピノキオピー(ワンダーランズ×ショウタイム)
- Neru(ワンダーランズ×ショウタイム)
- OSTER project(ワンダーランズ×ショウタイム)
- YASUHIRO(康寛)(ワンダーランズ×ショウタイム)
- まふまふ(25時、ナイトコードで。)
- syudou(25時、ナイトコードで。)
- すりぃ(25時、ナイトコードで。)
- とあ(25時、ナイトコードで。)
- 書き下ろし楽曲制作クリエイター(一般公募楽曲)[16]
- 市瀬るぽ
- いるかアイス
- 企画協力クリエイター(2DMVイラスト制作)
- 森倉円
- 三目YYB
- Rella
- apapico
- BUZZ
- れおえん
- たま
- 飴村
- 八三
- モゲラッタ
- 三門
- しきみ
- りゅうせー
- リューセイ
- Rella
- れおえん
- wogura
- 企画協力クリエイター(一般公募衣装デザイン)[16]
- Dove
- 千寿
- てん
- 桃タルト
- KOJIN
- へぼ
沿革
- 2019年
- 8月30日 - 『マジカルミライ2019』にて企画始動を発表。ティザーサイト、ティザームービーを公開したほか、公式Twitterも公開した[5]。
- 10月23日 - プロジェクト発表会を配信。世界観、各ユニットキャラキター、担当声優、参加クリエイター等の情報が初公開された[8]。
- 11月1日 - ゲーム内に登場する衣装デザインを公募するキャンペーンを12月2日まで開催[8][18]。
- 11月17日 - かわさきジャズ2019「まらしぃ with 初音ミク、鏡音リン piano acoustic live」にて本作の3Dモデルがリアルライブで初披露された[8]。
- 12月13日 - ゲーム内に登場する5ユニット総勢20名のプロフィールが公開[28]
- 12月20日 - 初音ミクと大塚製薬によるコラボ企画「beyond2020」にて、プロジェクトセカイより初音ミクがポカリスエット・アンバサダーに就任。2020年1月23日には星乃一歌もポカリスエット・アンバサダーに就任した。この取り組みは1年間行われる予定であり、その期間中、複数の動画や広告に出演する[29][30]。
- 2020年
- 1月20日 - WEBラジオ番組「プロジェクトセカイ カラフルラジオ」を全8回にて期間限定でスタート[31]。
- 2月10日 - かわさきジャズ2019の札幌公演『Live Session!まらしぃ with 初音ミク&鏡音リン Piano acoustic live in SNOW MIKU』が開催。ミクやリン以外に、星乃一歌の3Dモデルも登場し、人間とボーカロイドによる「セカイVer」の歌唱が初披露された[32][33]。
- 2月25日 - ゲーム内に収録される楽曲を募集する「一緒につくろう!楽曲コンテスト」を開催[17]。
- 3月9日 - 「プロジェクトセカイ ミクの日発表会」にて事前登録情報やゲームモード、3DMVなどの情報が解禁された[34]。
- 5月8日 - クローズドβテストを5月8日18時から5月9日1時まで公募した300名限定に実施[35]。
- 6月13日 - 生配信番組「プロジェクトセカイ カラフル放送局」の初回配信が実施される[36]。放送内にて楽曲コンテストの結果が発表され、応募総数200曲以上の中から市瀬るぽが作詞・作曲を手掛ける「alive」が採用された[37]。
- 6月27日 - 第2回クローズドβテストが6月27日12時から18時まで公募した300名限定で実施[38]。
- 7月22日 - 事前登録受け付け開始[39]。テーマソングとして新たに書き下ろされた楽曲「セカイ」と「ワーワーワールド」も発表される[40]。
- 8月12日 - 特別企画として9名の作家とのコラボレーション短編マンガ「プロジェクトセカイ応援マンガ」を不定期に順次公開[41]。
- 9月4日 - 体験版アプリが9月11日正午まで配信。「Tell Your World」「ヒバナ -Reloaded-」「スイートマジック」の3曲の楽曲配信のほか、各ユニットの「バーチャルライブ」が期間中、毎日複数回開催された。期間中は中島由貴とバーチャルライバー・社築による「ヒバナ -Reloaded-」のハイスコアに挑むユーザー参加型のチャレンジ企画も開催される[42]。配信初日には「みんなで一緒にバーチャルライブ!生放送」がYouTube Live、ニコニコ生放送、Periscopeにて実施される[43]。
- 9月26日 - 「『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』リリース直前!新情報発表SP」にて事前登録者数100万人突破を発表。また、20日間連続楽曲追加キャンペーン等が公開。放送終了後には本作収録曲『命に嫌われている。』のfullVer.MVが公開された[3]。
- 9月30日 - iOSおよびAndroid用ゲームアプリとして配信開始。最終事前登録者数は114万3962人となった[44]。公式4コマ漫画の配信も公式Twitterにて開始[45]。
- 10月2日 - ユーザー数が100万人を突破[46]。
- 10月8日 - ユーザー数が150万人を突破[47]。
- 11月20日 - ユーザー数が250万人を突破[48]。
- 12月1日 - Google Play ベスト オブ 2020 日本版のユーザー投票部門にて最優秀賞に選ばれた[49]。
- 2021年
- 1月6日 - 公式YouTubeチャンネルの登録者数が25万人を突破。これを記念して5ユニットのボイスドラマの制作も決定した[50]。
- 2月8日 - ユーザー数が300万人を突破[51]。
- 3月30日 - リリースより半年が経過したことを記念して「プロジェクトセカイ ワンダショちゃんねる ハーフアニバーサリースペシャル」をYouTube公式チャンネル等で生配信。CDのリリースや各ユニットごとの新展開など最新情報が公開された。また、同日より「ハーフアニバーサリー記念 カラフルフェスティバルガチャ」や楽曲「初音ミクの激唱」も配信されている[52]。
- 4月18日 - ユーザー数が390万人を突破[2]。
開発・コンセプト
企画
- 企画は2014年ごろに始動。当初はSEGAとクリプトン・フューチャー・メディアの共同企画としてスタートした。当初は方向性が決まらず企画が難航し、2017年頃にSEGAの開発したゲームソフト『初音ミク -Project DIVA-シリーズ』とは別の方向性で作品を作ることが決まった。当初は『DIVA』をベースとする企画案もあったが、スマホアプリの普及のほか、バーチャルYouTuberの増加による視聴者と配信者の垣根の変化、初音ミクが様々なメディアで別のミクを演じたり多様なキャラクターと交わる機会が増えたことで、『DIVA』とは違う別の展開ができるのではないかという案が持ち上がる[53]。
- しかし、その後も両社の間でスマートフォン向けの企画案が浮かばず限界を感じたことで、外部の企業に協力を求める。その過程で、Craft Eggで『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』のプロデューサーを務めていた近藤裕一郎を紹介される。近藤はボカロPとして活動していた時期があり、ボカロ曲を作っても確実に聞いてもらうチャンスが少なくなってきた現代において、そんなボカロPたちのサポートができるような企画を作りたい考えていた。そのため、この企画には賛同したが、当初は企画参加について即答できずにいた。その後、近藤は改めて企画案を考えて両社に提出。最終的に3社体制で企画が始動した[53][9]。
- 企画当初はファンタジー要素の強い世界観で設定制作が進んでいた。しかし、プロデューサーの一人でクリプトン・フューチャー・メディアの初音ミク開発者であり、音声チームマネージャー・初音ミク開発責任者の佐々木渉より「ボーカロイドの楽曲は多く、ジャンルを分けることで紹介をしやすくなり聴くほうも分かりやすくなる」と提言したことから、近藤は設定を大きく変更。最終的にはCraft Egg(現・Colorful Palette)が『バンドリ!ガールズバンドパーティ!』を通して評価を得た「現実世界に軸をおいた青春群像」を生かした設定・シナリオを取り入れ、オリジナルキャラクターが生きる現実世界と、ミクたちがいる異世界を行き来するストーリー設定が完成した。また、若いユーザーも作品に入り込みやすい現代に舞台を変更し、ジャンルにも近年大きく取り上げられることの多い「アンダーグラウンド」や「ストリート」を取り入れることになる。シナリオ設定を含め、開発全体に近藤がプロデューサーを務めた『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』の経験が活かされている[53][10][9]。
世界観
- 物語の舞台は現代の日本・シブヤ。登場人物たちは現実世界とキャラクターたちの想いから生まれた場所「セカイ」を行き来する。セカイには、強い想いを持つ少年少女のデバイスに突如生じるメロディも歌詞もない無音の楽曲「Untitled(アンタイトル)」という曲を再生することで行き来ができる。ここを訪れたキャラクターたちはボーカロイドのミク達と出会い、交流を通して自分たちの本当の想いを見つけ出すことで「Untitled」に名前がつき、歌が生まれる。セカイのミク達は想いの持ち主が「本当の想い」を見つるサポートをしてくれる存在として描かれる。「セカイ」は「『想い』から生まれた不思議な場所」と位置づけられており、『想い』の数だけセカイが存在している。ミクたちは『想い』に応じて姿や性格を変えるため、セカイの数だけそれぞれ個性的なミクたちが存在する。一方で、現実世界でのミクたちはバーチャル・シンガーとして世界中のクリエイターが創りあげた歌を表現しており、実際のボーカロイドと同じ存在として描かれる[8][10]。
- 本作ではボーカロイドのジャンルを「バンド」「アイドル」「ストリート」「ミュージカル」「アンダーグラウンド」の5つに分類しており、それぞれの物語を紡ぐ5つのオリジナルユニットが展開される[8]。バーチャル・シンガーたちはそれぞれのセカイに存在しており、セカイによって個性や雰囲気が異なっている。また、オリジナルの5ユニットとは別にミクたちピアプロキャラクターズ[注釈 1]を主役とした「バーチャル・シンガー」のストーリーも用意されており、計6つのユニットの物語が展開される[14]。
コンセプト
- 本作は、「若い世代のユーザーにボーカロイドやインターネット発の音楽をもっと聴いてもらいたい」という想いから企画されている。そのため、ジャンルには近年大きく取り上げられることの多い「アンダーグラウンド」や「ストリート」を取り入れることになった[10][9]。
- 近藤は、ボカロ曲を作っても確実に聞いてもらうチャンスが少なくなってきた現代において、そんなボカロPたちのサポートができるような企画を作りたい考えており、アマチュアとして活動するクリエイターが制作した曲が少しずつ収録される仕組みを作る等の体制を作り、それをきっかけに新しいモチベーションを得て、曲を作る新しいユーザーを生み出し、ネットの音楽シーンが盛り上がるきっかけのひとつを作りたいと考えて企画を進めた[9]。
- 本作で多様なユニットやジャンルが設定された理由は、「初音ミク」の世界観を考えたとき、キャラクターたち個人がそれぞれ別のジャンルの曲を歌うのではなく、数を絞りユニットごとにジャンルを設定することで、初音ミクの持つ多様性を表現すると同時に新規ユーザーも手を付けやすいカテゴリーの数になるため設定された。ただし、ジャンルの設定についてはSEGA・クリプトン・Colorful Paletteの3社で多くの議論を重ね、ボカロ界隈の曲のジャンルをイメージし、最終的に現在の5つのジャンルになったのだという[10][9]。
- 企画当初は「和風」のカテゴリーも存在したが、和風は音楽性よりも音色やアレンジの要素が強く、それでカテゴライズするのは難しいと判断され外されることになった。今回カテゴライズされた中でも、ボーカロイドの音楽ゲームを作るうえで「アンダーグラウンド」は絶対に外せない要素としてカテゴリーされた。「アンダーグラウンド」では、キャラクターコンテンツではやり辛い「死生観」にもボーカロイドの大事な要素として踏み込むシナリオ展開を想定している[9]。
- キャラクター設定やストーリー展開は「バンド」「アイドル」「ストリート」「ミュージカル」「アンダーグラウンド」の5つのカテゴライズが決定してから制作された。「セカイ」という設定は、『1人の「初音ミク」というキャラクターだけを登場させるのは、これまでのミクの歴史や既存のファンに対してやってはいけないことだ』という判断から設定が作られた。これは、『ボカロは多様性が大事であり、各ボカロPごと、各楽曲ごとに様々な初音ミクやボーカロイドが存在し、さらに楽曲を聴くリスナーにもそれぞれが考えた自分だけの初音ミクがいる。そのため、多くの人々によって様々なセカイが形成され、そこにはセカイに合わせた様々な個性のミクたちがいるという形にすることで、初音ミクの多様性を表現する』という方針によるもの。当初は、カテゴリーだけではなく楽曲ごとにセカイを作る案もあったが、それでは新規が入りにくい設定になる点や、現実的な開発の工程数の問題も発生するため却下となる。このような考えから生まれた設定であるため、現在の5つのセカイが、今後、さらに広がる可能性や、新しいセカイ、新たなユニットが今後誕生することも想定した上でベースの世界観が作られている[9]。また、クリプトンのキャラクター以外のボーカロイドが関われるような余地も残して設定を作っている[53]。
- 今回、本作に限って20名のオリジナルキャラクターが新規に登場する。そのため、抵抗感を覚えるボカロファンも多いことは当初より予想されていたが、本作はボカロ文化から反するものを作ろうとしているのではなく、本作を入り口にボカロに触れる新規ファン層に目を向けつつ、今までのファンともうまく寄り添える作品バランスを目指している。そして、新規層が原曲を視聴し、さらに歌ったり曲を作ったりするようになってボカロ界隈が盛り上がることを目標としている[53]。
- 男女混合ユニットを設定した理由は、バーチャルシンガーたち自体が男女混合のユニットであり、ボーカロイドコンテンツ自体も男女問わずファンが多いことから、初期段階より想定してコンセプトが作られた[54]。『プロジェクトセカイ』のオリジナルキャラクターに関してはクリプトン・フューチャー・メディアとセガゲームスの監修のもと、Colorful Paletteのスタッフ陣が合宿ミーティング等も実施して協議を重ねて創り上げられている[55]。
- キャッチコピーは『一緒に歌おう!』。これは、『セカイは広がっていく』という想いが込められており、「一緒に歌おう!」はミクたちとオリジナルキャラクターたちだけではなく、様々なクリエイターやユーザーも含まれている。また、様々なアーティスト、イラストレーターと一緒に楽曲やイラストを作っていくことを目的としており、コラボレーションのほか一般公募も積極的に行っている[53]。
キャラクターデザイン・3Dモデル
- デザインはアートディレクターの飯塚らColorful Paletteイラストチームと、「初音ミク V3」「初音ミク V4X」「初音ミク NT」のキャラクターデザイナーであるiXimaが協議しながら制作しており、キャラクター全体のデザインのベースはiXimaの絵柄に合わせている。また、デザインに関しては『Project DIVA』シリーズのデザインとは明確に差別化することを意識してデザインが制作されている。デザインの際にはLive2Dや3Dモデルのデザインと齟齬が出ないようにColorful Palette内の各セクションやSEGAと連携している[54]。
- オリジナルキャラクターに関しては、「バンド」「アイドル」「ストリート」「ミュージカル」「アンダーグラウンド」の楽曲イメージからコンセプトを立てて、少しずつキャラ付けをしながらデザインが作成された。その際に、「バーチャルシンガーと共存できるデザイン」になるように調整されている。「Leo/need」は等身大の女子高生が持つ悩みを描いていくストーリーのため、バンドよりも「学生」をイメージしてデザインが作られている。そのため、衣装も「高校の制服」がベースとなっている。「MORE MORE JUMP!」は平成後期の王道アイドルをコンセプトに、2020年以降も古いデザインに見えないようにスタイリッシュな面を取り入れている。スカートにはピアノの鍵盤柄を入れて音楽的な要素を取り入れたほか、4人チームではあるが「希望」という花言葉を重視して三つ葉をイメージデザインとして採用している。「Vivid BAD SQUAD」は、こはねはカジュアルでローティーン、杏はスポーティー、彰人はアウトドア、冬弥はアーティスト色強めなデザインを採用し、衣装に私服を採用したことで、他のユニットと違い統一感は敢えて重視しない方針がとられている。そのため、服のロゴ等もキャラごとに別のものを作成している。また、クリプトン・フューチャー・メディア側がストリートジャンルのファッションに造詣が深いこともあり、両社とiXimaの間で協議が重ねられたうえで制作された。「ワンダーランズ×ショウタイム」はテーマパークのキャストというコンセプトを元に、王子様、森の妖精、天使、ヴィランの役割が割り振られてデザインが行われた。「ネネロボ」に関しては、『プロジェクトセカイ』のマスコットキャラを作ることをコンセプトに、『ミクダヨー』をベースに寧々と共存できるようなデザインとなっている。「25時、ナイトコードで。」は、ダークさを表現しようとすると作品コンセプトと異なるファンタジー的なデザインになるため、現代的なリアルなダークさを表現するために「Leo/need」と同じく「高校の制服」を採用。「Leo/need」との差別化としてセーラー服をベースにした衣装となっている[54]。
