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2021年6月24日 (木) 22:24時点における版

サンライナー
117系電車で運転される快速「サンライナー」 (画像の塗装は2016年に消滅)
117系電車で運転される快速「サンライナー」
(画像の塗装は2016年に消滅)
概要
日本の旗 日本
種類 快速列車
現況 運行中
地域 岡山県、広島県(福山市)
運行開始 1989年3月11日
運営者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
路線
起点 岡山駅
終点 福山駅
営業距離58.3 km (36.2 mi) (岡山 - 福山間)
運行間隔 下り10本/上り7本
使用路線 山陽本線
車内サービス
クラス 普通車
座席 普通車自由席
技術
車両 117系電車
岡山電車区
軌間 1,067 mm
電化 直流1,500 V
最高速度 115 km/h
路線図
KBHFa
岡山駅
BHF
倉敷駅
BHF
新倉敷駅
BHF
金光駅(一部列車停車)
BHF
笠岡駅
BHF
東福山駅
KBHFe
福山駅
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サンライナーは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が岡山駅 - 福山駅間を山陽本線経由で運行している快速列車である。

概要

1989年3月11日のダイヤ改正で、岡山駅 - 福山駅間で快速「SUNライナー」として運転を開始。1984年2月に同区間で快速の運転を終了して以来、およそ5年ぶりに快速が復活した[注釈 1]。のちに「サンライナー」に名称を変更し、主に朝ラッシュ後から30分間隔で運行されていたが、日中は2009年3月14日、朝ラッシュ時は2019年3月16日のダイヤ改正でそれぞれ廃止となり、夕方以降のみ運転されるようになった。

2021年3月のダイヤ改正では、土休日の運転本数が大幅に減便され、上下16本から上下3本となった。

運行概況

2019年3月16日現在、岡山駅→福山駅間に10本、福山駅→岡山駅間に7本が運転されており、岡山駅 - 福山駅をおよそ50分で結んでいる。

原則として下り列車は福山駅では上り6番のりばに到着するため、2009年3月14日のダイヤ改正以前は、尾道・三原方面へは同一ホームで乗換ができる笠岡駅で緩急接続していたが、2009年3月14日のダイヤ改正以降は、笠岡駅での緩急接続が一時なくなっていた。なお2017年3月4日現在、下りは一部が金光駅もしくは笠岡駅で、上りは一部が新倉敷駅もしくは倉敷駅で緩急接続している。以前は、福山駅下り3番のりばに到着後、備後赤坂駅まで回送して折り返していた。このため、上下とも福山駅で緩急接続していた。また過去には岡山駅で高松駅行きの快速「マリンライナー」に変更する列車(パノラマグリーン車連結の213系を使用)も存在していた。

土曜・休日の昼間の列車が、尾道駅糸崎駅三原駅のいずれかまで快速扱いで延長運転されたこともあったが、その際には松永駅にも停車した。また、三原駅行きは糸崎駅を通過するダイヤだったこともある。

2009年3月14日のダイヤ改正から三原駅行きが設定され、福山駅以西では各駅に停車していたが[注釈 2]、2017年3月4日のダイヤ改正で廃止された。

停車駅

岡山駅 - 倉敷駅 - 新倉敷駅 - (金光駅) - 笠岡駅 - 東福山駅 - 福山駅

  • ( )は一部の列車のみ停車。
  • 朝ラッシュ時に運行されていた頃には、鴨方駅里庄駅(上り)に停車するものや、岡山駅 - 倉敷駅間を各駅に停車するもの(上り)もあった。
  • 過去には夜間の列車で西阿知駅(下り)・大門駅(上り)に停車するものもあった。
  • 中庄駅を最寄りとする倉敷マスカットスタジアムでプロ野球の試合が開催される時は、一部列車が同駅に臨時停車することが多い。

使用車両

普通列車として運用されている117系(地域色)

原則117系4両編成で運転されている。一部列車を除いてワンマン運転を行っているが、停車駅がすべて有人駅のため車内で料金収受は行っていない、いわゆる都市型ワンマン列車である。[注釈 3]かつてはサンライナー専用塗装で運行されていたが、岡山電車区に所属する117系がすべて地域色に塗装されたため、サンライナー専用塗装は消滅し、現在は地域色の117系で運行されている[1]

現在運用されている117系は関西地区の新快速用の一部を短編成化・塗色変更のうえ転用したもので、それ以前は115系に専用ヘッドマークをつけて運転されていた。また、マリンライナー用(当時)でグリーン車組み込みの213系電車103系電車、快速「チボリ号」の間合いの221系電車も一部列車に使用されたことがある。

