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外薗昌也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
琉伽といた夏から転送)
ほかぞの まさや
外薗 昌也
生誕 (1961-02-16) 1961年2月16日(63歳)
日本の旗 日本宮崎県
国籍 日本
職業 漫画家
活動期間 1980年頃 -
ジャンル 漫画原作者
代表作 犬神、鬼畜島
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外薗 昌也(ほかぞの まさや、 1961年2月16日 - )は、日本男性漫画家漫画原作者鹿児島出身。

息子に漫画プロデューサーの外園史明がいる。

来歴

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1980年、19歳の時に投稿した「鏡四郎! 鏡四郎! 」で第1回月刊少年チャンピオンニューまんが賞ギャグ部門の佳作を受賞。同作品が『月刊少年チャンピオン』(秋田書店)1980年12月号に掲載されデビュー。当時は、草冠のない外園 昌也名義だった。以降は主にSF漫画ホラー漫画を描く。

1990年代半ば頃から『月刊アフタヌーン』『モーニング』(いずれも講談社)で作品を発表。ラブコメディ作品として書いた原作に基づく「ガールフレンド」は、2003年に『ヤングジャンプ増刊』(集英社)に掲載され、『ヤングジャンプ』(同)で不定期連載となった。

代表作は『犬神』。2012年には文章による実話怪談本『赤異本』(竹書房文庫)を刊行、漫画元気発動計画による電子書籍漫画映像Domix作品として『見上げる子』(原作・黒史郎、音楽・カールマイヤー)を発表。2014年には『赤異本』の舞台化も発表された。

作品リスト

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  • 鏡四郎! 鏡四郎!(『週刊少年チャンピオン』掲載分)
  • 鏡四郎がゆく(『月刊少年チャンピオン』掲載分・原題は「鏡四郎! 鏡四郎!」)
  • Silent runner 全1巻
  • ラグナ年代記シリーズ
    • ラグナ通信 全1巻, 1983 東京三世社
    • ラグナ戦記 全1巻, 1985 白泉社
    • 青の時代 全1巻, 1985 白泉社
    • 雨の法則 全1巻, 1986 白泉社
    • やさしい機械 全1巻, 1988 新書館
    • ラグナ通信 全1巻, 2002 大都社 (「今夜は音楽祭です」と「ナサニエル月へ行く」以外、内容は1983版と異なります)
  • 最後の竜に捧げる歌(原作:手塚一郎
  • V・O・I・C・E
  • エンヴリオン 全3巻
  • 聖なる侵入 全2巻
  • ギア・アンティーク - コミック版 全2巻
  • ワイズマン 全4巻
  • Dr.モードリッド 全1巻
  • 犬神  全14巻
  • 琉伽といた夏 全4巻
  • エマージング 単行本全2巻、電子書籍全3巻
  • わたしはあい  全3巻
  • ガールフレンド(作画:別天荒人) 全5巻
  • 明日泥棒(漫画:別天荒人) 全4巻
  • カグツチ(シリーズ構成担当、原作・監修:石黒耀、漫画:正吉良カラク) 全2巻
  • 赤い妹 全1巻
  • 異能怪談シリーズ (作画:高港基資
    • 赤異本
    • 黒異本
    • 白異本 全3巻
    • 闇異本
  • インソムニア(『電撃コミックジャパン』連載)
  • 天審 〜WORLD WAR ANGEL〜(作画:久世蘭、『月刊少年ライバル』)
  • 鞍馬天狗(原作:大佛次郎) 全1巻
  • 見上げる子(原作:黒史郎
  • 脳男(原作:首藤瓜於
  • 蟲姫(漫画:里見有)全3巻
    • 蟲姫2 蛭子(作画:里見有、『COMIC OGYAAA!!』2024年9月27日[1] - )
  • 鬼畜島
    • 臓物島 全4巻
    • 恋する鬼畜島 全2巻
    • 夢見る鬼畜島
  • 幕末狂想曲RYOMA 全3巻
  • 殺戮モルフ(作画:小池ノクト、『ヤングチャンピオン』2017年No.5 - 2019年No.5、第1部完) 全4巻
  • パンプキンナイト(作画:谷口世磨)
  • 死のゲーム(作画:pikomaro) 全1巻
  • 鬼畜アベンジャーズ
  • 行け!自衛隊犬・金剛丸!(『MAMOR』2012年4月号 - 2012年7月号) - 防衛省広報誌に掲載。東日本大震災に出動した警備犬の活動を描いた。全4話(1話は8ページ、2話から4話は各5ページ)。
  • アミとクロコの百物語(監修担当。原案:アミ、漫画:鯛夢、『LINEマンガ』2019年 - 2020年)
  • 犬神Re(作画:志水アキ、『LINEマンガ』2020年 - )- 『犬神』のリメイク。既刊3巻。

メディア化作品

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特徴

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初期の作品では師弟関係にある「藤原カムイ」の名前が見受けられる(藤原カムイは『雷火』『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』の作者)。また、この頃の作品には昔のおとぎ話のような、ファンタジー系の漫画が多い。主に「ラグナ」という架空の世界を舞台にした人間ドラマが繰り広げられる。この時期は宮沢賢治に傾倒していた時期でもあり、作品名やあとがきには宮沢賢治を題材にしたものが多く見られる。

その後、『聖なる侵入』では旧約聖書の「マリアの処女懐胎」を題材に漫画を発行するが、あとがきにもあるように宗教団体からの圧力もあったためか2巻の発刊のみに終わっている(これは藤原カムイの『旧約聖書』も同じであり、こちらも2巻で事実上途中で終了している)。

後半、『犬神』で大きく画風が変わり、最近の流れとなる。『琉伽といた夏』では各副題にSF小説の題名を使うなど、SFに対する思い入れもあると感じられる(ロバート・A・ハインライン夏への扉』、牧野修『MOUSE』等々)。

家族・親族

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息子は漫画プロデューサーの外園史明。娘は『カオルの大切なモノ』での脚本・作画を担当しているミジンコ。

アシスタント

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脚注

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  1. ^ 外薗昌也×里見有が描くホラー「蟲姫」続編始動、新たに現れた不気味な少女の正体は”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年9月27日). 2024年9月27日閲覧。
  2. ^ * 「赤異本」 - プレスリリースZERO

外部リンク

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