「ルパン三世 ルパンVS複製人間」の版間の差分
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東宝洋画系で配給。東宝宣伝部によると本作は『[[007シリーズ]]』のアニメ版という位置付けとし、ポスターと本編にヌードや性的表現を登場させるなど、上記の通りターゲットとする観客層は大人を想定していた。地方での同時上映作品は『[[ナイル殺人事件]]』という大人向けの作品であり、こちらがメインであった<ref>叶精二『宮崎駿全書』フィルムアート社、2006年、p10</ref>。 |
東宝洋画系で配給。東宝宣伝部によると本作は『[[007シリーズ]]』のアニメ版という位置付けとし、ポスターと本編にヌードや性的表現を登場させるなど、上記の通りターゲットとする観客層は大人を想定していた。地方での同時上映作品は『[[ナイル殺人事件 (1978年の映画)]]』という大人向けの作品であり、こちらがメインであった<ref>叶精二『宮崎駿全書』フィルムアート社、2006年、p10</ref>。 |
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ところが、いざ公開が始まると事前の予想とは異なり、実際の観客層は『TV第2シリーズ』を視聴中の中高生が中心だった。そのため、次作『[[ルパン三世 カリオストロの城]]』の製作が決定すると、ターゲットとする観客層は15~16歳中心に改められた<ref>「力を入れた『ルパン』の宣伝 東宝宣伝部・中村修」『アニメージュ』1980年1月号、p.33</ref>。 |
ところが、いざ公開が始まると事前の予想とは異なり、実際の観客層は『TV第2シリーズ』を視聴中の中高生が中心だった。そのため、次作『[[ルパン三世 カリオストロの城]]』の製作が決定すると、ターゲットとする観客層は15~16歳中心に改められた<ref>「力を入れた『ルパン』の宣伝 東宝宣伝部・中村修」『アニメージュ』1980年1月号、p.33</ref>。 |
2021年8月13日 (金) 21:49時点における版
ルパン三世 ルパンVS複製人間 | |
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監督 | 吉川惣司 |
脚本 |
大和屋竺 吉川惣司 |
原作 | モンキー・パンチ |
製作 | 藤岡豊 |
出演者 |
山田康雄 増山江威子 小林清志 井上真樹夫 納谷悟朗 西村晃 三波春夫 赤塚不二夫 梶原一騎 |
音楽 | 大野雄二 |
主題歌 | 三波春夫「ルパン音頭」 |
製作会社 | 東京ムービー新社 |
配給 | 東宝 |
公開 | 1978年12月16日 |
上映時間 | 102分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 9億1500万円 |
次作 | ルパン三世 カリオストロの城 |
『ルパン三世 ルパンVS複製人間』(ルパンさんせい ルパンたいクローン)は、1978年12月16日に公開されたモンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』の劇場映画第1作。
本来の作品タイトルは『ルパン三世』であるが、ビデオソフト化の際に以後の劇場作品と区別するため、パッケージタイトルとして『ルパンVS複製人間』という副題が付いた。
概要
日本テレビ系で放送されていた『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』(以下、『TV第2シリーズ』)の高視聴率を受け、製作費5億円をかけて製作された。ルパン三世と、自らを神と名乗る謎の人物マモーとの、賢者の石を巡る争奪戦を描く。「世界初の長編アニメビジョン」と宣伝で謳われているが、これは当時主流だったスタンダード・サイズの画面アスペクト比ではなく、当初からビスタ・サイズを想定した通常より大判のセルを用いて作画・制作された最初の作品であることを指している[1]。
本作は「初期の頃の大人向けのルパンが見たいという声にお応えします」という制作趣旨が明示されており、当時放送中だった『TV第2シリーズ』の広い年齢層向け作風とは異なり、『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』(以下、『TV第1シリーズ』)初期の作風に近づけるという意向が明言されていた。監督を務めた吉川惣司によると、『TV第2シリーズ』であまりにお茶の間向けの演出となったことでスタッフ間で不満が高まっていたといい、劇場版はもっとアダルトな内容にしようという機運も高まっていたことから「グッと大人向けにシフトした」という[2][3]。
企画は、当時の東京ムービーの社長だった藤岡豊が、ライバル視していた西崎義展の『宇宙戦艦ヤマト』の大ヒットを受けて「ルパン(の映画を)やるぞ!」という形でスタート。吉川曰く「最初から当たるわけないと思っていた企画」だったことからやりたいようにできたといい、ほぼ自由な体制で制作された[3]。