2009年3月14日のダイヤ改正以前の水曜日でなおかつ保守工事による運休が発生した場合は、115系電車[注釈 4]が代わりに充当される列車が一部にあった。115系が充当される場合にはワンマン列車とならず車掌が乗務していた。また、三原行きの1便(2725M)においては213系が運用に就いていたことがあり[2]、この列車もワンマン運転非対応の3両編成が充当されるため車掌が乗務していた。

沿革

115系電車 「Sunライナー」(1992年、岡山駅)
当初は115系電車(朝夜の1往復のみ213系電車)で運転されていた。
  • 年月日不明:「SUNライナー」から「サンライナー」に名称を変更。
  • 1992年(平成4年) - 117系電車が導入され、本数の増発を実施。
  • 1997年(平成9年) - 倉敷チボリ公園開園により同園への観光アクセス列車として、姫路駅 - 福山駅間で臨時快速「チボリ号」を運行。
「チボリ号」は朝夕の「サンライナー」1往復を区間延長したもので、朝は姫路発、夕方は福山発で、姫路 - 岡山間は相生駅和気駅瀬戸駅に停車していた。
車両は221系電車網干総合車両所)の場合と117系電車の場合があった。また、221系を使用する場合は、正面にヘッドマークを取り付けていたため、間合いで当該車両により運転された「サンライナー」も「チボリ号」となる旨、当時の交通新聞社刊『ポケット時刻表』にただし書きされていた。
  • 1999年(平成11年) - 大部分の列車がワンマン運転となる
  • 2002年(平成14年) - 乗車率の低迷により、「チボリ号」の運行を終了。
  • 2009年(平成21年)3月14日 - この日行われたダイヤ改正より、日中の運転が中止され、朝と夕方以降の運転となる。
  • 2015年(平成27年)3月14日 - 笠岡始発だった朝の上り1本が福山始発に延長されるとともに、東福山駅が上り1本を除く全列車の停車駅に追加される[3]
  • 2018年(平成30年)3月17日 - 朝の岡山行1本が北長瀬駅庭瀬駅中庄駅に停車する[4]
  • 2019年(平成31年)3月16日 - 朝の岡山行き2本が普通列車に格下げされ[5]、夕方以降のみの運転となる。これにより、北長瀬駅・庭瀬駅・中庄駅・鴨方駅里庄駅が事実上停車駅から外れ、東福山駅は全列車停車となる。
  • 2021年(令和3年)3月13日 - 土休日の運行本数が上下16本から上下3本へと大幅に削減される[6]

脚注

注釈

  1. ^ 復活前の快速は全列車が金光駅に停車していたが、「サンライナー」では一部列車のみ停車駅に格下げされた。
  2. ^ 実際はそれ以前から運転されており、停車する各駅では三原行として案内されていたが、市販の時刻表上では福山駅を境に別列車扱いとなっていた。
  3. ^ 2021年7月1日より東福山駅の旅客駅が無人化される予定だが、同駅には自動改札機が設置されている。
  4. ^ 基本的に岡山電車区の車両だが、初期には広島運転所の車両も夕方の下り1本に使用されていた。この列車は福山駅からは普通に種別を変更し、三原駅から呉線を経由して岩国駅まで運転されていた。1991年3月16日のダイヤ改正で三原止めとなったが、117系投入まで広島車が使われていた。

出典

  1. ^ 田中瑛三 (2016年8月3日). “【JR西】117系E-04編成が濃黄色に”. 鉄道ホビダス. ネコ・パブリッシング. 2021年1月30日閲覧。
  2. ^ 交通新聞社 普通列車編成両数表Vol.24
  3. ^ 平成27年春ダイヤ改正について (PDF) - 西日本旅客鉄道岡山支社、2014年12月19日。2014年12月20日閲覧。
  4. ^ 2018年春ダイヤ改正について (PDF) - 西日本旅客鉄道岡山支社、2017年12月15日。2018年3月17日閲覧。
  5. ^ 2019年春ダイヤ改正について” (PDF). 西日本旅客鉄道株式会社 岡山支社 (2018年12月14日). 2018年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月15日閲覧。 (PDF)
  6. ^ 2021年春ダイヤ改正について”. 西日本旅客鉄道株式会社 岡山支社 (2020年12月18日). 2021年5月16日閲覧。 (PDF)