- 各学校の制服は、「宮益坂女子学園」は歴史ある学園というコンセプトからセーラー服、「神山高校」は新設で自由度の高い高校というコンセプトからブレザーを採用している。また、キャラの個性を出すために、各キャラクターに合わせた着こなしになるようデザインされている[54]。
- キャラクターデザインの中にはデザイン協力のiXimaが主導でデザインを担当したキャラクターも存在しており、「25時、ナイトコードで。」のセカイに登場する初音ミクのデザインを手掛けたほか、「Vivid BAD SQUAD」のオリジナルキャラクターデザインは原案をColorful Paletteイラストチームで手掛けつつ、ベース部分の6割はiXimaが手掛けている[54]。
- 3Dモデルでは、スマホで動かす制限の中でも、スカートの裏側など見えない部分で調整を行い、目立つ部分にリソースを割くようにしている。また、アウトラインを均一の線ではなく部分的に太さを変えて、よりイラストに近いモデルになるよう調整されている。揺れものに関してはダンスシーンで違和感を覚えないように、干渉やめり込みの調整を出来る限りで行っている。1つの衣装モデルの完成までには約1ヶ月ほどかかる[54]。
キャスティング
- オリジナルキャラクターのキャスティングでは、歌唱力も重視しているが、『歌が上手いという定義は世代によっても違う』という考えから、『今風の歌に合う歌唱力』という点を重視してオーディションを行い、各キャラクターの声優がキャスティングされている。歌唱に関しては人間の歌声とボーカロイドの音声が上手く馴染むように、クリプトンの最新テクノロジーが使用されている[53]。声優陣の中には初音ミクと関連の深い声優もおり、花里みのり役の小倉唯は『初音ミク -Project DIVA-』にて初音ミク専属モーションアクターを担当しており、青柳冬弥役の伊東健人は過去にボカロP「21世紀P」として活動していた経歴がある。
音楽
- 楽曲制作ではSEGAと日本コロムビアを中心に楽曲収録が行われており、クリプトン・フューチャー・メディアでボーカロイド音源の作成、Colorful Paletteで楽曲のオーダーとシナリオ面での監修を行っている[23]。
- 楽曲収録ではボーカルレコーディングディレクションを務める日本コロムビアの林ちひろが細かいディレクションを行っている。その際、楽曲のイメージ資料をSEGAが制作し、Colorful Paletteシナリオチームが資料を監修したうえで声優陣に渡され、全体でイメージの共有が行われている。カバー曲の制作期間は楽曲選定に1ヶ月から2ヶ月、その後、スケジュール調整、Colorful Paletteシナリオチームによる監修、キーの調整等の下準備に2ヶ月をかけてレコーディングを行う。そこから、原曲の作曲者であるボカロP監修の元でミックスを行うのに1ヶ月ほどかかり、最終的に1曲あたり5ヶ月の制作期間を必要とする。ゲームパートの尺調整はボカロP自身から指定される場合もある[23]。
- ゲームに収録する既存のボーカロイド楽曲の候補は、SEGA、Colorful Palette、クリプトン・フューチャー・メディアの3社で検討されている。その際、若い世代がボーカロイドの音楽に親しめるように、幅広く各世代の楽曲は取り入れつつ、新しい楽曲の割合を多くしている。楽曲候補はキャラクターやユニットの音楽性なども加味しつつ、常に500曲程度がリストアップされている[23]。各楽曲を担当するシンガーの選定も3社で検討しており、各ユニットのイメージや原曲のイメージなども優先して楽曲を選定している。その際、シナリオを担当するColorful Paletteから「どの楽曲がどのキャラクターにあっているか」というシナリオ観点によるオーダーや監修が入ることもある[23]。
- ゲームオリジナルの書き下ろし楽曲はイベントストーリーを元に制作するため、Colorful Paletteシナリオチームよりシナリオ完成後に「どのキャラクターがメインのイベントなのか」「どのようなストーリー展開なのか」「どのような曲調のイメージなのか」という情報がSEGAに提供され、その情報を元にSEGAを中心にボカロPの選定が行われる。選定の際にはボカロP自身の作風を重視することが多い。また、担当するボカロPがファンから持たれているイメージと乖離した曲にならないように調整されている。ボカロPに楽曲を依頼する際にはシナリオの進行度に合わせて、登場人物の情報や該当イベントまでのストーリー展開などの情報も一緒に提供されている[23]。ただし、ボカロクリエイター自身の持ち味や独自の世界観を表現してもらうため、依頼の際にColorful Paletteシナリオチームより提示される「使用してほしいキーワード」や「楽曲イメージ」は必要最低限のものとなっている[56]。
- オリジナル楽曲を一定のペースで追加し続けることは、企画当初から決められており、ボカロクリエイターにコンスタントにオリジナル曲を書き下ろして実装していくためにクリプトンのプロデューサーである佐々木が中心となり各クリエイターと交渉を行っている。リリース後はGigaやDECO*27、Mitchie Mらが『プロジェクトセカイ』の第1波のオリジナル曲を提供したことで、他のクリエイターより「このユニットの曲を書きたい」と声をかけられることも増えたという[56]。
- オリジナルキャラクターを演じる声優陣とバーチャルシンガーたちが一緒に歌うという取り組みに関しては、当初から共に歌うことを想定していたわけではなく、人間とバーチャル・シンガーが共存している本作で「どう共存するのか?」を協議した結果、最終的に「一緒に歌う」という結論となり、本当にそんなことできるのかクリプトン側と協議しながら同社の技術を駆使して作り上げられた[56]。
ストーリー
- ストーリー全体のコンセプトは、ユーザーから共感される物語にする点と、本作のオリジナルキャラクターである20名の少年少女たちを人間として描くことを重点に置いて物語が制作されている。これは近藤が以前、初代プロデューサーを務めていた『バンドリ!ガールズバンドパーティ!(ガルパ)』の経験も活きており、当時、キャラクターゲームでの踏み込み方について迷っていた近藤は、『ガルパ』を通して登場人物の人間らしさの部分にユーザーから大きな共感を得れた経験から、デフォルメをして登場人物たちを「どこか作られたようなキャラクター」にせず、そこを調整しながらリアルさや人間らしさ、さらに「死生観」など全年齢で表現できるギリギリのラインに踏み込んだ人間関係やシナリオを描くことを重視している。また、初音ミクという音楽と深いつながりのあるIPコンテンツであることから、物語全体を通して「音楽である必然性」を大事にしている[9]。
- 全ユニットのストーリーすべてにおいて、ミクたちの立ち位置は、ユニットメンバーたちの「背中を押す」というスタンスに徹底している。これは、ボーカルソフトウェアとしての「初音ミク」を「プロジェクトセカイ」としてデフォルメして解釈した結果、このような形になった。初音ミクは、それ単体からは音楽は生まれず、クリエイターという「何かを表現したい、生み出したい」という想いを抱く存在がいるからこそ、その想いが初音ミクというツールと噛み合って音楽が生まれる。そのような初音ミクの「原点」と向き合った結果、『プロジェクトセカイ』でもミクたちは、キャラクターの「想い」をサポートする立ち位置に設定されている。また、ミクたちバーチャル・シンガーはスマートフォンやデバイスのホログラム映像を通じて現実世界にも干渉する場面がある。これは、垣根を自由に飛び越えられるところもミクの多様性だという解釈からきている[9]。
- オリジナルキャラクターたちの物語はユニット間だけにはとどまらず兄弟やクラスメイトなど、これから人間として成長していく段階であるであろういろいろな出会いや広がりを描くために、様々な登場人物との関係性が描かれていく。ただし、5つのユニットやミクたちが全員集まって、全ての登場人物で共同して何かをやるというストーリーは一切想定されていない。これは、物語の根幹にある「キャラクター個人の成長」を描く際に、全ユニットが集まって何かをするとお祭り騒ぎ的な内容となってしまい、「個人の成長」をメインとして描くことができないと判断されたため。そのため、他のユニットに所属する人物同士の交流が描かれることは多く想定されているが、全ユニットが集まることは想定されておらず、あくまでユニットごとのストーリーがメインとなる。ただし、他のユニットとの出会いがキャラクターの成長に繋がるという要素は大事にしており、全ての関係性を繋げると、いつのまにか全キャラクターが繋がっていたという展開になるように物語が構成されている[9]。
- ストーリーラインとして、全年齢作品だからといって綺麗な物語を作ろうとは想定していない。綺麗な物語を作ろうとすると、内容がご都合主義的なものになってしまい、ユーザーからの共感を得られないと考え、『現実的な問題に向き合っていく内容』を意識してストーリーが練られている。これは、ボカロ楽曲を扱う作品としても、『若い層の抱える葛藤』を描くためには綺麗な内容だけでは表現できない内容が多いことも由来している。しかし、近藤は本作のシナリオに共感したとしても、「だからこうすべき」という制作側の主張は押し付けるつもりは一切なく、大人にとって些細な問題でも、それに対して様々な葛藤を抱ええる世代に、同じ悩みに向き合うオリジナルキャラクターを通して勇気をもらってほしいと考えていると語っている[6]。
プレイヤーの立ち位置
- 本作をプレイするプレイヤーは作中にて、ある空間で「セカイ」の誕生とその行方を見守る「初音ミク」と出会う。プレイヤーとその空間にいるミクは各セカイへ干渉することができず、オリジナルキャラクターたちと各セカイのバーチャル・シンガーたちを見守ることしかできない立ち位置となっている。そのため、作中に登場するキャラクターたちと直接接触することは一切できない仕様となっている。
- バーチャルライブでは、プレイヤーの「キャラクターたちを応援したいという想い」から生まれたセカイに入ることができる。その空間でアバターと呼ばれる仮の姿になったプレイヤーは、他のセカイと少しだけ繋がっているエリアでキャラクターたちの演奏を見て、応援することができる。その光景はセカイ側からは基本的に観測することはできないが、プレイヤーたちの光景は「キラキラと光る想いの光」としてセカイ側のキャラクターたちに見えることもあり、それに対して反応を示してくれることもある。一方で各セカイのバーチャルシンガーたちはプレイヤーの姿が見えている演出がなされていることもある。このセカイでも基本的にはプレイヤーはキャラクターたちと接触はできず、現状、作中全体を通してプレイヤーが接触できるキャラクターは序盤に出会う「初音ミク」のみである。
バーチャルライブ
- バーチャルライブはSEGAのプロデューサーである小菅とColorful Paletteのプロデューサーである近藤との間で、開発期間中の2018年9月頃に「他のリズムゲームにはない新しい体験が何か1個は欲しい」という話しが上がり企画が動き出した[57]。
- 最初は、ストーリーのなかでLive2Dのバストショットの立ち絵では表現が難しい、ストーリーの中で繰り広げられる音楽シーンを見られる環境を作るというコンセプトで開発が動き出した。また、当初は、VRで演出するという案も挙げられていた。実際に、3DMVアニメーションや現・バーチャルライブの開発を担当するColorful Paletteの松田龍弥によってVRモードが制作され、アルファ版まではVRコンテンツとして開発が進められていた。しかし、近藤から「ひとりで見ているだけでは体験としては面白くない」という意見が上がり、「他のユーザーとも一緒に見られる」要素を重点に再度、開発が進められ、その過程でVR案は廃止となり、現在のバーチャルライブのスタイルに変更された。ただし、VR案自体はリリース開始1か月前まで動いており、開発の松田は今後もVRモードは検討していきたいとインタビューで話している[57]。
- バーチャルライブが現在の方針になってからは、「リアルでライブに行くのと同じ体感をバーチャルで味わう」をコンセプトに開発が行われている。バーチャルライブは開発段階では座席固定で鑑賞をするスタイルであったが、最終的にアバターが移動できる形に変更された。この仕様変更は開発チーム内で賛否両論があり、協議の末にリリースの4か月前に移動ができるように改修することが決まり、配信3か月前の6月に完成した[57]。バーチャルライブにはColorful Palletの親会社であるサイバーエージェントゲーム事業部の研究開発チームが作り上げたシステムを基盤としてシステムが作り上げられている[56]。
- 当初は待合室などのモードは無く、直接ライブ会場に繋がるシステムであったが、開発中に追加されたアバター着せ替えモードやユーザー同士のコミュニケーションを行える場として、待合室機能が追加された。デフォルトのアバターデザインは、『世界観を崩さないことを前提に、作中の登場人物(人間)のデザインからは離れたデザインにする』ことが最初に決められた。これは、人間の想いの集合体でありながらも作中の世界とは別の次元の存在であるアバター(ユーザー自身)を表現するため[57]。
- ライブモードでは、当初のコンセプトとして『数万人規模のプレイヤーが同じライブを一緒に見る』という体験が想定されていた。その後、リリース段階では1つのライブ会場に最大で15人まで参加できるシステムが導入された。後に人数規模は最大100人までに拡大されている。ライブは一人でもゆっくり鑑賞したいプレイヤー向けに「プライベートルーム」が作成できるようになっている[57]。
あらすじ
- プロローグ
- 東京都・シブヤ。傘を持ち街を歩く制服姿の少女・星野一歌は交差点の巨大ビジョンを見上げる。そこにはバーチャル・シンガーの初音ミクが写っていた。その姿を見つめる一歌。
- 「すごいな、ミクは。昔からずっと、どんな風にでもなれて、すごく ……自由で」
- 彼女が帰宅するとスマホの中に見知らぬ楽曲「Untitled(アンタイトル)」が入っていることに気付く。その曲を再生すると、一歌は白い光に包まれる。目を開いた一歌の前に現れたのは「初音ミク」であった。心の内に閉じ込めた本当の想い、本当の歌をみつけるため、少年少女たちの物語が始まる[58]。
- Leo/need(メインストーリー)
- 高校1年生の星乃一歌は中学時代のあるすれ違いから幼馴染の日野森志歩、望月穂波と疎遠になる。そんなある日、中学の時から病気療養中だった天馬咲希が高校に復学する。そして、咲希が一歌たちの前に現れたことで、彼女たちの距離に大きな変化が訪れる。一方、一歌はあるきっかけから「セカイ」と呼ばれる不思議な空間でバーチャル・シンガー・初音ミクと出会う。その現象をきっかけに、一歌と咲希は志歩と穂波に起きた中学時代のある過去と向き合うことになる。はたして一歌たち4人はすれ違いを乗り越えることができるのか[59]。
- MORE MORE JUMP!(メインストーリー)
- アイドルを夢見る少女・花里みのりはオーディションに不合格続きであった。だが、みのりは憧れのアイドル・桐谷遥の存在を胸に、諦めずにオーディションに応募し続けた。そんなある日、遥が突如アイドルを辞めて芸能界を引退し、みのりと同じ高校に復学してきたのだ。みのりは遥に会いに行きファンだったことを伝えるが、彼女はどこか複雑な思いを抱えていた。そして、みのりは偶然にも同じ高校に在学していた元アイドルの桃井愛莉と現役アイドル日野森雫からアイドルのレッスンを受けることになる。アイドルを夢見るひとりの少女はアイドルを辞めた少女たちと共に、もう一度、夢に挑む[59]。
- Vivid BAD SQUAD(メインストーリー)
- 内気で人前に出ることが苦手な少女・小豆沢こはねは、ある日、裏通りから聞こえてきた白石杏の歌声に衝撃を受ける。一方、杏もあるきっかけでこはねの歌声を聴き、その歌声に導かれるように杏はこはねにユニットを組む提案をする。そして、こはねも杏に導かれるようにストリート音楽の世界に足を踏み入れることを決意。こはねと杏は女性ストリートユニット「ViVids(ビビッズ)」を結成する。そんなある日、彼女たちの前に中学時代から音楽活動をしている男性音楽ユニット「BAD DOGS(バッド・ドッグズ)」の東雲彰人と青柳冬弥が、彼女たちを潰すために立ちはだかる。伝説を超えるため、少年少女の想いをぶつけ合う物語が始まる[59]。
- ワンダーランズ×ショウタイム(メインストーリー)
- 高校2年生・天馬司は病弱の妹・咲希を大切にしており、世界一のショースターを夢見る少年であった。ある日、司は人気のテーマパーク「フェニックスワンダーランド」の採用面接を受け、アルバイトとして採用される。しかし、彼がキャストとして配属されたのは、観客の寄りつかない寂れたステージであった。そんなステージで司は、ステージの復活を願う少女・鳳えむと出会う。更に、新たな劇団員として神代類、草薙寧々が加わり、一緒にステージをすることになる。はたして彼らは、寂れたステージを復活させることができるのか[59]。
- 25時、ナイトコードで。(メインストーリー)
- 自身の音楽が原因である不幸を招いたトラウマを抱えている引きこもり少女・宵崎奏。彼女はボイスチャットツール「ナイトコード」を通じて毎日25時に、お互いに顔も名前も知らない仲間と共に音楽サークル『25時、ナイトコードで。』で日々楽曲を作り続ける生活を送っていた。しかし、ある日を境にサークル仲間のひとり・雪と連絡が取れなくなってしまう。彼女の行方を探る中で、雪のフォルダに「Untitled」というデータがあることに気づいた奏は内容を確認しようとするが...。この事件をきっかけに彼女たちは、それぞれが抱える「消えたい」という想いと向き合うことになる[59]。
