白金駅
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白金駅 | |
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廃止直前の白金駅(奥は岐阜方面)(2005年2月) | |
しろかね SHIROKANE | |
◄上芥見 (1.8 km) (1.6 km) 小屋名► | |
所在地 |
岐阜県関市下白金 北緯35度28分22.1秒 東経136度51分21.8秒 / 北緯35.472806度 東経136.856056度座標: 北緯35度28分22.1秒 東経136度51分21.8秒 / 北緯35.472806度 東経136.856056度[1] |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 美濃町線 |
キロ程 | 12.7 km(徹明町起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
563人/日 -1992年[2]- |
開業年月日 | 1911年(明治44年)2月11日 |
廃止年月日 | 2005年(平成17年)4月1日 |
備考 | 無人駅 |
白金駅(しろかねえき)は、岐阜県関市下白金にあった名鉄美濃町線の駅。
2005年4月1日をもって美濃町線が廃止されたため、廃駅となった。岐阜方面から当駅を終点とする列車が一日数本存在した。
旧駅前には関市内巡回バスわかくさ・小金田線の長谷部商店前バス停がある[3]。
当駅は交換可能駅ではあったが日中30分ヘッドでの運転では列車交換は行われておらず(朝夕の15分ヘッドのダイヤでは交換)、当該時間帯は下芥見 - (当駅) - 赤土坂で併合閉塞が行われていた。
歴史
[編集]美濃町線の前身である美濃電気軌道の駅として、路線が開業した1911年に開設された。1955年ころからは無人駅となっている。
- 1911年(明治44年)2月11日 - 美濃電気軌道の神田町駅(のちの岐阜柳ヶ瀬駅) - 上有知駅(のちの美濃駅)間の開通と同時に開業[4][5][6]。
- 1930年(昭和5年)8月20日 - 美濃電気軌道が名古屋鉄道(初代。同年中に名岐鉄道に改称し、1935年より名古屋鉄道に再改称)に合併。同社の美濃町線の駅となる[4]。
- 1955年(昭和30年)ころ - 無人化[7]。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 美濃町線の廃止に伴い廃駅[5][6]。
駅構造
[編集]無人駅で、ホームは低床相対式の2面2線。関方面は一線スルー。岐阜方面ホーム上にのみ待合所がある。各ホームへは、駅すぐ東の踏切から入るが、ホーム同士も線路を渡る通路でつながっている[8]。
ホーム間の線路跡の部分には、現在ソーラーパネルが並べられている。
配線図
[編集] ← 徹明町方面 |
→ 新関方面 |
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凡例 出典:[9] |
利用状況
[編集]- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は563人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中269位、 美濃町線日野橋 - 美濃間(14駅)中4位であった[2]。
駅周辺
[編集]駅西方600メートルで、長良川の支流である津保川を鉄橋で渡っており、美濃町線撮影の名所だった。
- 関山田簡易郵便局
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ 国土地理院2.5万地形図「岐阜北部」、1992年(平成4年)修正版。
- ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ “関市内循環バス路線図” (PDF). 関市 (2020年4月1日). 2020年12月3日閲覧。
- ^ a b 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、219-230頁。ISBN 4-87670-097-4。
- ^ a b “岐阜線”各線停車場一覧 美濃町線、p.143。
- ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、51頁。ISBN 978-4-10-790025-8。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、880頁。
- ^ 廃線路線主要駅の今昔 美濃町線、p.106。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第473号 1986年12月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、付図「名古屋鉄道路線略図」
参考文献
[編集]- 徳田耕一『名鉄600V線の廃線を歩く-惜別の“岐阜線”と空港線誕生』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 978-4-53305-883-7。