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甲南インターチェンジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
甲南インターチェンジ
甲南IC料金所
所属路線 E1A 新名神高速道路
IC番号 5
料金所番号 01-264
本線標識の表記 甲南
起点からの距離 51.5 km(四日市JCT起点)
甲賀土山IC (10.2 km)
(6.7 km) 信楽IC
接続する一般道
滋賀県道343号標識
滋賀県道343号甲南インター線
供用開始日 2009年平成21年)3月20日
通行台数 4,067台/日(2018年度)[1]
所在地 520-3313
滋賀県甲賀市甲南町新治677-1
北緯34度54分51.45秒 東経136度9分12.95秒 / 北緯34.9142917度 東経136.1535972度 / 34.9142917; 136.1535972
備考 甲南PA併設(ICとPAの相互利用は不可)
滋賀県警察高速道路交通警察隊甲南分駐所併設
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甲南インターチェンジ(こうなんインターチェンジ)は、滋賀県甲賀市甲南町新治にある新名神高速道路インターチェンジ地域活性化インターチェンジ)である。

概要

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当時の甲賀郡甲南町に建設の要望を受けた滋賀県が2003年国土交通省に建設を申請し、翌年の2004年に認可され地域活性化ICとして建設されることが決まり、滋賀県と西日本高速道路(NEXCO西日本)が建設した関西初となる地域活性化ICとなった。総事業費49億円のうち、滋賀県が34億円(約50%を国からの補助金で支出)を、NEXCO西日本が15億円を負担した。建設時には信楽ICから国道307号を経由し当ICまで10分で到着でき、時間短縮の面では効果が薄かったため、予算の妥当性に疑問があった[2]

供用前の2009年2月6日には、高速道路での逆走をカーナビゲーションで防止するシステムの実証実験を、当ICのランプ(甲南Cランプ)で日産自動車がNEXCO西日本の協力を得て実施した[3]

当初予定よりも約1年前倒しされた2008年2月23日の新名神高速道路亀山JCT - 草津田上ICの開通時には工事が終わっていなかったため、1年1か月後の2009年3月20日に開通した。

本線への流入ランプ分岐地点の←京都 大阪の方向案内標識の下に←名神の補助案内標識が、→名古屋 伊勢の方向案内標識の下に→東名阪伊勢道の補助案内標識が設置されている。

滋賀県警察高速道路交通警察隊甲南分駐所が併設されている(新名神部分開通を前に滋賀県警高速道路交通警察隊の本隊が名神高速道路彦根ICから栗東ICに移転)。

開通直後の通行台数は約3,800台[4] で、西日本高速道路が予想した一日の平均通行台数の3,000台を800台程度上回った。

併設する甲南PA

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ICとPAの相互利用が不可能なことを示す案内標識(黄色の標識が連続的に設置)

高速道路本線への流入出は甲南PAと同じランプを共用し、甲南PAを挟みランプ内に当ICとの合流点と分岐点が設置された。そのため大津IC/SA等とは異なり、構造上は当ICと甲南PA間を上下線流出入問わず移動することができない。このことを事前に知らせるため、本線の上り線は甲南トンネル手前から甲南IC/PA流出ランプにかけて、下り線は竜法師跨道橋手前から甲南IC/PA流出ランプにかけて、甲南IC/PAの構造を知らせる案内標識が数箇所に設置され、上記の案内標識や甲南IC/PAへの出口案内標識には「PA利用後は甲南インターへは出られません」という黄色の案内標識が連続的に設置されている。また滋賀県道343号甲南インター線と当ICから本線への流入ランプには「甲南インターから甲南PAはご利用できません」や「ここから甲南PAはご利用できません」という案内標識が数箇所に設置されている。

元来、建設計画時に国土交通省と滋賀県警察が安全対策としてこのような相互利用ができない構造での施工が検討され採用されたが、供用開始後に利便性の面などから甲賀市が、PA利用後にICへ流出できる構造にする改良工事をNEXCO西日本や滋賀県などの関係機関に要望している。構造的にはPAからICへの流出路の新設工事は可能となっている。

甲賀市へのアクセス

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新名神高速道路において甲賀市街に最も近いICとなっている[5]

歴史

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  • 2004年平成16年)
  • 2005年(平成17年)7月11日:工事着手。
  • 2008年(平成20年)
    • 4月1日:暫定税率失効により工事中断。
    • 5月1日:暫定税率復活により工事再開。
  • 2009年(平成21年)
    • 2月6日:供用前に日産自動車がカーナビゲーションで高速道路の逆走を防止する実証実験を実施。
    • 3月20日:10時より開通記念式典を挙行、15時開通[6]
    • 7月13日:事故防止のためETC開閉バーの開くタイミングを従来より0.5-1秒遅らせる措置を導入[7]

周辺

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接続する道路

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料金所

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  • ブース数:4

入口

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  • ブース数:2
    • ETC専用:1
    • ETC・一般:1

出口

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  • ブース数:2
    • ETC専用:1
    • ETC・一般:1

ギャラリー

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E1A 新名神高速道路
(3)亀山西JCT - 土山SA/BS - (4) 甲賀土山IC - (5) 甲南IC/甲南PA - (6) 信楽IC - (7) 大津JCT - (8) 宇治田原IC(事業中)

脚注

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  1. ^ 滋賀県統計書 平成30年度(2018年度) 高速道路インターチェンジ別出入交通量” (PDF). 滋賀県総合企画部統計課 (2020年3月13日). 2021年1月23日閲覧。
  2. ^ 報道ステーション2008年4月2日放送分)
  3. ^ 高速道路における逆走事故とその対策について” (PDF). 道路新産業開発機構. 2012年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月12日閲覧。
  4. ^ こうか市議会だより第18号2009年5月1日発行 新名神地域振興特別委員会「甲南インターを生かそう」
  5. ^ 甲賀市へのアクセス/甲賀市”. www.city.koka.lg.jp. 2022年4月25日閲覧。
  6. ^ 新名神高速道路 甲南インターチェンジが平成21年3月20日(金曜・祝日)に開通します”. NEXCO西日本 (2009年1月27日). 2009年2月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年2月16日閲覧。
  7. ^ ETCレーンの通過速度抑制対策を全面展開します”. NEXCO西日本 (2009年6月15日). 2009年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月27日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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