- バーチャル・シンガー
- バーチャルシンガーが主役のユニットストーリーでは、オリジナルキャラクター達のユニットストーリーの裏側で、そこでは描かれなかった「各セカイでのバーチャル・シンガーたちの、ユニットストーリーを補足するサイドストーリー」がオムニバス形式で展開される。そのため、各ユニットストーリーとバーチャル・シンガー達のストーリーの両方を読むことで、1つのセカイの物語が完成する形式となる[60]。
登場人物
本作にはオリジナルキャラクターが20名登場する。各ユニット4名ずつに分類されており、それぞれ、バンドユニット「Leo/need」、アイドルユニット「MORE MORE JUMP!」、ストリートユニット「Vivid BAD SQUAD」、ショーユニット「ワンダーランズ×ショウタイム」、正体不明の音楽サークル「25時、ナイトコードで。」に分類される[61]。
セカイはオリジナルキャラクターたちの想いで作られた場所である。しかし、例外として「ワンダーランズ×ショウタイム」のセカイは天馬司、「25時、ナイトコードで。」のセカイは朝比奈まふゆと、それぞれ個人の想いからセカイが誕生しており、他のメンバーはそのセカイに招かれた形となっている。そのため、セカイの変化も司やまふゆの心境の変化によって変わる部分が大きい。一方で、まふゆのセカイでは、絵名の心境の変化によって鏡音リンが姿を現すなど、招かれたメンバーの想いが影響している部分も存在する。
プレイヤーは序盤に登場する「初音ミク」以外と直接接触することは一切なく、現実世界とも各セカイとも違う別の空間からキャラクターたちを見守る存在となっている。
バーチャル・シンガー
各セカイに登場するバーチャル・シンガーは序盤は決められたメンバーのみ登場するが、物語が進行していくと他のバーチャル・シンガーとの交流も可能となる[60]。ゲーム内ではバーチャルシンガーの声はボーカロイドを利用したものが使用されており、声優による音声収録は行われていない。ゲーム内・公式サイトでは音声ソース提供者が「ORIGINAL CV」としてクレジットされている。
バーチャル・シンガーはセカイごとに人格に大きな違いがあり、とくに初音ミクに関しては姿や髪の色まで全てが異なっている。そのため、セカイごとのバーチャル・シンガーは同じ名前でも全く別の存在として描かれる。
Leo/need
Leo/need(レオニード)は渋谷にある宮益坂女子学園に通う幼馴染の女子高生4人で結成されたバンドユニット。略称は「レオニ」。ジャンルは「バンド」[61]。セカイのモチーフは学校の教室。セカイに居るバーチャルシンガーは初音ミク、巡音ルカ、MEIKO。
かつてはお互いにすれ違い、バラバラになってしまっていたが、その苦難を乗り越え結成された[61]。
「Leo/need」のコンセプトについて本作のメインライターである桝井は「等身大の普通の女子高生たちを描く」ことを念頭に置いている。そのため物語としては、大きな出来事が起きてそれを乗り越えていくという壮大な物語は想定されておらず、幼馴染たちとの友情や関係性で悩み、ときには喧嘩し、時には相談し合いながら困難を乗り越える姿を描くことが重視されている。そのため、起きる事件も友人関係などにフォーカスされ、ファンタジーのような人生を変える大きな問題に直面するわけではないが、彼女たちにとっては同じぐらい重要で真剣な悩みを抱えており、それをどう変えていくかを描いている。なかでも最初の物語のテーマは「心のすれ違い」であり「本当は一緒にいたい」という気持ちを伝えたいけど言うことができない、女の子同士の間で起きる「言える」「言えない」などの感情表現を描いている。この感情表現が読み手側に不快感を与えてしまいキャラクターが嫌われてしまうような事態にならないようにシナリオ作成段階で微調整を繰り返しており、桝井は本ユニットが5ユニットのうちで2番目にシナリオを作成するのが難しいユニットだったと語っている[9]。
なかでも主人公の一歌は、「自分がこれからどうしたいのか」を決められず、それが分からないまま何となく進んでしまってきた今時の若者として描かれており、そんな一歌がミクに背中を押されることで、自分の中の新しい一歩を踏み出すという物語の構成となっている[9]。
- 星乃 一歌(ほしの いちか)
- 声 - 野口瑠璃子
- 誕生日 - 8月11日、身長 - 161cm、学校 - 宮益坂女子学園、クラス - 1ーC[61]
- 宮益坂女子学園に通う高校1年生。Leo/needのギター・ボーカル担当。オリジナルキャラクターの中でも本作全体の主人公としてキービジュアルや宣伝広告などに描かれることが多い[62][10]。見た目はクールだが、実際は友人想いの心優しい少女である[61]。
- とある事情から穂波と志歩との関係に溝ができていた。そんなとき、一歌がデバイスに無名の楽曲「Untitled」を見つけたことで物語が動き出す[61]。
- 初音ミクが大好きで、幼いころから父親に譲られたギターでミクの楽曲を演奏しながら歌っていた[62]。名前の由来は歌が好きで出会った両親が「ひとつのうたで出会い授かった子」であったことから一歌と名付けられた[63]。
- 「25時、ナイトコードで。」のまふゆは学校の先輩であり、同じく学級委員を務めていることから交流がある。また、「MORE MORE JUMP!」の桐谷遥とは同じクラスの友人同士。「ワンダーランズ×ショウタイム」の寧々の歌声を聞いてから彼女に師事しており、空いた時間で歌唱を教わっている。「Vivid BAD SQUAD」のこはねのことは志歩と同じクラスの女の子という認識であったが、一歌がストリートで歌い始め、人前で声が出ず悩んでいた時に偶然、彼女の路上ライブパフォーマンスを見てどうすればよいのかを相談する。その結果、ストリートで歌うことができるようになり歌にも自身が付いたことでこはねとの交流を持つようになる[64]。
- 趣味はミクの歌を聴く事と育てているサボテンを眺めること。特技はりんごの皮むき。好きな食べ物は焼きそばパンで嫌いな食べ物はグリーンピース。苦手なことは絶叫アトラクションに乗ること[61][65]。
- 天馬 咲希(てんま さき)
- 声 - 礒部花凜
- 誕生日 - 5月9日、身長 - 159cm、学校 - 宮益坂女子学園、クラス - 1ーC、兄 - 司[61]
- 宮益坂女子学園に通う高校1年生。Leo/needのキーボード担当。
- バンド内のムードメーカーで常に笑顔を絶やさない明るい性格。「ワンダーランズ×ショウタイム」の天馬司を兄にもつ。幼いころから病弱であり中学校は休学しがちであった。その後、体調が次第に良くなり、高校から復学することになる。幼馴染である一歌たちと長い間連絡を取っていなかった[61]。母はピアノの先生であり司と共にピアノを習っていた。そのため、バンド内ではキーボードを担当することになる。幼馴染4人で見た流星群が高校生となった現在でも大切な思い出となっている[66]。
- 「Vivid BAD SQUAD」の冬弥とは幼馴染であり、「とーやくん」と呼んで慕っている。「MORE MORE JUMP!」のみのりは初めて他のクラスでできた友人であり、偶然バイト先も同じだったことから友人関係を築いている。
- 趣味はファッションやメイク動画視聴、ビーズアクセサリー作りなど。特技はヘアアレンジ、お手玉。好きな食べ物はスナック菓子、嫌いな食べ物はおかゆ。一人ぼっちになることが苦手である[61][65]。高校ではソフトテニス部に所属し、みのりと共にカフェでバイトもしている。
- 望月 穂波(もちづき ほなみ)
- 声 - 上田麗奈
- 誕生日 - 10月27日、身長 - 166cm、学校 - 宮益坂女子学園、クラス - 1ーB[61]
- 宮益坂女子学園に通う高校1年生。Leo/needのドラム担当。父は美容師 母はスタイリストであり、弟がいる。
- 文武両道の優等生。穏やかで誰に対しても優しさをみせる。中学時代のある出来事をきっかけに一歌たちと距離を置くようになっていた[61]。中学の頃に吹奏楽部でパーカッションを担当していた影響でバンド内ではドラムを担当する。幼い時に幼馴染たちと流星群を見た影響から、現在も時々空を眺めることがある[67]。
- 「25時、ナイトコードで。」の奏の家に家事代行サービスのアルバイトで通っており、家事のできない奏の代わりに家事全般を行っているほか、時には奏からの相談にのることもある。現在、アルバイトで通っているのは奏の家のみである[67]。「ワンダーランズ×ショウタイム」のえむとは同級生であり、幼馴染との疎遠期間の間でも自身を勇気づけてくれた友人。また、「MORE MORE JUMP!」の雫は志歩の姉であるとともに同じ美化委員であったことから交流が深い。
- 趣味は飼い犬の柴犬「しばお」の散歩と家庭菜園。特技は水泳と家事全般であり、高校では家庭科部に所属する。好きな食べ物はアップルパイで苦手な食べ物はチーズ。苦手なことは絵を描くこと[61][65][67]。
- 日野森 志歩(ひのもり しほ)
- 声 - 中島由貴
- 誕生日 - 1月8日、身長 - 159cm、学校 - 宮益坂女子学園、クラス - 1ーA、姉 - 雫[61]
- 宮益坂女子学園に通う高校1年生。Leo/needのベース担当。
- 他者との馴れ合いを嫌う一匹狼のような性格をしている。また、自分の好きなことに没頭する性格で、そのことに対して周囲にどう思われようが本人は気にしていない[61]。
- かつては幼馴染たちのことを大切に思っていたが、中学時代に起きたあることをきっかけに彼女たちと距離を置いている[61]。
- 母は琴の講師で父はバンドのギタリストをしていた。ただ、志歩は憧れのバンドマンがベースをやっていたためベースを選んだ[68]。
- 「MORE MORE JUMP!」のみのりと「Vivid BAD SQUAD」のこはねはクラスメイトであり、幼馴染と疎遠になり友人もいなかったクラスの中で唯一、純粋に「お話しがしたい」という想いだけで接してくれた友人。そのため、彼女たちからの誘いやお願いに弱い一面をみせることもある。志歩は2人のことを「咲希に似ている」と感じている。「ワンダーランズ×ショウタイム」の寧々に対して彼女の歌唱力を高く評価しており、寧々のプロに対する考え方に影響を受けた。
- 趣味は好きなガールズバンドのライブを見に行くことやベースの練習・演奏をすること。特技は書道。好きな食べ物はラーメンとハンバーグ、嫌いな食べ物は豆腐。苦手なものは姉の雫だが、これは場所を弁えずに雫がくっついてきて目立つのが嫌だからであり、姉妹関係はむしろ良好である[61][65][68]。
MORE MORE JUMP!
MORE MORE JUMP!(モアモアジャンプ!)は宮益坂女子学園に通う女子高生4人で結成されたアイドルユニット。略称は「モモジャン」。ジャンルは「アイドル」[61]。セカイのモチーフはライブステージ。セカイに居るバーチャルシンガーは初音ミク、鏡音リン、巡音ルカ。
アイドルを夢見る1人の少女とアイドルを辞めた3人の少女たちが、あるきっかけで出会い、苦難を乗り越え結成された異色アイドルユニットとなる[61]。チームのモチーフは「三つ葉のクローバー」[69]。4人で共に活動したいという想いを貫くために、ネット配信をメインとしたフリーのアイドルグループとして活動している。
「MORE MORE JUMP!」のコンセプトは「いろんな壁にぶつかっても頑張り続け、周囲に希望を届け続けるアイドルユニット」。この物語ではアイドル業界のもつ「エグみ」も描き、アイドルという存在に一歩踏み込んだ物語を描いている。これは、壁があるからこそプレイヤーに彼女たちの頑張りをみせられるのではないかという考えからきているが、読後感も大事にするため「エグみ」の程度は調節されている。また、アイドルという要素を描くうえでプロデューサー兼ディレクターの近藤が以前プロデューサーを務めた『バンドリ!ガールズバンドパーティ!』で描いたアイドルバンドの経験が生かされており、そこで学んだ「どこまでアイドルのリアルな要素に踏み込んでいいのか」という経験が本作のシナリオにも生かされている[9]。
主人公のみのりは、自分がアイドルを目指すきっかけになった遥を「彼女みたいなアイドルになりたい」という想いだけで助けにいく。そのように、お互いに想いを与え合い、もらい合いながら壁にぶつかっていくアイドルたちを描いており、特にみのりと遥の関係性は「オーディションに落ち続けた普通の少女が、アイドル業界のトップを張り続けたアイドルの心に踏み込む」ための説得力をプレイヤーに伝えることを重点においてシナリオが手掛けられた[9]。
- 花里 みのり(はなさと みのり)
- 声 - 小倉唯[注釈 2]
- 誕生日 - 4月14日、身長 - 158cm、学校 - 宮益坂女子学園、クラス - 1ーA[61]
- 不運によく見舞われるも純粋な性格とひたむきな心で頑張り続ける高校1年生[61]。学校では同級生である「Vivid BAD SQUAD」のこはねと共に飼育委員を務める。小学生の弟がいる。
- テレビで偶然見かけた人気アイドルグループ『ASRUN(アスラン)』の桐谷遥のある言葉をきっかけに、彼女のようなアイドルを目指すようになる。しかし、これまでに様々なオーディションを受けるも、全て落ち続けている[61]。
- 同じクラスのこはねはなんでも打ち明けられる親友同士。また、バイト仲間である「Leo/need」の咲希とも友人同士であるほか、志歩ともクラスメイトであり、こはねと一緒に彼女をライブに誘うこともある。
- 趣味はアイドルの振りコピや日記、動物の世話。特技はキャッチフレーズをつけること。好きな食べ物はサーモンで嫌いな食べ物はブロッコリー。落ち着いた行動をとることが苦手である[61][65]。
- 桐谷 遥(きりたに はるか)
- 声 - 吉岡茉祐
- 誕生日 - 10月5日、身長 - 163cm、学校 - 宮益坂女子学園、クラス - 1ーC[61]
- 国民的人気アイドルグループ『ASRUN』に所属していたアイドル業界のカリスマ的存在であり、所属時はグループ内でも絶大な人気を誇っていた。みのりの憧れであり目標であったが、ある日、グループが突然解散し、それを機に芸能界を引退。宮益坂女子学園に復学する[61]。
- みのりからは憧れのアイドルとして尊敬されており、その気持ちを嬉しく感じているが、出会った当初は複雑な想いで接していた[61]。元々は上手く笑えない内気な少女であったが、そんな彼女を笑顔にしてくれたアイドルにあこがれて芸能界に入る[69]。「Vivid BAD SQUAD」の白石杏とは現在は学校は違うも、小学校・中学校時代からの親友であり足の速さや給食を食べ終わる早さなどをよく競い合っていたライバル同士でもある。そのため、現在でも親友同士であり、悩み音を相談することもある[70]。「Leo/need」の一歌と咲希は同じクラスの同級生で友達同士。また、解散はしたものの『ASRUN』の元メンバーたちとは今でも良好な関係は築けている[71]。
- 趣味はペンギングッズを集めること。特技はバスケットボール。好きな食べ物は甘いもの全般で嫌いな食べ物はワサビ。几帳面な性格もあり怠けることが苦手である[61][65]。母親はネイリストをしている。
- 桃井 愛莉(ももい あいり)
- 声 - 降幡愛
- 誕生日 - 3月19日、身長 - 156cm、学校 - 宮益坂女子学園、クラス - 2ーD[61]
- 自信家で他人に対して強引な面もあるが、誰よりもアイドルという仕事に愛と情熱、そして強い誇りを持つ高校2年生[61]。父は主夫。家族に姉と妹がおり、3姉妹の次女である。特に姉に対しては怖くて頭が上がらない。部活は茶道部。
- かつてはバラエティ番組を中心に人気を博していたが、ある事情から事務所を辞め、アイドルを引退。普通の高校生として過ごしていたが、あることをきっかけに、なりゆきでみのりがアイドルになるためのコーチングをすることになる。みのりからはスパルタだが頼れる先輩として慕われている[61]。
- 雫とは研究生時代の同期であり、彼女のファンであり同時に才能を羨ましいと感じている[61]。「Leo/need」の咲希は闘病時代に彼女の姿に救われたファンの一人である。「25時、ナイトコードで。」の東雲絵名とは中学校時代からの親友[72]。中学時代は公立中学に通っており、そのときに絵名とクラスメイトになる。絵名とは周囲からアイドルであることをからかわれているときに救われて以来の仲であり、お互いに言いたいことをはっきり言うため喧嘩も絶えなかったが、現在に至るまで親友と呼べる間柄が続いている。絵名の弟である彰人とは絵名の家に遊びに行っていた際に何度か会っており、年下である彼のことを「彰人くん」と呼んでいた。中学時代、絵名が父との不和により荒れていた時代、彼女は「愛莉には夢を追ってほしいから」と愛莉に助けを求めることはしなかった。しかし、絵名のおかげで夢に近づいたのに側にいてあげられないことに思い悩んだ愛莉はビビッドストリートを訪れ、彰人に「絵名のことを見守ってあげてほしい」と自身の想いを託している。愛莉は絵名を勇気づけるためにアイドルとして全力で走り続けた時代について後悔はしていないが、自身が彰人に願いを託したことに関しては「身勝手なことをした」と感じていた。しかし、現在の絵名の様子をみて、彰人が律儀に願いを守ってくれていることを感じ取っている。なお、このことは彰人と愛莉しか知らない出来事であり、絵名はこのことを知らない[73]。
- 趣味はアイドル研究とショッピング。特技は料理や子供のお世話。好きな食べ物は和菓子で嫌いな食べ物はレバー。ネコアレルギーがあるため苦手としているが嫌いというわけではなく、むしろ触れ合いたいと感じている[61][65]。
- 日野森 雫(ひのもり しずく)
- 声 - 本泉莉奈
