「グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣」の版間の差分
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|作品名=グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣 |
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2021年9月6日 (月) 05:32時点における版
グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣 | |
---|---|
Mazinger VS Seamonster[1] | |
監督 | 明比正行 |
脚本 | 高久進 |
原作 | 永井豪、石川賢とダイナミック・プロ |
製作 |
今田智憲 有賀健、小田克也(企画) |
ナレーター | 山田俊司(予告編) |
出演者 |
富山敬 石丸博也 野田圭一 神谷明 |
音楽 | 菊池俊輔、渡辺宙明 |
主題歌 | ささきいさお、コロムビアゆりかご会「いざ行け! ロボット軍団」 |
撮影 | 目黒宏、相磯嘉雄 |
編集 | 鳥羽亮一 |
製作会社 | 東映、フジテレビ |
配給 | 東映 |
公開 | 1976年7月18日 |
上映時間 | 30分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー |
次作 | UFOロボ グレンダイザー 赤い夕陽の対決 |
『グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣』(グレンダイザー ゲッターロボジー グレートマジンガー けっせん だいかいじゅう)は、1976年7月18日に東映まんがまつりで公開された日本のアニメーション映画作品。上映時間は30分。
キャッチコピーは「夏やすみに見られるぞ!」「大海獣ドラゴノザウルスと、われらのロボット軍団の決戦!」。
概要
永井豪原作の『UFOロボ グレンダイザー』・『グレートマジンガー』・『ゲッターロボG』のクロスオーバー作品であり、劇場版マジンガーシリーズの連続通算第9作目(TV作品の上映を含む)。劇場版としては唯一、オリジナルの主題歌がレコーディングされ、主題歌の歌詞および劇中で「ロボット軍団」の呼称が用いられている。
原作者は当初から劇場最終作を予定し自作のテレビアニメキャラクターを総動員させるつもりだったが、放送局の相異もあり実現しなかった。また、『鋼鉄ジーグ』に関しては「サイズ(ロボットの身長)関係で遠慮(出演させない)して貰った」と語っている[2]。
『UFOロボ グレンダイザー』以外の作品は既に放送を終了しており、同作は時期的にはダブルスペイザー登場前後である。ボスに関してはゲスト出演していたこともあり重複しない様に兜甲児との絡みは控え目にされ、もう一人の戦友・剣鉄也との絡みがメインとなった。『マジンガーZ』からはボスボロット以外にもダイアナンAが登場している。
なお英文タイトルは『Mazinger VS Seamonster』[1]であり、直訳すると『マジンガー対海獣』で、グレンやゲッターがタイトルに入っていない。
ストーリー
行方を絶った海底調査船バチスカーフの捜索に乗り出した早乙女博士の要請により出動したゲッターチームは海中で巨大な怪物と遭遇する。それこそがバチスカーフを沈め、次々と航行中の船舶を襲っていた元凶ドラゴノザウルスだった。
脅威となる大海獣を倒すべく急遽グレンダイザー、グレートマジンガー、ゲッターロボGの三体にダブルスペイザー、ビューナスA、ダイアナンAを加えた「ロボット軍団」が編成される。しかし、仲間外れにされ功名に逸り抜け駆けしたボスボロットがドラゴノザウルスに呑み込まれてしまい、迂闊に攻撃できなくなる。果たして、三体のロボット軍団は強敵ドラゴノザウルスを倒せるのだろうか?
ゲストモンスター
- 古代海獣ドラゴノザウルス
- 太古に死滅したと思われていた大海獣の生き残り。タンカー事故による重油流出など海洋汚染の影響で著しく巨大化し、いつしか石油を常食とするようになる。クラゲに似た形状をしており、傘状の本体と7本ある触手のすべてに龍のような顔がある。生命力が異様に強く、身体の一部を切断されても直ちに再生する。ミサイル攻撃も身体に埋まるだけで爆発せず効果がない。主に海中を徘徊するが、陸上でも活動可能で空を飛ぶことも可能。
- ボスボロットを呑み込むが、それをグレートマジンガーが救出した際、胃袋に石油が詰まっていることがわかる。これが攻略の決定的な糸口となり、ガスタンクを口に放り込まれた後にグレンダイザーのダブルハーケンとダブルスペイザーのダブルカッターで腹を切り裂かれると、とどめにゲッタードラゴンのシャインスパークを受けて石油に引火し大爆発を起こして絶命した。
- 体長:550メートル
- 体重:40万トン
- ※上記の数値は設定画に書かれていたもの。
キャスト
テレビ版と同じ人物が演じているが、『マジンガーZ』の弓教授のみが変更となっている。
- 宇宙科学研究所
- 早乙女研究所
- 新科学要塞研究所[5]
- 光子力研究所
- その他
スタッフ
- 製作:今田智憲
- 企画:有賀健、小田克也
- 製作担当:横井三郎
- 原作:永井豪、石川賢、ダイナミック・プロ
- 脚本:高久進
- 音楽:菊池俊輔、渡辺宙明 - 主題歌の作曲・編曲は菊池が担当。BGMは原作の各テレビアニメから流用。#主題歌・挿入歌も参照。
- 原画:阿部隆、小川明弘、金山通弘、角田紘一、広田全、的場茂夫、森英樹、湖川滋、木下勇喜
