「ハード・デイズ・ナイト (アルバム)」の版間の差分
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| Name = ハード・デイズ・ナイト |
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2021年9月6日 (月) 08:31時点における版
『ハード・デイズ・ナイト』 | |||||
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ビートルズ の スタジオ・アルバム | |||||
リリース | |||||
録音 | |||||
ジャンル | |||||
時間 | |||||
レーベル | パーロフォン | ||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | ||||
専門評論家によるレビュー | |||||
チャート最高順位 | |||||
後述を参照 | |||||
ゴールドディスク | |||||
後述を参照 | |||||
ビートルズ U.K. 年表 | |||||
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ビートルズ 日本 年表 | |||||
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『ハード・デイズ・ナイト』収録のシングル | |||||
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『ハード・デイズ・ナイト』(英語: A Hard Day's Night)は、イギリスで1964年7月10日に発売されたビートルズの3作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバムである。彼らにとっては初主演作となる映画『ハード・デイズ・ナイト 』のサントラ盤でもある。
旧邦題は映画と同じく「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」(ビートルズがやってくる ヤァ ヤァ ヤァ)で、2000年以降に現在の邦題に改められた。
『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、307位にランクイン[4]。
解説
A面は初主演映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』の収録曲7曲、B面には新しくレコーディングされたナンバー6曲が収録されている。ビートルズのオリジナル・アルバムとして初の全曲オリジナル、かつ唯一の「全曲レノン=マッカートニーによるオリジナル曲で構成されたアルバム」である[5]。そのため楽曲ごとの作詞作曲者の表記はなく、裏ジャケットのA面B面に記載された収録曲末尾に「WORDS AND MUSIC BY JOHN LENNON AND PAUL McCARTNEY」とクレジットされている。
「A Hard Day's Night」というタイトルは、リンゴ・スターが長い映画の撮影を終えて、"It was a hard day"と言ったところで夜だったことに気づいて、"…'s night"と付け加えたのをジョン・レノンとポール・マッカートニーが聞いており、その言葉がそのまま採用された[6][7]。
発売当時からアナログLP時代を通じて、ステレオ盤とモノラル盤の両方がリリースされていた。日本ではこのアルバムからイギリスと同内容での発売が行われるようになった[注釈 1]が、アルバムジャケットは日本独自のデザインが使われ、イギリス盤と同じデザインでリリースされたのは1976年の再発時だった。1987年の初CD化の際には一旦モノラル盤のみに統一されたが、2009年9月9日のリマスター再発の際にステレオ盤もCD化され、現在ではステレオ、モノラル両方とも公式に流通している。
なお、ビートルズのオリジナル・アルバムとしては初めてリンゴ・スターがボーカルを務めた楽曲が存在しない作品である[注釈 2]。
日本語題の改称
「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」という日本語題は、映画評論家の水野晴郎が、ユナイト映画社員時代に名付けたもの(詳細についてはビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! (映画)#タイトルの由来を参照)。ただ、あまりにもオリジナル・タイトル(忙しい日の夜)とはかけ離れた日本語題であったため、リアルタイムでビートルズに接した世代以外には違和感のほうが目立つと感じられるようになり、近年のレコード雑誌などでも原題で紹介されることも多かったが、2000年の映画再上映の際には原題に近い『ハード・デイズ・ナイト』の名で公開され、続いて日本盤アルバムも『ハード・デイズ・ナイト』、同タイトル曲の正式日本語題も『ア・ハード・デイズ・ナイト』に改められた。
収録曲(英国盤)
- 邦題の表記は、日本公式サイトに準拠[8]。
全作詞・作曲: レノン=マッカートニー。 | |||
# | タイトル | リード・ボーカル | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「ア・ハード・デイズ・ナイト」(A Hard Day's Night) |
| |
2. | 「恋する二人」(I Should Have Known Better) | ジョン・レノン | |
3. | 「恋におちたら」(If I Fell) |
| |
4. | 「すてきなダンス」(I'm Happy Just To Dance With You) | ジョージ・ハリスン | |
5. | 「アンド・アイ・ラヴ・ハー」(And I Love Her) | ポール・マッカートニー | |
6. | 「テル・ミー・ホワイ」(Tell Me Why) | ジョン・レノン | |
7. | 「キャント・バイ・ミー・ラヴ」(Can't Buy Me Love) | ポール・マッカートニー | |
合計時間: |
全作詞・作曲: レノン=マッカートニー。 | |||
# | タイトル | リード・ボーカル | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「エニイ・タイム・アット・オール」(Any Time At All) | ジョン・レノン | |
2. | 「ぼくが泣く」(I'll Cry Instead) | ジョン・レノン | |
3. | 「今日の誓い」(Things We Said Today) | ポール・マッカートニー | |
4. | 「家に帰れば」(When I Get Home) | ジョン・レノン | |
5. | 「ユー・キャント・ドゥ・ザット」(You Can't Do That) | ジョン・レノン | |
6. | 「アイル・ビー・バック」(I'll Be Back) |
| |
合計時間: |
チャート成績
チャート(1964年 - 1965年) | 最高位 |
---|---|
オーストラリア (Kent Music Report)[9] | 1 |