- 誕生日 - 12月6日、身長 - 168cm、学校 - 宮益坂女子学園、クラス - 2ーD、妹 - 志歩[61]
- どこかつかめないミステリアスな雰囲気を漂わせる高校2年生。妹・志歩を可愛がっており、Leo/needのメンバーとも交流がある[61][74]。学校では美化委員会に所属[75]。
- 人気アイドルグループ『Cheerful*Days(チアフルデイズ)』に所属している現役アイドルでもあり、その独特の雰囲気や魅力を感じさせる容姿でファンを虜にしている。しかし、グループ内ではその存在を妬まれている[61]。そんな中、雫自身もアイドルを続ける意味が分からなくなってしまう[76]。ある出来事をきっかけに事務所を退所し、後に「MORE MORE JUMP!」に加わる。
- アイドルになった理由は友達がオーディションに応募していたため。愛莉とは研究生時代の同期であり、彼女のファンであると同時にその存在が心の支えとなっている。「周囲が求める日野森雫を演じる」自身のアイドル像に悩みを抱えているが、みのりの夢は応援している[61][76]。弓道部に所属しており、「25時、ナイトコードで。」のまふゆは同じ部活の同級生同士である。
- 趣味は読書と散歩。特技は弓道や刺繍。好きな食べ物はうどんと湯葉で嫌いな食べ物は辛いもの全般。苦手なことは地図を読むことや機械の操作であり、スマホの操作にも苦戦している[61][65]。
Vivid BAD SQUAD
Vivid BAD SQUAD(ビビットバッドスクワッド)は女子高生ストリートユニット「ViVids(ビビッズ)」と、男子高生音楽ユニット「BAD DOGS(バッド・ドッグズ)」が伝説を超えるために共同で結成したストリートユニット。 略称は「ビビバス」。ジャンルは「ストリート」。セカイのモチーフはストリートでMEIKOの経営するカフェも存在する。セカイに居るバーチャルシンガーは初音ミク、MEIKO、鏡音リン、鏡音レン、KAITO。
Vivid BAD SQUADはミュージシャンであり杏の父でもあるKENが開催した伝説のイベント「RAD WEEKEND(ラッド・ウィークエンド)」を超えるイベントを開催するために集った実力派ストリートユニット[61]。チーム結成後も「ViVids」「BAD DOOGS」としてユニット活動はそれぞれ続けており、こはねに関しては修行も兼ねて一人で対戦形式のイベントに複数参加するなど、チームの形式にとらわれないさまざまな活動をしている。また、チームとしても大きなイベントのゲストに呼ばれるなど、高い技術力を有している。
「Vivids」のチーム名の由来は、彼女たちが活動する渋谷の「ビビッドストリート」から。本編より2年前から活動している「BAD DOGS」のチーム名の由来は、人から見ればバカみたいな夢を追いかける彰人と冬弥の2人の様子を「頭が悪い」「躾のなっていない犬」になぞらえて彰人が名付けた。「犬にかまれることの恐ろしさを思い知らせる」という意味もあるが、本命の意味は「最高の相棒」というスラングから。冬弥は彰人がチーム名に「犬」と名付けた理由を、「むかし、彰人が犬に噛まれてトラウマになっている」ことも関係あるのではないかと思っている[77]。
「Vivid BAD SQUAD」では「志」「信念」を大事にしており、音楽を介して共通点を見つけ、ひとつになっていく物語を描く。このコンセプトはストリートの楽曲から受ける「信念を貫くカッコよさ」からきており、自身の夢を侮られることに対して少年少女たちが反発し、お互いにぶつかり合いながらも成長していく姿を描いている。また、ストリートシーンの音楽をどう扱うかにも重点を置いており、ストリート系の音楽に詳しいクリプトンのプロデューサーである佐々木の意見も多く取り入れられている[9]。
この物語では主人公的ポジションにいるこはねが杏と出会うことで自分の知らなかった新たな世界に足を踏み込み、自分の手で新たな居場所を作っていく物語となる。その中で彰人や冬弥と敵対しつつも、こはね自身が成長することで登場人物たちの関係性が大きく変わっていく様子が描かれる。また、彼ら彼女らがどうして音楽に熱い想いを抱くのかを描くために、他のユニットではメインとなる人物の視点がある程度固定されているのに対し、本ユニットは4人全員の視点が入れ替わりながら物語が進み、全員が主人公となり得る構成となっている[9]。
- 小豆沢 こはね(あずさわ こはね)
- 声 - 秋奈
- 誕生日 - 3月2日、身長 - 156cm、学校 - 宮益坂女子学園、クラス - 1―A[61]
- 自分に自信をもてない内気な高校1年生。当初はおさげに眼鏡をしており、常に俯いていることが多かった[61]。学校では同級生である「MORE MORE JUMP!」のみのりと共に飼育委員をしている[78]
- ある日、偶然通りがかったライブカフェ&バーで杏の歌声を聞き、その聴いたことも見たこともないラップや激しいテンポの音楽に衝撃を受けて虜になる。その後、杏の希望で歌声を披露したところ、彼女に「相棒になってほしい」と告白され、杏とともに女子高生ストリートユニット「ViVids」を結成した[61]。
- 杏のことはきっかけをくれた大切な友人であり、かけがえのない相棒として慕っている[61]。みのりとはなんでも打ち明けられる親友であり、同じクラスである「Leo/need」の志歩と3人で出かけることもある。週に一回は「フェニックスワンダーランド」に通っていたほどの常連客であり、「ワンダーランズ×ショウタイム」のメンバーには「良い悪いを明確に評価してくれる常連客」として注目されているほか、彼女もキャスト陣のことは把握している。芸術にも明るく、同じユニットメンバーの彰人や冬弥の父についても名前を知っていた。
- 趣味は父親が飼っているヘビのお世話。特技は写真撮影。好きな食べ物は桃まんとごま団子で嫌いな食べ物は酢の物。人前に立つことが苦手であるが、徐々に克服しており、「ストリートのセカイ」のミクからは「将来、彼女がユニットを引っ張っていく存在になるかもしれない」と注目されている[61][65]。
- 白石 杏(しらいし あん)
- 声 - 鷲見友美ジェナ
- 誕生日 - 7月26日、身長 - 160cm、学校 - 神山高校、クラス - 1―A[61]
- サバサバとした勝気な性格をした高校1年生。父はシブヤのストリートでは有名な元ミュージシャン・KEN。父は「WEEKEND GARAGE(ウィーケンド・ガレージ)」というライブカフェ&バーを経営しており、杏も良く手伝っている[61]。学校では風紀委員を務め、委員会活動中は自身も制服を正している[79]。
- 父がかつて開催したライブイベント『RAD WEEKEND』を超えるような最高のイベントを自分の手でつくることを夢見ており、他のミュージシャンの誘いを受けるも断り続け、最高の相棒となる存在を探し続けてきた。そんなとき、偶然にも杏の歌声を聞いたこはねと出会い、その後、彼女の歌声に「この子と一緒に歌いたい」と感じたことから彼女を誘い、ユニット『ViVids』を結成する[61]。
- こはねのことを最高の相棒と感じており、大好きな存在として大切にしている。彰人とは常に喧嘩をするような犬猿の仲だが、同じ夢を持つ者同士、ライバルとしてその実力を認めている[61]。「MORE MORE JUMP!」の桐谷遥とは学校は違うものの小学校・中学校時代からの親友であり、足の速さや給食を食べ終わる速さなどをよく競い合っていたライバル同士でもある[80]。「25時、ナイトコードで。」の瑞希は同じクラスの友人同士であり、瑞希にとってもかけがえのない友人の一人となっている。「ワンダーランズ×ショウタイム」の司と類は、彼女にとって風紀委員の取り締まり対象の常連であり、頭痛の種になっている。
- 趣味はミント栽培。特技はコーヒーや紅茶を淹れること。好きな食べ物はラムレーズンのアイスで嫌いな食べ物はトマト。幽霊や怪談話等を苦手としている[61][65]。
- 東雲 彰人(しののめ あきと)
- 声 - 今井文也
- 誕生日 - 11月12日、身長 - 174cm、学校 - 神山高校、クラス - 1―C、姉 - 絵名[61]
- 音楽と自身の抱く夢に真剣な高校1年生。初対面には人当たりのよさそうな雰囲気を出しているが、親しい相手には辛口な言動を隠さず、杏とはよく喧嘩をしている。杏の父に憧れて中学時代から音楽活動をしており、相棒の冬弥とボーカルユニット「BAD DOGS(バッドドッグズ)」としてイベントハウスなどで歌っている。その実力はメインストーリーの時点で既に界隈で話題となっていた[61]。
- 冬弥のことは信頼する最高の相棒と感じており、彼のために共に悩みぶつかり合うこともある。杏とは喧嘩をするも、その実力は認めている。一方で、こはねのことは当初、覚悟の無い素人として冷ややかな態度をとっていたが、その実力を認めてからは、彼女をからかいつつも背中を預けられる仲間として認めている[61]。姉の絵名には買い物やイラストの参考写真集めに付き合わされることがあり、振り回されている。しかし、彼女のことを気にかけており、ひっそりと陰から支える場面もある[81]。これは、彰人自身の正確にも由来しているが、きっかけとして、中学時代に絵名の親友である「MORE MORE JUMP!」の桃井愛莉に「絵名のことを見守ってあげてほしい」と願いを託されたことも関係している。そのこともあり、愛莉のことを「絵名と親友でいてくれる”あの人”」と呼んで慕っており、愛莉に関係することは「あの人に迷惑をかけるわけにはいかない」と姉の頼みでも面倒くさがらずに協力している[82]。
- 趣味はファッションコーディネート。特技はヒューマンビートボックス。好きな食べ物はパンケーキとチーズケーキで嫌いな食べ物はニンジン。犬が苦手である[61][65]。
- 青柳 冬弥(あおやぎ とうや)
- 声 - 伊東健人[注釈 3]、平山笑美(幼少期)[83]
- 誕生日 - 5月25日、身長 - 178cm、学校 - 神山高校、クラス - 1―B[61]
- クールで無口な落ち着いた性格をしている。クラシック音楽に携わる父の影響で幼少期から英才教育を受けていた。そのため音楽センスは抜群だが、厳格な父に嫌気がさし路上での音楽活動を始める。そんな時、彰人と出会い、彼の夢を聞いて一緒にユニットを組むことになった[61]。学校では図書委員を務めている。
- 彰人のことは居場所をくれた恩人と感じている。こはねのことは気弱そうな少女と感じているが、そこに秘めた才能を感じ取っている[61]。兄2人は音楽家だが、父と冬弥の問題に関しては父親の考えに賛同している。天馬兄妹とは親を通して古い馴染み同士であり、当時の幼き自分を救ってくれた司を尊敬しており、咲希のことも昔から心配して現在でも気に掛けることがある。後に、司や咲希を通して彼女の幼馴染である「Leo/need」のメンバー全員と交流を持つようになる。また、「25時、ナイトコードで。」の瑞希とも文化祭をきっかけに交友を持つようになる。
- 趣味は読書。父の教育もあり、ピアノやバイオリンを得意としている。好きな食べ物はコーヒーとクッキーで嫌いな食べ物はイカ。高所恐怖症であり高い所が苦手である[61][65]。
ワンダーランズ×ショウタイム
ワンダーランズ×ショウタイム(わんだーらんず しょうたいむ)は人気テーマパーク「フェニックスワンダーランド」にある舞台ステージの劇団員として活動する高校生ミュージカルユニット。略称は「ワンダショ」。ジャンルは「ミュージカル」[61]。セカイのモチーフはテーマパーク。セカイに居るバーチャルシンガーは初音ミク、KAITO、鏡音レン、鏡音リン、MEIKO、巡音ルカ。
寂れてしまい、観客も来ないステージの復活を夢見て活動をしている。合言葉は「わんだほーい!」[61]。「ワンダーランズ×ショウタイム」のセカイは司の想いから生まれており、他のメンバーはそこに招かれている形となっている。司を通して「Leo/need」のメンバー全員と交流を持っている。
「ワンダーランズ×ショウタイム」は、にぎやかなお祭りユニットとして描かれており、企画初期のアイデアが最後まで残った唯一のユニットとなる。企画当初、ボーカロイドとは曲を作るだけではなく絵やマンガを描いたり、各々が自身のできることを持ち寄り、ニコニコ動画という場所でみんな一緒に楽しめる点が魅力的だったという話題がシナリオチーム内で上がり、そのように個性が集まり、皆で一緒に新しい面白さを作り上げていくところを描こうと本ユニットが構想された。個性的なユニットということもあり、本ユニットに登場する初音ミクもアッパーでカオスな雰囲気となっている[9]。
主人公の司は、最初は自己の主張が激しいキャラクターとして描かれるが、個性的な仲間と出会うことで少しずつ変化していく様子が描かれる。また、司にとって妹・咲希の存在が彼の根幹につながる大事な要素として描かれている。咲希の存在は、司という人物像をユーザーが誤解して受け取らないために必要な要素でもあり、メインストーリー序盤のオープニングにて描かれる司と咲希の過去回想はシナリオ完成後に改めて書き足された内容でもある[9]。
- 天馬 司(てんま つかさ)
- 声 - 廣瀬大介、高橋由衣(幼少期)[83]
- 誕生日 - 5月17日、身長 - 172cm、学校 - 神山高校、クラス - 2―A、妹 - 咲希[61]
- 自信過剰で目立ちたがり屋な高校2年生。病弱な妹・咲希のことを大切にしており、彼女の幼馴染であるLeo/needのメンバーとも交流がある。時には司の行動を心配して咲希やLeo/needのメンバーで司のポーズやセリフを一緒に考えることもあり、司も一歌や穂波に助けられることがある[84][61][85]。
- 調子に乗りやすく、また乗せられやすい性格をしており、その真っすぐな性格は周囲から呆れられることがある。一方でメンバーの中でも比較的常識人であり、えむや類のことを「無茶苦茶な奴」「ヤバい奴」と認識している[61]。普段みせる姿とは裏腹に現実主義な視点を持っており、当初はセカイについても何かの夢だと感じていた。子供の頃に見た劇団のショーに憧れ、世界一のスターを目指してフェニックスワンダーランドの面接を受ける[61]。
- 周囲から浮きそうな性格に見えるがクラス内での友人関係は良好。「Vivid BAD SQUAD」の冬弥とは昔馴染みであり、今でも彼と父親の関係に対して気にしている場面がある。冬弥の相棒である彰人からは時にからかわれることもある。「25時、ナイトコードで。」の瑞希とは文化祭で交流が生まれ、瑞希からは面白い先輩として認識されている。
- 趣味はミュージカル観劇と衣装づくり。特技はピアノ。また、即カッコいいポーズができることだが、周囲からは微妙な反応をされることもある。好きな食べ物はアクアパッツァと生姜焼きで嫌いな食べ物はピーマン。虫が苦手であり、特に多足の虫が苦手[61][65]。
- 鳳 えむ(おおとり えむ)
- 声 - 木野日菜
- 誕生日 - 9月9日、身長 - 152cm、学校 - 宮益坂女子学園、クラス - 1―B[61]
- 底抜けに明るい天真爛漫な性格をした高校1年生。なにか思い立つとすぐにアクションを起こすため、周囲を巻き込むことも[61]。2人の兄と1人の姉がいる。
- フェニックスワンダーランドの劇団員であり、ステージの復活を目的に活動している[61]。えむという名前は彼女がいつも笑顔でいられるように、聞いた人が面白いと笑ってくれるようにという意味が込められており、本人も気に入っている[86]。
- その性格から、現実離れした思考の持ち主だと思われているが、現実的な視点で物事を見極めており、ショーキャストが舞台に打ち込めるように経営者側の事情は伏せて接していたリ、クリスマスでもサンタの存在を信じているように周囲にはふるまいつつも、実は周囲のために信じているふりを演じているなど、周りの人が笑顔になれるように考え動いている。高校の先輩などに自身の意見を明確に主張することもあるが、思いついた案を明確に実現するための道筋を考えることに苦戦することも多い。先輩に対しては敬語で接している。学校での成績は良く、テストの際にはクラスで3番目の成績をとることもあった。
- 「Leo/need」の穂波とは同じクラスの友人同士であり、悩む彼女のために行動を起こすこともある。穂波の幼馴染の咲希や「MORE MORE JUMP!」の遥とは体育祭を通じて友人となり、彼女たちもえむの行動力に影響を受けた。「25時、ナイトコードで。」のまふゆは体育祭以降交流が深くなった先輩であり、彼女の心の内側を感じ取り恐れているものの、一方では彼女の本当の笑顔を見たいと感じている。
- 趣味はご近所探検。特技はアクロバット。また、どんな料理も美味しく食べられる特技がある。好きな食べ物は鯛焼き。苦手なものは夕暮れ[61][65]。「わんだほーい」が口癖。実家はフェニックスワンダーランドの親会社「フェニックスグループ」を経営しており、経営一族の娘でもある。フェニックスワンダーランドの創設者である祖父が大好きで、彼が考案した「ワンダーステージ」が大のお気に入りだったが、1年前に祖父が他界し経営権が父親に移ったことで状況は一変した。父親は維持費が高く採算の取れない「ワンダーステージ」を取り壊しリニューアルすることを決断するが、えむが猛反発。父親が今年の連休までに採算が取れるくらい客を集めることを条件に取り壊しは延期された。実はもともとは採用試験不合格だった司を採用した張本人。
- 草薙 寧々(くさなぎ ねね)
- 声 - Machico
- 誕生日 - 7月20日、身長 - 156cm、学校 - 神山高校、クラス - 1ーB[61]
- 誰に対しても毒舌であまり人前に出ることのない高校1年生。類は年上の幼馴染[61]。
- 類の推薦により劇団に加わる。ミュージカルの舞台を夢見ており、児童劇団にいた経験から歌声は高校生とは思えないレベルである。しかし、司やえむの前に姿を現すことはなく、「ネネロボ」という類の作ったロボを操作し、自身の代わりとしてステージに立たせていた。後に自身のトラウマと向き合ってからは自身もステージに立つようになり、その歌声は他の劇団キャストも認めるほどであった[61]。
