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[[1992年]]、初の[[長編映画|長編]]『[[青春神話]]』を発表。台湾の中時晩報主催の映画賞で最優秀作品賞を受賞。翌[[1993年]]には[[第6回東京国際映画祭]]のヤングシネマ部門ブロンズ賞を受賞した。[[1994年]]、長編2作目の『[[愛情萬歳]]』を発表。[[第51回ヴェネツィア国際映画祭]]のコンペティション部門に出品され、[[金獅子賞]]を受賞。第31回[[金馬奨]]では作品賞と監督賞を受賞した。[[1997年]]には3作目となった『[[河 (1997年の映画)|河]]』を発表。[[第47回ベルリン国際映画祭]]で[[銀熊賞 (審査員グランプリ)|審査員グランプリ]]を受賞。翌[[1998年]]には一部[[ミュージカル映画|ミュージカル]]の要素を取り入れた『[[Hole-洞]]』を発表。[[第51回カンヌ国際映画祭]]で国際映画批評家連盟賞を受賞した。 |
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[[2001年]]、『[[ふたつの時、ふたりの時間]]』を[[フランス]]との合作で製作し、常連の[[李康生|リー・カンション]]の他に[[ジャン=ピエール・レオ]]が出演した。[[2003年]]の『[[楽日 (映画)|楽日]]』は[[第60回ヴェネツィア国際映画祭]]で国際映画批評家連盟賞を受賞した。[[2005年]]の『[[西瓜 (映画)|西瓜]]』では過激な性描写が話題を呼び、国内で年間興行収入第1位となる大ヒットを記録。[[第55回ベルリン国際映画祭]]でも[[銀熊賞 (芸術貢献賞)|芸術貢献賞]]、[[アルフレッド・バウアー賞]]、国際映画批評家連盟賞を受賞した。その後も『[[黒い眼のオペラ]]』([[2006年]])や『[[ヴィザージュ (映画)|ヴィザージュ]]』([[2009年]])を発表した。 |
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[[2013年]]、長編10作目となった『[[郊遊 ピクニック]]』を発表。[[第70回ヴェネツィア国際映画祭]]で[[ヴェネツィア国際映画祭 審査員大賞|審査員大賞]]を受賞し、金馬奨では19年ぶりに監督賞を受賞した。また、本作を最後に商業映画界から引退する意向を示した<ref>{{Cite web|url=http://www.cinematoday.jp/page/N0056242|title=ベネチア激震!宮崎駿に続き2人目…ツァイ・ミンリャン監督が引退を発表【第70回ベネチア国際映画祭】|publisher=シネマトゥデイ|date=2013年9月7日 |accessdate=2014年8月16日 }}</ref>。 |
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2023年2月11日 (土) 11:44時点における版
ツァイ・ミンリャン 蔡明亮 | |||||||||||||||||||||
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(東京フィルメックスにて(2013年)) | |||||||||||||||||||||
生年月日 | 1957年10月27日(67歳) | ||||||||||||||||||||
出生地 | マレーシア クチン | ||||||||||||||||||||
職業 | 映画監督・脚本家 | ||||||||||||||||||||
活動期間 | 1989年 - | ||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||
『愛情萬歳』 『西瓜』 | |||||||||||||||||||||
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蔡明亮 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 蔡明亮 |
簡体字: | 蔡明亮 |
拼音: | Cài Míngliàng |
和名表記: | さい めいりょう |
発音転記: | ツァイ ミンリャン |
蔡 明亮 (ツァイ・ミンリャン、Ming-liang Tsai, 1957年10月27日 - ) は、台湾で活動する映画監督、脚本家。
来歴
1957年10月27日、マレーシアのクチンで生まれた。1977年、20歳の時に台湾に渡った。中国文化大学演劇科で映画と演劇を学んだ後、1984年から脚本家として活動を始め、同時にテレビドラマの演出も手がけた。
