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2021年6月24日 (木) 11:14時点における版

御花畑駅
駅舎(2009年4月)
おはなばたけ
OHANABATAKE
(芝桜駅)
秩父 (0.7 km)
(2.7 km) 影森
地図下は西武秩父駅
所在地 埼玉県秩父市東町21-3
北緯35度59分32.69秒 東経139度5分1.01秒 / 北緯35.9924139度 東経139.0836139度 / 35.9924139; 139.0836139座標: 北緯35度59分32.69秒 東経139度5分1.01秒 / 北緯35.9924139度 東経139.0836139度 / 35.9924139; 139.0836139
所属事業者 秩父鉄道
所属路線 秩父本線
キロ程 59.7 km(羽生起点)
電報略号 ハナ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
1,285人/日(降車客含まず)
-2019年-
乗降人員
-統計年度-
2,579人/日
-2019年-
開業年月日 1917年大正6年)9月27日
乗換 西武秩父線西武秩父駅
備考 直営駅管理駅
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ホーム(2006年3月)

御花畑駅(おはなばたけえき)は、埼玉県秩父市東町にある、秩父鉄道秩父本線(秩父線)のである。

2009年4月1日からは副駅名「芝桜駅」が設定されている[1][2]。駅舎は国登録有形文化財である[3]

西武鉄道西武秩父駅と相互乗換駅であると同時に運賃計算上「同一の駅」と扱われ、西武鉄道との連絡線が当駅線路と接続されている。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅直営駅である。管理駅でもあるが、当駅は自駅のみの単駅管理となっている(周辺の駅は秩父駅が管理)。

約100m南(影森方)に西武秩父駅が位置する。当駅からは、改札口を出て秩父線の踏切を渡り、西武秩父駅構内商業施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」を通ると徒歩5分程度で到着する。西武秩父駅には当駅の発車標が設置されている。

かつては1面1線の駅であったが、1989年4月1日より西武鉄道からの乗り入れ開始に伴い2面2線化された。1番線は秩父線の線内列車が、2番線は西武線直通列車が使用し、駅改札と2番線ホームは跨線橋で連絡している。配線上は2番線を使用した秩父線の列車交換も可能だが定期ダイヤでは設定されておらず、直通列車発着時以外の2番線ホームは閉鎖されている。

2番線からの連絡線は、西武秩父駅の横瀬方で西武線の線路とつながっている。このため、西武鉄道と秩父鉄道を直通する列車のうち長瀞駅発着の列車は、西武秩父駅ではなく当駅に停車する(三峰口発着の列車は、当駅ではなく西武秩父駅に停車する)。西武鉄道と秩父鉄道の乗務員交替についても当駅で行われる。

西武秩父駅とは運賃計算上は同一の駅として扱われるため、西武秩父駅ではなく、当駅から(まで)の西武線のみの乗車が可能である。当駅で発売する西武線乗車券は「御花畑」と印字される。ただし、当駅にはICカード対応の改札機や設備がないため、西武線の乗下車であってもPASMOなどのICカードは使用できない。

駅改札口外に駅そば店と喫煙所が設置されている。トイレは改札外にあり、秩父市によって設置されている。

のりば

1 秩父鉄道秩父本線 三峰口方面
長瀞羽生方面
2 西武鉄道西武秩父線 飯能池袋方面 次の駅は横瀬
秩父鉄道秩父本線 長瀞方面 西武線からの直通列車

三峰口方踏切の架線は、秩父夜祭の山車を通せる様に一時的に撤去可能な構造になっている。12月3日夜の山車の通る時間帯には、秩父駅から影森駅の間で列車の運転が休止される。なお、秩父夜祭の山車が通る団子坂は、1917年に秩父鉄道秩父本線の開業に伴って開通した[4]

配線図

西武秩父駅・御花畑駅 構内配線略図

影森・
三峰口方面


西武秩父駅・御花畑駅 構内配線略図
秩父・
長瀞方面


↓ 飯能・池袋方面
凡例
出典:[5]


利用状況

  • 2019年度の1日平均乗車人員は1,285人であり、秩父鉄道秩父本線の全駅における2019年度の1日平均の乗車人数は4位である。
  • 西武秩父駅と近接しており、相互の乗り換えに利用される。
年度 乗車人員
(1日平均)
2009年(平成21年) 1,512
2010年(平成22年) 1,444
2011年(平成23年) 1,403
2012年(平成24年) 1,395
2013年(平成25年) 1,400
2014年(平成26年) 1,445
2015年(平成27年) 1,430
2016年(平成28年) 1,366
2017年(平成29年) 1,370
2018年(平成30年) 1,324
2019年(令和元年) 1,285

