座小田豊
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座小田 豊(ざこた ゆたか、1949年 - )は、日本の哲学研究者。東北大学名誉教授。専門は西洋近代哲学、特にドイツ観念論の研究。[出典:https://cir.nii.ac.jp/crid/1050282677743411584]
経歴
[編集]1949年、福岡県戸畑市(現・北九州市戸畑区)に生まれる。1968年福岡県立戸畑高校卒業、1973年、東北大学文学部を卒業。1978年、東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
東北大学文学部助手から弘前大学教養部助教授、東北大学大学院国際文化研究科助教授を経て、1999年東北大学文学部教授となる。2015年に東北大学を定年退職、現在は東北大学の総長特命教授を務める。
著書
[編集]共・編著
[編集]- 『ヘーゲル――時代との対話』《講座〈ドイツ観念論〉第5巻》(廣松渉ほかと共著)弘文堂、1990年
- 『ヘーゲル哲学への新視角』(加藤尚武ほかと共著)創文社、1999年
- 『ヘーゲル――知の教科書』(今村仁司と共編)講談社《講談社選書メチエ》、2004年
- 『今を生きる――東日本大震災から明日へ!第一巻人間として』(尾崎彰宏と共編)東北大学出版会、2012年
- 『ヘーゲル『精神現象学』入門』(加藤尚武ほかと共著)講談社《講談社学術文庫》、2012年
- 『防災と復興の知――3.11 以後を生きる』(田中克、川崎一朗と共著)大学出版部協会、2014年
- 『生の倫理と世界の論理』(栗原隆と共編)東北大学出版会、2015年
- 『自然観の変遷と人間の運命』(編著)東北大学出版会、2015年
訳書
[編集]- I.フェッチャー『ヘーゲル――その偉大さと限界――』(加藤尚武と共訳)理想社、1978年
- ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル「国家体制論」(山崎純と共訳)、『現代思想』臨時増刊号、第6巻第16号、1978年12月
- D・ヘンリッヒ『神の存在論的証明』(須田朗、中村文郎、本間謙二と共訳)法政大学出版局、1986年
- D・ヘンリッヒ『フィヒテの根源的洞察』(小松恵一と共訳)法政大学出版局、1984年
- K.F.von ヴァイツゼッカー『時は迫れり――現代世界の危機への提言――』法政大学出版局、1988年
- H.G.ガダマー『科学の時代における理性』(本間謙二と共訳)法政大学出版局、1988年
- W・パネンベルク『形而上学と神の思想』(諸岡道比古と共訳)法政大学出版局、1990年
- 『フィヒテ‐シェリング往復書簡』(後藤嘉也と共訳)法政大学出版局、1990年
- W・パネンベルク『神の思想と人間の自由』(諸岡道比古と共訳)法政大学出版局、1991年
- H・ハイムゼート『近代哲学の精神』(後藤嘉也、須田朗、宮武昭、本間謙二と共訳)法政大学出版局、1995年
- 『続ヘーゲル読本――翻訳篇・読みの水準――』(加藤尚武・座小田豊共編訳)法政大学出版局、1997年
- G.W.F.ヘーゲル『イェーナ体系構想、精神哲学草稿 I(1803 - 1804年)・II (1805 - 1806年)』(加藤尚武、栗原隆、滝口清栄、山崎純と共訳)法政大学出版局、1999年
- H・ブルーメンベルク『コペルニクス的宇宙の生成』第一巻(小熊正久、後藤嘉也と共訳)法政大学出版局、2002年
- E・フィンク『存在と人間――存在論的経験の本質について――』(信太光郎、池田準と共訳)法政大学出版局、2007年
- H・ブルーメンベルク『コペルニクス的宇宙の生成』第二巻(小熊正久、後藤嘉也と共訳)法政大学出版局、2008年
- J.G.フィヒテ『道徳論の体系一八一二年』、『フィヒテ全集』第21巻所収、晢書房、2009年
- H・ブルーメンベルク『コペルニクス的宇宙の生成』第3巻(小熊正久、後藤嘉也と共訳)法政大学出版局、2011年
- W・イェシュケ『ヘーゲル・ハンドブック』(久保陽一、島崎隆、山口誠一、高山守、神山伸弘と共監訳)知泉書館、2016年