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「3号族」の版間の差分

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代表馬は[[サイテーション (競走馬)|サイテーション]]、[[サーピーターティーズル]]、[[ザフライングダッチマン]]、[[ストックウェル (競走馬)|ストックウェル]]、[[ガロピン]]、[[ラフレッシュ]]、[[アイシングラス (競走馬)|アイシングラス]]、[[ブランドフォード (競走馬)|ブランドフォード]]、[[サンチャリオット]]、[[サンタクロース (競走馬)|サンタクロース]]、[[サンデーサイレンス]]、[[ダンシングブレーヴ]]、[[ナシュワン]]、[[トムフール]]等。
代表馬は[[サイテーション (競走馬)|サイテーション]]、[[サーピーターティーズル]]、[[ザフライングダッチマン]]、[[ストックウェル (競走馬)|ストックウェル]]、[[ガロピン]]、[[ラフレッシュ]]、[[アイシングラス (競走馬)|アイシングラス]]、[[ブランドフォード (競走馬)|ブランドフォード]]、[[サンチャリオット]]、[[サンタクロース (競走馬)|サンタクロース]]、[[サンデーサイレンス]]、[[ダンシングブレーヴ]]、[[ナシュワン]]、[[トムフール]]等。


[[日本]]では[[コダマ (競走馬)|コダマ]]・[[スペシャルウィーク]]・[[シスタートウショウ]]・[[マチカネフクキタル]]・[[ウオッカ]]らの[[シラオキ]]一族、[[マツミドリ]]、[[キタノカチドキ]]、リードスワロー、[[ニホンピロウイナー]]、[[サンドピアリス]]、[[カツラノハイセイコ]]、[[ダイアナソロン]]、[[クモワカ]] - [[ワカクモ]] - [[テンポイント]]の一族らがいる。
[[日本]]では[[コダマ (競走馬)|コダマ]]・[[スペシャルウィーク]]・[[シスタートウショウ]]・[[マチカネフクキタル]]・[[ウオッカ (競走馬)|ウオッカ]]らの[[シラオキ]]一族、[[マツミドリ]]、[[キタノカチドキ]]、リードスワロー、[[ニホンピロウイナー]]、[[サンドピアリス]]、[[カツラノハイセイコ]]、[[ダイアナソロン]]、[[クモワカ]] - [[ワカクモ]] - [[テンポイント]]の一族らがいる。


== 牝系図(各分枝牝馬まで) ==
== 牝系図(各分枝牝馬まで) ==

2021年11月10日 (水) 00:25時点における版

サラブレッド血統においてボーズ・メアBowes Mare1695年頃生)の牝系(母系)子孫のことを3号族Family 3)と呼ぶ。ボーズ・メアはバイアリーターク産駒(母は不詳)のため、別にバイアリー・ターク・メアByerley Turk Mare)、あるいはトゥルー・ブルーという名の兄弟の母であることからダム・オブ・ザ・ツゥ・トゥルーブルーDam of the Two True Blues)とも呼称されることがある。ミトコンドリアDNAハプロタイプはD2系統である[1][2]

ファミリーナンバーを提唱したブルース・ロウは、当時までのダービーステークスオークスセントレジャーステークスの合計勝利数が3番目に多かったためこの牝系を3号族とした。なお2006年に上記3競走の勝利数で2号族に並んだ。ブルース・ロウは著書『フィガーシステムによる競走馬の生産』の中でこの牝系のみ競走族にも種牡馬族にも分類している。

代表馬はサイテーションサーピーターティーズルザフライングダッチマンストックウェルガロピンラフレッシュアイシングラスブランドフォードサンチャリオットサンタクロースサンデーサイレンスダンシングブレーヴナシュワントムフール等。

日本ではコダマスペシャルウィークシスタートウショウマチカネフクキタルウオッカらのシラオキ一族、マツミドリキタノカチドキ、リードスワロー、ニホンピロウイナーサンドピアリスカツラノハイセイコダイアナソロンクモワカ - ワカクモ - テンポイントの一族らがいる。

牝系図(各分枝牝馬まで)