キャラクターデザインはそれまでのシリーズ(大塚康生や北原健雄)と異なり、椛島義夫によって新たに描き起こされた。このデザインは顔が細長いことから「馬面ルパン」と呼ばれている。また、愛車は『TV第1シリーズ』初期で使用されていたメルセデス・ベンツSSKが採用された。1989年から始まったテレビスペシャルの初期4作(『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』~『ルパン三世 ロシアより愛をこめて』まで)のキャラクターデザインは本作をイメージしたものである。また、本作でのルパン(赤ジャケット・黄色のネクタイ)と五ェ門の衣装設定(白の着物・茶色の袴)は、以後のテレビスペシャルでもほぼ全作で共通となっている。
後の映画作品やテレビスペシャルでは不二子以外の(ヒロインやマドンナ的な役柄の)女性キャラクターの登場がほぼ恒例となっているが、この作品には登場せず、不二子がヒロインとしてルパンとの関係にも焦点が当てられ、その存在についても物語のうえでキーポイントの一つとなっている。
本作はクローン技術をテーマにしたSF作品であり、細胞分裂の限界(テロメア参照)などクローンに関する知見を盛り込む一方で、実際のクローン技術では達成不可能な「複製人間」を登場させている。この作品が公開された1978年はイギリスで「試験管ベビー」と呼ばれる世界初の体外受精児が誕生している。このためクローンはこの年の旬のテーマとなり、本作以外にもクローン人間をテーマとした小説『ブラジルから来た少年』の映画化、ノンフィクションという触れこみの『複製人間の誕生(In His Image:the Cloning of a Man)』の刊行があった。科学ライターの金子隆一は、コピーを重ねるとゲノムが劣化する問題を扱った作品は日本のメジャー作品では珍しいと評価している[4]。
ゲスト声優として、梶原一騎[注 1]が書記長役、赤塚不二夫が大統領役、エジプト警察署長役として三波春夫がそれぞれ声を当てている。
配給
東宝洋画系で配給。東宝宣伝部によると本作は『007シリーズ』のアニメ版という位置付けとし、ポスターと本編にヌードや性的表現を登場させるなど、上記の通りターゲットとする観客層は大人を想定していた。地方での同時上映作品は『ナイル殺人事件 (1978年の映画)』という大人向けの作品であり、こちらがメインであった[5]。
ところが、いざ公開が始まると事前の予想とは異なり、実際の観客層は『TV第2シリーズ』を視聴中の中高生が中心だった。そのため、次作『ルパン三世 カリオストロの城』の製作が決定すると、ターゲットとする観客層は15~16歳中心に改められた[6]。
配給収入は9億1500万円。1979年公開の日本映画としては第9位、キネマ旬報ベスト・テンでは第26位だった[7]。
あらすじ
ある日、一人の男が処刑された。その男が「ルパン三世」であることは、鑑識の結果、事実だった。だが、その事実を信じようとしない男がいた。警部である、その男・銭形は、狂気に取り付かれたかの様な勢いでルパンが埋葬されているドラキュラ城へ車で行き、「物事には、限りってものがあるんだ」とルパンの遺体に自らの手でとどめを刺そうとするが、遺体は爆発してしまう。その時、爆発の衝撃で引っくり返った銭形の目の前には、先ほど爆発したはずのルパン本人が現れる。そのルパンの言葉によると処刑されたのは偽者であるらしく、銭形はとりあえずと言わんばかりにルパンを逮捕しようとするも、逃げられてしまう。
自分が本物か迷いつつもルパンは不二子の依頼を受け新たな仕事へ出発。次元と共にエジプトにあるピラミッドから「ある石」を盗み出した。その石は、人間に永遠の生命を与えるとの言い伝えがある「賢者の石」と呼ばれるものだった。
その頃、不二子はとある男の用意した部屋にて裸で寝ていた。起床を促す声で渋々寝起きのシャワーを浴び惜しげもなく裸体を晒す不二子、まるで乳房を見せつけるかようなスタイルで入浴していた目的は声の発生源を見つけ出す事であった。乳首を見せてまでたどり着いた発生源はフェイクであり、不二子は男の正体に未だたどり着けずにいた。それすらも想定の範囲内であるかのように微笑んだ不二子は裸体のままバイクスーツを装着、ルパンの元へと走り出す。
賢者の石を持ってきたルパンに対し、不二子はいつにも増す形で冷淡な態度で応対し、ルパンの隙を突いて硬化ガスを吹き付けて賢者の石を持ち去ってしまった。そんな不二子もまたある人物に依頼されていたが、「マモー」と名乗る依頼主は、ルパンを使って不老不死に関する品物を集めていた。しかし、ルパンは盗聴器付の偽物を渡したため、マモーに狙われる。
不二子はマモーの手を逃れてルパンの前に現れて助けを乞うが、次元と五ェ門は不二子の密告によって痛い目に遭っていたため不二子を許さない。不二子をかばうルパンに愛想をつかした二人は、ルパンのもとを去ってしまう。ルパンと不二子は2人だけの一夜を過ごすことになったが、不二子はまたもルパンを欺き、麻酔薬でルパンを眠らせ、やって来たマモーの部下・フリンチに引き渡した。フリンチに捕らえられたルパンは、マモーの島でダヴィンチ、ナポレオン、毛沢東、ヒトラーなどの歴史に大きな影響を与えた人物らしき人々に出会う。彼らはマモーのクローン技術によって複製された人々だった。マモー自身も1万年前から自己を複製し続けてきた複製人間(クローン)、永遠の命を得た「神」だと自称するが、ルパンは信じない。