1974~1998年度の乗車・降車人員の推移は下表のとおりである。

年度別年間乗車・降車人員[6]
年度 年間
乗車人員
年間
降車人員
1974年(昭和49年) 1,474,991 1,443,268
1975年(昭和50年) 1,380,487 1,356,477
1976年(昭和51年) 1,236,291 1,182,976
1977年(昭和52年) 1,224,935 1,205,260
1978年(昭和53年) 1,145,374 1,120,241
1979年(昭和54年) 1,090,886 1,078,022
1980年(昭和55年) 1,111,250 1,082,614
1981年(昭和56年) 1.085,688 1,051,100
1982年(昭和57年) 1,032,979 1,013,299
1983年(昭和58年) 963,190 951,611
1984年(昭和59年) 910,820 922,079
1985年(昭和60年) 919,785 902,591
1986年(昭和61年) 920,457 912,235
1987年(昭和62年) 902,727 886,585
1988年(昭和63年) 877,044 899,091
1989年(平成元年) 931,399 948,685
1990年(平成02年) 944,184 961,780
1991年(平成03年) 929,978 954,875
1992年(平成04年) 887,569 904,115
1993年(平成05年) 852,162 869,835
1994年(平成06年) 837,217 861,075
1995年(平成07年) 819,218 836,650
1996年(平成08年) 834,184 808,247
1997年(平成09年) 626,165 638,054
1998年(平成10年) 617,455 614,880

駅周辺

当駅は「御花畑」という駅名であるが、周囲は花畑ではなく、秩父夜祭の「御旅所」の美称から名付けられたものである[7]。羽生方の秩父駅とともに秩父市街に位置しており、周囲には住宅や中小商店・診療所などが集積している。

観光

路線バス

最寄停留所は「札所十三番」であり、改札口から約130m(徒歩約2分)の所にある。

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
札所十三番   久那線 佐久良橋・久那・花見の里 西武秩父駅 西武観光バス
小鹿野線 秩父駅市立病院・泉田・小鹿野車庫 栗尾
秩父駅・相生町・泉田・小鹿野車庫
秩父吉田線 秩父駅・札所二十一番・下寺尾・吉田総合支所 吉田元気村
秩父駅・市立病院・下寺尾・吉田総合支所
原谷線 秩父駅・大野原駅前 和銅黒谷駅
三沢線 秩父駅・山田・栃谷・中三沢 皆野駅
定峰線 秩父駅・山田・栃谷・定峰 定峰峠入口 土休日は全便定峰止
正丸線 秩父駅・根古屋・芦ヶ久保駅・長渕 松枝
      西武秩父駅

歴史

副駅名設定前の駅舎(2006年5月)
  • 1917年大正6年)9月27日 - 開業。
  • 1989年平成元年)4月1日 - 西武鉄道との直通運転開始。同時にホームを1面1線増設。
  • 2004年(平成16年)2月17日 - 駅舎が国登録有形文化財に登録される(登録基準/国土の歴史的景観に寄与)[3]
  • 2009年(平成21年)4月1日 - 副駅名「芝桜駅」が設定され、「御花畑(芝桜)駅」となる。

隣の駅

秩父鉄道
秩父本線
SL「パレオエクスプレス
秩父駅 - 御花畑駅 - 三峰口駅
急行「秩父路」・各駅停車
秩父駅 - 御花畑駅 - 影森駅
西武線直通
秩父駅 - 御花畑駅 - 横瀬駅(西武秩父線)

脚注

  1. ^ 御花畑駅「芝桜駅」副駅名設定について Archived 2009年4月3日, at the Wayback Machine.(秩父鉄道公式サイトより)
  2. ^ 御花畑駅「芝桜駅」副駅名設定について(秩父鉄道からのお知らせ 2007-2009 Mobile)
  3. ^ a b 国指定文化財等データベース
  4. ^ 秩父市編「やさしいみんなの秩父学」さきたま出版会、2007、p196-197
  5. ^ 宮脇俊三原田勝正 『東京・横浜・千葉・名古屋の私鉄 (JR・私鉄全線各駅停車)』、p.85、小学館、1993年、ISBN 978-4093954112
  6. ^ 秩父市誌続編三編集委員会編集『秩父市誌 続編三』575頁、埼玉県秩父市、1990年12月27日。
  7. ^ 秩父市編「やさしいみんなの秩父学」さきたま出版会、2007、p196

関連項目

外部リンク