- メンバーの中で一番の常識人であり、司やえむに振り回されることもある。類のことはおせっかいな幼馴染と感じている[61]。ネネロボは当初、寧々自身が捜査していたが現在では自立型AIを搭載しており、時に寧々の本当の想いをサポートするために行動を起こすこともある。「Leo/need」の一歌に歌を指導しているほか、志歩のプロの道に関する考えに影響を与えた。
- 趣味は対戦ゲームとミュージカル・映画鑑賞。特技は歌や機械の操作全般。好きな食べ物はグレープフルーツで嫌いな食べ物はミント味の食べ物。人通りの多い場所が苦手である[61][65]。
- 神代 類(かみしろ るい)
- 声 - 土岐隼一
- 誕生日 - 6月24日、身長 - 180cm、学校 - 神山高校、クラス - 2ーB[61]
- マイペースな性格だが、天才的な頭脳を持ち、独特の発想をすることから周囲から変人扱いされることが多い[61]高校2年生。
- 劇団ではステージ演出を手掛け、その一方でショー用のロボットも製作している。以前は渋谷の別の高校に通っていたが、最近神山高校に転校した。
- 寧々とは家も隣同士であり幼馴染み。彼女のあるトラウマの克服を願い劇団に彼女を推薦した。司のことは演出しがいのある面白い役者として興味を抱いている[61]。「25時、ナイトコードで。」の瑞希とは中学時代同じ学校で変わり者だった同士であり、今でも互いのことを気にかけている。類と寧々のショーの衣装は瑞希が手掛けている。
- 趣味はショーの演出を考えることやバルーンアート。常に「観客を笑顔にするショー」と「自分が満足できるショー」ができることをポリシーに考えているが、ショーの奇抜さと危険性が独り歩きして(類が安全性もショーの要素に入れていても)、類に賛同する者がおらず単独でショーを行っていた過去がある。ワンダーランド×ショウタイム加入前からも許可を取らずにひとりゲリラショーを開催しては警備員を怒らせては逃げるを繰り返していた。現在もゲリラショーは続けており司とえむも飛び入り参加したことがある。
- 特技はロボットなどの発明。好きな食べ物はラムネ菓子で嫌いな食べ物は野菜全般。一方で掃除や単純作業を苦手としている[61][65]。
25時、ナイトコードで。
25時、ナイトコードで。(にじゅうごじ、ないとこーどで。)は、チャットツール「ナイトコード」で25時の訪れと共に活動する正体不明の音楽サークル。略称は「ニーゴ」。ジャンルは「アンダーグラウンド」[61]。セカイのモチーフは何もない無機質な場所。セカイに居るバーチャルシンガーは初音ミク、鏡音リン、MEIKO。
メンバー同士はチャットツール「ナイトコード」で交流しており、当初はお互いの顔も本名も一切知らなかった[61]。「誰もいないセカイ」はまふゆの想いから誕生しており、他のメンバーはまふゆを救いたいと願ったミクが周囲に助けを求める形で招かれた。現在では、他のメンバーの影響を受けセカイが変化する場面も見られる。MEIKOは、まふゆが奏たち3人の想いに触れ、少しずつ変化することでセカイにも変化が起きていると推測している[87]。
「25時、ナイトコードで。」はメンバーの4人全員が簡単には解決できない課題を抱えており、彼女たちの中で、ある一定の納得を得られることで次のステップに進めるような展開になっている。そのため、読後感のある物語ではなく、「彼女たちがそう決めたのなら周囲は応援するしかない」という物語展開となる。また、あるキャラクターに関しては死生観にも若干踏み込んでいる。また、全ユニットの中では唯一、クリエイターサイドの物語としても描かれている[9]。
死生観などの「アンダーグラウンド」特有のテーマを描くうえでは、浅すぎるテーマだとこの内容自体を扱ってはいけないことから、全年齢コンテンツで描けるギリギリのラインを見極めている。また、「絶望的な状況で、絶望的な音楽があるからこそ、自分はここにいられる」という「アンダーグラウンド」の楽曲に含まれる要素は大事にしており、その曲に救われた人がいる事実を重く受け止めて、万人受けはしないシナリオでも、そういう人たちに共感してもらいたいという想いを込めて物語が描かれている。これらの要素から、本ユニットのストーリーはシナリオ執筆が一番難しかったユニットであるとメインライターの桝井は語っている[9]。
- 宵崎 奏(よいさき かなで)
- 声 - 楠木ともり
- 誕生日 - 2月10日、身長 - 154cm、学校 - 通信制高校2年生(17歳)[61][88]
- 自宅に常に引きこもっているジャージ姿の少女。音楽サークル『25時、ナイトコードで。』作曲担当[61]。ハンドルネームは「K(ケイ)」。父親は作曲家、母親は病気で他界。ある事情で現在は一人暮らしをしている。父親が母親が生きていたころに送ったオルゴールが大のお気に入り。
- 2年前父親がCMのコンペに応募する曲を作っていた際、煮詰まってしまい奏にアドバイスをもらっていたが、奏が曲にアレンジを加えたものを気に入りコンペに通した結果、彼の曲は採用されたが使われたのは奏がアレンジしたフレーズだった。以降、父親には仕事の依頼が増えたが、受託先からあのフレーズのような依頼が下りるようになった。そのため曲作りに苦悩するようになり、受託先から彼の曲を古臭いと嗤われたこと、そして奏が父に宛てた曲が追い打ちをかけ、ついに倒れてしまった。奏の早急な対応で助かったが、記憶障害に陥り現在も入院している。以降、奏は呪いのように「誰かを幸せにする曲をつくり続けなければならない」と思い、それだけのために生きていた。『25時、ナイトコードで。』を結成したのもこのトラウマがきっかけである[61]。
- 当初、いつもメンバーを気遣うまふゆのことは、自身と性格も全く異なるはずなのにどこかシンパシーを感じていた。後に、彼女を救うことが目的の一つとなり、お互いを生かすための「呪い」にもなった[61]。「Leo/need」の望月穂波が奏の自宅に家事代行サービスのアルバイトで通っており、仕事で家事ができない奏の代わりに家事全般を行っているほか、穂波に自身の悩みを相談することも多い[67]。
- 趣味は音楽鑑賞や映画・漫画・アニメ・美術作品を見ること。特技は感覚で時間を計れること。好きな食べ物はカップ麺と缶詰で嫌いな食べ物はパクチーや納豆などにおいが独特な食べ物。直射日光や家事全般を苦手としている[61][65]。
- 朝比奈 まふゆ(あさひな まふゆ)
- 声 - 田辺留依
- 誕生日 - 1月27日、身長 - 162cm、学校 - 宮益坂女子学園、クラス - 2ーB[61]
- 表向きは明るくてユーモアもあり、頼れる優等生な高校2年生。音楽サークル『25時、ナイトコードで。』作詞担当。サークルメンバーの中で唯一学校に普通に通っている[61]。ハンドルネームは「雪(ゆき)」。
- 常に友人やメンバーを気遣っており誰が見ても完璧な優等生に見える振る舞いをしている[61]。学校では学級委員を務め、同じく学級委員である「Leo/need」の一歌とも面識がある。部活は弓道部に所属しており、「MORE MORE JUMP!」の雫は同じ部活に所属する同学年同士である。小学生の時から優等生で両親から期待をかけられ育っていった。だがそれが重みとなり、小学生時代はクラスメイトに遠慮され遊びに行けず、中学生時代は親に将来は看護師になりたいことを打ち明けるも、夢を否定され代わりにこの学力なら医者を目指すよう諭される。しかしそれらをやんわりと受け入れ、徐々に自分の感情を押し込めるようになっていき、ある日、自分がなにが好きで何がしたいかよく分からなくなり自分自身を喪失した。同時に味覚も失っている。高校生になった現在も優等生を演じているが、心は空っぽのまま過ごしている。
- 体育祭を通して交流を持つようになった後輩で「ワンダーランズ×ショウタイム」の鳳えむは、まふゆの心の内側を感じ取っている。えむはまふゆに対して怯えた態度をとることがあり、まふゆもえむが自身の内側に気が付いているのではないかと感じている。それでも、えむが自身に積極的に接してくる様子を「おかしな子」と感じており、彼女のことを普段学校の話をしないニーゴのメンバーにも話すなど関心を抱いている。
- 趣味はアクアリウムだが水槽には魚は一匹もいない。なのにアクアリウムが好きな理由は「見ていると自分まで透明になっていくみたいだから」[89]。特技は英会話。好きな食べ物は母親の手料理で嫌いな食べ物は特になし。苦手なものはなし。本人も好きや嫌いというのが良くわかっていないため、母親の手料理というのも建前で言っている部分がある[61][65][90]。
- 東雲 絵名(しののめ えな)
- 声 - 鈴木みのり
- 誕生日 - 4月30日、身長 - 158cm、学校 - 神山高校(夜間定時制)、クラス - 2ーD、弟 - 彰人[61]
- 承認欲求が強い高校2年生。音楽サークル『25時、ナイトコードで。』イラスト担当[61]。ハンドルネームは「えななん」。
- SNSに依存しており、自撮りやエゴサーチを欠かさない。父が有名な画家であり、自身もその影響を受けて絵を描いてSNSに投稿していた。それを見つけた奏に声をかけられたためサークルのメンバーに加わる[61]。
- 奏のことを自身の絵に存在価値をくれた恩人として慕っている。年下の瑞希とは常に喧嘩ばかりしているが、色々な点で気の合う不思議な関係を築いている[61]。ボイスチャットでの雑談の9割は絵名と瑞希の喧嘩のような雑談で埋まることが多い[91]。「MORE MORE JUMP!」の桃井愛莉とは中学校時代からの友人であり、中学時代のある出来事をきっかけに彼女を助けて以来、親友としての関係が続いている。愛莉の夢を応援しており、お互いを素の自分がだせる数少ない友人として大切にしている。彰人も愛莉のことを絵名の数少ない友人として接してくれることに感謝している節がうかがえる[92]。
- 父親に対しては、自身の絵を否定した存在として嫌っており、自分の絵が誰にも認められないと思い悩んでいる。弟の彰人も彼女のことを気にかけていた。後に、絵名の想いに呼応して現れたリンやニーゴのメンバー、彰人の影響もあり、認められなくても描き続ける道を選ぶ。リンはそんな彼女の姿を「呪い」と感じつつ、それが彼女にとっての救いになるとも思っている。
- 趣味は絵を描くことや自撮りをSNS にアップすること、エゴサーチなど。特技はファッションや小物のリサーチ、料理の食材当て。好きな食べ物はパンケーキとチーズケーキで嫌いな食べ物はニンジンと、弟の彰人と食の好みは一致している。朝起きることを苦手としている[61][65]。
- 暁山 瑞希(あきやま みずき)
- 声 - 佐藤日向
- 誕生日 - 8月27日、身長 - 163cm、学校 - 神山高校、クラス - 1ーA[61]
- 気分屋な性格の高校1年生。音楽サークル『25時、ナイトコードで。』動画制作担当[61]。ハンドルネームは「Amia(アミア)」。
- 偶然聴いた奏の曲に惹かれ、個人的にMV を制作して投稿する。それが奏の目に留まり、動画担当としてサークルメンバーに誘われた。海外に住む姉が一人いる。
- 可愛らしいフリルのついた服装を好み、制服も女子用を着用しているが、生徒からは「どっちかわからない」と避けられるか逆に興味を持たれ話しかけられることから、単位のための補習以外は不登校を続けている。性別は不明だが中学時代は短髪で男子制服を着用していたことが判明している。サークルメンバーの誰にも話していない秘密があるも内容は不明[61]。
- この経緯から自身のありのままを受け入れてくれた奏に恩義を感じている。絵名をからかうことを楽しんでおり、そのことから絵名と喧嘩になることが多い[61]。「ワンダーランズ×ショウタイム」の類とは古い友人同士。「Vivid BAD SQUAD」の杏とはクラスメイトで数少ない本当の友人。杏を通して「Vivid BAD SQUAD」のメンバー全員と交流があり、特に彰人については決して名前で呼ばず「絵名の弟くん」「弟くん」と呼びからかって遊んでいる。その他、文化祭を通して「ワンダーランズ×ショウタイム」の司、寧々とも交流を持った。
- 趣味は動画作成用の素材集めやコラージュ。特技は洋服アレンジ。好きな食べ物はカレーライスとフライドポテトで嫌いな食べ物はきのこ系。猫舌で熱い食べ物が苦手[61][65]。
その他の登場人物
本作ではオリジナルキャラクター20名以外の登場人物たちの多くがLive2Dとフルボイス対応で登場している。初登場時にイラストとボイスがなかったキャラクターも、後のアップデートにて追加されることがある。
Leo/needの関連人物
- イオリ
- 声 - 笹本菜津枝[83]
- 志歩のバイト先のスタジオなどで活動しているバンド『STANDOUT(スタンドアウト)』のリーダー兼ボーカリスト。音楽に対してストイックに向き合っており、本気で音楽を一緒にやれるメンバーを求めている。メジャーデビューを控えており、新たなベーシストを探していた。そんな時、ライブハウスでバイトをしている志歩のベースを聞いたことにより、志歩をベーシストとして自分のバンドに勧誘する。
- 『プロは「好き」の気持ちだけでは通用せず、聞いてくれるファンを優先し、自分たちの音楽に責任を持たなければいけない』と考えている。そのため、自分たちの音楽だけではなく観客も大事にできることをメンバーにも求めている。一方で、Leo/needについては彼女たちの友情を認めつつも、今後、志歩がプロを目指す際に、これまでのような体制で一緒にやっていけば志歩自身も一歌たちも共に苦しむことになってしまうと危惧していた。
- デビュー発表のために開いた野外ライブでは、Leo/needのメンバーに志歩と同じ夢を歩む覚悟があるのかを聞いたうえで、一歌たちの覚悟を認める。一方で、それでも迷う志歩の背中を押すために、Leo/needのメンバーにライブのオープニングアクトをやってみるように勧める。そこで観客からも認められる演奏を披露できたLeo/needの姿を見て、志歩への勧誘を諦めた。
- ミオに関しては本当は一緒にバンドをやっていきたいと考えており、彼女がLeo/needのメンバーみたいに「一緒にやりたい」と言ってくれること心の奥で待っていたが、彼女の態度を見てその願いを半ば諦めていた。しかし、ミオが再び一緒にバンドをやりたいと言ってくれた際には、「演奏でその想いを伝えてほしい」と告げる。その後、イオリとミオはライブを成功させ、プロアーティストとしての第一歩を踏み出した。
- ミオ
- 声 - 土屋李央[83]
- 『STANDOUT(スタンドアウト)』のベーシスト。イオリの友人であり、彼女のことを「イオリちゃん」と呼び慕っている。
- 「皆と楽しくバンドをやりたい」という願いが音楽を始めた動機であり、『STANDOUT』のメンバーとしてイオリたちと音楽をしている日々を心の底から楽しんでいた。しかし、プロデビューが決まったときに「プロが担う責任」を背負うのが怖くなったミオはバンドから逃げだしてしまう。この出来事はイオリが新たなベーシストを探すきっかけとなる。
- ある日、志歩の前に自身の正体を明かさずに現れ、「STANDOUTのベーシストが来られなくなったから、今日のライブだけ代わりにベースを弾いてほしい」とお願いして自分の楽譜だけを渡し、その場を立ち去る。その後、再びLeo/needとイオリの前に現れた際には、イオリからプロになる覚悟について問われるも反論できなかった。
- ミオの在り方は「皆と一緒にいたい」という一歌たちの姿にも、「皆と一緒に演奏を続けたい」という志歩自身の姿とも重なり、志歩自身が答えを出すきっかけにもつながる。ミオは志歩と二人で話をした際に、彼女の「プロとしての責任」の考えについて聞いたことにより、イオリたちと同じ道を進む覚悟を決め、音楽と再び向き合うことを決める。そして、ライブ当日、イオリと対面したミオは彼女に覚悟を告げ、バンドに復帰した。
MORE MORE JUMP!の関連人物
- 真衣(まい)
- 声 - 河野みさき[83]
- 『ASRUN(アスラン)』の元メンバーで遥の後輩。遥に憧れてアイドルを志し、オーディションを乗り越え『ASRUN』に加入する。
- 遥と友好的な関係を築き、彼女の言葉を胸に特訓に励んでいた。しかし、加入してから3年目のある日、新曲で自身が上手く歌えなかったことからスランプに陥り、過剰なトレーニングを重ねたことから喉を壊しアイドル引退を余儀なくされる。その現実に自暴自棄になった真依は、遥に対して辛辣な言葉をぶつけてしまう。この言葉がトラウマとなりステージに上がれなくなった遥はアイドルを引退し、ASRUNも解散となる。
- 現実と向き合えるまでに回復した真依は、自身が遥に対してしてしまったことを後悔し、その想いを伝えるために再び遥やみのりたちに接触する。
- 遥がトラウマを克服した後は関係も修復。遥は真依にアイドルを続けていくことを伝える。
- 元ASRUNメンバー
- 遥や真依と共に活動していたASRUNの元メンバー。ASRUN解散を機に事務所を移籍。予算の無い事務所でも明るく元気に活動しており、解散後のメンバーのことも気にかけて応援している。
- イベント「ここからRE:START!」の遥サイドストーリーに登場。遥が新たにグループを結成して事務所を探している噂を聞き、遥に電話をかける。だが、電話の目的は遥の勧誘ではなく、遥をアイドルに連れ戻したみのりがどういう少女なのかを知りたかったため。彼女は遥にとって、今までどの事務所でも誰も興味を持ってもらえなかったみのりに初めて興味を示してくれた人物であった。遥にとって真依以外で初めてみのりについての想いが話せた人物である。遥からみのりのことを聞いた彼女は「将来、間違いなく凄いアイドルになる」と遥に伝えた。
- Cheerful*Daysのメンバー達