ドイツ (Offizielle Top 100)[10] | 1 |
UK アルバムズ (OCC)[11] | 1 |
チャート(1987年) | 最高位 |
オランダ (MegaCharts)[12] | 20 |
チャート(2009年) | 最高位 |
オーストリア (Ö3 Austria)[13] | 66 |
ベルギー (Ultratop Flanders)[14] | 68 |
ベルギー (Ultratop Wallonia)[15] | 80 |
オランダ (MegaCharts)[12] | 86 |
フィンランド (Suomen virallinen lista)[16] | 27 |
イタリア (FIMI)[17] | 73 |
日本(オリコン週間アルバムランキング)[18] | 34 |
ニュージーランド (RMNZ)[19] | 28 |
ポルトガル (AFP)[20] | 28 |
スペイン (PROMUSICAE)[21] | 61 |
スウェーデン (Sverigetopplistan)[22] | 29 |
スイス (Schweizer Hitparade)[23] | 60 |
認定
国/地域 | 認定 | 認定/売上数 |
---|---|---|
オーストラリア (ARIA)[24] | Gold | 35,000^ |
ニュージーランド (RMNZ)[25] Reissue |
Platinum | 15,000^ |
イギリス (BPI)[26] | Platinum | 300,000^ |
^ 認定のみに基づく出荷枚数 |
米ユナイテッド・アーティスツ・レコード編集盤
『A Hard Day's Night (United Artists)』 | |||||
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ビートルズ の サウンドトラック | |||||
リリース | |||||
録音 |
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ジャンル | |||||
時間 | |||||
レーベル | ユナイテッド・アーティスツ | ||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | ||||
チャート最高順位 | |||||
| |||||
ゴールドディスク | |||||
| |||||
ビートルズU.S. 年表 | |||||
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『A Hard Day's Night (United Artists)』収録のシングル | |||||
|
アメリカのユナイテッド・アーティスツ編集による『A Hard Day's Night』は、1964年6月にアメリカでリリースされた(アメリカにおける同グループ4作目)。のちにキャピトル・レコードからも再発売された。アメリカ編集盤『A Hard Day's Night』は、2014年1月21日にリリースされたボックス・セット『THE U.S. BOX』にて初めてCD化され、同時に分売でもリリースされた。
ビートルズのオリジナル・ナンバー以外はジョージ・マーティンのスコアによるオーケストラ演奏である。ビルボード誌アルバム・チャートでは14週連続第1位を獲得[30]。同1964年度年間ランキングでは37位、続く1965年度年間ランキングでも36位を記録している。キャッシュボックス誌でも14週連続第1位を獲得しており、こちらも1964年度年間ランキング32位、1965年度年間ランキング39位と両誌で年をまたいで年間ランク入りを果たしている。アメリカだけで400万枚以上のセールスを記録した。
収録曲(米国盤)
# | タイトル | リード・ボーカル | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「ア・ハード・デイズ・ナイト」(A Hard Day's Night) |
| |
2. | 「テル・ミー・ホワイ」(Tell Me Why) | ジョン・レノン | |
3. | 「ぼくが泣く」(I'll Cry Instead) | ジョン・レノン | |
4. | 「恋する二人」(I Should Have Known Better) | インストゥルメンタル | |
5. | 「すてきなダンス」(I'm Happy Just To Dance With You) | ジョージ・ハリスン | |
6. | 「アンド・アイ・ラヴ・ハー」(And I Love Her) | インストゥルメンタル | |
合計時間: |
# | タイトル | リード・ボーカル | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「恋する二人」(I Should Have Known Better) | ジョン・レノン | |
2. | 「恋におちたら」(If I Fell) |
| |
3. | 「アンド・アイ・ラヴ・ハー」(And I Love Her) | ポール・マッカートニー | |
4. | 「リンゴのテーマ」(Ringo's Theme (This Boy)) | インストゥルメンタル | |
5. | 「キャント・バイ・ミー・ラヴ」(Can't Buy Me Love) | ポール・マッカートニー | |
6. | 「ア・ハード・デイズ・ナイト」(A Hard Day's Night) | インストゥルメンタル | |
合計時間: |
演奏
ビートルズ
- ジョン・レノン - ボーカル、アコースティック・ギター、リズムギター、ピアノ、ハーモニカ
- ポール・マッカートニー - ボーカル、ベースギター、ピアノ、カウベル
- ジョージ・ハリスン - ボーカル、リードギター(6弦ギター、12弦ギター)、アコースティック・ギター
- リンゴ・スター - ドラムス、パーカッション
外部ミュージシャン・スタッフ
- ジョージ・マーティン - ピアノ、音楽プロデューサー
関連文献
- 『バンドスコア ビートルズ / ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! 』(シンコーミュージック、2006年9月13日)ISBN 978-4401362714
脚注
注釈
- ^ 但し、当時発売されたのはステレオ盤のみで、モノラル盤は1982年と1986年にそれぞれ限定盤と言う形で発売された。
- ^ ただし、本作のレコーディング・セッション中に、リンゴ・スターのボーカル曲「マッチボックス」(カール・パーキンスのカバー曲)のレコーディングが行われている。この楽曲は、後に発売されたEP『ロング・トール・サリー』に収録された。
出典
- ^ World – Volume 2 – Page 61, 1973. "[on Help! and A Hard Day's Night], the soundtrack – gone – rock album is a marketing ideal that is passed off on the buying public with objectionable regularity and has already begun to backfire."
