「3号族」の版間の差分
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代表馬は[[サイテーション (競走馬)|サイテーション]]、[[サーピーターティーズル]]、[[ザフライングダッチマン]]、[[ストックウェル (競走馬)|ストックウェル]]、[[ガロピン]]、[[ラフレッシュ]]、[[アイシングラス (競走馬)|アイシングラス]]、[[ブランドフォード (競走馬)|ブランドフォード]]、[[サンチャリオット]]、[[サンタクロース (競走馬)|サンタクロース]]、[[サンデーサイレンス]]、[[ダンシングブレーヴ]]、[[ナシュワン]]、[[トムフール]]等。 |
代表馬は[[サイテーション (競走馬)|サイテーション]]、[[サーピーターティーズル]]、[[ザフライングダッチマン]]、[[ストックウェル (競走馬)|ストックウェル]]、[[ガロピン]]、[[ラフレッシュ]]、[[アイシングラス (競走馬)|アイシングラス]]、[[ブランドフォード (競走馬)|ブランドフォード]]、[[サンチャリオット]]、[[サンタクロース (競走馬)|サンタクロース]]、[[サンデーサイレンス]]、[[ダンシングブレーヴ]]、[[ナシュワン]]、[[トムフール]]等。 |
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[[日本]]では[[コダマ (競走馬)|コダマ]]・[[スペシャルウィーク]]・[[シスタートウショウ]]・[[マチカネフクキタル]]・[[ウオッカ]]らの[[シラオキ]]一族、[[マツミドリ]]、[[キタノカチドキ]]、リードスワロー、[[ニホンピロウイナー]]、[[サンドピアリス]]、[[カツラノハイセイコ]]、[[ダイアナソロン]]、[[クモワカ]] - [[ワカクモ]] - [[テンポイント]]の一族らがいる。 |
[[日本]]では[[コダマ (競走馬)|コダマ]]・[[スペシャルウィーク]]・[[シスタートウショウ]]・[[マチカネフクキタル]]・[[ウオッカ (競走馬)|ウオッカ]]らの[[シラオキ]]一族、[[マツミドリ]]、[[キタノカチドキ]]、リードスワロー、[[ニホンピロウイナー]]、[[サンドピアリス]]、[[カツラノハイセイコ]]、[[ダイアナソロン]]、[[クモワカ]] - [[ワカクモ]] - [[テンポイント]]の一族らがいる。 |
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== 牝系図(各分枝牝馬まで) == |
== 牝系図(各分枝牝馬まで) == |
2021年11月10日 (水) 00:25時点における版
競走馬系統 |
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父系 |
ファミリーナンバー |
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44-51 (52-74・101-104) A1-37 (A38-39・a40-79) B1-26 C1-35 (c36-72) Ar1-2 P1-2 Ur1 (サラ系) |
サラブレッドの血統においてボーズ・メア(Bowes Mare、1695年頃生)の牝系(母系)子孫のことを3号族(Family 3)と呼ぶ。ボーズ・メアはバイアリーターク産駒(母は不詳)のため、別にバイアリー・ターク・メア(Byerley Turk Mare)、あるいはトゥルー・ブルーという名の兄弟の母であることからダム・オブ・ザ・ツゥ・トゥルーブルー(Dam of the Two True Blues)とも呼称されることがある。ミトコンドリアDNAのハプロタイプはD2系統である[1][2]。
ファミリーナンバーを提唱したブルース・ロウは、当時までのダービーステークス、オークス、セントレジャーステークスの合計勝利数が3番目に多かったためこの牝系を3号族とした。なお2006年に上記3競走の勝利数で2号族に並んだ。ブルース・ロウは著書『フィガーシステムによる競走馬の生産』の中でこの牝系のみ競走族にも種牡馬族にも分類している。
代表馬はサイテーション、サーピーターティーズル、ザフライングダッチマン、ストックウェル、ガロピン、ラフレッシュ、アイシングラス、ブランドフォード、サンチャリオット、サンタクロース、サンデーサイレンス、ダンシングブレーヴ、ナシュワン、トムフール等。
日本ではコダマ・スペシャルウィーク・シスタートウショウ・マチカネフクキタル・ウオッカらのシラオキ一族、マツミドリ、キタノカチドキ、リードスワロー、ニホンピロウイナー、サンドピアリス、カツラノハイセイコ、ダイアナソロン、クモワカ - ワカクモ - テンポイントの一族らがいる。
牝系図(各分枝牝馬まで)
- Dam of the Two True Blues(Byerley Turk) -- F-No.3
- Honywood's Arabian Mare(Honywood's Arabian)
- Bartlet's Childers Mare(Bartlet's Childers)
- │Regulus Mare(1749, Regulus) -- F-No.3-a
- ││Snapdragon(1759, Snap)
- ││ Rarity(1769, Matchem)
- ││ Maid of the Oaks(1780, Herod)
