彦根インターチェンジ
彦根インターチェンジ | |
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彦根インターチェンジ(入口料金所) | |
所属路線 | E1 名神高速道路 |
IC番号 | 28 |
料金所番号 | 01-206 |
本線標識の表記 | 彦根 |
起点からの距離 | 413.4 km(東京IC起点) |
◄米原JCT (7.9 km) (4.6 km) 多賀SA/SIC► | |
接続する一般道 | 国道306号 |
供用開始日 | 1964年(昭和39年)4月12日 |
通行台数 | 11,053台/日(2018年度)[1] |
所在地 |
〒522-0023 滋賀県彦根市原町366 |
彦根インターチェンジ(ひこねインターチェンジ)は、滋賀県彦根市原町にある名神高速道路のインターチェンジである。
構造
[編集]形状はトランペット型で、ランプが東海道新幹線と交差する[2]。
中日本高速道路名古屋支社彦根保全・サービスセンターが併設されている。
歴史
[編集]はじめは彦根市北東部にある鳥居本町で国道8号と接続する予定だったが、市南東部の原地区に都市計画道路が作られることになったため現在の位置に変更した[3]。変更前の方が予算を抑えられるが、需要予測では大部分が大阪方面に指向すると見込まれ、現在の位置に建設する変更が受け入れられた[4]。
サービスエリアを併設することも考えられたが、本線を通過する利用客に不便で、さらに上下線共用により料金収受でも問題が起きると考えられたため、5 km移動した多賀に設置された(多賀サービスエリア)[5]。
1961年(昭和36年)11月5日に彦根インターチェンジの工事現場内で滋賀県内の総合起工式が行われた[6]。東海道新幹線と同時に施工したため、構造・施工・美観などの問題を国鉄と検討を重ねた[2]。
開通当時の一般道路(国道306号)との接続部は交通島を多用する導流を施すのが近代的交通技術であると考えられ、一般道路に右折専用車線を設けるための中央分離帯を置き、そのほかの部分にも三角形の安全島を配した(同様の一般道路との接続は大垣ICや関ヶ原ICでも見られた)[7]。
1964年(昭和39年)4月12日に供用開始。同時に彦根バスストップ(名神彦根)も併設されたが、2002年(平成14年)6月1日に名神ハイウェイバス急行便の廃止に伴い、バス停も廃止となる。
2024年(令和6年)12月22日に彦根インターチェンジから「彦根お城トンネル」(延長 1,135 m)・イオンタウン彦根を経由して古沢町交差点に至る滋賀県道528号彦根環状線(都市計画道路原松原線)が開通した[8]。この工事に伴い、彦根インターチェンジの一般道路との接続部にあたる原町交差点は交差点改良工事が行われた[9]。
道路
[編集]- E1 名神高速道路(28番)
接続道路
[編集]料金所
[編集]- ブース数:5
入口
[編集]- ブース数:2
- ETC専用:1
- ETC•一般:1
出口
[編集]- ブース数:3
- ETC専用:2
- 一般:1
周辺
[編集]隣
[編集]- E1 名神高速道路
- (27) 関ヶ原IC - 伊吹PA - (27-1) 米原JCT - (28) 彦根IC - (28-1) 多賀SA/スマートIC - (28-2) 湖東三山PA/スマートIC - (29) 八日市IC
脚注
[編集]- ^ “滋賀県統計書 平成30年度(2018年度) 高速道路インターチェンジ別出入交通量” (PDF). 滋賀県総合企画部統計課 (2020年3月13日). 2021年1月23日閲覧。
- ^ a b 名神高速道路建設誌編さん委員会 1967, p. 1160.
- ^ 名神高速道路建設誌編さん委員会 1967, pp. 279–282.
- ^ 名神高速道路建設誌編さん委員会 1967, p. 282.
- ^ 名神高速道路建設誌編さん委員会 1967, p. 304.
- ^ 名神高速道路建設誌編さん委員会 1967, p. 1149.
- ^ 名神高速道路建設誌編さん委員会 1967, pp. 293–294.
- ^ “オモイをカタチへ~彦根お城トンネル開通~”. 彦根市建設部道路河川課 (2024年11月26日). 2024年12月14日閲覧。
- ^ “原松原線都市計画街路事業概要”. 滋賀県. 2024年12月14日閲覧。
参考文献
[編集]- 名神高速道路建設誌編さん委員会『名神高速道路建設誌 総論』日本道路公団、1967年4月25日。