らーめん山頭火
旭川本店(2020年に隣地に移転) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒064-0806 北海道札幌市中央区南6条西1丁目5番地3号 6・1ビル2階[2] |
設立 | 1999年 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 6430001027209 |
事業内容 | 「らーめん山頭火」直営店事業及びフランチャイズ事業他[2] |
資本金 | 4,460万円[2] |
売上高 | 57億円(2014年度)[2] |
従業員数 | 50 |
外部リンク | https://www.santouka.co.jp/ |
らーめん山頭火(らーめんさんとうか)は、株式会社アブ・アウト(本社:北海道札幌市)が経営するラーメン店チェーンである。本店を発祥地である北海道旭川市[3]に置き、日本国内の他、北米や東南アジアを中心に店舗を展開している[4]。
店名は、俳人・種田山頭火に由来し、開業した3月10日との語呂合わせにもなっている[注 1]。
歴史
[編集]当初は旭川市にて1988年(昭和63年)3月10日、北海道枝幸郡歌登町(現:枝幸町)出身の畠中仁(現在は同社会長)が、個人経営のラーメン店として開業した[5][注 2]。旭川ラーメンでは醤油味を中心とする店が多かった当時、塩味ベースの豚骨ラーメンを主力とした。
1990年代初頭の種田山頭火ブームにも乗って、奇妙な名前でいつも満席のラーメン店としてマスコミで取り上げられるようになり、人気に火が付いた[5]。その後、1994年(平成6年)に恵比寿店(現在は閉店)を開業して東京に進出。折からの旭川ラーメンブームに乗り急成長を遂げた。
1999年(平成11年)に有限会社に、2001年(平成13年)に株式会社へそれぞれ改組[5]。日本国内外に多店舗を展開するほか、あさひかわラーメン村にも出店している[9]。また、日清食品とのタイアップで同ブランドのカップラーメンを開発、2001年にセブン-イレブンの「有名ラーメン店シリーズ」の一つとして発売された[10]。
2003年に海外初進出した香港では、店が軌道に乗ったと判断して日本人スタッフを引き揚げたところ接客や味の質が落ちてしまい2年未満で閉店。以後は直営か、フランチャイズ契約相手を厳選する方針をとっている[3]。
最盛期に50店以上あった日本国内の店舗は、2020年8月時点で14店に減っている[11]。日本国外では北米や東南アジアの9カ国・地域に49店(2020年8月時点)を展開し[12]、店舗売上高66億円(2018年12月期決算)の8割を国外が占める[13]。
主なメニュー
[編集]- しお・みそ・しょうゆらーめん
- 基本形となるラーメン。いずれも豚骨スープをベースとしている(ただし、「しお」と「みそ」「しょうゆ」はスープが異なる)。しおらーめんには小梅がトッピングされるのが特徴[14]で、同ブランドのカップラーメンにも小梅が添付されている。
- 特製とろ肉らーめん
- 別皿に盛られたチャーシュー(豚トロ)や具をトッピングしながら食べる。とろ肉は単品でも注文可能。これとは別に、チャーシューをラーメン丼に盛り付けた通常のチャーシューめんも提供されている[14]。
- 幌加内そばらーめん
- 2012年3月発売。北海道幌加内町のそば粉を使い、そばとラーメンの食感を両立させた点を売りにしていた。提供は会長の畠中が作り方を指導した店舗に限られていた[15]。
- その他
- ゆかりご飯など。また店舗によっては期間限定でつけ麺などが提供される場合もある。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “Company profile”. 株式会社アブ・アウト. 2020年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月13日閲覧。
- ^ a b c d “会社概要”. 株式会社アブ・アウト. 2020年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月13日閲覧。
- ^ a b 海外売上高8割「山頭火」のアブ・アウト/トモダチ作戦でパートナー厳選『日経MJ』2019年7月8日(1面)。
- ^ “らーめん 山頭火 店舗案内”. アブ・アウト. 2018年3月17日閲覧。
- ^ a b c “歴史・沿革”. 株式会社アブ・アウト. 2017年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月13日閲覧。
- ^ “旧店舗からスライド移転 さっそく新作も開発中 - らーめん山頭火 旭川本店 / 旭川・道北のニュース”. ライナーウェブ. (2020年4月14日). オリジナルの2020年8月13日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【3/24(火) 旭川本店 移転に伴う一時休業】のお知らせ”. らーめん山頭火. 2020年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月28日閲覧。
- ^ マダム・ケロコ (2007年11月13日). “朝めし前田本舗”. あさひかわ新聞. オリジナルの2007年11月23日時点におけるアーカイブ。
- ^ “店舗紹介”. あさひかわラーメン村. 2020年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月13日閲覧。
- ^ “コンビニで大人気の「名店再現系カップラーメン」、商品開発の裏側”. wezzy (株式会社サイゾー). (2019年5月26日). オリジナルの2019年6月9日時点におけるアーカイブ。
- ^ “国内店舗”. 株式会社アブ・アウト. 2020年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月13日閲覧。
- ^ “海外店舗”. 株式会社アブ・アウト. 2020年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月13日閲覧。
- ^ “らーめん山頭火、海外展開 失敗からの躍進 味管理・人の見極め 徹底”. 日本経済新聞. (2019年7月24日). オリジナルの2020年8月13日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「ラーメン×蕎麦 新感覚「麺」誕生!らーめん山頭火、『幌加内そばらーめん』提供開始」『株式会社アブ・アウト』2012年3月7日。オリジナルの2020年8月13日時点におけるアーカイブ 。
関連項目
[編集]- 米田純(北米で山頭火のフランチャイズ店舗を経営している)