- 動画:石山毬緒、薄田嘉信、金山圭子、小林敏明、坂野隆雄、田村晴夫、服部照夫、草間真之介、熊川正雄、平川やすし
- トレース:入江三帆子、黒沢和子、坂野園江
- 彩色:阿部慶子、後藤美津子、山内正子、村田邦子
- セログラフ:林昭夫、茂木明子
- 仕上検査:森田博、小鯨正豊
- 仕上進行:平賀豊彦
- 背景:川井憲、高野正道、佐藤正行、笠原淳二
- 美術進行:鳥本武
- 特殊効果:岡田良明、林富喜江
- 演助進行:福島和美
- 撮影:目黒宏、相磯嘉雄
- 編集:鳥羽亮一
- 録音:波多野勲
- 記録:宮下滋
- 効果:(スワラ・プロ) 伊藤克己
- 記録:安藤まるみ
- 録音スタジオ:タバック
- 現像:東映化学
- 美術監督:浦田又治
- 作画監督:木野達児
- 演出:明比正行
主題歌・挿入歌
本作用に、2つの新曲「いざ行け! ロボット軍団」「戦いの詩」が作られ、シングル・レコード(型番:SCS-302)として1976年7月に発売された。製作は原作3作のうち唯一の現行番組だった『UFOロボ グレンダイザー』のスタッフと歌手による。
- 主題歌&挿入歌「いざ行け! ロボット軍団」
- 作詞:保富康午 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:ささきいさお、コロムビアゆりかご会
- 挿入歌「戦いの詩」
- 作詞:保富康午 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:ささきいさお
- 挿入歌「とべ! グレンダイザー」
- 作詞:保富康午 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:ささきいさお、コロムビアゆりかご会
- 『UFOロボ グレンダイザー』より。
同時上映
作品名 | 原作 | (声の)出演 | 備考 |
---|---|---|---|
アリババと40匹の盗賊 | 大山のぶ代、滝口順平、大塚周夫、内海賢二、富田耕生 | リバイバル版 | |
秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン | 石森章太郎 | 誠直也、宮内洋、だるま二郎、小牧りさ、伊藤幸雄、高原駿雄 | 劇場用新作 |
ザ・カゲスター | 八手三郎 | 立花直樹、早川絵美、納谷悟朗 | |
山口さんちのツトム君 | (なし) | 斎藤こず恵 | |
一休さん 虎たいじ | 藤田淑子、宮内幸平、桂玲子、山田俊司、野田圭一 | ||
母をたずねて三千里 | エドモンド・デ・アミーチス | 松尾佳子、永井一郎、信沢三恵子 | |
宇宙鉄人キョーダイン | 石森章太郎 | 夏夕介、佐々木剛、堀江美都子 |
映像ソフト
- 1985年6月21日に東映ビデオから『劇場版マジンガーシリーズ 2』として『マジンガーZ対暗黒大将軍』とカップリングでVHSにて発売された。
- 1992年11月25日に東映ビデオから『劇場版グレンダイザーシリーズ』として『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』とのカップリングでレーザーディスクが発売される。
- 2002年5月21日に東映ビデオから『マジンガーZ対デビルマン』から『グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣』までを一括収録したDVD-BOX『マジンガー the MOVIE 永井豪スーパーロボットBOX』が発売された[7]。
- 2003年5月21日に同じく東映ビデオから発売されたDVD『マジンガー the MOVIE 2』に『グレートマジンガー対ゲッターロボ』『グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』3作とのセットで収録された。(同時発売のDVD-BOX『マジンガー the MOVIE 永井豪スーパーロボットBOX Compact』にも『マジンガー the MOVIE 1』と同梱のうえ発売された。)
- 2012年10月21日発売のブルーレイ『マジンガー THE MOVIE Blu-ray 1973〜1976』に収録。(新たに疑似5.1ch化した音声を併録。)
- 2013年12月6日発売のブルーレイ『マジンガー THE MOVIE vol.2』に『グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』『宇宙円盤大戦争』『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』と併せて収録。(これは『マジンガー THE MOVIE Blu-ray 1973〜1976』のBOXからDISC2を単巻でプライスダウン発売したもの[8]。)
脚注
- ^ a b 「東映動画 長編アニメ大全集 下巻」(徳間書店)268頁 1978年
- ^ (Media notes).
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) (説明) - ^ 石丸博世と誤記
- ^ a b c d 未クレジット
- ^ 作中では台詞の中で触れられているのみで、具体的なデザインなどは未登場。
- ^ テレビシリーズでは宇門源蔵と同じ八奈見乗児が演じていた。
- ^ 「DVD & VIDEO Selection」『宇宙船』Vol.100(2002年5月号)、朝日ソノラマ、2002年5月1日、102頁、雑誌コード:01843-05。
- ^ <東映まんがまつり>公開の「マジンガーZ」関連劇場版を収めた単巻Blu-ray2タイトルが同日発売