一方、次元と五ェ門はFBIのゴードンに拘留されてしまう。マモーはアメリカ政府をも脅迫し、医学・細胞学や生命工学の機密情報を要求していたのだ。マモーの本拠地を問い詰められるもシラを切る次元と五ェ門は、ゴードンの上司であるスタッキー大統領特別補佐官の命令により釈放され、ルパンの残したメモを元にマモーの島へ船で向かうが、船底には必死に船に掴まる銭形がいた。
そのころルパンは賢者の石と不二子を奪い、島中を逃げ回っていた。そこへ助けに来た次元の手によってマモーは射殺され、五ェ門によってフリンチは斬られ、ルパンたちは逃げ出すことに成功する。そして、島はアメリカ軍の空爆によって葬られた。空爆を命じたスタッキーは「この世で神がいるのだとすれば、それは我々だ」と言い放つ。
コロンビアの田舎町にあるホテルへやってきたルパン一行だったが、そこへ死んだはずのマモーが現れて不二子を連れ去り、処刑されたルパンはマモー自身が作ったクローン、いやあるいは処刑されたルパンが本物では…と挑発する。ルパンの「お前が神なら、奇跡を起こせ」との反発に答えるようにコロンビアの街を大地震が襲い、街は廃墟と化す。そのカラクリを見破ったルパンは、心が折れた次元の制止を振り切り、単身マモーの本拠地へ乗り込み対決の時を迎える。マモーは本拠地で核ミサイルのボタンを押してアメリカ政府を挑発するが、ルパンの工作により核ミサイルはその場で爆発し、マモーの本拠地は崩壊。戦いの末、自らのクローンを失ったマモーはロケットで宇宙に逃げようとするが、ルパンに阻まれ、遂に最期となる。
マモーとの対決が終わり、ルパンを追って来た銭形の前で、ルパンが不二子にキスをしながら服をめくり乳首を押した瞬間、全ての秘密を揉み消すため各国からマモーの秘密基地へミサイルが発射される。不二子は次元に救出され、残されたルパンと銭形は手を取りあって逃げ出すのであった。
登場人物
メインキャラクター
- ルパン三世(ルパンさんせい)
- 声 - 山田康雄
- 本作の主人公。怪盗ルパンことアルセーヌ・ルパンの孫で、世界的な大怪盗かつ変装の達人。
- 自分が処刑されたという話を聞き、厳正な鑑識の結果も「間違いなく処刑されたのはルパン三世本人」と断定されたため困惑している。
- 峰 不二子(みね ふじこ)
- 声 - 増山江威子
- 本作のヒロイン。ルパン一味の付かず離れずの紅一点で、時にはルパン達を利用したり裏切ったりすることも多い。
- 相変わらずルパン達を振り回す行動を見せるが、ルパンに対する本当の想いも見せている。
- 次元 大介(じげん だいすけ)
- 声 - 小林清志
- コンバットマグナムを使う拳銃の名手で、ルパンの相棒。
- 不二子の度重なる裏切り行為に堪忍袋の緒が切れて、意見が対立したルパンと喧嘩別れをしてしまうが、その後もルパンの危機を見過ごせずに駆け付けている。
- 石川 五右ェ門(いしかわ ごえもん)
- 声 - 井上真樹夫
- ルパン一味の一人である、最強の刀「斬鉄剣」を武器に戦う剣客で、大泥棒石川五ェ門の十三代目。
- 決め台詞の「またつまらぬ物を斬ってしまった」は、本作が初。
- 銭形警部
- 声 - 納谷悟朗
- インターポール所属のルパン三世専任捜査官で、階級は警部。専任捜査官である故、ルパンに関係する事件なら世界中どこでも捜査権が認められている。
- ルパンに対する捜査権の行使でエジプトの警察署長と意見の対立をし、ルパンが関わるマモーが全人類的な重要人物である事から、ルパンの捜査を中止するようインターポールを通じて警視総監から辞令を受けるが、辞職を宣言して個人の資格でルパンを追う矜持を見せた。また、妻帯者である事が判明した(娘の名前は「トシ子」)。
- 本作では警視総監から渡された、内閣総理大臣からの報奨金の封筒に「銭形平次殿」と書かれている。
オリジナルキャラクター
- マモー
- 声 - 西村晃
- クローン技術によって不老不死を実現し、己自身を生み出して育むことで1万年を生き抜き、歴史を影から動かしてきたと自称する天才科学者。表向きは世界一の謎の大富豪「ハワード・ロックウッド」として、鉄鉱、造船、運輸、報道の多国籍企業(実体は財団として)によって世界の富の3分の1を支配しており、近年では考古学の発掘も手がける。
- 但しルパンは神の名を騙って世界中を騙そうとしたペテン師と見なし、最後まで信じなかった。
- 子供のような低い頭身、薄灰色の肌、カールを巻いた頭髪と人間離れした不気味な姿が特徴。念動力 なども使える。次元との戦闘では、拳銃も使用する。
- 性格は極めて傲慢かつ独善的で、自身を「預言者」「神」と言って憚らず、例え相手が大国の大統領であろうと尊大に振る舞い、加えて優れたものや美しいものなど自分が選んだ者のみ生きていれば良いという強い選民思想の持ち主。取り分け不二子をいたく気に入っており、彼女を手元に置こうとする。
- 部下には科学者やフリンチの様な大男達、自身のクローンの不良品達がいる。
