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田島政次

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
田島 政次 Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Masaji TAJIMA [1]
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技(跳躍競技・短距離走)
種目 三段跳
走幅跳
100m走
400mリレー
大学 中央大学
生年月日 (1929-04-05) 1929年4月5日(95歳)
生誕地 日本の旗 日本 佐賀県
獲得メダル
陸上競技
アジア競技大会
1951 ニューデリー 走幅跳
1951 ニューデリー 400mリレー
1954 マニラ 400mリレー
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田島 政次(たじま まさじ、1929年4月5日[2] - )は、日本の陸上競技選手。

1952年ヘルシンキオリンピックでは走幅跳100m走1956年メルボルンオリンピックでは走幅跳400mリレーに出場した。

経歴

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佐賀県佐賀郡久保田村(現在の佐賀市久保田町)生まれ[3]。小学校時代にオリンピックの記録映画を見、オリンピック出場を志したという[4]。佐賀県立佐賀工業学校(現在の佐賀県立佐賀工業高等学校)機械科に入学し、本格的に走幅跳を始めた[3]

1947年に佐賀工業学校を卒業し、いったん社会人となったのち、中央大学に入学[3]。中央大学在学中の1950年から1953年にかけ、日本陸上競技選手権大会の走幅跳種目を4連覇した[3]

1951年の第1回アジア大会(ニューデリー)では、走り幅跳びで金メダルを獲得、また400mリレー細田富男・田島政次・大橋敏宏生駒一太)でも優勝した[4][5][6][注釈 1]

1952年のヘルシンキオリンピックでは、走幅跳100m走に出場。100m走では予選落ちしたが[1]、走幅跳では7.00mを記録して10位と健闘した[3][1]

1954年アジア競技大会(マニラ)では、400mリレー(TAKATANI Yoshihiro・田島政次・細田富雄・清藤亨)で金メダルを獲得した[5][6][注釈 1]

大学卒業後、いったんは陸上競技を引退したが[4]、1956年のメルボルンオリンピックでは、走幅跳400mリレーに出場した[1](オリンピック時の所属は読売新聞社[1])。走幅跳びでは7m11を跳ぶものの予選落ち。400mリレー(赤木完次潮喬平清藤亨・田島政次)も予選落ちとなった[1]

その後は日本オリンピック委員会(JOC)で広報などを担当した[4]。2018年には、メダルやユニフォームなどを母校の佐賀工業高校に寄贈した[3]

脚注

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注釈

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  1. ^ a b 西日本新聞の記事(2018年10月4日付)[3]では「51、55年アジア大会は、走り幅跳びでそれぞれ金、銀メダルを獲得。400メートルリレーにも出場し、同じく銀、金メダルに輝いた。」とある(「55年アジア大会」は錯誤。アジア大会は第2回(1954年)大会以降4年に1度の大会となっているが、第2回大会は第1回大会の3年後開催であった)。東京新聞の記事(2019年7月24日付)[4]では1951年大会において「走り幅跳びで優勝、四百メートルリレーで2位」とある。いずれも本人に取材した記事であり、西日本新聞記事には母校に掲載されたメダル現物の写真も掲載されている。

出典

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  1. ^ a b c d e f Japanese Delegation of Athletics Team : Rio de Janeiro 2016” (PDF). 日本陸上連盟. p. 29, 35-36 (2016年). 2020年10月9日閲覧。
  2. ^ Masaji Tajima”. Sports-Reference.com. 2020年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月10日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g “母校に贈るメダル…込められた後輩への思い 五輪で活躍、陸上の田島政次氏”. 西日本新聞. (2018年10月4日). https://www.nishinippon.co.jp/item/n/454835/ 2020年10月9日閲覧。 
  4. ^ a b c d e “陸上にかけた熱い思い語る ヘルシンキ、メルボルン五輪出場 千葉市の田島政次さん(90)”. 東京新聞. (2019年7月24日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/988 2020年10月9日閲覧。 
  5. ^ a b ASIAN GAMES”. gbrathletics.com. 2020年10月18日閲覧。
  6. ^ a b Athletics - Medallists from previous Asian Games - Men - Track - Relays”. The 17th Incheon Asian Games Organizing Committee. 2014年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月10日閲覧。

関連項目

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