- ││ Mistletoe(1787, Potoooooooo)
- ││ Madrigal(1804, Sir Peter Teazle)
- ││ Castrella(1812, Castrel)
- ││ Whisker Mare(1822, Whisker) -- F-No.3-c
- ││Cypher(1772, Squirrel) -- F-No.3-b
- │Miss Belsea(1753, Regulus)
- │Hyaena(1762, Snap)
- │ Everlasting(1775, Eclipse)
- │ │Woocpecker Mare(1785, Woodpecker)
- │ ││Fractious(1792, Mercury)
- │ ││ Amazon(1799, Driver) -- F-No.3-m
- │ ││ │Harpalice(1814, Gohanna)
- │ ││ │ Clare(1824, Marmion)
- │ ││ │ Marpessa(1830, Muley)
- │ ││ │ Pocahontas(1837, Glencoe) -- F-No.3-n
- │ ││ │Antiope(1817, Whalebone)
- │ ││ Dirce(1830, Partisan)
- │ ││ Lady Lurewell(1844, Hornsea)
- │ ││ Wild Dayrell Mare(1861, Wild Dayrell)
- │ ││ Black Corrie(1879, Sterling) -- F-No.3-o
- │ ││Fraxinella(1793, Trentham)
- │ │ Gohanna Mare(1803, Gohanna)
- │ │ Mrs. Cruickshanks(1823, Welbeck)
- │ │ Brutandorf Mare(1829, Brutandorf)
- │ │ Brown Bess(1844, Camel) -- F-No.3-d
- │ │ Young Melbourne Mare(1861, Young Melbourne)
- │ │ Quiver(1872, Toxophilite) -- F-No.3-e
- │ │ │Satchel(1882, Galopin) -- F-No.3-g
- │ │ │Maid Marian(1886, Hampton) -- F-No.3-f
- │ │Highflyer Mare(1788, Highflyer)
- │ Violante(1802, John Bull) -- F-No.3-h
- │Rosebud(1765, Snap)
- │ Eclipse Mare(1778, Eclipse)
- │ Highflyer Mare(1791, Highflyer) -- F-No.3-j
- │ Wasp(1811, Gohanna) -- F-No.3-k
- │Elfrida(1768, Snap)
- Editha(1781, Herod)
- Pot 8o's Mare(1794, Potoooooooo) -- F-No.3-i
- Virgin(1801, Sir Peter Teazle)
- Sorcerer Mare(1810, Sorcerer)
- Juniper Mare(1817, Juniper)
- Estelle(1836, Brutandorf)
- Pic-Nic(1842, Glaucus)
- Mayonaise(1856, Teddington) -- F-No.3-l
脚注
- ^ Hill EW, Bradley DG, Al-Barody M, Ertugrul O, Splan RK, Zakharov I, Cunningham EP (2002). “History and integrity of thoroughbred dam lines revealed in equine mtDNA variation”. Animal Genetics 33: 287–294. PMID 12139508.
- ^ Jansen, T., Forster, P., Levine,M. A.,Oelke,H.,Hurles,M., Renfrew, C., Weber, J. & Olek, K. (2002). “Mitochondrial DNA and the origins of the domestic horse”. Proc. Natl Acad. Sci. USA 99: 10905–10910.
参考文献
- Hill EW, Bradley DG, Al-Barody M, Ertugrul O, Splan RK, Zakharov I, Cunningham EP (2002). “History and integrity of thoroughbred dam lines revealed in equine mtDNA variation”. Animal Genetics 33: 287–294. PMID 12139508.
- Thoroughbred Heritage
- 原田俊治『馬の文化叢書10 「競馬 - 揺籃期のイギリス競馬」』財団法人馬事文化財団、1995年
- デニス・クレイグ(佐藤正人訳)『競馬 サラブレッドの生産および英国競馬小史』中央競馬ピーアール・センター、1986年