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「2021年の台風」の版間の差分

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== 各台風・熱帯低気圧名 ==
== 各台風・熱帯低気圧名 ==
台風1号 ドゥージェン                        [[令和3年台風第2号|台風2号]] スリゲ

台風3号 チョーイワン                        台風4号 コグマ

台風5号 チャンパー                         台風6号 インファ

台風7号 チャンパカ                         [[令和3年台風第8号|台風8号]] ニパルタック

台風9号 ルピート                          台風10号 ミリネ

台風11号 ニーダ


                                                 参考…https://unavailable.jp/typhoon-2021/


== 各熱帯低気圧の影響 ==
== 各熱帯低気圧の影響 ==

2021年8月9日 (月) 05:35時点における版

2021年の台風
軌跡の地図
最初の熱帯低気圧発生 1月20日
最初の台風発生 2月18日
最も強かった
台風
台風2号 – 895 hPa,
120 kt
熱帯低気圧の総数 21
台風の総数 11
タイフーンの総数 1
総死亡者数 不明
総被害額 不明
年別台風
2019, 2020, 2021, 2022, 2023

2021年台風(2021ねんのたいふう、太平洋北西部および南シナ海[注 1]で発生した熱帯低気圧)のデータ。データは基本的に日本の気象庁の情報に基づき、気象庁が熱帯低気圧としていない一部のものについては、合同台風警報センター (JTWC) のみに準拠する。

月別の台風発生数

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間
1 1 1 2 3 3 11

*2021 8/9 12:00現在

各熱帯低気圧の活動時期

台風に分類されている熱帯低気圧

台風1号(ドゥージェン)

202101・01W・アウリング

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)
発生期間 2月18日 – 2月22日
ピーク時の強さ 40 kt (10分間平均) 
996 hPa

2月15日、カロリン諸島付近において発生した低圧部[1]が、16日21時、フィリピンの東海上で熱帯低気圧に発達した。この熱帯低気圧に対し、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)は、フィリピン名アウリング(Auring)と命名した。また、17日18時に合同台風警報センター(JTWC)によって、熱帯低気圧番号01Wが与えられた。01Wはフィリピンの東海上(北緯7.4度、東経132.2度)で台風となり[2]、アジア名ドゥージェン(Dujuan)と命名された。

台風2号(スリゲ)

202102・02W・バイシング

タイフーン (JMA)
カテゴリー5 スーパー タイフーン (SSHWS)
発生期間 4月14日 – 4月25日
ピーク時の強さ 120 kt (10分間平均) 
895 hPa

4月12日、カロリン諸島付近において発生した熱帯低気圧が発生し、この熱帯低気圧に対し、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)は、フィリピン名バイシング(Bising)と命名した。また、合同台風警報センター(JTWC)によって、熱帯低気圧番号02Wが与えられた。02Wはフィリピンの東海上(北緯7.9度、東経137.3度)で台風となり、アジア名スリゲ(Surigae)と命名された[3]

当初の予報では非常に強い勢力に発達すると予想されていたが[4]、 台風は予想以上のペースで勢力を強めた。16日21時からの24時間で中心気圧を60hPaも低下させるなど急速に発達して17日21時には猛烈な勢力へと成長[5]。なお、4月に猛烈な勢力となったのは最大風速のデータがある1977年以降では統計史上初めてである[6][注 2]

その後も2号はさらに勢力を強めて18日3時に平成28年台風第14号以来、およそ5年ぶりとなる最低気圧900hPa未満に到達した台風および4月における最初の800hPa台の台風として、最低気圧895hPa、最大風速60m/s(120kt)、最大瞬間風速85m/s(170kt)という記録を残した[7][8]