- 完全な不老不死を実現するために、不二子に賢者の石を渡すよう依頼した。他にも、米ソ政府に両国が持つ生命工学の情報を全て供与するよう要求したり、北京の故宮博物院からは始皇帝の正薬、ドラキュラ城のマンドラゴラの根など不老不死の伝説が残る品々を不二子を通じてルパンに盗ませていたが、自分が利用されていることを悟ったルパンに賢者の石の偽物をつかまされたことで敵対。ルパン一味に幾度も刺客と罠を差し向け、パリで武装ヘリやトレーラーで追撃する、先んじてアジトを潰す、砂漠でヘキサンのデモンストレーションで脅す等して追い詰め、不二子の手引きでルパンを捕らえる。
- ルパン曰く「とっちゃん坊や」、次元曰く「並みの人間ではかないっこねえ化物」とそれぞれ評されていて、ルパンが本体の存在を知った際は「神様どころか薄汚ねえ化け物」と皮肉げに酷評された。
- 本体は130代目にあたる巨大な脳。劇中に登場したマモーの1体目は次元の銃弾を額に撃ち込まれ、2体目は斬鉄剣の破片で反射されたレーザーの直撃で焼死する。賢者の石をもってして不老不死を実現できなかったことに絶望し、自分の要求を拒否した米ソへの報復も兼ねて全世界にミサイル攻撃を仕掛けようとするが、基地に忍び込んだルパンにミサイルを破壊され失敗。最後は自らのオリジナルとなる脳をロケットに乗せて、宇宙の彼方へ送る事で逃亡を図る(自らが「神の国」と呼ぶ、不死を確立させた文明を持つ惑星に辿り着き、そこで不死を手に入れ本当の神になり何時かは必ず地球に舞い戻ると告げた)が、発射前にルパンが仕掛けた爆弾でロケットを大気圏離脱直後に爆破され、一万年の生涯に終止符を打つ事となった。その後ロケットの発射に巻き込まれて土の中から盛り上がって出てきたルパンは空を見て、「マモー、感謝しな。やっと死ねたんだ。」と心中で言った。
- キャラクターのイメージはポール・ウィリアムズから。名前は原作と『TV第1シリーズ』に登場する魔毛狂介を連想させるが、実際には脚本の大和屋が付けた仮名がそのまま採用されたとのこと[2]。
- 本作以降の作品で、「まもう」の音を持つ名前の敵対キャラクターがいくつか登場している。マモー自身も、劇場版第7作『次元大介の墓標』に登場している(時系列上、本作より前の時期となる)。
- スタッキー
- 声 - 大平透
- アメリカ合衆国大統領特別補佐官で、次元曰く「世界で一番偉え男を操っている、おっちゃん」。
- 米国へのマモーの脅迫に対し、極秘裏に対応を進めていた。ホットラインに割り込んできたマモーの本拠地を探るために次元と五ェ門を拘束。拷問までちらつかせて取調べをするが、二人がマモーについて何も知らないことがわかると、二人を釈放。だがその裏で偵察衛星からしっかりと二人を行動監視していた。
- 一見冷静な知性派に見えるが、「この世で神がいるのだとすれば、それは我々だ」と言い放つなど、傲慢な面も持ち合わせている。
- 世界の富の3分の1を支配する謎の大富豪「ハワード・ロックウッド」の正体がマモーだと判明すると、マモーの本拠地への空爆を開始。その後はコロンビアの高山にあるマモー最後の基地へのミサイル攻撃も指揮したが、最後は自らが率いた作戦基地を爆破してゴードンもろとも証拠隠滅するよう米国本部に進言し逃亡した。
- ゴードン
- 声 - 柴田秀勝
- スタッキーの部下。
- スタッキーと共に次元、五ェ門を取り調べた。フリンチと体格が似ていたことから「フリチンとか言う野郎は、お前か?」と、次元に間違えられている。
- 典型的なアメリカ主義者であるようで、マモーの本拠地を黙秘する次元に激昂する、マモーの基地へのミサイル攻撃をスタッキーと共に指揮した際は「殺せ!殺せ!秘密を知っている者は一人の残らず抹殺するんだ!」と狂喜する等の横暴な面も見せている。だが、後に秘密を知っているゴードン自身も作戦基地諸共爆破・抹殺するようスタッキーが進言している。
- フリンチ
- 声 - 飯塚昭三
- マモーの部下で、用心棒をしている大男。
- ヘリや巨大トレーラー、セスナ機を駆使してルパン一味を襲い、ルパンのアジトの一つを破壊し、マモーの元へルパンを連れて行った。
- サーベルを武器としており、更にスーツの下にレーザー光線以外では切断できない特殊合金製の防弾チョッキを着用しており、戦闘能力も高い。
- 防弾チョッキで五ェ門の斬鉄剣を刃毀れさせた反面、無防備だった頭部を輪切りにされ、そのまま海に転落して死亡した。
- なお、マモーの住むカリブ海孤島では、フリンチと同じ外見の大男たちが島の警備を行っている。また、その内の一人はルパンを檻に閉じ込めて見張っていたが、ルパンいわく「最も原始的な手」に引っかかり逆に閉じ込められてしまうなど間抜けな一面もあり、あまり賢くはない。
- 警視総監
- 声- 富田耕生
- 警視庁警視総監。銭形がインターポールへ出向する前から着任している。
- ルパンが関わるマモーが全人類的な重要人物である事から、ルパンの捜査を中止するようインターポールを通じて内示が出て、銭形を説得しようとしたが、辞職も覚悟の銭形に拒否される。
- 科学者
- 声 - 村越伊知郎
- マモーの部下の科学者達。賢者の石の分析の結果をマモーに伝えている最中、背後からルパンに木槌で殴り倒され、石を奪われた。
- マモーの不良品
- 声 - 西村晃