- 雫が所属しているアイドルグループ『Cheerful*Days(チアフルデイズ)』に所属するメンバーたち。その人気から優遇されている雫に対して不満を持っており、陰口や嫌がらせをしていた。雫がアイドルを引退することを宣言した後も雫に対して攻撃的な態度を示していたことをきっかけに、愛莉たちと口論になる。この騒動をきっかけに雫はCheerful*Daysとの決別を決意した。
- ななみん
- 声 - 仲田ありさ[83]
- 約80万人の登録者数を誇るネット配信者。本名は早川ななみ。
- アイドルグループ『CreamBerry(クリームベリー)』の元メンバーで業界内でも高い人気を誇っていたアイドルの一人であった。だが、突然アイドルを引退し、現在は配信者としてネット動画を中心に活動。楽曲の販売やライブの開催に関するサポートを受けるために配信専門の事務所に所属している。
- 遥と親交があり、事務所探しの相談を受けたことがある。それがきっかけとなりMORE MORE JUMP!に興味を持ち共同でのコラボ配信企画を持ちかけた。遥から彼女がアイドルに戻るきっかけの出来事について話を聞いており、彼女を救ったみのりに興味を持っていた。また、MORE MORE JUMP!についても応援している。ななみとのコラボ配信をきっかけにMORE MORE JUMP!は初のライブパフォーマンスをファンの前で披露し、コラボ企画を無事成功させる。また、みのりがファンに認められるきっかけにもなった。
Vivid BAD SQUADの関連人物
- 白石 謙(しらいし けん)
- 声 - 中村大志[83]
- 杏の父親であり、伝説のライブ『RAD WEEKEND』を開催したミュージシャン『KEN(ケン)』。その伝説は現在も語り継がれており、謙が経営するライブカフェ&バー『WEEKEND GARAGE』には、かつての仲間や謙に会うために客が集っている。常連には「謙さん」と呼ばれている。妻は学校教師で料理は下手らしい。
- 彰人や冬弥にとってはもう一人の父親というべき立場であり、こはねも含め、4人の活動を見守っている。
- 『RAD WEEKEND』を目指す若者がいることを嬉しいと思っているが、一方で、「過去や記憶はいつの間にか美化されていく」「俺たちにその気がなくても、誇張され真実からかけ離れていく」と彰人に話しており、その言葉を理解ができなかった彰人に「そのうち分かるときがくる」と話している。また、目標は人を惑わすこともあると考えており、彰人に「そればかりに囚われるな」と忠告している[93]。
- 三田 洸太郎(みた こうたろう)
- 声 - 峯田大夢[83]
- 彰人や冬弥の同業者であり、同じストリートで活動しているミュージシャン。ユニットストーリーでは『ミュージシャン』と表記されるのみであったが、イベント『STRAY BAD DOG』で名前や過去が明らかとなる。
- ミュージシャン・KENのことを尊敬しており、彰人たちBAD DOGSの実力も評価している。一方で、KENの娘である杏に対しては親の七光りで脚光を浴びていると感じており、彼女やこはねを陥れるためにライブを妨害。ViVidsとBAD DOGSが対立するきっかけを作る。
- 後にViVidsのライブを見てその実力を見せつけられた後は彼女たちに謝罪。妨害にBAD DOGSは関係ないことを打ち明け、自身も真っ当に頑張っていくことを伝えた。
- その後のイベントストーリーにも登場しており、彰人から「Vividsには謝罪したのにBAD DOGSには謝罪に来ていない」ことについて咎められた際には、「半端な音楽をやっているうちは2人に顔を合わせられない」と考えていたことを明らかにし、音楽と改めて向き合っていることが明らかとなった。『STRAY BAD DOG』では自身の参加するイベントに単独で出場していた彰人の様子を心配し、冬弥たちに相談しに来ている。Vivid BAD SQUADの活動を応援しており、現在はライバルでありながら良好な関係を築いている。彰人と冬弥とはほぼ同時期に活動を始めており、BAD DOGS結成前の彰人と冬弥を知る数少ない人物でもある。
- 青柳 春道(あおやぎ はるみち)
- 声 - 小野健一[83]
- 冬弥の父親。クラシック音楽家としてその名が知られており、冬弥の兄二人も彼から教育を受けてクラシックの道を歩んでいる。
- クラシックは人生を豊かにするという信念を持ち、それを疑わず冬弥が幼い頃からクラシックの英才教育をおこなっていた。その厳しい教育により冬弥との親子関係に亀裂が入る。
- ストリート音楽を「遊び」と切り捨て、その音楽を続けている冬弥と長らく衝突していた。しかし、後に父親が「クラシックの良さを冬弥に知ってほしい」という願いから教えていたことに気が付いた冬弥は、自身の本当の想いを春道に告げる。その後、春道はこっそりと冬弥のライブを見に行っていたようで、ストリート音楽への理解は得られなかったが、2人の間にあったわだかまりは少しずつ解消されている。
- 小豆沢こはねの父親
- こはねの父親。眼鏡をかけている。蛇のパール伯爵を買っており、こはねと共に世話をしているほか、カメラが趣味であり娘のこはねも影響を受けている。
- こはねのやることには反対せずに応援していたが、ライブハウスに一人で出入りするこはねを心配し、一時はライブハウスに通うことに難色を示していた。しかし、こはねから「ライブを見て決めてほしい」と招待され、実際に娘の歌声や会場の雰囲気を感じ取ったことで娘の活動継続を認めた。
- 遠野 新(とうの あらた)
- 声 - 未表記
- イベント『STRAY BAD DOG』より登場する男性ソロミュージシャン。人当たりがよく物腰柔らかい性格にみえるが、音楽に対してストイックであり、正確でありながらも厳しい批評をする。
- 高い実力を誇り、その歌声は彰人でさえ『RAD WEEKEND』の時に近い感情を思い出すほど。『RAD WEEKEND』を実際に見た観客のひとり。Vivid BAD SQUADと同様に『RAD WEEKEND』を超えるイベントを目指しており、現在、その夢に一番近い人物と言われている。3年ほど修行として海外を拠点に活動していたが、イベント『STRAY BAD DOG』より渋谷へと拠点を移す。ライブの後はチョコパフェを食べる習慣がある。
- Vivid BAD SQUADのことも注目しており、当初は実力はまだまだでも個々では今後に期待が持てる旨の評価をしていた。しかし、彰人に対しては「君が1番おもしろくない」と厳しい言葉を投げかける。
- その後、とあるイベントで彰人と再会。そこで彰人の歌声を聞いて彼の本気を認め、自身も本気の歌唱で答える。その歌声に彰人は負けを認めるも、直後に乱入してきたVivid BAD SQUADのメンバーの歌を聞き、彼らの実力を認め自ら「今回は引き分け」「良い歌だった」と評した。その後、彰人にVivid BAD SQUADとの再戦を約束する。
- 実は本人は『RAD WEEKEND』への思い入れはそこまで強くなかった。彼がこのイベントを超えることを目指したのは、彼を音楽の世界に誘った相棒の夢であったから。彼と一緒に夢を追いかけ、「こいつと一緒に夢を叶えられたら最高だろうな」と思い始めた矢先、その相棒が交通事故に巻き込まれ麻痺による後遺症により歌うことができなくなってしまう。その後、色々なことがあり彼は相棒の想いを背負い『RAD WEEKEND』を超える覚悟を決めた。
ワンダーランズ×ショウタイムの関連人物
- 着ぐるみ
- 声 - 下鶴直幸[83]
- えむのお世話係をしているフェニックスワンダーランドのキャストの一人。いつも着ぐるみを着ている。えむのボディーガードや劇のキャストなど、多様な活動をしている。えむのことを大事にしており、経営者側の判断より、えむのためになることを一番に優先する。
- うさぎのぬいぐるみ
- 声 - 秋奈[83]
- ワンダーランドのセカイにいる人形たちのひとつ。その正体は咲希の持っていたぬいぐるみ。司はそのことを忘れていたが、後に交流を通じて思い出すことになる。
- 青龍院 櫻子(せいりゅういん さくらこ)
- 声 - 東城日沙子[83]
- フェニックスワンダーランドで一番人気の劇場「フェニックスステージ」を代表する歌姫。その歌声はライバルであった寧々たちですら驚きを隠せないほどの実力の持ち主。自身の劇団や歌声に誇りを持っており、当初はワンダーランズ×ショウタイムと対立していた。
- 感受性が豊かで相手を見下したり嫌味な発言をすることもあるが、相手の実力を冷静に見極めており、良いと感じたことは敵であっても素直に褒めるなど嘘はつかない性格。寧々についても当初は嫌味な発言を向けていたが、それは寧々の歌に対する欠点に気が付いていたからであり、後に彼女の成長した歌声を聞いてその実力を認めている。
- 鳳えむの祖父
- フェニックスワンダーランドの創設者。ユニットストーリーより約1年前に他界している。
- えむにとっての根幹を築いた人物であり、祖父の大好きだった遊園地を残すことがえむの目的の一つになっている。かつて、ショーコンテストが行われようとした際には「ショーは1番なんて決めなくていい。みんな違ってみんないい」と開催を中止した過去がある。そのため、祖父の亡き後にショーコンテストを改めて開催することが決まったことに、えむは複雑な感情を抱いている。
- 鳳えむの父親
- 声 - 相沢まさき[83]
- えむの祖父亡き後、現在のフェニックスワンダーランドの経営監査を務めている。えむの「ワンダーステージの取り壊しを中止してほしい」という願いに対して猶予を与えるなど、えむたちに対して公平な立場をとっている。
- 鳳 慶介(おおとり けいすけ)
- 声 - 花田光[83]
- 鳳家の長男で、えむの兄。フェニックスワンダーランドの経営を担当している。
- 集客率の減っているフェニックスワンダーランドの経営改善のため、アトラクションの新設や取り壊しを行っているほか、他の企業とキャラクターライセンスに関する提携を結ぼうとしている。昔のままの遊園地を守りたいえむの想いに対しては理想でしかないと考えている。
- 鳳 晶介(おおとり しょうすけ)
- 声 - 伊丸岡篤[83]
- 鳳家の次男で、フェニックスワンダーランドの専務を担当している。
- えむの訴える理想については疎ましくさえ思っており、その態度から彼女たちとの対立の火種を生み出している。
- 鳳 ひなた(おおとり ひなた)
- 声 - 森谷里美[83]
- 鳳家の長女で、えむの姉。大学に通う学生。
- 心優しい性格で、えむの悩みにも耳を傾ける。えむと同じくアトラクションの取り壊しには乗り気ではないが、一方で兄たちの立場や経営改善の必要性も理解している。
25時、ナイトコードで。の関連人物
- 宵崎奏の父親
- 声 - うさみ航[83]
- 奏の父で作曲家。妻は既に他界している。
- 作曲家として企業CMなどの音楽を手掛けており、男手一つで奏を育てた。しかし、ユニットストーリーの2年前、CMコンペ用の楽曲制作に煮詰まってしまい奏にアドバイスをもらった際に、奏が曲にアレンジを加えたものがコンペに採用され、その結果、彼の作曲部分は使われたなかった。このCM以降、作曲の仕事依頼は増えるも曲作りに悩むようになり、受託先から彼の曲を古臭いと嗤われたことや奏が父に宛てた曲が追い打ちとなり、ついに倒れてしまう。奏の早急な対応で助かるも、記憶障害に陥り現在も入院している。この事件が奏にとってトラウマとなり、現在も呪いのように彼女を蝕んでいる。
- 奏が現在使用している作業部屋は、本来は父親が作曲をしていた部屋である。
- 朝比奈まふゆの両親
- まふゆの両親。その性格は瑞希曰く「価値観をナチュラルに押し付けてくるタイプ」であり、まふゆを自分たちが良いと思った道へ進ませようとしている。そのため、まふゆのやりたいと思ったことに対して、自分たちの意向と違うものは全て切り捨てさせようとしている。この両親による呪縛により、まふゆの人格は大きく変化していくことになる。
- 東雲絵名・彰人の父親
- 声 - 星野貴紀[83]
- 著名な画家。彼の絵はこはねもよく知っているほど。
- 画家を目指す絵名に対し「お前には才能がない」と冷たく接したことで親子関係に亀裂が入り、以降は絵名から会うたびに激しく拒絶されるほど親子仲は悪化した。しかし彼としては、自分のような苦しく厳しい人生を歩めるほど絵名は強くないと考えたため「才能は無い」と伝えただけであり、決して絵を描くことを否定はしなかった。後に、彰人より「画家としては正しいが、父親としては正しくない」と論されたことをきっかけに、絵名に父親としての言葉をかけている。
システム
リズムゲームモード
操作方法は画面の奥から手前に向かってくるノーツを判定ラインに来たタイミングでタップ操作するという形式。ノーツにはタップ、ホールド(長押し)、スライド(なぞる)、フリック(弾く)の4種類が存在する[14]。ノーツサイズは変更することが可能であり、リズムゲームの不得意なユーザーにも対応している[10]。リズムゲームでは様々なボーカロイド楽曲が収録される。楽曲はバーチャル・シンガーのみが歌う「バーチャル・シンガーVer.」とオリジナルキャラクターのみ、または、バーチャル・シンガーとオリジナルキャラクターが一緒に歌う「セカイver.」の2バージョンで収録される。一部楽曲では、どちらかのver.のみでの収録となる[34]。本作では他社製のボーカロイド楽曲も追加され、特にバーチャル・シンガーVer.では「ハッピーシンセサイザ」や「シャルル」など他社のボーカロイドによる楽曲に関して、いくつかは原曲のバージョンのまま収録される。セカイ ver.には多くの楽曲で「アナザーボーカルver」が存在しており、キャラクターランクをアップすることで、キャラクター個人が歌うアナザーボーカルverを入手できる[3]。
難度は初心者向けの「EASY」、初心者・中級者向けの「NORMAL」、中級者向けの「HARD」、上級者向けの「EXPERT」、超上級者向けの「MASTER」の全5段階が設定されている[8]。プレイ人数は1人でプレイする「ひとりでライブ」モードと最大5人でプレイする「みんなでライブ」モードがある[94]。また、オートライブ機能も実装されている。
モードには2Dライブモードと3DMVモードの2種類が収録。2Dモードでは、楽曲に応じて2DMVが用意される楽曲と背景に曲をイメージしたイラストが表示される楽曲の2パターンがある。2Dモードの映像の中には動画クリエイター・イラストレーターによる本作オリジナルMVが制作される場合もある[95]。また、実装時には2Dモードの場合でも、ユーザーの反響を聞いて3DMV化を目指していく方針となっている[34]。3DMVモードのある楽曲にも、楽曲に集中してプレイしたいユーザー向けに、楽曲のイラストのみが表示される2Dモードが用意されている[96]。
3DMVモードではキャラクターの衣装やアクセサリーを自由に変更することが可能[34]。特定の条件下にてヘアスタイルも変更できる[97]。また、楽曲ごとに各キャラクターの3Dモデルを入れ替えてプレイすることも可能であり、他のユニットメンバーで編成することができる[96]。衣装は、ライブで入手できる素材を集めて衣装ショップで作成できるほか、ガチャでの入手も可能であり、衣装付き☆4メンバーを入手すると該当する衣装も一緒に手に入る形式になっている[14]。
メンバー育成システムとして、メインユニットを編成してリズムゲームをクリアしたり、アイテムを使った「練習」やキャラクターごとに設定されている「キャラクターミッション」を達成することでキャラクターランクやユニットランクを上げることが可能。また、レベル上限を引き上げる「特訓」やメンバー個人のスキルを強化する「スキルアップ」、特別なアイテムを消費してメンバーの総合力をアップさせる「マスタートレーニング」などがあり、これらの育成要素を活用してメンバーを強化することにより、リズムゲームのクリア率上昇とスコアアップを図ることが可能となる[14]。
2020年3月30日のハーフアニバーサリーを記念して新形式イベント「チアフルカーニバルイベント」が4月1日のイベント「君と歌う、桜舞う世界で」より開催される[98]。この形式は、プレイヤーが2つのテーマから1つを選び、同じテーマのチームに属する5人と一緒に、もう片方のテーマのチームと合計スコアを競い対決する形式となっている。勝利すると、ライブ報酬が増えるほか、グループポイントも加算される。チーム名は運営側より用意されており、キャラクターの組み合わせによって多くの種類がある。イベント期間中は「みんなでライブ」が「チアフルライブ」へと入れ替わる。
アドベンチャーパート
アドベンチャーパートでは現実世界の街やセカイなどのスポットにてランダムで表示されるSDキャラクターをタップすることでLive2Dによるキャラクター同士の掛け合いが見られたり、一部のスポットにあるショップで衣装や楽曲を購入することが可能。オリジナルキャラクターは全編フルボイス対応となっている[14]。また、ミクたちボーカロイドの音声は全てクリプトンでチューニングして制作されており、ストーリー内とバーチャルライブにてフルボイス対応となる[9]。
各ユニットのメインストーリー開放には、リズムゲームパートにてユニットごとに経験値を獲得し、ユニットランクを上げることでユニットごとに用意されたストーリーを見ることが可能となる[14]。一方、イベントストーリーはリズムゲームをプレイしてポイントをためることでも解放されるが、イベント期間を過ぎたストーリーはアーカイブでいつでも閲覧が可能となる。
ストーリーは最初期に実装される各ユニットの成り立ちを描いた「メインストーリー」と、定期的に配信される「イベントストーリー」が存在する。「メインストーリー」は全6ユニットに最初期から実装されており、各ユニット全20話存在する。「イベントストーリー」は月に3回、定期的に開催されており、メインストーリーのその後の物語が描かれている。