なお、ノット基準での最大風速(10分平均)が120ktとなったため統計史上5番目に最大風速の強い台風となった。

最大風速(気象庁解析・10分間平均)
順位 台風 国際名 最大風速 (kt)
1 昭和54年台風第20号 Tip 1979年 140
2 平成25年台風第30号 Haiyan 2013年 125
平成22年台風第13号 Megi 2010年
昭和57年台風第10号 Bess 1982年
5 令和3年台風第2号 Surigae 2021年 120
令和2年台風第19号 Goni 2020年
平成28年台風第14号 Meranti 2016年
平成3年台風第28号 Yuri 1991年
平成2年台風第19号 Flo 1990年
昭和61年台風第3号 Lola 1986年
昭和60年台風第22号 Dot 1985年
昭和59年台風第22号 Vanessa 1984年
昭和58年台風第5号 Abby 1983年
昭和57年台風第21号 Mac 1982年
昭和56年台風第22号 Elsie 1981年
昭和55年台風第19号 Wynne 1980年
昭和53年台風第26号 Rita 1978年

台風3号(チョーイワン)

202103・03W・ダンテ

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)
発生期間 5月31日 – 6月5日
ピーク時の強さ 40 kt (10分間平均) 
998 hPa

台風4号(コグマ)

202104・04W

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・ストーム (SSHWS)
発生期間 6月12日 – 6月13日
ピーク時の強さ 35 kt (10分間平均) 
996 hPa

台風5号(チャンパー)

202105・05W

タイフーン (JMA)
カテゴリー1 タイフーン (SSHWS)
Counterclockwise vortex
発生期間 6月23日-6月27日 –
ピーク時の強さ 65 kt (10分間平均) 
980 hPa

台風6号(インファ)

202106・06W

タイフーン (JMA)
カテゴリー2 タイフーン (SSHWS)
Counterclockwise vortex
発生期間 7月16日 –
ピーク時の強さ 75 kt (10分間平均) 
965 hPa

台風7号(チャンパカ)

202107・07W

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・デプレッション (SSHWS)
Counterclockwise vortex
発生期間 7月17日 –
ピーク時の強さ 35 kt (10分間平均) 
990 hPa

台風8号(ニパルタック)

202108・08W

2020年東京オリンピックの期間中だった7月28日に日本に上陸した台風である[9]

南鳥島付近から次第に西にそれていく珍しい進路をとったあと、史上初の宮城県に上陸し、秋田沖で温帯低気圧に変わった。

トロピカル・ストーム (JMA)
トロピカル・デプレッション (SSHWS)
Counterclockwise vortex
発生期間 7月23日 – 7月28日
ピーク時の強さ 35 kt (10分間平均) 
998 hPa

台風9号(ルピート)

トロピカル・ストーム (JMA)
発生期間 8月4日[10] –
ピーク時の強さ 35 kt (10分間平均) 
994 hPa

8月8日20時過ぎ、鹿児島県枕崎市付近に上陸[11]

翌日8月9日5時過ぎ広島県呉市付近に再上陸した。

台風10号(ミリネ)

トロピカル・ストーム (JMA)
Counterclockwise vortex
発生期間 8月5日[12] –
ピーク時の強さ 35 kt (10分間平均) 
994 hPa

台風11号(ニーダ)

トロピカル・ストーム (JMA)
Counterclockwise vortex
発生期間 8月5日[13] –
ピーク時の強さ 35 kt (10分間平均) 
1000 hPa

気象庁が「台風」に分類しなかった熱帯低気圧

熱帯低気圧番号(○○W)は、合同台風警報センター(JTWC)が熱帯低気圧と認めたものに付与し、同機関をはじめ海外の各気象機関で用いられる。フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)がフィリピン名を命名している場合、フィリピン名も併記する。また、熱帯低気圧番号がない場合にも、気象庁が熱帯低気圧としたものを以下に「TD」と単に表す。

TD

トロピカル・デプレッション (JMA)
トロピカル・デプレッション (SSHWS)
Counterclockwise vortex
発生期間 1月20日 – 1月20日
ピーク時の強さ 30 kt (10分間平均) 
1008 hPa