Dam of the Two True Blues(Byerley Turk) -- F-No.3
 Honywood's Arabian Mare(Honywood's Arabian)
  Bartlet's Childers Mare(Bartlet's Childers
  │Regulus Mare(1749, Regulus) -- F-No.3-a
  ││Snapdragon(1759, Snap
  ││ Rarity(1769, Matchem
  ││  Maid of the Oaks(1780, Herod
  ││   Mistletoe(1787, Potoooooooo
  ││    Madrigal(1804, Sir Peter Teazle
  ││     Castrella(1812, Castrel)
  ││      Whisker Mare(1822, Whisker) -- F-No.3-c
  ││Cypher(1772, Squirrel) -- F-No.3-b
  │Miss Belsea(1753, Regulus)
   │Hyaena(1762, Snap)
   │ Everlasting(1775, Eclipse
   │ │Woocpecker Mare(1785, Woodpecker)
   │ ││Fractious(1792, Mercury)
   │ ││ Amazon(1799, Driver) -- F-No.3-m
   │ ││ │Harpalice(1814, Gohanna)
   │ ││ │ Clare(1824, Marmion)
   │ ││ │  Marpessa(1830, Muley)
   │ ││ │   Pocahontas(1837, Glencoe) -- F-No.3-n
   │ ││ │Antiope(1817, Whalebone
   │ ││   Dirce(1830, Partisan)
   │ ││    Lady Lurewell(1844, Hornsea)
   │ ││     Wild Dayrell Mare(1861, Wild Dayrell)
   │ ││      Black Corrie(1879, Sterling) -- F-No.3-o
   │ ││Fraxinella(1793, Trentham)
   │ │  Gohanna Mare(1803, Gohanna)
   │ │   Mrs. Cruickshanks(1823, Welbeck)
   │ │    Brutandorf Mare(1829, Brutandorf)
   │ │     Brown Bess(1844, Camel) -- F-No.3-d
   │ │      Young Melbourne Mare(1861, Young Melbourne)
   │ │       Quiver(1872, Toxophilite) -- F-No.3-e
   │ │       │Satchel(1882, Galopin) -- F-No.3-g
   │ │       │Maid Marian(1886, Hampton) -- F-No.3-f
   │ │Highflyer Mare(1788, Highflyer
   │   Violante(1802, John Bull) -- F-No.3-h
   │Rosebud(1765, Snap)
   │ Eclipse Mare(1778, Eclipse)
   │  Highflyer Mare(1791, Highflyer) -- F-No.3-j
   │   Wasp(1811, Gohanna) -- F-No.3-k
   │Elfrida(1768, Snap)
     Editha(1781, Herod)
      Pot 8o's Mare(1794, Potoooooooo) -- F-No.3-i
       Virgin(1801, Sir Peter Teazle)
        Sorcerer Mare(1810, Sorcerer)
         Juniper Mare(1817, Juniper)
          Estelle(1836, Brutandorf)
           Pic-Nic(1842, Glaucus)
            Mayonaise(1856, Teddington) -- F-No.3-l

脚注

  1. ^ Hill EW, Bradley DG, Al-Barody M, Ertugrul O, Splan RK, Zakharov I, Cunningham EP (2002). “History and integrity of thoroughbred dam lines revealed in equine mtDNA variation”. Animal Genetics 33: 287–294. PMID 12139508. 
  2. ^ Jansen, T., Forster, P., Levine,M. A.,Oelke,H.,Hurles,M., Renfrew, C., Weber, J. & Olek, K. (2002). “Mitochondrial DNA and the origins of the domestic horse”. Proc. Natl Acad. Sci. USA 99: 10905–10910. 

参考文献

  • Hill EW, Bradley DG, Al-Barody M, Ertugrul O, Splan RK, Zakharov I, Cunningham EP (2002). “History and integrity of thoroughbred dam lines revealed in equine mtDNA variation”. Animal Genetics 33: 287–294. PMID 12139508. 
  • Thoroughbred Heritage
  • 原田俊治『馬の文化叢書10 「競馬 - 揺籃期のイギリス競馬」』財団法人馬事文化財団、1995年
  • デニス・クレイグ(佐藤正人訳)『競馬 サラブレッドの生産および英国競馬小史』中央競馬ピーアール・センター、1986年