「追想 (1956年の映画)」の版間の差分
m Botによる: {{Normdaten}}を追加 |
m Bot作業依頼: ロシア皇帝記事の改名に伴うリンク修正依頼 (ニコライ2世 (ロシア皇帝)) - log |
||
31行目: | 31行目: | ||
== ストーリー == |
== ストーリー == |
||
10代の若き皇女[[アナスタシア・ニコラエヴナ|アナスタシア皇女]]含めて[[ロシア皇帝]][[ニコライ2世]]の一家が[[十月革命]]の後に[[ボリシェヴィキ]]によって殺害されたと推測されてから10年が経過した。[[ロシア帝国]]の元将軍ボーニンはニコライ2世が4人の娘のために[[イングランド銀行]]に預金した1000万[[スターリング・ポンド|ポンド]]の[[ロマノフ家]]の遺産に目をつける。ボーニンは街で拾った記憶喪失の女性アンナ・ニコルを生存が噂されるアナスタシア皇女に仕立てて遺産を手に入れようと、彼女に各種レッスンを施して「本物」らしく仕立てる。 |
10代の若き皇女[[アナスタシア・ニコラエヴナ|アナスタシア皇女]]含めて[[ロシア皇帝]][[ニコライ2世 (ロシア皇帝)|ニコライ2世]]の一家が[[十月革命]]の後に[[ボリシェヴィキ]]によって殺害されたと推測されてから10年が経過した。[[ロシア帝国]]の元将軍ボーニンはニコライ2世が4人の娘のために[[イングランド銀行]]に預金した1000万[[スターリング・ポンド|ポンド]]の[[ロマノフ家]]の遺産に目をつける。ボーニンは街で拾った記憶喪失の女性アンナ・ニコルを生存が噂されるアナスタシア皇女に仕立てて遺産を手に入れようと、彼女に各種レッスンを施して「本物」らしく仕立てる。 |
||
ついに[[デンマーク]]で甥のポール公と余生を過ごす[[マリア・フョードロヴナ (アレクサンドル3世皇后)|皇太后]]との「涙の対面」にまで漕ぎつける。ふとした妙な咳から皇太后は彼女が本物のアナスタシアであることに気付く。資産目当てでボーニンに協力するポール公とアンナの数週間後の婚約発表も決まったが、ボーニンのアンナへの想いも「本物」になってしまい、二人が愛し合うという誤算が生じる。そして婚約発表当日、披露の場にボーニンとアンナの姿は無かった。孫娘が行方不明となる事態に、全てを承知していた皇太后は「芝居は終わった。家にお帰りなさい」と招待客に告げるためにポール公を伴って会場に向かう。 |
ついに[[デンマーク]]で甥のポール公と余生を過ごす[[マリア・フョードロヴナ (アレクサンドル3世皇后)|皇太后]]との「涙の対面」にまで漕ぎつける。ふとした妙な咳から皇太后は彼女が本物のアナスタシアであることに気付く。資産目当てでボーニンに協力するポール公とアンナの数週間後の婚約発表も決まったが、ボーニンのアンナへの想いも「本物」になってしまい、二人が愛し合うという誤算が生じる。そして婚約発表当日、披露の場にボーニンとアンナの姿は無かった。孫娘が行方不明となる事態に、全てを承知していた皇太后は「芝居は終わった。家にお帰りなさい」と招待客に告げるためにポール公を伴って会場に向かう。 |
2021年6月13日 (日) 10:04時点における版
追想 | |
---|---|
Anastasia | |
イングリッド・バーグマンとユル・ブリンナー | |
監督 | アナトール・リトヴァク |
脚本 | アーサー・ローレンツ |
原作 |
マルセル・モーレット 『アナスタシア』 |
製作 | バディ・アドラー |
出演者 |
ユル・ブリンナー イングリッド・バーグマン ヘレン・ヘイズ |
音楽 | アルフレッド・ニューマン |
撮影 | ジャック・ヒルデヤード |
編集 | バート・ベイツ |
製作会社 | 20世紀フォックス |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
1956年12月13日 1957年4月2日 |
上映時間 | 105分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 |
英語 フランス語 |
製作費 | $3,520,000[1] |
興行収入 | $5,000,000[2] |
配給収入 | 1億3102万円[3] |
『追想』(ついそう、原題: Anastasia)は1956年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はアナトール・リトヴァク、出演はユル・ブリンナーとイングリッド・バーグマンなど。ロシア帝国のアナスタシア皇女が存命するという巷間の伝説を元にした、マルセル・モーレットによる1955年の戯曲『アナスタシア』の映画化。両大戦間のフランスが舞台。
イングリッド・バーグマンがこの作品で2度目のアカデミー主演女優賞を受賞した。1997年にストーリー構成がいくつか類似したアニメ映画『アナスタシア』が公開された。
ストーリー
10代の若き皇女アナスタシア皇女含めてロシア皇帝ニコライ2世の一家が十月革命の後にボリシェヴィキによって殺害されたと推測されてから10年が経過した。ロシア帝国の元将軍ボーニンはニコライ2世が4人の娘のためにイングランド銀行に預金した1000万ポンドのロマノフ家の遺産に目をつける。ボーニンは街で拾った記憶喪失の女性アンナ・ニコルを生存が噂されるアナスタシア皇女に仕立てて遺産を手に入れようと、彼女に各種レッスンを施して「本物」らしく仕立てる。
ついにデンマークで甥のポール公と余生を過ごす皇太后との「涙の対面」にまで漕ぎつける。ふとした妙な咳から皇太后は彼女が本物のアナスタシアであることに気付く。資産目当てでボーニンに協力するポール公とアンナの数週間後の婚約発表も決まったが、ボーニンのアンナへの想いも「本物」になってしまい、二人が愛し合うという誤算が生じる。そして婚約発表当日、披露の場にボーニンとアンナの姿は無かった。孫娘が行方不明となる事態に、全てを承知していた皇太后は「芝居は終わった。家にお帰りなさい」と招待客に告げるためにポール公を伴って会場に向かう。
キャスト
※括弧内は日本語吹替(DVD収録)
- アンナ・コレフ / アナスタシア皇女: イングリッド・バーグマン(水城蘭子)
- パヴロヴィッチ・ボーニン: ユル・ブリンナー(小林修)
- 皇太后: ヘレン・ヘイズ(井上千枝子)
- ポール公: イヴァン・デニ(北原隆)
- チェルノフ: エイキム・タミロフ (早野寿郎)
- リーフェンバウム男爵夫人: マーティタ・ハント
- チェンバレン: フェリックス・エイルマー
- ペトロヴィン: サッシャ・ピトエフ(杉浦宏敏)
- ステファン:グレゴワール・グロモフ(村越伊知郎)
その他:臼井正明、八奈見乗児、前田敏子、槐柳二、高村章子、和田啓、杉田俊也、麻生みつ子、花形恵子、北原文枝、遠藤晴、加藤治、矢田耕司、風祭修一
テレビ初回放送日:1967/12/10(日) NET 日曜洋画劇場