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「国鉄C11形蒸気機関車227号機」の版間の差分

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: [[2005年]](平成17年)の大井川鐵道創立80周年時に同社職員のアイデアによって生まれ<ref>[https://twitter.com/daitetsuSL/status/694717300595900416 大井川鐵道公式Twitter―2016年2月3日]</ref>、[[2012年]](平成24年)、[[2013年]](平成25年)の夏休み限定イベントとして、大井川鐵道のマスコットキャラクター「SLくん」を模した姿に改装された。車体全面が明るい青色に塗装され、目玉とリボンはヘッドマーク扱いの脱着可能なタイプとした。
: [[2005年]](平成17年)の大井川鐵道創立80周年時に同社職員のアイデアによって生まれ<ref>[https://twitter.com/daitetsuSL/status/694717300595900416 大井川鐵道公式Twitter―2016年2月3日]</ref>、[[2012年]](平成24年)、[[2013年]](平成25年)の夏休み限定イベントとして、大井川鐵道のマスコットキャラクター「SLくん」を模した姿に改装された。車体全面が明るい青色に塗装され、目玉とリボンはヘッドマーク扱いの脱着可能なタイプとした。
; きかんしゃトーマス号
; きかんしゃトーマス号
: [[2014年]](平成26年)の夏休み限定イベントとして開催。[[ウィルバート・オードリー]]原作の[[イギリス]]の幼児向けテレビ番組『[[きかんしゃトーマス]]』とのタイアップ企画で、日本語吹き替え版の総合制作である[[ソニー・クリエイティブプロダクツ]]との全面的なパートナーシップの下、登場キャラクターである「[[トーマス (きかんしゃトーマス)|トーマス]]」を模した姿に改装され、「[[かわね路号#きかんしゃトーマス号・きかんしゃジェームス号|きかんしゃトーマス号]]」として同年[[7月12日]]より運行された。また、大井川鐵道所有の[[国鉄スハ43系客車|スハ43系]]客車7両(スハフ42 184・286・304、オハ47 81・380・398・512)がトーマスの牽引する客車「アニー」と「クララベル」を模したオレンジ色に塗装され、専用客車としてリニューアルされたほか、千頭駅構内に静態保存されている[[国鉄9600形蒸気機関車|9600形蒸気機関車]] (49616) が登場キャラクター「ヒロ」(声 - [[玄田哲章]])を模した姿に改装され、「きかんしゃトーマス号」とのツーショットが行われた。
: [[2014年]](平成26年)の夏休み限定イベントとして開催。[[ウィルバート・オードリー]]原作の[[イギリス]]の幼児向けテレビ番組『[[きかんしゃトーマス]]』とのタイアップ企画で、日本語吹き替え版の総合制作である[[ソニー・クリエイティブプロダクツ]]との全面的なパートナーシップの下、登場キャラクターである「[[トーマス (きかんしゃトーマス)|トーマス]]」を模した姿に改装され、「[[きかんしゃトーマス号]]」として同年[[7月12日]]より運行された。また、大井川鐵道所有の[[国鉄スハ43系客車|スハ43系]]客車7両(スハフ42 184・286・304、オハ47 81・380・398・512)がトーマスの牽引する客車「アニー」と「クララベル」を模したオレンジ色に塗装され、専用客車としてリニューアルされたほか、千頭駅構内に静態保存されている[[国鉄9600形蒸気機関車|9600形蒸気機関車]] (49616) が登場キャラクター「ヒロ」(声 - [[玄田哲章]])を模した姿に改装され、「きかんしゃトーマス号」とのツーショットが行われた。
: 2014年度の運行は[[10月12日]]の貸切運転で終了。その後、元の姿に戻されて[[10月19日|同月19日]]に運用を再開した。
: 2014年度の運行は[[10月12日]]の貸切運転で終了。その後、元の姿に戻されて[[10月19日|同月19日]]に運用を再開した。
: 2015年度は[[6月7日]]から[[10月17日]]まで運行された。また、登場キャラクター「[[ジェームス (きかんしゃトーマス)|ジェームス]]」を模した姿に改装された[[国鉄C56形蒸気機関車#C56 44|C56 44]]との[[重連運転]]および[[動力集中方式#プッシュプル方式|プッシュプル]]も行われた。
: 2015年度は[[6月7日]]から[[10月17日]]まで運行された。また、登場キャラクター「[[ジェームス (きかんしゃトーマス)|ジェームス]]」を模した姿に改装された[[国鉄C56形蒸気機関車#C56 44|C56 44]]との[[重連運転]]および[[動力集中方式#プッシュプル方式|プッシュプル]]も行われた。

2021年11月16日 (火) 09:15時点における版

国鉄C11形蒸気機関車 > 国鉄C11形蒸気機関車227号機
C11 227

C11 227は、大井川鐵道動態保存する蒸気機関車 (SL) で、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が製造したC11形蒸気機関車の1両である。

1975年の廃車後、翌1976年から大井川鐡道において動態保存が開始された。日本における初の営業用動態保存を行ったSLであり、2021年現在も現役で運行されている。

