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2020年5月17日 (日) 17:27時点における版
栄東中学校・高等学校 | |
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過去の名称 | 埼玉栄東高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人佐藤栄学園 |
校訓 | 今日学べ |
設立年月日 | 1978年 |
創立記念日 | 1月27日 |
創立者 | 佐藤栄太郎 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
高校コード | 11530E |
所在地 | 〒337-0054 |
北緯35度56分43.5秒 東経139度38分3.7秒 / 北緯35.945417度 東経139.634361度座標: 北緯35度56分43.5秒 東経139度38分3.7秒 / 北緯35.945417度 東経139.634361度 | |
外部リンク | 栄東中学校・高等学校 |
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栄東中学校・高等学校(さかえひがしちゅうがっこう・こうとうがっこう) は、埼玉県さいたま市見沼区砂町にある私立中学校・高等学校。
概要
中高一貫教育の共学校である。高校課程では、志望校や習熟度別にクラスが編成されるようになるため、中学校からの内部進学者(一貫生)と外部からの入学生(高入生)が同一クラスになることもある。校舎敷地はかつての見沼に当たる。
1年次は、高入生においては「東・医クラス」「アルファコース」を設置し、一貫生も同様に「東大クラス」「難関大クラス」と学力別に学級を分けている。また、試験や学期ごとに習熟度別に授業クラスが組まれる(ホームルームクラスと授業クラスは別になることもある)。
主に医学部志望者のために医学部専門予備校である池袋理数セミナーと提携した「医学部コース」も設置されている。
沿革
(沿革節の主要な出典は公式サイト[1])
- 1978年(昭和53年) - 埼玉栄東高等学校として、竣工・開校。
- 1992年(平成4年) - 栄東中学校の開校とともに校名を栄東高等学校へ改称、中高一貫教育を開始。
- 1994年 - 共学化。
- 1997年 - 従来、学科コースは、普通科として「特進コース」と「進学コース」が設けられていたが、「特進コース」を「アルファコース」へ改称(入試枠新設)、「進学コース」との新2コース制を導入(1999年「進学コース」は「アドバンスコース」に名称変更)。
- 2002年 - 校舎棟増築建設工事が完了。高校校舎の西側にあったさいたま市北区の栄東中学校を移転し、中高が完全統合された(旧栄東中学校校舎には、さとえ学園小学校を新設)。
- 2003年 - 第四校舎建設工事竣工。
- 2008年 - 総合グラウンド(野球場)落成(8月)。佐藤栄学園第二代理事長に佐藤孝司が就任(11月)。第二代校長に田中淳子が就任(12月)。
- 2011年 - 東日本大震災の後、生徒避難訓練の開始。第二校舎耐震化工事竣工。
- 2012年 - 第二代理事長佐藤孝司の急逝に伴い、佐藤栄学園第三代理事長に森山憲一が就任。
- 2014年 - 第五校舎建設工事竣工。
- 2016年 - 第六校舎建設工事竣工。
- 2017年 - 購買部移転。
設備
- 校舎
第1校舎、第2校舎、第3校舎、第4校舎、第5校舎、第6校舎と呼ばれる6棟の校舎が存在する。また、他に食堂棟、講堂棟、体育館棟、プール棟が存在する。
- 付帯設備
総合グラウンド・南グラウンド・栄東天満宮・室内温水プール・食堂・講堂・瑞想庵・体育館・図書館・テニスコート・アーチェリー場・駐輪場・駐車場
- 校外施設
会津田島寮・今井浜寮・軽井沢セミナーハウス・佐久林間学校・佐藤栄学園イギリス校(2018年現在はない)[要出典]・那須セミナースクール・二本松セミナー
生活
- 教育理念
- 校訓 - 「今日学べ(こんにちまなべ)」
やるべきことを先延ばしせず、今すぐ行うべきということである。
