白鬚神社 (各務原市川島笠田町)
表示
(白鬚神社 (各務原市川島)から転送)
白鬚神社 | |
---|---|
所在地 | 岐阜県各務原市川島笠田町146 |
主祭神 |
猿田彦神 天照大神 |
社格等 | 村社、白幣社 |
創建 | 不詳 |
例祭 | 10月14日 |
白鬚神社(しろひげじんじゃ)は、岐阜県各務原市川島笠田町に鎮座する神社(白鬚神社)。
式内社の尾張国葉栗郡川嶋神社の論社の一つである[1][2](他の論社は川島神社 (江南市)#式内社「川嶋神社」を参照)。
概要[編集]
- 創建時期は不明。社伝では仁徳天皇の勅宣を受け、仁徳天皇壬子10年に創立[3]。允恭天皇の勅宣を受け、允恭天皇乙卯4年[4]に社殿が築かれたという[5][6]。
- 宝亀8年(777年)に境内社として八幡神社を創建[7][6]。
- 天正14年(1586年)の木曽川の洪水により社殿が流出。この洪水での新たな木曽川の流路が尾張国と美濃国の境となり、この地域は尾張国葉栗郡から美濃国羽栗郡となる。境内社の八幡神社は羽栗郡間島(現・各務原市神置町)に移転(現在の各務原市稲羽地区体育館の場所)[7]。その後新加納陣屋大身旗本坪内利定(旧松倉城城主)により現在地に移転[5][6]。白髭明神に改称し、後年、白鬚神社に改称する
- 境内社は海神神社と秋葉神社であったが[6]、平成8年(1996年)に近隣の神社を吸収。平成11年(1999年)10月に神明神社[8]を合祀。同時に拝殿、祭文殿、本殿を新築する。
祭神[編集]
末社[編集]
交通アクセス[編集]
交通機関[編集]
- 各務原市ふれあいバス川島線「笠田東口」バス停下車、徒歩8分。
- 岐阜バス笠松川島線「笠田東口」バス停下車、徒歩8分。
参考文献[編集]
- 川島町 編『川島町史 通史編』川島町、1982年。
脚注[編集]
- ^ 川島町 1982, p. 1179 - 1181.
- ^ 尾張志(天保15年(1844年)に尾張藩の藩命で編纂された地誌)で、川島神社について「延喜式葉栗郡従三位川島天神は笠田島村の白鬚社」の記載がある。
- ^ 仁徳天皇の在位10年とすると322年。
- ^ 允恭天皇の在位4年とすると415年。
- ^ a b 現地の「白鬚神社の由緒」の説明文より
- ^ a b c d 川島町 1982, p. 1174.
- ^ a b 各務原市稲羽地区体育館敷地内の八幡神社跡の碑文より
- ^ 旧所在地は笠田町字小屋場島1266。現在は河川環境楽園の園内である。
- ^ a b c d e f g 現地の「白鬚神社」の案内板より
- ^ 洪水で決壊した堤の場所に祭った神社。河川改修、堤防建設のため移転。この地域の水神神社は水害除けの意味もあるからか、水神以外の神(天照大神など)祀ることがある。
外部リンク[編集]
- 白鬚神社 - 岐阜県神社庁