- マモーの部下で、コピーを繰り返し不完全さが増したことで発生したマモーの劣化クローン(ルパン曰く「マモーの粗悪品」)。青いローブを着用しており、ルパンと次元に倒された方の2体と比較して、頭髪はボサボサで肌もより皺が多く歯がほとんど抜けており、体力なども非常に脆弱である。武器は大鎌。最期はクローン技術の限界と欠点、自身がコピーを繰り返した結果作り出された不完全なクローンであることをルパンに告げて事切れた。また、自身と同じ青いローブを着用し、自動小銃を武器にした数名の仲間も登場したが、ルパンの手製爆弾によって撤退した。
- 職員
- 声 - 嶋俊介
- 警官
- 声 - 宮下勝
- エジプト警察署長
- 声 - 三波春夫
- 大統領
- 声 - 赤塚不二夫
- アメリカ合衆国大統領。
- 本編で姿は見せず、ホットラインでソビエト連邦共産党書記長と会話している様子が録音されており、他にはマモーが米国に核ミサイル発射の宣戦布告をした際の会話時に声のみ登場。
- 書記長
- 声 - 梶原一騎
- ソビエト連邦共産党書記長。
- 本編で姿は見せず、ホットラインでアメリカ合衆国大統領と会話している様子が録音されており、声のみ登場。
スタッフ
- 製作 - 藤岡豊
- 原作 - モンキー・パンチ(双葉社刊)
- 監督・演出・絵コンテ - 吉川惣司
- 脚本 - 大和屋竺、吉川惣司・大和屋と吉川の連名であるが、実際は吉川一人の執筆である。打ち合わせは2人で重ねていたものの、吉川一人で書き上げたものが初稿としてプロデューサーに提出された。その後、吉川は大和屋に直しを打診したがそのままでいいと了解を得たため、吉川の大和屋への敬意から連名クレジットとなった[8]。
- 監修・メカニックデザイン - 大塚康生。『TV第1シリーズ』のキャラクターデザイナーである大塚は、少し先行して製作されていた『未来少年コナン』の影響で参加が遅れて、監修とクレジットされているが本作に参加した時点で作画の80%が終わっており作画チェックの手伝いをしたのみである[9][10]。
- レイアウト - 芝山努
- 作画監督 - 椛島義夫、青木悠三
- 美術 - 阿部行夫
- 撮影監督 - 黒木敬七
- 編集 - 相原義彰
- 録音 - 加藤敏
- 音楽 - 大野雄二
- 選曲 - 鈴木清司
- 製作補 - 郷田三朗、片山哲生
- 作画
- アクト - 大坂竹志、佐久間信計、小柴重光、林隆文、安西武、沼憲子、天野公子、前田順子、佐藤由美子、新木寿子、関三恵子、佐藤喜子、大迫由美子、小林左希子、森川明美、幸田知子、伊藤幸松
- スタジオルック - 岡豊、桑原玲子、国島龍二、高橋敏夫、上杉遵史、望月則子、松田節子
- マジックバス - 清山滋峯、清水恵蔵、井上和夫、四分一節子、外山一博、鈴木まり子
- オカスタジオ - 増谷三郎、椙目八男
- スタジオメイツ - 小泉謙三、大宅幸男、一川孝久、島田和義、神林美雪、中島裕子、岸本良子、井上由美、内山幸子
- スタジオ・ライブ - さかいあきお、安藤淳子、小河清美、北川祐子、高橋理恵、渡辺浩、丸山政次
- OHプロダクション - 丹内司、友永和秀、岡本健一、山内昇寿郎、葛岡博、槌田幸一
- T・A・F - 古瀬登
- 動画チェック - 大武正枝
- 美術助手 - 野谷顕次、門野真理子
- 背景
- 色指定 - 萩原政司
- 仕上
- イージーワールド - 曽根由貴子、菊地真理、森田キヨ子、渡辺とし美、前川孝、萩原澄恵
- スタジオライフ - 若井喜治
- スタジオタージ - 館野透治
- グループジョイ - 新井正春
- 撮影 - 萩原享、森田俊昭、小野聰、鳥越一志、橋谷誠一、桜井好已、山口久子、鈴木武弘、清水正幸、熊瀬哲郎
- ネガ編集 - 鶴渕充寿
- 効果 - 橋本正二(宮田音響)
- 整音 - 原聡
- 挿入歌 - 「ルパン音頭」(テイチク・レコード)
- 録音スタジオ - アオイスタジオ
- 現像 - 東京現像所
- 制作進行 - 矢島和昭、春田克典
- 制作担当 - 池田陽一
- 制作宣伝 - P&M
- 制作協力 - 東北新社
- 連載誌 - 週刊漫画アクション、パワァ・コミックス(双葉社刊)
- 配給 - 東宝株式会社
- 製作 - 東京ムービー新社、日本テレビ(クレジット無し)
評価
現在では『カリオストロの城』と並んで人気の高いルパン作品となっている[2]。
双葉文庫の『ルパン三世カルト 2001』ではテレビシリーズ、劇場版、OVA、テレビスペシャルすべてを含めた面白さのランク付けで、本作は2位と評されている(1位は『TV第1シリーズ』第2話「魔術師と呼ばれた男」)。
カットされたシーン
公開当時のパンフレットには、ルパンが死刑になったことで目的を達成した銭形は警察官を退職し、山寺の寺男になっているというあらすじが書かれている。実際にこのくだりは製作されたが、最終的にはカットされた。冒頭でルパンの検死報告が流れるシーンの背景が仏像なのは、この山寺のシーンに直結していたための名残である。この山寺のアイディアは、後に『ルパン三世 風魔一族の陰謀』に流用されている[11]。なお劇場用予告編にはカットされた山寺のシーンとルパン三世『TV第1シリーズ』第1話「ルパンは燃えているか・・・・?!」のシーンが一部使用されている。DVDの特典で没となった和尚や寺男デザインの銭形、本屋の親父と乞食姿の次元などの設定画がある。特報では『ルパン三世 パイロットフィルム(シネマスコープ版)』の映像が多用されている。
エピソード