1月20日3時に、フィリピンの東に熱帯低気圧が解析された。熱帯低気圧は北上し、同日21時に消滅した。




各台風・熱帯低気圧名

台風1号 ドゥージェン                        台風2号 スリゲ

台風3号 チョーイワン                        台風4号 コグマ

台風5号 チャンパー                         台風6号 インファ

台風7号 チャンパカ                         台風8号 ニパルタック

台風9号 ルピート                          台風10号 ミリネ

台風11号 ニーダ


                                                 参考…https://unavailable.jp/typhoon-2021/

各熱帯低気圧の影響

台風・
熱帯低気圧
名称 期間 大きさ
強さ
階級 最大風速 最低気圧 影響地域 被害額 死者・行方不明者数(人) 出典
TD - 1月20日 - 1月20日 - TD 不明 1008hPa - - - -
台風1号 Dujuan (Auring) 2月16日 - 2月23日 - TS 20m/s(40kt) 996hPa パラオ、フィリピン -
TS 45kt 991hPa
台風2号 Surige (Bising) 4月12日 - - TY 60m/s(120kt) 895hPa カロリン諸島、スラウェシ、パラオ、フィリピン -
STY 165kt 888hPa
台風3号 Choi-wan (Dante) パラオ、フィリピン、台湾、日本
台風4号 Koguma 華南、ベトナム
台風5号 Champi マリアナ諸島

脚注

注釈

  1. ^ 気象庁の観測対象範囲である東経100度から180度までの北半球。
  2. ^ 4月に猛烈な勢力に発達したわけではないが、平成27年台風第4号は例外的に、3月31日15時に中心気圧の910hPaの猛烈な勢力に発達して4月2日9時まで勢力を維持していた。なお、この台風は令和3年台風第2号によって記録を塗り替えられるまで、1月から4月まで発生した台風としては最強とされていた。

出典

  1. ^ 気象庁|過去の天気図(1日表示)”. www.data.jma.go.jp. 2021年2月18日閲覧。
  2. ^ 台風1号(ドゥージェン)発生 今年最初の台風 日本への影響なし”. https://weathernews.jp/. 2021年4月19日閲覧。
  3. ^ 台風2号が発生。最大瞬間風速70メートルの非常に強い勢力に発達する予想”. https://news.yahoo.co.jp/. 2021年4月19日閲覧。
  4. ^ 台風2号 今後発達しながら北上か”. https://www.news24.jp/. 2021年4月19日閲覧。
  5. ^ 台風2号が「猛烈な」勢力に 中心気圧905hPa 急速に発達”. https://weathernews.jp/. 2021年4月19日閲覧。
  6. ^ 台風2号は4月最強の猛烈台風へ発達、スーパー台風の勢力に”. https://news.yahoo.co.jp/. 2021年4月19日閲覧。
  7. ^ 猛烈な台風2号、中心気圧895hPaに 900hPa未満は5年ぶり”. https://weathernews.jp/. 2021年4月19日閲覧。
  8. ^ 猛烈な台風2号、4月としては観測史上最強 なぜ発達?”. https://news.yahoo.co.jp/. 2021年4月19日閲覧。
  9. ^ <速報>台風8号 宮城県石巻市付近に上陸 宮城県への上陸は統計史上初 ウェザーニューズ(2021年7月28日)、2021年7月28日閲覧
  10. ^ 台風9号(ルピート)発生 今後の進路に注意を ウェザーニューズ、2021/8/5配信・閲覧
  11. ^ 台風9号、鹿児島・枕崎付近に上陸 大雨や暴風に警戒 日本経済新聞、2021/8/8配信・閲覧
  12. ^ [https://weathernews.jp/s/topics/202108/030355/ 沖縄で新たな台風10号(ミリネ)発生 東日本に接近のおそれ] ウェザーニューズ、2021/8/5配信・閲覧
  13. ^ 台風11号(ニーダ)発生 日本への直接の影響なし ウェザーニューズ、2021/8/5配信・閲覧

確定値 


関連項目

外部リンク

気象庁

国立情報学研究所

合同台風警報センター

世界気象機関

フィリピン大気地球物理天文局

アメリカ海軍調査研究所

民間気象機関