イベントストーリーには各ユニットが主役となる「ユニットストーリー」と様々なキャラクターが織りなす「混合ストーリー」があり、「ユニットストーリー」では描き下ろし楽曲とアフターライブが実装される。ユニットがメインのストーリーは2020年10月9日より配信されたLeo/needが主役のイベント「雨上がりの一番星」、混合ストーリーは2020年11月9日より配信された「走れ!体育祭!~実行委員は大忙し~」より順次配信が行われている[99][100]。
上記のストーリー以外に、カード報酬から閲覧できる「サイドストーリー」は前編と後編に別れており、メインストーリーやイベントストーリーを補足する物語が展開される。解禁するためには、アイテムの使用やキャラクターのランクを上げる必要がある。マップ上のスポットでランダムに登場するSDキャラクターをタップすると閲覧可能な「エリア会話」は、各キャラクターの設定や日常風景を補足する内容も多く、各ストーリーの伏線的な要素も含まれる。また、イベントストーリー読了後やイベント終了後に新たなエリア会話が収録されることもある。
2020年12月16日には過去のイベントストーリーやアフターライブが閲覧可能な「アーカイブ機能」が実装された[101]。
「メインストーリー」に関しては2021年1月16日より、「プロセカストーリーシアター」という形で全5ユニットのキャストコメンタリー付きメインストーリー動画がYouTube公式アカウントにて全5回配信されている[102]。イベントストーリーに関しては2021年2月26日より「プロセカアフタートーク」という形で、イベント終了直後の21時30分からキャストと共にイベントの振り返りやアフターライブのリアルタイム視聴などを行う番組がYouTube公式にて配信されている[103]。
バーチャルライブ
全国のユーザーと一緒にゲーム内でバーチャル・シンガーとキャラクターたちによるライブを楽しめる機能。ライブは特定の期間のみリアルタイムで配信される。そのため、いつでも繰り返し視聴できるわけではなく、日に数回開催されるライブにリアルタイムで参加する必要がある。ただし、アフターライブに関しては、アーカイブからいつでも視聴が可能である。ライブは複数人で鑑賞できるモードのほか、1人で鑑賞できるプライベートルームも作成が可能である[15]。
ライブ開始前の待合エリアでは他のプレイヤーとスタンプやコメント機能を利用してコミュニケーションをとることが可能。プレイヤーは自身のアバターを操作して待合エリアやライブ会場を自由に動き回れるようになっている。アバターは着せ替えも可能。会場ではペンライトのカラーを変更したり自由に振り回すことができる。また、スワイプして会場内を移動することができ、様々な角度からステージを眺めることも可能。そのほか、バーチャルアイテムやスタンプ、アクションなど、さまざまな手段でライブを盛り上げられることができる[15]。
開演時間になると自動的にライブが始まり、キャラクターたちが楽曲を披露するほか、観客に語り掛けるMCパートもある。ライブでは一回の開催で1曲から数曲を歌う構成となっており、途中から別のキャラクターが参加してくる場合もある[15]。
バーチャルライブの種類は、ユニットイベント開催終了直後よりストーリーの後日談が展開される「アフターライブ」、キャラクターの誕生日の際に開催される「誕生日ライブ」、様々な記念日に開催される「記念日ライブ」があり、アフターライブに関してはイベントストーリーのアーカイブで再度、視聴することができる。以上の内容から、開催頻度は月に3回以上となる[57]。
アフターライブは当初、ユニットイベントのみの開催であったが、2021年3月20日開催の混合イベント『天馬さんちのひな祭り』以降は混合イベントでもアフターライブが開催される[104]。なお、混合イベントでは、作中に登場したユニットの別視点でのストーリーが展開され、各ユニットのセカイが交わることはない。
2020年12月30日のアップデートにて、待機エリアの拡張とライブの100人同時視聴が可能となった[105]。
設定
セカイとバーチャルシンガー
セカイ
主人公たちのスマートフォンに突然現れた楽曲「untitled」を再生することで開かれる謎の世界。人々の「本当の想い」を反映した空間となっており、人の想いの数だけ存在し、想いのカタチが違えば違うほど、それぞれのセカイの在り方が異なる。本編でのセカイは5つ存在し、住人としてバーチャルシンガーが暮らしている。各セカイのバーチャルシンガーは元となった想いの持ち主たちに応じて姿や性格など個性が異なっている。
- 教室のセカイ
- Leo/needのメンバーの想いによって創られたセカイ。セカイ観は学校の教室。夕焼けになっていることが多いが、Leo/needのメンバーの想いに応じて星空など空模様を変えていく。このセカイのバーチャルシンガーはLeo/needと同じくバンド活動しており、衣装も学生服風となっている。パートは初音ミクがリードボーカル&ギター、巡音ルカがギターやベース、MEIKOがドラマーとなっている。先輩後輩としての姿が色濃く描かれており、特にミクに関しては自分自身もその在り方に悩み、Leo/needのメンバーと共に成長していく姿が描かれる。
- ステージのセカイ
- MORE MORE JUMP!のセカイ。セカイ観はアイドル活動で歌う大きなコンサート会場になっており、バーチャルシンガーはアイドル活動をしている。この空間は遥、愛莉、雫が過去に仕事をしてきたライブ会場が元になっており、広大な空間に様々なステージが形作られている。アイドル活動をするバーチャルシンガーは初音ミク、鏡音リン、巡音ルカ。バーチャルシンガーたちは同じアイドルとして、MORE MORE JUMP!のメンバーの悩みを聞き、そんな彼女たちを自分たちのステージで応援し、時に解決の糸口へと導く姿が描かれる。
- ストリートのセカイ
- Vivid BAD SQUADのセカイ。セカイ観はVivid BAD SQUADの拠点である「ビビッドストリート」や「WEEKEND GARAGE」が元になっている。路地が入り組んだ道はストリートアートやライブイベントのポスターで飾られており、バーチャルシンガーはストリートファッションに身を包む。セカイに居るバーチャルシンガーは初音ミク、MEIKO、鏡音リン、鏡音レン、KAITO。ストリートのセカイに存在する「crase cafe」はMEIKOがマスターとして店を切り盛りしており、Vivid BAD SQUADのメンバーやバーチャルシンガーにとって憩いの場となっている。このセカイのバーチャルシンガーたちは大人びた性格や好戦的な性格の人物が多い。
- ワンダーランドのセカイ
- ワンダーランズ×ショウタイムのセカイ。セカイ観はテーマパークとなっており、カラフルなバルーンや歌う花などユニークなものに彩られている。また、喋る人形たちなどバーチャルシンガー以外の生物も多く暮らしている。セカイに居るバーチャルシンガーは初音ミク、KAITO、鏡音レン、鏡音リン、MEIKO、巡音ルカ。バーチャルシンガーは団長のKAITOを中心に様々なアイデアを出して自発的にショーを開催している。バーチャルシンガーたちは陽気で破天荒な性格であり、まとめ役のKAITOの元に強い個性を持ったメンバーが集っている。このセカイの特徴としては、『天馬司の想いのみで生まれたセカイ』であり、他のメンバーはあくまで招かれた側であるという点にある。しかし、司以外のメンバーが、彼のセカイに影響を与えている描写もみられる。
- 誰もいないセカイ
- 25時、ナイトコードで。のセカイ。このセカイは『朝比奈まふゆの想い』によって創られ、当初は、まふゆが現実から逃げ出すためのシェルターの役割を果たしていた。後に他のメンバーが干渉するようになりその様相はまふゆの想い、または彼女に干渉するメンバーの想いの変化によって変わっていく。わずかに光が差す無機質な灰色のセカイで、当初居たバーチャルシンガーは初音ミクのみであった。後に、絵名の変化に呼応するように鏡音リンが姿を現し、瑞希も気が付かない想いに呼応してMEIKOが加わった。このセカイでのバーチャルシンガーは白または黒のグラデーションに赤いリボンが付いたゆったりとした服装で、口調も機械的で感情の機敏も少ない。だが想いを感じることができ、時にはバーチャルシンガーなりに励ますこともある。
- セカイの狭間(はざま)
- メインストーリーのプロローグに登場するセカイ。このセカイでのバーチャルシンガーはスタンダード衣装をみにつけている初音ミクのみが存在する。ゲームプレイヤーに初音ミクが案内人として各セカイに誘っている。プレイヤーが登場人物(初音ミクのみ)に干渉できる唯一のセカイでもある。
想いの欠片
- 2021年3月30日より開催の「カラフルフェスティバルガチャ」の宵﨑奏『いつか見た夢を』と朝比奈まふゆ『潜る、私の中へ』から登場した設定。見た目は奏曰く「リンゴほどの大きさの光る球体」、まふゆ曰く「小さな宝石のように見える光」でありセカイのどこかに落ちている。その正体は誰かの想いでできた欠片であり、その想いがセカイとして形作られていない未完成の状態でセカイに届くことで光の球体としてあらわれる。想いの欠片に触れることでその欠片の中にある想いのセカイに行くことができる。このセカイに居る間は「Untitled」を停止しても現実世界に戻ることはできない。しかし、セカイのように現存できる空間ではなく、一定時間で消滅する。この想いの欠片はセカイを形作った人物たちとは別の人物の想いの欠片が届くこともある。
楽曲
2021年5月17日現在、ゲームオリジナル楽曲25曲、カバー楽曲(セカイVer)46曲、バーチャルシンガー単独楽曲26曲が収録。合計97曲が収録されている[注釈 4]。そのうち、3DMV収録曲は36曲、ゲームオリジナル2DMV収録曲は13曲である。
セカイ ver.には多くの楽曲で「アナザーボーカルver」が存在しており、キャラクターランクをアップしたりイベントをこなすことで、キャラクター個人が歌うアナザーボーカルverを入手できる[3]。
他社製のボーカロイド楽曲もバランスを考慮しながら追加されている。特にバーチャル・シンガーVer.では「ハッピーシンセサイザ」や「シャルル」など他社のボーカロイドによる楽曲に関して、いくつかは原曲のバージョンのまま収録される[95]。
オリジナル曲のフルバージョンの公開について、2DMV楽曲に関しては実装されるイベント期間中からイベント終了直後に、YouTube公式アカウントで2DMV付きフルバージョンが公開される[106]。3DMV楽曲に関してもフルバージョンがYouTube公式アカウントにて配信される場合もある[107]。また、カバー楽曲に関しても、フルバージョンがYouTube公式アカウントにて2DMV付きで不定期配信されることがあり、公開された楽曲が2DMVバージョン未収録曲の場合は、後日、ゲーム内に収録されることもある。
3DMVは2020年12月4日より、YouTube公式アカウントにて順次公開されており、同日以降に実装が始まった3DMVについては実装と同時刻に3DMVがYouTube公式アカウントに投稿されている[108]。
楽曲の追加ペースは1ヵ月あたりおよそ4~5曲の楽曲が追加されて行き、そのうち1~2曲はクリエイターによる各ユニットへの書き下ろし楽曲、残り2~4曲は既存のボーカロイド楽曲の収録となる。また、3DMVは月に最大2個までの収録となる。さらに、不定期でのキャンペーンによる追加もあり、節目の時期や記念日をメインに不定期で複数の楽曲を一気に追加する。これは、楽曲数の豊富なボーカロイド楽曲を出来うる限り多く収録するための措置である[109]。
本作では、プロではないアマチュアとして活動するクリエイターの制作した楽曲も、なにかしらの方法で定期的に追加する予定である[109]。
オリジナル楽曲
本作のオリジナル楽曲はゲーム内での実装に先駆けて制作されたプロジェクトセカイオリジナルのボーカロイド楽曲。楽曲に関しては制作したクリエイターが自身のサイトやアカウントにてボカロ版及びセルフカバー版の投稿を行うことが許可がされており、ゲームリリース前は事前投稿、以降はプロジェクトセカイ版のゲーム内配信と同時に投稿されている。
- 書き下ろし楽曲
楽曲 | 歌唱 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 3DMV実装 | 2DMVイラスト | 2DMV動画制作 | ボカロP投稿版 |
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テーマソング | ||||||||
セカイ | 一歌、司、奏、初音ミク | DECO*27 | kemu | Rockwell | あり | なし | なし | 初音ミク |
ワーワーワールド | みのり、こはね、初音ミク | Mitchie M | Giga・Mitchie M | Giga | あり | なし | なし | 初音ミク、鏡音リン |
Leo/need | ||||||||
needLe | Leo/need、初音ミク | DECO*27 | Rockwell | あり | なし | なし | 初音ミク | |
ステラ | じん | あり | なし | なし | 初音ミク | |||
霽(は)れを待つ | Orangestar | なし | 飴村 | omu | 初音ミク | |||
「1」(いち) | Leo/need、巡音ルカ | 164 | なし | 三門 | omu | 巡音ルカ | ||
MORE MORE JUMP! | ||||||||
アイドル新鋭隊 | MORE MORE JUMP!、初音ミク | Mitchie M | あり | なし | なし | 初音ミク、鏡音リン、巡音ルカ、MEIKO | ||
モア! ジャンプ! モア! | ナユタン星人 | なし | BUZZ | omu | なし | |||
Color of Drops | MORE MORE JUMP!、巡音ルカ | 40mP | あり | なし | なし | 初音ミク | ||
天使のクローバー | MORE MORE JUMP!、鏡音リン | DIVELA | あり | なし | なし | 鏡音リン | ||
Vivid BAD SQUAD | ||||||||
Ready Steady | Vivid BAD SQUAD、初音ミク | q*Left | Giga | あり | なし | なし | 初音ミク、鏡音リン、鏡音レン | |
Forward | R Sound Design | あり | なし | なし | 初音ミク | |||
RAD DOGS | q*Left | 八王子P | なし | Rella(アニメーション作画:2P) | omu | なし | ||
シネマ | Vivid BAD SQUAD、KAITO | Ayase | あり | なし | なし | 初音ミク | ||
ワンダーランズ×ショウタイム | ||||||||
セカイはまだ始まってすらいない | ワンダーランズ×ショウタイム、初音ミク | ピノキオピー | あり | なし | なし | 初音ミク | ||
potatoになっていく | Neru | あり | なし | なし | 鏡音リン、鏡音レン | |||
ニジイロストーリーズ | 草薙寧々、神代類、MEIKO、KAITO | OSTER project | なし | たま | omu | 初音ミク、鏡音リン、巡音ルカ、MEIKO、KAITO | ||
ワンスアポンアドリーム | ワンダーランズ×ショウタイム、鏡音レン | YASUHIRO(康寛) | なし | 村上ゆいち | omu | 鏡音リン | ||
25時、ナイトコードで。 | ||||||||
悔やむと書いてミライ | 25時、ナイトコードで。、初音ミク | まふまふ | あり | なし | なし | (まふまふセルフカバー) | ||
携帯恋話 | まふまふ | なし | 森倉円 | omu | ||||
ジャックポットサッドガール | syudou | なし | りゅうせー(ボーカロイド投稿版と同じ) | 初音ミク | ||||
限りなく灰色へ | 25時、ナイトコードで。、鏡音リン | すりぃ | あり | なし | なし | 鏡音レン | ||
アイディスマイル | 25時、ナイトコードで。、MEIKO | とあ | あり | なし | なし | 初音ミク、鏡音リン |
- 一般公募楽曲
楽曲 | 歌唱 | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
---|---|---|---|---|
バーチャル・シンガー | ||||
alive[注釈 5] | 鏡音リン | 市瀬るぽ | ||
Brand New Day[注釈 6] | 初音ミク | いるかアイス |
CD販売
ブシロードミュージックより各ユニットのオリジナル楽曲が1stシングルとして販売される予定である[52]。
各ユニット関連展開
Leo/need
- レオニの日常
- Leo/needメンバーがSNSで日常風景を投稿するSNS投稿企画。2021年3月3日よりTwitter公式アカウントにて不定期投稿が開始された[110]。内容としては、Leo/needメンバーの日常風景がメンバーのツイート内容と写真が描かれた描き下ろしイラストと共に投稿される[111]。
- コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City
- サンシャインシティワールドインポートマートビルにて、2021年7月2日から7月18日まで開催予定のイベント。
- Leo/needのメンバーと「あの日見た星空」を一緒に鑑賞するオリジナルプログラム上映企画であり、星空アナウンスはLeo/needのメンバーが担当する[52][112]。
MORE MORE JUMP!