三波が歌唱した本作品のエンディングテーマである「ルパン音頭」は、藤岡の指示で挿入されたものである。この一件は、経緯を承知していなかった監督の吉川惣司が降板すると言い出す騒ぎとなった[10]。ただし、吉川本人は後年、ルパン音頭について「もう素晴らしかったですね」と述べ、「トリッキーな作りとして最後まで意表を衝きたいが方法がなくて困っていたんで。誰もあの歌がくるとは夢にも思わないでしょう。正直『やったぜ!』です」と当時を振り返っている[3]。
公開当時、本作は味の素ゼネラルフーヅ(現・味の素AGF)とタイアップ契約を結んでいた。ゼネラルフーヅはこの時、新製品「テレパッチ(日本初上陸の炭酸入りキャンディーで、後のドンパッチ。CMでナレーションを担当していたのはルパン役の声優、山田康雄だった)」を発売したばかりで、劇中でルパンがマモーに脳内のイメージを映像化する装置を装着されるシーンでは、ルパンの脳内の映像として、無数の女性のバストのコラージュや不二子のヌード等と共に、ルパンがテレパッチを食べ、刺激を楽しんでいるカットが挿入されている。
続編
2000年にバンプレストから、「生きていた複製人間」の題名でテレビゲーム作品として本作の続編の制作が予定されていた。内容は、「何人もいたマモーのクローンの中の数体が生き残っていて、ルパンたちに復讐を企む」というものであり、敵キャラクターとして、マモーだけでなく、『ルパン三世 カリオストロの城』『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』『ルパン三世 風魔一族の陰謀』『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』などの劇場映画シリーズのキャラクター(のクローン)も登場する予定であった。しかし製作が思うように進まず、ルパンのゲームの製作権が現在のトムス・エンタテインメントの親会社であるセガホールディングス(2015年3月まではセガ)へ移ってしまったため没案となっている。
2020年には、平和によるパチンコオリジナル作品として『Pルパン三世~復活のマモー~』が製作された[12]。
テレビ放送
回数 | 放送日 | 番組名 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 1979年12月12日 | 水曜ロードショー | 水野晴郎が解説。「ルパン三世」と題して放送。 |
2 | 1982年 | 1月 6日||
3 | 1983年 | 9月14日愛川欽也が解説。「ルパン三世」と題して放送。 | |
4 | 1984年10月24日 | 堀貞一郎が解説。「ルパン三世」と題して放送。 | |
5 | 1993年 | 2月 5日金曜ロードショー | 水野晴郎が解説。 |
6 | 1999年11月19日 | 視聴率19.7%を記録。これは同作がテレビ放送された中で最も高い視聴率で、劇場版作品としては2位である[13]。 | |
7 | 2002年 | 2月22日||
8 | 2004年10月22日 | ||
9 | 2007年 | 5月 4日||
10 | 2009年 | 6月19日||
11 | 2011年 | 9月 2日||
12 | 2014年 | 3月28日金曜ロードSHOW! | |
13 | 2016年10月21日[14] | ||
14 | 2019年 | 4月19日2019年4月11日に原作者であるモンキー・パンチが逝去したことを受け、追悼特別企画として放送された[15][注 2]。 | |
映像ソフト
MX4D版
2017年9月1日から9月15日[17]の期間限定で、『ルパン三世 ルパンVS複製人間』MX4D[注 4]版が劇場公開された[18]。
ルパン誕生50周年記念企画の一環であり、前年1月に公開された『ルパン三世 カリオストロの城』MX4D版に次ぐもの(『カリオストロ~』は監督の宮崎駿はノータッチだったが、本作では監督の吉川惣司自らが監修し直接MX4D化した)。映像自体も4Kリマスター化し、音声もオリジナル版のモノラルから5.1chデジタルサウンドにグレードアップしている。入場者特典としてステッカーが配布された。
海外版
- 英語版
- 英語版は4つある。
- 1.全日空国際線の機内上映のために製作したもの。
- 2.アメリカのStreamline Picturesが"Lupin III: The Mystery of Mamo"のタイトルで製作したもの(演出 - カール・メイセック)。
- 3.イギリスのManga Entertainmentが"Secret of Mamo"のタイトルで製作したもの。
- 4.アメリカのPioneerが"Lupin The 3rd:The Movie - The Secret of Mamo"のタイトルで発売したもの(演出 - リチャード・エプカー)
- Streamline Picturesは劇場版『ルパン三世 カリオストロの城』、『TV第2シリーズ』第145話「死の翼アルバトロス」、第155話「さらば愛しきルパンよ」の3作品も翻訳している。
