「グロリア (1980年の映画)」の版間の差分
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2021年8月17日 (火) 23:08時点における版
グロリア | |
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Gloria | |
監督 | ジョン・カサヴェテス |
脚本 | ジョン・カサヴェテス |
製作 | サム・ショウ |
出演者 |
ジーナ・ローランズ ジュリー・カーメン |
音楽 | ビル・コンティ |
撮影 | フレッド・シュラー |
編集 | ジョージ・C・ビラセア |
製作会社 | コロンビア ピクチャーズ |
配給 | コロンビア映画 |
公開 |
1980年10月1日 1981年2月14日 |
上映時間 | 123分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $4,059,673[1] |
『グロリア』(Gloria)は、1980年のアメリカ合衆国のアクション映画。ジョン・カサヴェテス監督・脚本。出演はジーナ・ローランズとジュリー・カーメンなど。ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞(ルイ・マルの『アトランティック・シティ』と同時受賞)。ジーナ・ローランズはアカデミー主演女優賞にノミネートされた[2]。
1999年にシャロン・ストーン主演でリメイクされている。
ストーリー
サウス・ブロンクスのあるアパートにライフル銃を持った男たちが集まり、ジャック・ドーン(バック・ヘンリー)の一家が住む部屋を取り囲んだ。ジャックは組織の会計係を担当していたが、FBIに情報を洩らしたために報復されることとなった。6歳のフィルらはものものしい事態の中でうろたえるだけ。そこへ同じフロアに住むグロリア・スウェンソン(ジーナ・ローランズ)がドアをノックした。コーヒーを借りにジャックの家を訪ねて来たのだが、その異様な空気を敏感に感じ取り、フィルを預かってくれという突然の願いを聞き入れる。さらにジャックは詳細の秘密を記したノートをフィルに託した。子供嫌いのグロリアが、いやがるフィルをつれて部屋に戻った瞬間、ジャックの部屋では大爆発が起きる。アパートを脱出した2人は組織から追われることとなる。
ひとまずリバーサイド・ドライブのグロリアの姉の部屋に身を隠す2人だったが、組織の手が伸びてくる。エマニュエル・ウンガロのファッションをまとったグロリアはショーガール出身で、組織のボス、トニー・タンジーニの情婦だったのである。昔の仲間を敵にまわすはめになった彼女は少年を守ることに全てを賭ける気持ちになった。銀行から持ち金をすべて引き出し、フィルを連れてタクシー、地下鉄、バスを利用して、ニューヨーク中を、身を隠す場所を求めて逃げ回る。自分に冷たくあたるグロリアを「ブタ」と呼び、なじまなかったフィルも完全に頼る存在になっていた。高級ホテルに最後の本拠地をかまえた時には、フィルはグロリアを母のように慕っていた。
この逃避行に決着をつけることを考えたグロリアは、遂にボスのタンジーニに連絡をつけた。そしてフィルに「3時間待って私が戻ってこなかったら、ピッツバーグヘ行きなさい。そこで待っているから」と告げると、例のノートをもってタンジーニのマンションへと向かった。グロリアは3時間たっても戻らず、フィルはひとリピッツバーグへ向かった。不安な面持ちで約束の墓地を歩き回るフィルの前にやがて、1台のタクシーが止まる。
キャスト
カッコ内は日本語吹替
- グロリア・スウェンソン: ジーナ・ローランズ(此島愛子)
- ジャック・ドーン: バック・ヘンリー(村越伊知郎)
- ジェリ・ドーン: ジュリー・カーメン(榊原良子)
- フィル・ドーン: ジョン・アダムズ(菊池英博)
- タンジーニ: バジリオ・フランチナ
- フランク: ジョン・フィネガン
- ブロードウェイのバーテンダー: ローレンス・ティアニー
作品の評価
黒澤明は、日本公開時に劇場用パンフレットに寄稿し「この映画の美しさは生まれつきのものだと思います」と監督のカサヴェテスを讃えている。
Rotten Tomatoesによれば、27件の評論のうち、93%にあたる25件が高く評価しており、平均して10点満点中7.11点を得ている[3]。 Metacriticによれば、12件の評論のうち、高評価が10件、賛否混在が2件、低評価はなく、平均して100点満点中68点を得ている[4]。
出典
- ^ “Gloria (1980)” (英語). Box Office Mojo. 2012年4月25日閲覧。
- ^ “Sissy Spacek Wins Best Actress: 1981 Oscars”. Oscars. 2020年12月17日閲覧。
- ^ “Gloria (1980)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年6月11日閲覧。
- ^ “Gloria (1980) Reviews” (英語). Metacritic. 2019年9月23日閲覧。