- ^ Spignesi & Lewis 2004, p. 140.
- ^ Erlewine, Stephen Thomas. A Hard Day's Night - The Beatles | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2020年8月8日閲覧。
- ^ 500 Greatest Albums of All Time:The Beatles, 'A Hard Day's Night'|Rolling Stone
- ^ Lewisohn 1988, p. 47.
- ^ Badman 2001, p. 93.
- ^ Sheff 2000, p. 174-175.
- ^ “ハード・デイズ・ナイト [CD EXTRA][CD] - ザ・ビートルズ”. ユニバーサルミュージック. 2020年6月12日閲覧。
- ^ Kent, David (2005). Australian Chart Book (1940-1969). Turramurra: Australian Chart Book. ISBN 0-646-44439-5
- ^ "Offiziellecharts.de – Beatles – A Hard Day's Night" (in German). GfK Entertainment Charts. 2020年8月8日閲覧。
- ^ "Official Albums Chart Top 100". Official Charts Company. 2020年8月8日閲覧。
- ^ a b "Dutchcharts.nl – The Beatles – A Hard Day's Night" (in Dutch). Hung Medien. 2020年8月8日閲覧。
- ^ "Austriancharts.at – The Beatles – A Hard Day's Night" (in German). Hung Medien. 2020年8月8日閲覧。
- ^ "Ultratop.be – The Beatles – A Hard Day's Night" (in Dutch). Hung Medien. 2020年8月8日閲覧。
- ^ "Ultratop.be – The Beatles – A Hard Day's Night" (in French). Hung Medien. 2020年8月8日閲覧。
- ^ "The Beatles: A Hard Day's Night" (in Finnish). Musiikkituottajat – IFPI Finland. 2020年8月8日閲覧。
- ^ "Italiancharts.com – The Beatles – A Hard Day's Night". Hung Medien. 2020年8月8日閲覧。
- ^ “ハード・デイズ・ナイト | ザ・ビートルズ”. ORICON NEWS. オリコン. 2020年8月8日閲覧。
- ^ "Charts.org.nz – The Beatles – A Hard Day's Night". Hung Medien. 2020年8月8日閲覧。
- ^ "Portuguesecharts.com – The Beatles – A Hard Day's Night". Hung Medien. 2020年8月8日閲覧。
- ^ "Spanishcharts.com – The Beatles – A Hard Day's Night". Hung Medien. 2020年8月8日閲覧。
- ^ "Swedishcharts.com – The Beatles – A Hard Day's Night". Hung Medien. 2020年8月8日閲覧。
- ^ "Swisscharts.com – The Beatles – A Hard Day's Night". Hung Medien. 2020年8月8日閲覧。
- ^ "ARIA Charts – Accreditations – 2009 Albums" (PDF). Australian Recording Industry Association. 2020年8月8日閲覧。
- ^ "New Zealand album certifications – The Beatles – A Hard Day's Night". Recorded Music NZ. 2020年8月8日閲覧。
- ^ "British album certifications – The Beatles – A Hard Day's Night". British Phonographic Industry. 2020年8月8日閲覧。 Select albums in the Format field. Select Platinum in the Certification field. Type A Hard Day's Night in the "Search BPI Awards" field and then press Enter.
- ^ “Billboard 200 Chart | Billboard”. Billboard (1964年7月25日). 2020年8月8日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum”. Recording Industry Association of America. 2020年8月8日閲覧。
- ^ “Gold/Platinum”. Music Canada. 2020年8月8日閲覧。
- ^ Whitburn, Joel (2001). Top Pop Albums 1955-2001. Menomonee Falls, WI: Record Research. p. 1178
- ^ Guesdon & Margotin 2014, p. 149.
- ^ Everett 2001.
- ^ MacDonald 1994, p. 90.
参考文献
- Badman, Keith (2001). The Beatles Off the Record. Omnibus Press
- Everett, Walter (2001). The Beatles as Musicians: The Quarry Men Through Rubber Soul. New York, NY: Oxford University Press. ISBN 0-19-514105-9
- Guesdon, Jean-Michel; Margotin, Philippe (2014). All The Songs: The Story Behind Every Beatles Release. Running Press. p. 149. ISBN 978-1-60376-371-4
- Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. ISBN 978-0-517-57066-1
- MacDonald, Ian (1994). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (1st. ed.). New York: Henry Holt and Company. p. 90. ISBN 0805027807
- Sheff, David (2000). All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono. New York: St. Martin's Press. ISBN 978-0-312-25464-3
- Spignesi, Stephen J.; Lewis, Michael (2004). Here, There, and Everywhere: The 100 Best Beatles Songs. New York: Black Dog. ISBN 978-1-57912-369-7