1992年、初の長編『青春神話』を発表。台湾の中時晩報主催の映画賞で最優秀作品賞を受賞。翌1993年には第6回東京国際映画祭のヤングシネマ部門ブロンズ賞を受賞した。1994年、長編2作目の『愛情萬歳』を発表。第51回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、金獅子賞を受賞。第31回金馬奨では作品賞と監督賞を受賞した。1997年には3作目となった『河』を発表。第47回ベルリン国際映画祭で審査員グランプリを受賞。翌1998年には一部ミュージカルの要素を取り入れた『Hole-洞』を発表。第51回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した。
2001年、『ふたつの時、ふたりの時間』をフランスとの合作で製作し、常連のリー・カンションの他にジャン=ピエール・レオが出演した。2003年の『楽日』は第60回ヴェネツィア国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した。2005年の『西瓜』では過激な性描写が話題を呼び、国内で年間興行収入第1位となる大ヒットを記録。第55回ベルリン国際映画祭でも芸術貢献賞、アルフレッド・バウアー賞、国際映画批評家連盟賞を受賞した。その後も『黒い眼のオペラ』(2006年)や『ヴィザージュ』(2009年)を発表した。
2013年、長編10作目となった『郊遊 ピクニック』を発表。第70回ヴェネツィア国際映画祭で審査員大賞を受賞し、金馬奨では19年ぶりに監督賞を受賞した。また、本作を最後に商業映画界から引退する意向を示した[1]。
2017年、初のVRコンテンツ作品「家在蘭若寺」を監督したと発表した[2]。
人物
主な監督作品
長編
- 青春神話 青少年哪吒 (1992年)
- 愛情萬歳 愛情萬歳 (1994年)
- 河 河流 (1997年)
- Hole-洞 洞 (1998年)
- ふたつの時、ふたりの時間 你那邊幾點 (2001年)
- 楽日 不散 (2003年)
- 西瓜 天邊一朶雲 (2005年)
- 黒い眼のオペラ 黒眼圏 (2006年)
- ヴィザージュ 臉 (2009年)
- 郊遊 ピクニック 郊遊 (2013年)
- 西遊 西遊 (2014年)
- 日子 日子 (2020年)
短編
- 神様との会話 与神对话 (2001年) オムニバス『三人三色』の一篇
- アクアリウム Aquarium (2004年) オムニバス『ウェルカム・トゥ・サンパウロ』の一篇
- これは夢 是夢 (2007年) オムニバス『それぞれのシネマ』の一篇
- 無無眠 (2015年)
監督以外の作品
主な受賞歴
- 1993年 第6回東京国際映画祭ヤングシネマ部門ブロンズ賞 (『青春神話』)
- 1994年 第51回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞、国際映画評論家賞 (『愛情萬歳』)
- 1994年 第31回金馬奨監督賞 (『愛情萬歳』)
- 1997年 第47回ベルリン国際映画祭銀熊賞 (審査員グランプリ) (『河』)
- 1998年 第51回カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞 (『Hole-洞』)
- 2001年 第38回金馬奨審査員特別賞 (『ふたつの時、ふたりの時間』)
- 2001年 第46回アジア太平洋映画祭作品賞、監督賞 (『ふたつの時、ふたりの時間』)
- 2003年 第60回ヴェネツィア国際映画祭国際映画批評家連盟賞 (『楽日』)
- 2003年 第48回アジア太平洋映画祭審査員特別賞 (『楽日』)
- 2005年 第55回ベルリン国際映画祭銀熊賞 (芸術貢献賞)、アルフレッド・バウアー賞、国際映画批評家連盟賞 (『西瓜』)
- 2013年 第70回ヴェネツィア国際映画祭審査員大賞 (『郊遊 ピクニック』)
- 2013年 第50回金馬奨監督賞 (『郊遊 ピクニック』)
- 2013年 第10回ドバイ国際映画祭監督賞(アジアアフリカ長編部門) (『郊遊 ピクニック』)
- 2013年 第17回タリン・ブラックナイト映画祭審査員特別賞 (『郊遊 ピクニック』)
- 2014年 第48回全米映画批評家協会賞最優秀未公開映画賞(Best Film Still Awaiting U.S. Distribution) (『郊遊 ピクニック』)
関連項目
脚注
- ^ “ベネチア激震!宮崎駿に続き2人目…ツァイ・ミンリャン監督が引退を発表【第70回ベネチア国際映画祭】”. シネマトゥデイ (2013年9月7日). 2014年8月16日閲覧。
- ^ “HTCと蔡明亮監督、VRコンテンツでタッグ”. アジア経済ニュース (2017年7月20日). 2017年7月28日閲覧。
- ^ Erickson, Steve (July 6, 2006), “Planet Queer: MoMA's Global Film Supplement”, GayCityNews.com 2007年5月19日閲覧。