経歴

1942年(昭和17年)9月9日[1]9月18日という説もある[2])に日本車輌製造本店工場で落成(製造番号 1108)。

同年10月10日苗穂機関区に新製配置され、札沼線等で運用された。1969年(昭和44年)4月2日追分機関区苫小牧支区に転属してからは、日高本線で運用された。さらに1974年(昭和49年)3月11日3月17日という説もある)に釧路機関区に転属してからは、標津線で運用された。1975年(昭和50年)4月24日の同線無煙化により、同年6月25日付で廃車となった。

しかし、1970年(昭和45年)から千頭駅にてSL動態保存を進めていた大井川鉄道(現・大井川鐵道)で、観光客や愛好家のために日本で唯一の本線用SLを復活させる計画があった。本機がその担当のSLに選定され、1975年11月16日から22日にかけて、同鉄道へ輸送された。動態復元工事を受け、1976年(昭和51年)4月19日付で車両設計が認可され、同年5月18日に試運転を開始。同7月9日に「かわね路号」として営業運転を開始した。これは日本における復活SLの第1号であった。

現在、本機はボイラーと汽笛を、同社が2007年平成19年)9月8日さよなら運転をもって運用を終了したC11 312のものと交換しており、汽笛の音色は同機のものになっている。

2018年(平成30年)現在、単機での牽引は客車4両まで(以前は5両まで)が可能である。

主要諸元

  • 全長 - 12.650 m
  • 全高 - 3.940 m
  • 全幅 - 2.936 m
  • 重量 - 65.85 t
  • 空重量 - 51.69 t

イベント時の改装

SLマン
1998年(平成10年)8月の夏休み限定イベントなどにおいて、塗装や前面が大幅に変更され、『それいけ!アンパンマン』のキャラクター「SLマン」を模した姿に改装された[3]。このときは、車体にアンパンマンの登場キャラクターのフィギュアが装備されており[3]、イベント終了後はフィギュアが新金谷駅のプラザロコに展示保存されている。なお、この改装イベントについては、後述の「SLくん」改装時の車内観光案内にて紹介された。
SLくん
2005年(平成17年)の大井川鐵道創立80周年時に同社職員のアイデアによって生まれ[4]2012年(平成24年)、2013年(平成25年)の夏休み限定イベントとして、大井川鐵道のマスコットキャラクター「SLくん」を模した姿に改装された。車体全面が明るい青色に塗装され、目玉とリボンはヘッドマーク扱いの脱着可能なタイプとした。
きかんしゃトーマス号
2014年(平成26年)の夏休み限定イベントとして開催。ウィルバート・オードリー原作のイギリスの幼児向けテレビ番組『きかんしゃトーマス』とのタイアップ企画で、日本語吹き替え版の総合制作であるソニー・クリエイティブプロダクツとの全面的なパートナーシップの下、登場キャラクターである「トーマス」を模した姿に改装され、「きかんしゃトーマス号」として同年7月12日より運行された。また、大井川鐵道所有のスハ43系客車7両(スハフ42 184・286・304、オハ47 81・380・398・512)がトーマスの牽引する客車「アニー」と「クララベル」を模したオレンジ色に塗装され、専用客車としてリニューアルされたほか、千頭駅構内に静態保存されている9600形蒸気機関車 (49616) が登場キャラクター「ヒロ」(声 - 玄田哲章)を模した姿に改装され、「きかんしゃトーマス号」とのツーショットが行われた。
2014年度の運行は10月12日の貸切運転で終了。その後、元の姿に戻されて同月19日に運用を再開した。
2015年度は6月7日から10月17日まで運行された。また、登場キャラクター「ジェームス」を模した姿に改装されたC56 44との重連運転およびプッシュプルも行われた。
2016年度から2019年度までのきかんしゃトーマス号の運転記録は以下のとおりである。
2016年度 - 6月11日から10月10日まで。
2017年度 - 6月17日から10月9日まで。
2018年度 - 6月9日から10月14日まで。
2019年度 - 6月22日から12月1日まで。
2020年度は『きかんしゃトーマス』の原作出版75周年を記念し、5月から6月にかけて「緑色のトーマス号」が運行される予定であったが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止となった。
同年度の「きかんしゃトーマス号」については、6月26日から10月19日まで運行された。しかし、令和2年7月豪雨の影響で、7月30日下泉 - 田野口間の線路敷横の大井川護岸に損傷が発生したことにより、8月7日からは新金谷 - 家山間の運行となった。そのため、同日からの上り家山発新金谷行き列車は電気機関車牽引で運行された。
2021年度は6月12日から10月18日まで運行される予定で、6月12日から28日までは、「みどりのトーマス号」として運行された。

ギャラリー

関連項目

脚注

  1. ^ JTBパブリッシング『現役蒸気機関車のすべて』p.95
  2. ^ 誠文堂新光社『鉄道画報』No.4 p.47
  3. ^ a b 鉄道ジャーナル』第32巻第10号、鉄道ジャーナル社、1998年10月、90頁。 
  4. ^ 大井川鐵道公式Twitter―2016年2月3日

参考文献

  • 『大井川鐵道オフィシャルガイド』
  • 川根路号写友会『大井川鐵道 蒸気機関車運転25周年記念 写真集 川根路の煙』
  • JTBパブリッシング『現役蒸気機関車のすべて』
  • 交通新聞社『SLダイヤ情報21』

外部リンク