- Manga Entertainment版ではモーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンとの権利関係から"Lupin"の名は登場せず、ルパンは"Wolf the 3rd"、五ェ門は名前ではなく"Samurai"と呼ばれている。
- Pioneerは『TV第2シリーズ』の翻訳も行っており、名前の変更は行われていない。
- 声の出演
キャラクター | オリジナル 1978 | 英語版(全日空版)1979 | 英語版(ストリームライン版)1995 | 英語版(マンガ版)1996 | 英語版(パイオニア版)2003 |
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ルパン三世 | 山田康雄 | トム・クラーク | ボブ・バーゲン | ウィリアム・ダブリズ | トニー・オリバー |
峰不二子 | 増山江威子 | パトリシア・小林 | エディー・マーマン |
トニ・バリー | ミシェル・ラフ |
次元大介 | 小林清志 | クリフ・ハリントン | スティーブ・ビュリン | エリック・マイヤーズ | リチャード・エプカー |
石川五右ェ門 | 井上真樹夫 | ウィリアム・ロス | カーク・ソーントン | ギャリック・ヘイゴン | レックス・ラング |
銭形警部 | 納谷悟朗 | グレゴリー・スター | デヴィッド・ポーヴァル | ショーン・バレット | ジェイク・マーティン |
マモー | 西村晃 | マイク・ウォーマン | ロバート・アクセルロッド | アラン・ウェンガー | ジョージ・C・コール |
警視総監 | 富田耕生 | ウィリアム・ロス | ジェフ・ウィンクレス | ジョン・バッデレイ | エドワード・ジラ |
スタッキー補佐官 | 大平透 | フランク・ロジャース | スティーブ・クレイマー | オスグッド・W・グリック | |
ゴードン | 柴田秀勝 | ドン・ノヅ | マイク・フォレスト | ウィリアム・ロバーツ | マイケル・マコノヒー |
フリンチ | 飯塚昭三 | グレッグ・スター | ジェフ・ウィンクレス | ジェフ・ハーディング | ボブ・パーペンブルック |
科学者 | 村越伊知郎 | ドン・ジョンソン | マイケル・フォレスト | アダム・ヘンダーソン | エドワード・ジラ |
エジプト警察署長 | 三波春夫 | ジェフ・マニング | スティーブ・クレイマー | ジョン・バッデレイ | |
大統領 | 赤塚不二夫 | ジョン・アームストロング | スティーブ・クレイマー | ショーン・バレット | |
書記長 | 梶原一騎 | ジェフ・ウィンクレス | ウィリアム・ロバーツ | ||
職員 | 嶋俊介 | グレッグ・スター | カール・マセック | マイク・フィッツパトリック | |
警官 | 宮下勝 | ジョン・アームストロング | ジョン・バッデレイ | レックス・ラング |
関連商品
- 「クリフハンガー (ゲーム)」(1983年、スターンエレクトロニクス)- 本作の一部及び、『ルパン三世 カリオストロの城』を流用したレーザーディスクゲーム
- 「ルパン三世 THE SHOOTING」(2001年10月、セガ、ワウ エンターテイメント) - 『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』の世界観を基準しながら、本作のストーリーを一部脚色したガンシューティングゲーム。
- 2007年には、本作の世界観をベースとした同一素体フィギュアのセット「ルパン三世対決セット」シリーズがミクロアクションシリーズとして発売された。一方は本人としてであり、もう一方はクローンという設定である。
脚注
注釈
出典
- ^ 小黒祐一郎. “編集長のコラム 第6回「アニメフレーム物語 (2) 2種類のビスタサイズ」”. WEBアニメスタイル. 2021年1月11日閲覧。
- ^ a b c “映画「ルパン三世 ルパンVS複製人間」 最新技術でよみがえる39年前の傑作 監督だけは「今さらほめられても…」”. 産経ニュース. 2021年1月11日閲覧。
- ^ a b c “『ルパンVS複製人間』監督、当時は「当たるわけないと…」 MX4Dは心奪う出来”. シネマトゥデイ. (2017年8月27日) 2021年1月11日閲覧。
- ^ 金子隆一『図解クローン・テクノロジー』日本書院、1997年、p.122
- ^ 叶精二『宮崎駿全書』フィルムアート社、2006年、p10
- ^ 「力を入れた『ルパン』の宣伝 東宝宣伝部・中村修」『アニメージュ』1980年1月号、p.33
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン全史1946-1996』キネマ旬報社、1984年初版、1997年4版、po.224、237
- ^ 『ルパン三世officialマガジン』vol.7、双葉社、2007年。吉川惣司インタビューより
- ^ 大塚康生『作画汗まみれ 増補改訂版』徳間書店、pp.171-172、180
- ^ a b 大塚康生、森遊机『大塚康生インタビュー アニメーション縦横無尽』実業之日本社、2006年、p.218