- 建学の精神 - 「人間是宝(にんげんこれたから)」
しっかりと学び、社会に役立つような人材になるのが理想ということである。
- 学習実践五訓
朝8:35より毎日生徒がHRで以下の内容を唱和する。
一、真剣な心を持ち、生徒としての道を正しく行おう。
一、学習に喜びを求め、自己開発に努力しよう。
一、けじめある学習を行い、創意工夫の力を育てよう。
一、「成せば為る」の信念を持って可能性に挑戦しよう。
一、今日のことは今日やり、勉強も仕事も明日に残さぬよう努めよう。
なお、佐藤栄学園ではどの高校においても「朝の言葉」と題した五訓が存在するが、内容は校風や指導方針によって異なっている。
- 分別
高校1年次段階で進路調査を頻繁に行うとともに、高校2年に進級時に文系理系でクラスが分かれる。
- 生徒指導
- 冬服と夏服は指定された期間には必ず着用しなくてはならない(ただし、衣替えの前後1か月は移行期間として夏冬どちらの制服でもよい)。
- 夏の間で、特別に許可が降りた場合「スーパークールビズ」と呼ばれる、半袖短パンの着用が登下校時を除く学校生活で可能となる。期間は年度によって違う。
- 頭髪については、髪染め禁止のほかに、男子は耳に髪がかからないこと、女子は肩にかかる髪については縛ることが義務付けられている。以上の項目を検査する「頭髪検査」が定期的に行われている。
- その他にも、化粧・自動車等運転免許取得・アルバイト等は原則禁止されている。
- 部活動や文化的な活動は推奨されている。
- 食事
中学では教室において完全給食が実施されている。高校生は弁当や食堂で販売している食事を、教室または食堂で食べる。土曜日や試験期間中に限り中学生も食堂利用が可能である。
- SHIP
SHIPとは栄東インターネットプログラム(Sakae Higashi Internet Program)の略で、連絡事項・学習教材・成績等を閲覧できる。USB型のセキュリティトークンの認証と各個人のパスワードによってログインが可能。 2015年からは、セキュリティトークンの代わりに各個人のIDが発行されていれる。
- 駐輪場
自転車通学の場合、駐輪場の利用料は年間7,200円[要検証 ]である。また、自転車の後ろに貼るステッカーは1枚300円である。
- RGBサリヴァン
2009年度まで契約していた高校生用の学校内予備校。前理事長の佐藤栄太郎の発案であり、死去するとすぐにRGBサリヴァンとの契約は打ち切られた。
- SCC(栄東キャリアクラブ)
RGBサリヴァンの後継となる校内予備校。通常授業との融合をコンセプトに実施されている。2011年度末を持って廃止される予定であったが、自習時間の拡充や、BANSと呼ばれる担任以外の教師によるセカンドオピニオンシステムを採用して存続した。高校で行うプログラムの中でも最も力の注がれているプログラムである。基本的には、6、7限終了後の放課後を使い、最終下校時刻の21:30まで授業を行う。高校1年次は東大コースのみ、高校2年次からは全クラスで開講される。高校3年次には細かく志望校別にプログラムが組まれる。加入は任意である。
行事
- 文化祭
- 6月に中高合同で行われる。
- 運営は主に生徒会と文化祭実行委員会によってなされている。
- 東日本大震災発生の翌年度より、利益は慈善活動に寄付されている。
- 年間の来場者は2日間で約1万人と大盛況である。特に、クイズ研究部が行う招待試合には体育館に約3000人が集まる一大イベントである。
- 体育祭
- 6月に埼玉県上尾運動公園陸上競技場において中高合同で行われる。伝統行事として中学生全員による「集団演技」、高校生男子有志による「マスゲーム」、高校生女子有志による「よさこい」が挙げられる。
- 体育祭は本来9月の中旬〜下旬の間に行われていたが、同校の教育制度改革に伴い、2007年度より6月に実施となった。
生徒数の減少により2008年度より中学生は男女合同での集団演技となった。
- 中学生は後述の創作ダンスに参加している。平成29年度より、高いタワー等がつくられることはなくなっている。
- 高校生男子は有志によってマスゲームが行われている。過去では中学生男子は全員参加していた。
