生田原
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生田原 | |
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ちゃちゃワールド | |
国 | 日本 |
都道府県 | 北海道 |
市町村 | 遠軽町 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
099-0701 |
市外局番 | 0158[1] |
ナンバープレート | 北見 |
生田原(いくたはら)は北海道紋別郡遠軽町にある地名(町字)。
概要
[編集]旧生田原町については「生田原町」を参照
狭義の「生田原」は旧生田原町の役場が置かれた市街(遠軽町生田原)を指すが、生田原町他の新設合併により誕生した遠軽町(新)では、旧生田原町の町字で「生田原」を含まないものに関しては、生田原を冠した名称に変更されている。
地名の由来
[編集]→「生田原川」も参照
生田原を冠した遠軽町の町字
[編集]旧生田原町の9の字に冠される[2]。生田原地域の字名は1944年(昭和19年)2月11日に、生田原村(当時)で実施された字名の整理・行政区との区画不一致解消に伴い改名して成立したもので、大半は当時の村長が神道の「大祓詞(祝詞のひとつ)」に因んだ字名を選び命名した[3]。
現町字名 | よみ | 旧町字名 | 由来 |
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生田原 | いくたはら | 生田原 | 旧地名を踏襲。北海道庁からは下略して「生田(いくた)」とする提案もあったが、「田と原を生む生産性に富んだ中心地にふさわしい地名」という地元の主張から決定した。 |
生田原旭野 | いくたはらあさひの | 旭野 | 字名改称前からの旧名を踏襲。旭峠に通じる高台地帯であるため、「高天原」から引用した「高天」の名称も考えられたが、従来名でも「眺望ひらけ旭日昇る地」として通じるものがあるとして踏襲した。 |
生田原伊吹 | いくたはらいぶき | 伊吹 | 当初は「科戸(しなど)」の名称も考えられたが、関連の深い八重地区とあわせ、「八重雲を伊吹放たん」から命名。 |
生田原岩戸 | いくたはらいわと | 岩戸 | 白土や鉱石を産出するため、「天岩戸」から命名。 |
生田原清里 | いくたはらきよさと | 清里 | 美林が繁茂していることから、「繁木(しげき)」とも考えられたが、生田原川上流の清玲の里であることから「清め給え」より命名。 |
生田原豊原 | いくたはらとよはら | 豊原 | 「広大で平坦で肥沃な農耕地」であることに因み、「豊芦原」を略して名付けたものである。当初は「益人(ますと)」の名称も考えられていた。 |
生田原水穂 | いくたはらみずほ | 水穂 | 村で最も広大な農耕地であり、開拓の発祥地であるため、「瑞穂国(日本国の美称)」の漢字を平易にして命名。 |
生田原八重 | いくたはらやえ | 八重 | 当初は「御霧(みぎり)」の名称も考えられたが、関連の深い伊吹地区とあわせ、「八重雲を伊吹放たん」から命名。 |
生田原安国 | いくたはらやすくに | 安国 | 当地が佐呂間川沿いに往来する人々の休息の地であり、付近が豊穣な農耕地であることから、「安国と平けく」の部分を引用し命名。 |
脚注
[編集]- ^ 総務省総合通信基盤局電気通信事業部電気通信技術システム課番号企画室 (2014年4月3日). “市外局番の一覧” (PDF). 総務省. p. 1. 2016年5月4日閲覧。
- ^ “北海道 紋別郡遠軽町の郵便番号”. 日本郵便. 2022年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月13日閲覧。
- ^ 生田原町史編さん委員会 編『生田原町史』生田原町、1981年、102-103頁。doi:10.11501/9570602 。2022年11月20日閲覧。