- ^ 小黒祐一郎「アニメ様365日 第423回 ルパンマニアのための『風魔一族の陰謀』」 WEBアニメスタイル 2010年8月5日
- ^ “Pルパン三世 復活のマモー”. 株式会社平和. 2021年1月11日閲覧。
- ^ 『SUPER SURPRISE』 2010年2月8日(日本テレビ放送網)放送
- ^ “『金曜ロードSHOW!』で「ルパン祭り」 10・7から3週連続”. ORICON STYLE (2016年9月23日). 2016年9月24日閲覧。
- ^ kinro_ntvのツイート(1118288234436386816)
- ^ 株式会社インプレス (2018年12月17日). “ルパン三世が初UHD BD化!「ルパンVS複製人間」'19年3月20日”. AV Watch. 2020年6月22日閲覧。
- ^ TOHOシネマズ新宿・六本木,ムービーオン山形,イオンシネマ徳島では9月14日まで
- ^ 「ルパン三世」誕生50周年記念『ルパン三世 ルパンVS複製人間』MX4D版が9月1日公開! (PDF) トムス・エンタテインメント NEWS RELEASE 2017年7月27日
参考資料
外部リンク
- ルパン三世 ルパンVS複製人間 - ウェイバックマシン(2009年6月11日アーカイブ分) - 金曜ロードショー(2009年6月19日放送分)
- ルパン三世 ルパンVS複製人間 - ウェイバックマシン(2012年1月25日アーカイブ分) - 金曜ロードショー(2011年9月2日放送分)
- ルパン三世 ルパンVS複製人間 - ウェイバックマシン(2014年3月18日アーカイブ分) - 金曜ロードSHOW!(2014年3月28日放送分)
- ルパン三世 - allcinema
- ルパン三世 - KINENOTE
- ルパン三世 - MOVIE WALKER PRESS
- ルパン三世 - 映画.com
- ルパン三世のチラシ[リンク切れ]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。 - ぴあ
- ルパン三世 - オールムービー
- ルパン三世 - IMDb
ルパン三世の劇場映画 | |||||||
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通番 | 題名 | 公開日 | 監督 | 脚本 | 主題歌 | 歌手 | 興行収入 |
実写版第1作 | 念力珍作戦 | 1974年8月3日 | 坪島孝 | 長野洋 | 恋のチャンス | ポピーズ | |
ブローアップ上映 | ベネチア超特急 | 1978年3月18日 | 御厨恭輔 | 今野鑲 | ルパン三世のテーマ ルパン三世 愛のテーマ |
- | |
アニメ版第1作 | ルパンVS複製人間 | 1978年12月16日 | 吉川惣司 | 大和屋竺 吉川惣司 |
ルパン音頭 | 三波春夫 | 9.15億円 |
アニメ版第2作 | カリオストロの城 | 1979年12月15日 | 宮崎駿 | 宮崎駿 山崎晴哉 |
炎のたからもの | ボビー | 6.1億円 |
アニメ版第3作 | バビロンの黄金伝説 | 1985年7月13日 | 鈴木清順 吉田しげつぐ |
大和屋竺 浦沢義雄 |
MANHATTAN JOKE | 河合奈保子 | |
アニメ版第4作 | 風魔一族の陰謀 | 1987年12月18日 | (不在) | 内藤誠 | セラヴィと言わないで | 麻倉未稀 | |
アニメ版第5作 | くたばれ!ノストラダムス | 1995年4月22日 | 白土武 | 柏原寛司 伊藤俊也 |
愛のつづき | 坂上伊織 | |
アニメ版第6作 | DEAD OR ALIVE | 1996年4月20日 | モンキー・パンチ | 柏原寛司 | Damegeの甘い罠 | media youth | |
アニメ版特別作品 | ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE | 2013年12月7日 | 亀垣一 | 前川淳 | (主題歌なし) | 42.6億円 | |
アニメ版第7作 | LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標 | 2014年6月21日 | 小池健 | 高橋悠也 | Revolver Fires | Gary Stockdale | |
実写版第2作 | ルパン三世 | 2014年8月30日 | 北村龍平 | 水島力也 | (主題歌なし) | 24.5億円 | |
アニメ版第8作 | LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門 | 2017年2月4日 | 小池健 | 高橋悠也 | SATORI | Rob Laufer | 7200万円 |
アニメ版第9作 | LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘 | 2019年5月31日 | Innocent deceiver | TAKUMI iwasky | |||
アニメ版第10作 | THE FIRST | 2019年12月6日 | 山崎貴 | GIFT | 稲泉りん | 11.6億円 |