「白昼の悪魔」の版間の差分
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[[1982年]]公開。邦題は『[[地中海殺人事件]]』。『[[ナイル殺人事件 (1978年の映画)]]』に続き、[[ピーター・ユスチノフ]]がポアロを演じた。舞台は[[アドリア海]]の隔絶したリゾート地に変更された(撮影は[[スペイン]]の[[マジョルカ島]]で行われた)。 |
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* 監督 - [[ガイ・ハミルトン]] |
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2021年8月13日 (金) 21:52時点における版
白昼の悪魔 Evil Under the Sun | ||
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著者 | アガサ・クリスティー | |
訳者 | 鳴海四郎 | |
発行日 |
1941年6月 1986年4月30日 | |
発行元 |
Collins Crime Club 早川書房 | |
ジャンル | 推理小説 | |
国 | イギリス | |
前作 | 愛国殺人 | |
次作 | NかMか | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『白昼の悪魔』(はくちゅうのあくま、原題:Evil under the Sun)は、イギリスの小説家アガサ・クリスティが1941年に発表したエルキュール・ポアロシリーズの長編推理小説である。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
スマグラーズ島の浜辺で、周囲の異性に魅力を振り撒きながら避暑地を満喫していた元女優アリーナ・マーシャルが殺害される。「白昼にも悪魔はいる」というエルキュール・ポアロの言葉どおり、不穏な空気が流れる中、ホテルの客の1人と不倫していた彼女に殺害の動機を持つ容疑者が浮かび上がるが、完璧なアリバイに捜査は難航する。
登場人物
- エルキュール・ポアロ - 私立探偵。
- オーデル・C・ガードナー - ホテルの宿泊客。アメリカ人。
- ガードナー夫人 - ホテルの宿泊客。おしゃべりなオーデルの妻。
- バリー少佐 - ホテルの宿泊客。
- スチーブン・レーン - ホテルの宿泊客。元牧師。
- エミリー・ブルースター - ホテルの宿泊客。スポーツウーマン。アリーナに損害を負わされた過去がある。
- ロザモンド・ダーンリー - ホテルの宿泊客。ドレスメーカー。ケネスに気がある。
- ケネス・マーシャル - ホテルの宿泊客。実業家。
- アリーナ・マーシャル - ホテルの宿泊客。ケネスの後妻。美貌の元女優。事件の被害者。
- リンダ・マーシャル - ホテルの宿泊客。マーシャル夫妻の娘。継母であるアリーナを疎ましく思う。
- パトリック・レッドファン - ホテルの宿泊客。アリーナと不倫関係にある。
- クリスチン・レッドファン - ホテルの宿泊客。パトリックの妻。元教師。夫の不倫に気付き、アリーナを恨む。
- ホレス・ブラット - ホテルの宿泊客。ヨットが趣味。
- ミセス・カースル - ホテルの女主人
- コルゲート - 州警察警部
- ウェストン警視正 - 州警察本部長
日本語訳
本作品は早川書房の日本語翻訳権独占作品である。
初訳は堀田善衛訳『白晝の悪魔』が早川書房の傑作探偵小説シリーズから刊行された。同訳は現行の題名と同様の表記でハヤカワ・ポケット・ミステリにも収録された。その後、講談社がクリスチー探偵小説集の一点に『太陽は見ていた』の題名で予定していたものの、翻訳権を取得していなかったため、早川書房の抗議を受けて刊行は中止となった。1976年の鳴海四郎による新訳はハヤカワ・ノヴェルズ、ハヤカワ・ミステリ文庫を経てクリスティー文庫に至る。
題名 | 出版社 | 文庫名 | 訳者 | 巻末 | カバーデザイン | 初版年月日 | ページ数 | ISBN | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
白昼の悪魔 | 早川書房 | ハヤカワ・ミステリ文庫1-82 | 鳴海四郎 | ー | 真鍋博 | 1986年4月30日 | 313 | 4-15-070082-6 | 絶版 |
白昼の悪魔 | 早川書房 | クリスティー文庫20 | 鳴海四郎 | 解説 若竹七海 | Hayakawa Design | 2003年10月15日 | 389 | 4-15-130020-1 |
作品の評価
メディア
映画
1982年公開。邦題は『地中海殺人事件』。『ナイル殺人事件 (1978年の映画)』に続き、ピーター・ユスチノフがポアロを演じた。舞台はアドリア海の隔絶したリゾート地に変更された(撮影はスペインのマジョルカ島で行われた)。
- 監督 - ガイ・ハミルトン
- 脚本 - アンソニー・シェーファー/バリー・サンドラー
- キャスト
- ピーター・ユスティノフ(エルキュール・ポアロ)
- ダイアナ・リグ(アリーナ・マーシャル)
- ジェームズ・メイソン(オーデル・ガードナー)
- マギー・スミス(ダフネ・カースル)
- ニコラス・クレイ(パトリック・レッドファン)
- ジェーン・バーキン(クリスチン・レッドファン)
- ロディ・マクドウォール(レックス・ブルースター)- 原作では女性だが映画では男性の設定になっている。
テレビドラマ
2001年、デビッド・スーシェ主演のドラマ『名探偵ポワロ』にて映像化されている。ガードナー夫妻が登場しない、マーシャル夫妻の娘リンダが「息子、ライオネル」になっている、ヘイスティングズ、ミス・レモン、ジャップ警部らが重要な役回りを演じる、など原作との相違が見られる。
ゲーム
2007年、北米とEUでThe Adventure CompanyによりPC/Wii向けアドベンチャーゲームとしてリリースされた。ポアロを声優のケヴィン・ディレーニーが演じた。
ラジオドラマ
1999年、BBC Radio 4で放送されている。