- 高校生女子も有志によりよさこいソーラン節が行われる。
文化祭と体育祭の間隔は2週間のみである。「高校3年生は2学期以降は受験勉強に集中して欲しい」という指導方針からである。
部活動
- 運動部
アーチェリー部(中高) 剣道部(中高) 男女テニス部(中高) 男子サッカー部(中高) 水泳部(中高) ソフトボール部(高校) 卓球部(中高) 女子チアリーディング部(中高) 男女バスケットボール部(中高) 柔道部(中高) 男女バドミントン部(高校) 男女バレーボール部(中高) 男子野球部 男子アメリカンフットボール部(高校) 陸上部(中高)
- 過去には高校に「栄東御輿会」が存在し、文化祭において活動していた。しかし、担当教員が他校へ移ったため今は存在しない。
- 文化部
コーラス部 美術部 書道部 理科研究部(高校) 理科学部(中学) 吹奏楽部 茶道部 クイズ研究部 囲碁将棋部 社会科研究同好会 数学研究同好会 鉄道研究部 園芸部
- 顕著な活動
- 高校野球部は、2004年全国高等学校野球選手権埼玉大会において初のベスト8へ進出。さらに春季大会では浦和学院高等学校に決勝戦で敗退したものの準優勝になり、関東大会へ出場した。
- アーチェリー部は、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)常連校である。
- コーラス部
- NHK全国学校音楽コンクールにおいて、2006年から3年連続で中学校が全国大会に出場し、2008年には銅賞を受賞している。
- 全日本合唱コンクールにおいては中学校が過去8度(2003、05、06、07、09、10、12、13年)全国大会に出場し、金賞4回、銀賞2回、銅賞2回を受賞。特に2012年には文部科学大臣賞も併せて受賞した。高等学校も過去1度(2007年)全国大会に出場し、銅賞を受賞している。
- 中学水泳部は、メドレーリレー(2010年、2011年)、50m自由形(2010年、2011年(準優勝))、100mバタフライ(2011年)、100m平泳ぎ(2019年)で全国中学校水泳競技大会出場、関東大会メドレーリレー入賞(2018年)など。高校水泳部はインターハイ(2014年、2016年)出場。また、関東高校の常連校である。ジュニアオリンピックにも数度出場している。2015年には、紀の国わかやま国体の少年メドレーリレーで優勝している。顧問は元日本記録保持者である。
- クイズ研究部
- 創部1年目の2012年、2014年、2015年、2016年、2017年、2019年に全国高等学校クイズ選手権全国大会に出場。2016年には準優勝を果たしている。(優勝は灘高等学校)
- 2012年、2014年、2015年、2017年、2019年には金融経済中心のエコノミクス甲子園でも全国大会への出場を果たした。2020年に開催された全国大会では、決勝まで進み、第5位であった。
- 全国高校生食育王選手権においても、2015年に2チームが全国大会への出場を果たした。
- 2018年8月開催の第1回ニュース・博識甲子園(全国高等学校総合クイズ大会)において、初代王者となった。2019年も出場を果たした。
著名な出身者
- 小林大輔 - 柔道選手
- 小松秀行 - 元ORIGINAL LOVEベーシスト・音楽プロデューサー(第39回 日本レコード大賞 ベストアルバム賞)
- 工藤慎太郎 - シンガーソングライター(第39回 日本有線大賞 新人賞受賞)
- 竹内真理 - フリーアナウンサー
- 中山雅行 - 元プロ野球選手、投手(千葉ロッテマリーンズ、アメリカ独立リーグ)
- 雫有希 - プロレスラー、アマチュアレスリング選手
- 月央和沙 - 元宝塚歌劇団花組
- 柳澤明希 - 2020東京オリンピック、アーティスティックスイミング日本代表(内定)
交通
東大宮駅西口から徒歩12分
脚注
関連項目
- 佐藤栄太郎(初代理事長)
- 生徒諸君!(1980年-1981年放送のテレビ朝日系連ドラ版にて本校をロケ地として使用)
- 開智小学校・中学校・高等学校
- 川越東高等学校
- 淑徳与野中学校・高等学校
- さとえ学園小学校
- 埼玉栄中学・高等学校
- 花咲徳栄高等学校
- 栄北高等学校