土田龍太郎

土田 龍太郎（つちだ りゅうたろう、1947年9月29日 - ）は、インド文学者。国家基本問題研究所理事。東京大学名誉教授。

概要

1947年、長男として東京都に生まれる。父は東京帝国大学、海軍経理学校出身の警察官僚で、「ミスター警視庁」の愛称で知られる第70代警視総監、第4代防衛大学校長の土田國保。

1971年6月、東京大学文学部印度哲学印度文学科卒業。1973年、同大学院人文科学研究所修士課程修了。1975年にドイツ・マールブルク大学に留学し、印度文献学を専攻。1979年、Ph.Dを取得し、同助手となる。1983年、東京大学文学部助教授（印度哲学印度文学）。1987年日本印度学仏教学会賞受賞。1994年、同教授。2012年、定年退任し、東京大学名誉教授となる。

2012年、今昔秀歌百撰の選者として一番で、古事記上巻の豊玉毘賣命の歌「赤玉は緒さへ光れど白玉の君が装し貴くありけり」を選んでいる。

岳父に仏教学者、東京大学名誉教授の平川彰が居る。

著書

• Das sattra-Kapitel des Jaiminīya Brāhmana (2,334-370) nach den Handschriften herausgegeben, ins Deutsche übersetzt und erklärt / Marburg : Druck: Mauersberger, 1979

• 『大説話ブリハットカター』（中央公論新社〈中公選書〉、2017年2月）
• 『今昔秀歌百撰』（特定非営利活動法人・文字文化協會、2012年）
  • 撰者、他に岡崎久彦・蔡焜燦・遠藤浩一・藍川由美・福田逸・高島俊男・桶谷秀昭・稲田朋美・鷲尾英一郎・小堀桂一郎・笹原宏之・松本徹・市村真一・早川聞多・山谷えり子・石川忠久・平沼赳夫・田中英道・井上雅夫

関連項目

• 平川彰 - 岳父