- ボイスドラマ
- MORE MORE JUMP!による配信番組をボイスドラマとしてYouTube公式アカウントで配信する企画。2020年11月29日以降、MORE MORE JUMP!の各イベントストーリー終了翌日の正午に毎回配信される[113]。
- MORE MORE JUMP!のイベントストーリー『ここからRE:START!』にて、フリーアイドルとして配信をメインに活動することになり、その配信内容がボイスドラマとしてYouTube公式にイラスト付きで投稿される形式となっている。
- SHOWROOM
- 現役アイドルなどがライブ配信を行い視聴者とコミュニケーションを楽しむWebサイト『SHOWROOM』にて、MORE MORE JUMP!のメンバーによる特別配信が予定されている[52]。
Vivid BAD SQUAD
- ビビバスアーカイブ
- Vivid BAD SQUADのメンバーが様々なボーカロイド楽曲を歌唱する企画。2021年3月中旬よりYouTube公式にて不定期配信予定であったが延期となり、5月14日にYouTube公式でプレミアム配信が開始された。配信内容は歌唱の他にショートストーリーも含まれる[114][115]。
- WEEKEND GARAGE
- Vivid BAD SQUADのメンバーの拠点でもある「WEEKEND GARAGE」をモチーフにしたコンセプトカフェが2021年6月18日から7月19日まで、池袋サンシャインシティにて期間限定でオープン予定[52]。描き下ろしイラストやオリジナルコラボフード・グッズが販売される予定[116]。
ワンダーランズ×ショウタイム
- プロジェクトセカイ ワンダショちゃんねる
- 2020年10月23日よりYouTube Live、ニコニコ生放送、Periscopeにて不定期で放送されている声優陣によるインターネット番組。
- 詳細は下記の関連番組を参照。
- ワンダーランズ×ショウタイム in ナンジャタウン
- ワンダーランズ×ショウタイムのメンバーがナムコ・ナンジャタウンに登場するイベントが2021年6月16日から7月11日まで開催予定。コラボデザート&フードやミニゲーム、描き下ろしイラストグッズの販売などが予定されている[52][117]。
25時、ナイトコードで。
- 25時、ナイトラジオで。
- 2020年10月31日よりYouTube「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク公式チャンネル」にて隔週土曜日に配信中の声優陣によるラジオ番組。
- 詳細は下記の関連番組を参照。
- 作業風景配信
- 深夜25時、ナイトコードで行われる、メンバーたちの作業風景を1日にわたり配信する予定[52]。
その他 企画展開
- ボイスドラマ企画
- 各ユニットのボイスドラマを制作する企画。2020年11月25日、「プロジェクトセカイ ワンダショちゃんねる」にて企画が発表。YouTube公式アカウントの登録者数が25万人を突破するとボイスドラマが制作される[118]。2021年1月6日、公式YouTubeチャンネルの登録者数が25万人を突破。これを記念して5ユニットのボイスドラマの制作も決定した[50]。
- 楽曲制作プロジェクト
- 青柳冬弥役の声優で、ボカロP「21世紀P」としての活動経験もある伊東健人がプロジェクトセカイに収録されるオリジナルボーカロイド楽曲を制作する企画。2021年1月25日に企画が発表[119]。2月22日には編曲をOSTER projectが担当することが発表された[120]。4月28日には楽曲タイトル「magic number」であることや、PVイラストを賀茂川が担当することが発表された[121]。制作の様子は「プロジェクトセカイ ワンダショちゃんねる」で随時紹介される。
一般公募企画
一般公募企画としてアプリリリース前の2019年11月1日より、ゲーム内に登場する衣装デザインを公募する「一緒につくろう!プロジェクトセカイ衣装デザインキャンペーン」を12月2日まで開催[18]。12月16日に女性キャラクター部門にて日々花の「未来にはばたけ!」、男性キャラクター部門にてEi-Flowの「スターライトレン」が採用され、後に実装された[26][27]。2020年2月25日からは、ゲーム内に収録される楽曲を募集する「一緒につくろう!楽曲コンテスト」が開催[17]。6月13日配信の「プロジェクトセカイ カラフル放送局」にて楽曲コンテストの結果が発表され、応募総数200曲以上の中から市瀬るぽが作詞・作曲を手掛ける「alive」が採用され、後に実装された。
アプリリリース後の2020年10月2日からは、『一緒につくろう!楽曲コンテストプロセカNEXT』と『一緒につくろう!プロジェクトセカイ 衣装デザインキャンペーン!』が順次、応募テーマを変えて開催されている。応募内容は楽曲や衣装デザインごとのテーマに沿った楽曲・デザインを、楽曲はYouTubeかニコニコ動画、衣装デザインはTwitterにてハッシュタグをつけて投稿することで応募可能となる。採用されると、ゲーム内の2DMVバーチャルシンガーVerとして楽曲が遊べたり、3DMV用の衣装として実装される[122][123]。
タイアップ企画
- Ayase
- イベントストーリー『STRAY BAD DOG』にて、AyaseによるViVid BAD SQUADへの書き下ろし楽曲が提供されることを記念し、Ayaseとプロジェクトセカイのタイアップ企画が実施された[124]。2021年5月1日にはAyaseが所属するYOASOBIの楽曲であり、初音ミクver.も発売されている『夜に駆ける』を実装。宵﨑奏×初音ミクVer.のほか、アナザーボーカルとして星乃一歌、日野森雫、小豆沢こはね、草薙寧々、宵﨑奏の全5種がセカイVer.実装後の5月6日に追加される[125][126]。また、アナザーボーカル実装に先駆けて、5月1日より5月10日までの期間限定で、公式YouTubeチャンネルにて『夜に駆ける』アナザーボーカルver.全5種を公開した[127]さらに、5月3日にはKAITO、東雲彰人、青柳冬弥による『幽霊東京』が実装[128]。5月8日にはAyaseによるViVid BAD SQUADへの書き下ろし楽曲が追加予定である。
漫画
- セカイのひとコマ & 4コマ漫画
- プロジェクトセカイ内にてロード中などの画面で見られるひとコマ漫画。本配信前には、Twitterにて40話分が先行して公開された[129]。本配信開始の9月30日からは公式ツイッターにて4コマ漫画の連載も開始された。作画は宇崎うそ[130]。
- 配信前Twitter掲載漫画
- 『プロジェクトセカイ』配信開始前の特別企画として、初音ミクのデザインを生み出したイラストレーター・KEIによる4コマ漫画を全6話公開した[131]。
- プロジェクトセカイ応援マンガ
- 『プロジェクトセカイ』配信開始前の特別企画として、クローズドβテストに参加した9名のイラストレーター・漫画家とのコラボレーション短編マンガ「プロジェクトセカイ応援マンガ」を、2020年8月12日より不定期公開した。掲載内容は各作家陣がクローズドβテストを元に自由に執筆した内容となっている[41]。
- 参加作家[41]
- 綾坂
- おむ・ザ・ライス
- 北原朋萌。
- 君野朋成
- 恭(きょう)
- すみれめ論
- 竹春
- ツナマヨ
- 中音ナタ
- 公式Webアンソロジー
- 2020年12月21日に4コママンガや短編マンガ等のアンソロジー作品が公式サイトにて公開された[132]。
- 参加作家
- 宇崎うそ(キービジュアル)
- たぬきち
- 藤島真ノ介
- おいもとじろう
- U井T吾
- おむ・ザ・ライス
- きんぎん
- ぎんもく
- ずんだコロッケ
- 東385
- みずみ
関連番組
インターネット番組
- プロジェクトセカイ カラフル放送局
- 2020年6月13日よりYouTube Live、ニコニコ生放送、Periscopeにて不定期で放送されているインターネット番組。作品の新情報や視聴者参加企画など様々な企画を発信する内容となっている[36]。後述の「プロジェクトセカイ ワンダショちゃんねる」の配信が開始されるまで全5回配信された。
- プロジェクトセカイ ワンダショちゃんねる
- 2020年10月23日よりYouTube Live、ニコニコ生放送、Periscopeにて不定期で放送されているインターネット番組。「ワンダーランズ×ショウタイム」の廣瀬大介(天馬司 役)、木野日菜(鳳えむ 役)、Machico(草薙寧々 役)、土岐隼一(神代類 役)が持ち回りでMCを務める。月に1回程度の頻度で配信。ゲームの最新情報を中心に配信される。
- プロセカストーリーシアター
- 2021年1月16日より全5週にわたって各ユニットのメインストーリーのキャストコメンタリー付き生配信番組がYouTube公式アカウントとニコニコ生放送、Periscopeにて配信された[102]。
- プロセカアフタートーク
- 2021年2月26日より、各イベント終了直後の21時30分からキャストと共にイベントストーリーの振り返りやアフターライブのリアルタイム視聴などを行う番組がYouTube公式アカウントにて配信されている[103]。配信対象は同日まで開催されていた『満たされないペイルカラー』以降のイベントが対象となる。
- イベントストーリーシアター
- メインストーリーのキャストコメンタリー生配信を実施した『プロセカストーリーシアター』と同様に、イベントストーリーをキャストコメンタリー付きで生配信していく企画[133]。2021年5月16日より各ユニットのこれまでのイベントストーリーの振り返り配信がYouTube公式アカウントとニコニコ生放送、Periscopeにて順次開始された[134]。
ラジオ
- プロジェクトセカイ カラフルラジオ
- 2020年1月8日より2020年2月26日までYouTube「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project公式チャンネル」「音泉」にて毎週水曜日に配信された。全8回配信[31]。
- ラジオ番組では、パーソナリティとして各回ごとに「プロジェクトセカイ」の出演キャストが登場し、ゲーム情報やキャストと初音ミクとの思い出話などを取り上げる内容となっている[31]。
-
- ゲスト[135]
- 25時、ナイトラジオで。
- 2020年10月31日よりYouTube「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク公式チャンネル」にて隔週土曜日に配信中。番組名に合わせ、25時に配信される。
- 「25時、ナイトコードで。」の佐藤日向(暁山瑞希 役)、鈴木みのり(東雲絵名 役)、田辺留依(朝比奈 まふゆ役)、楠木ともり(宵崎 奏役)が持ち回りでパーソナリティを務める。
二次創作ガイドライン
本作ではリリース開始前日の2020年9月29日に、二次創作に関するガイドラインが公式サイトにて公開されている[136]。
オリジナルキャラクターに関しては、SEGA、Colorful Palette、クリプトン・フューチャー・メディアの定めるガイドラインの適用範囲において二次使用が許可されている。具体的には、非営利目的の場合に限り、本作を題材とした同人誌・同人グッズ・イラスト・漫画・小説などの作成・展示・配布や全年齢対象のコスプレ衣装の作成・配布・写真・動画が許可されている。非営利目的には実費程度の対価を受け取る場合も含まれており、その範囲内での販売は許可されている。ただし、本作や他者への権利を侵害する内容などは禁止されている[136]。
また、SNSや動画共有サイトにおける本作のプレイ動画やストーリー内容の動画、静止画などの投稿については、楽曲も含め本作のゲーム内の内容を取り扱った動画であれば許可されている。一方で、各楽曲の権利者(作曲者等)より申請があった場合や関係者への権利侵害があった場合は削除されるほか、公式が公開したアニメ・ライブ・生放送番組などの実写・アニメーション作品をユーザー個人が複製して投稿することは禁止されている[136]。
クリプトン・フューチャー・メディアが権利を持つ「MEIKO」、「KAITO」、「初音ミク」、「鏡音リン・レン」、「巡音ルカ」のピアプロキャラクターズに関しては、本作リリース以前より既に定められている、 「ピアプロ・キャラクター・ライセンス(PCL)[137]」と、それに基いた「キャラクター利用のガイドライン[138]」が優先的に適用される。このライセンスの内容に沿ったものであればキャラクターを用いた無償の範囲での二次創作活動が公式に認められている。また、実費程度の対価を受け取る場合には、二次創作物の頒布のため「ピアプロリンク[139]」という仕組みが提供されている。また、プロジェクトセカイのオリジナルキャラクターに関しては、ルールに定める範囲内において、ピアプロキャラクターズと同様に「ピアプロ」への投稿が認められている[140][136]。
リアルライブ
プロジェクトセカイではリリース前より2度、リアルライブでの演奏が行われている。
2019年9月6日より開催されていたジャズ・フェスティバル『かわさきジャズ』。11月17日、カルッツかわさきにて開催された最終公演、『まらしぃ With 初音ミク、鏡音リン piano acoustic live』では、第2部にてSEGAとColorful Paletteによるプロジェクトセカイの初音ミク、鏡音リンの3Dモデルが初披露され、ステージにてピアニスト・まらしぃと共に「チョコレイト・ディスコ」「炉心融解」「千本桜」「アマツキツネ」など計10曲の楽曲を披露した。そのうち、「空想少女への恋手紙」がYouTubeとニコニコ動画にて公開されている[141]。
2020年2月10日には前述の『かわさきジャズ』追加公演として、『Live Session!まらしぃ with 初音ミク&鏡音リン Piano acoustic live in SNOW MIKU』が札幌市民ホールにて開催[32]。前回に引き続きプロジェクトセカイモデルのミクとリンが楽曲を披露したほか、オリジナルキャラクターより星乃一歌が初登場し、「ロストワンの号哭」「ロキ」を披露。人間とボーカロイドによる「セカイVer」が初披露された[33]。
関連イベント・コラボレーション
- 大塚製薬 - 全世界に向けて、暑い夏を乗り切るための情報や楽曲を届ける文化プログラム「beyond2020」の一環として、大塚製薬と初音ミクがタッグを組んだ企画。プロジェクトセカイからは企画発表時の2019年12月20日に初音ミクが、2020年1月23日には星乃一歌がそれぞれポカリスエット・アンバサダーに就任。1年を通して様々な活動を展開する[29][30][142]。2021年5月からはLeo/needがポカリスエットアンバサダーに新たに就任。5月6日よりコラボレーション動画が公開予定[143]。
- JOYSOUND - 2020年11月28日よりコラボキャンペーンが開催され、ゲーム内3DMV付き楽曲が全7曲配信された[144]。
- アニマックスCAFE - 2021年1月6日よりAnimax Cafe+(東京・原宿)、1月15日からCoLaBoNo(愛知・名古屋)にて2021年2月7日までコラボレーションカフェが開催された[145]。
- オンゲキ・maimai でらっくす・チュウニズム - 2021年1月21日よりセガが提供する『オンゲキ』『maimai でらっくす』『CHUNITHM』とのコラボレーションが開催。各ユニットの楽曲がそれぞれ追加された[146]。中でも、『オンゲキ』に追加された「タイムマシン」バーチャル・シンガーVerはアプリゲームに先行しての公開となる[147]。
- タワーレコード - TOWER RECORDS CAFEにてコラボカフェが開催。渋谷店、名古屋栄スカイル店、梅田NU茶屋町店の3店舗にて、2021年3月6日から4月12日まで開催。各ユニットをモチーフにしたメニューが提供される[148]。
- ヤマハ - VOCALOIDの開発・製造・権利を有する企業。2021年3月9日にプロジェクトセカイとのコラボ企画として「ミライの音楽体験」が楽しめるピアノ『プロジェクトセカイ・ピアノ』の製造が発表された[149]。3月24日に詳細が公開され、ヤマハのAI技術により「千本桜」の楽譜を演奏すると、初音ミクと星乃一歌が演奏に合わせて千本桜を歌うほか、ストリームライツにより、譜面が読めない演奏者でも鍵盤上部の光に合わせて演奏することができる機能が搭載されている[150]。5月1日よりAI機能対応楽曲に『青く駆けろ!』が追加される[151]。
イベント・大会
- RAGE
- 国内最大級のeスポーツイベント「RAGE」。2020年に「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」の賞金付き大会、「RAGE プロジェクトセカイ 2020 Winter powered by AQUOS」が開催。11月22日より予選が開催され、本戦が12月13日に開催された[152][153]。2021年2月23日には、芸能人・声優・ストリーマー・ゲーム実況者たちのみで行われるeスポーツイベント「RAGE PARTY 2021 powered by SHARP」が開催され、プロジェクトセカイが対戦ゲームに選ばれた[154]。
- デジタル塗り絵コンテスト「塗りマス!」
- 株式会社セルシスによるコンテストサイトからダウンロードした線画を自由に彩色し、Twitterにハッシュタグをつけてツイートすることで応募ができるSNS投稿型塗画コンテスト。2月4日から2月24日まで開催された第十五回デジタル塗り絵コンテスト「塗りマス!」にて、「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」のゲーム内カードイラストがお題線画として登場した[155]。3月12日に入賞者が発表された[156]。
- ハーフアニバーサリー展
- 2021年5月22日から6月6日まで、原宿クエストホールにて開催予定。クリエイターのほか、ユーザーから選ばれたハーフアニバーサリーを記念したイラストを展示予定[52]。
評価
本作は配信から約2か月後に開催された「Google Play ベストゲーム2020」ユーザー投票部門ゲームカテゴリにて最優秀賞を受賞した[56]。
ユーザー層はリリースから半年の時点で20代前半までのユーザーが全体の8割を占めている。その中でも10代が約5~6割を占めており、男女比率では男性ユーザーが4割、女性ユーザーが6割強であった[56]。
本作のプロデューサーの一人でありクリプトン・フューチャー・メディアで音楽ソフト「初音ミク」の開発を担当している佐々木渉は、本作をバーチャル・シンガーにとっても大きな影響を与えたプロジェクトと評しており、協業先より「ミク以外のキャラクターはそれほど人気がない」と思われていたバーチャルシンガーたちがSNSで評判となり、様々な事情で取り組めていなかったMEIKOやKAITOをはじめとした初音ミク以外のバーチャルシンガーの開発・技術投資にも影響したと語られている[56]。
脚注
注釈
出典
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- ^ “「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」ライブの一体感をスマホで体感できる“バーチャルライブ”体験会レポート” (2020年8月24日). 2020年9月23日閲覧。
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