琴塚古墳
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琴塚古墳 | |
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1975年撮影の航空写真 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成 | |
所属 | 琴塚古墳群 |
所在地 | 岐阜県岐阜市琴塚3-5-37 |
位置 | 北緯35度25分5.47秒 東経136度48分53.07秒 / 北緯35.4181861度 東経136.8147417度 |
形状 | 前方後円墳(二重壕あり) |
規模 |
全長115m 後円部高さ10.5m |
出土品 | 埴輪、勾玉、金環耳環など |
築造時期 | 5世紀 |
被葬者 |
伝・五十琴姫命 (景行天皇妃) |
史跡 | 1934年(昭和9年)国指定 |
地図 |
琴塚古墳(ことづかこふん)は、岐阜県岐阜市にある前方後円墳。岐阜県内では3番目の大きさである(1位は大垣市の昼飯大塚古墳)。5世紀頃の古墳である。1934年(昭和9年)8月9日、国の史跡に指定されている。
被葬者は景行天皇の后、五十琴姫命と伝えられ、琴塚の名もこれに由来する。
概要
[編集]長良川南岸の岐阜市から各務原市にかけての地域に、柄山古墳(全長91メートル)、南塚古墳(全長65.6メートル、消滅)土山古墳(全長58メートル、消滅)などの前方後円墳、円墳で形成された琴塚古墳群が所在した。
本古墳は、この古墳群中の1基であり、岐阜市東部、金華山の南東に広がる低位台地の東端に位置する[1]。二重の濠をもち、現在知られている古墳のうちでは県内第3位の規模である。現在は外濠は埋め立てられており、北西と東側に痕跡は残っている。内濠は築造時のままである。未発掘のため内部構造は不明である。墳丘は三段築成、葺石、円筒埴輪をもつ。墳丘の両側に造り出しが対称に設けられている。定型化が進んだきわめて整った形をしている。
構造
[編集]- 墳形:前方後円墳(葺石・埴輪も残る)
- 規模
- 全長:約115メートル(外濠を含めた古墳全長は194メートル)
- 後円部径:69メートル、後円部高さ 10.5メートル
- 前方部幅:74.2メートル、前方部高さ 7.5メートル
- 内濠幅:18~20メートル、外濠幅 7.2メートル、内堤の平均幅 14.5メートル
- 主な出土品
所在地
[編集]交通アクセス
[編集]最寄りバス停
[編集]- 岐阜バス・岐阜関線、大洞団地線など 「琴塚」バス停から東へ徒歩で約4分。
- 同 尾崎団地線 「佐兵衛新田」バス停から北へ徒歩で約4分。
- 長森ふれあいバス(岐阜市コミュニティバス) 「新田公民館前」バス停から東へ徒歩で約1分。
JR岐阜駅からのアクセス
[編集]- JR岐阜駅バスターミナル・14番のりばから、系統番号がB60以上のバスに乗車し、「琴塚」バス停で下車。
- JR岐阜駅バスターミナル・15番のりばから、B55~B59のバスに乗車し、「佐兵衛新田」バス停で下車。
名鉄岐阜駅からのアクセス
[編集]- 岐阜バスターミナル・Dのりば または 名鉄岐阜のりば・4番のりばから、B60以上のバスに乗車し、「琴塚」バス停で下車。
- 名鉄岐阜のりば・4番のりばから、B55~B59のバスに乗車し、「佐兵衛新田」バス停で下車。