河川環境楽園
河川環境楽園(かせんかんきょうらくえん、Water Eco Park)は、岐阜県各務原市川島笠田町1564-1にある公園である。
概要
[編集]複数主体による、国営公園、岐阜県営公園、独立行政法人土木研究所自然共生研究センター、東海北陸自動車道の川島パーキングエリア及びハイウェイオアシスからなる複合型公園で、環境共生テーマパークの総称である。広域的に国営木曽三川公園三派川地区のひとつを構成している。開園は1999年(平成11年)7月17日。2005年(平成17年)に「水辺共生体験館」、「岐阜県河川環境研究所(現在の岐阜県水産研究所)」がオープンした。
国営公園エリア
[編集]岐阜県営公園エリア
[編集]施設
[編集]主な施設一覧
[編集]- 独立行政法人土木研究所:自然共生研究センター
- 土木研究所が1998年(平成10年)に設置した研究施設で新境川(北派川)からの水を引き込んだ3つの人工の河川と池(6つ)を利用し、河川及び湖沼の自然環境保全・復元のための基礎的・応用的研究を行っている。所定の申し込みを行えば、施設の見学をすることができる。
- 岐阜県水産研究所
- 内水面水産業の振興や良好な水環境の維持・再生を図る調査研究を行う施設。
- 川島PA及びハイウェイオアシス
- 東海北陸自動車道の川島パーキングエリアから直接入園することができる。
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自然共生研究センター
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水辺共生体験館
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岐阜県水産研究所
河川環境楽園地区橋梁
[編集]木曽川北派川(新境川)に架かる河川環境楽園内にある橋梁(沈下橋)。河川環境楽園橋、河川環境楽園橋梁、河川環境楽園管理橋とも称す[1]。河川環境楽園西口駐車場(羽島郡笠松町)から河川環境楽園へのアクセス道路(自転車・歩行者専用)である。北派川(新境川)は笠松町と各務原市の境になるが、河川環境楽園地区橋梁が架けられているのは各務原市川島笠田町である。
河川環境楽園内の橋であるが、河川環境楽園外の木曽川本流及び北派川堤防の木曽川沿川サイクリングルートと接続しており、笠松町と各務原市川島地区を結ぶ歩行者自転車のルートとなっている。
- 初代
開園時に完成。歩行者専用の橋であるが、緊急時は自動車通行が可能である(大型車は通行不可)。
- 2代目
自転車歩行者専用の橋であり、2020年(令和2年)12月着工し、2022年(令和4年)3月に竣工。プレテンション方式PC単純中空床版橋であり、全長24.0m、全幅6.8m[2]。大型車両も通行可能な構造である。橋梁建設時には護岸の改修、環境保全に配慮した河床の整備が同時に行われている。
2022年(令和4年)8月25日に発生した豪雨により、橋台取付護岸が崩落[3][1]。橋梁も通行禁止となり、西口駐車場も閉鎖された。2023年(令和5年)6月14日に仮橋(全長約28m、全幅約2m)の供用が開始され、西口駐車場も使用が再開される[4][5]。2代目の橋はわずか半年弱で使用不可能となり、2023年に撤去された。
- 3代目
2代目橋梁の撤去後、同じ位置に建設されることとなり、2023年(令和5年)11月着工。自転車歩行者専用の橋である。橋梁の銘板での橋梁の名称は「河川環境楽園橋」[6]。
令和5年度国営公園三派川地区災害復旧橋梁上部工事[6]として建設され、下部(河床)はそのままとし、橋梁部分の川幅を拡張、護岸の復旧と強化改良が行われた。
橋梁はポストテンション方式PC単純中空床版橋であり、工期短縮のため、プレキャストセグメント工法が取り入れられた[6]。全長28.8m、全幅6.8m[7][6]。2代目と同じく、大型車両も通行可能な構造である。潜り橋であるが、洪水対策として橋の高さは2代目橋梁より数十cm高くしてある。2024年(令和6年)4月完成予定であったが、工事の遅れと周辺の整備もあり、2024年(令和6年)7月24日に供用開始となる[8]。
交通アクセス
[編集]公共交通機関
[編集]- 名鉄各務原線 新那加駅または各務原市役所前駅より、各務原市ふれあいバス川島線「河川環境楽園」バス停下車[9][10]。
- 名鉄名古屋本線 笠松駅より、岐阜バス笠松川島線「川島松倉」行きで「河川環境楽園」バス停下車[9]。
- JR東海道本線 尾張一宮駅・名鉄名古屋本線 名鉄一宮駅より、一宮駅バスターミナルから名鉄バス光明寺線「【11】 一宮市総合体育館」行きで 「138タワーパーク」バス停下車、徒歩で約25分[9]。
自動車
[編集]高速道路
[編集]- 東海北陸自動車道 川島パーキングエリアハイウェイオアシスから直接入園[9]。
- 東海北陸自動車道 一宮木曽川インターチェンジより約20分[9]。
一般道路
[編集]駐車場は3ヶ所(中央・東口・西口)がある。東口・西口は季節により閉園時間より前に閉鎖される場合がある[10]。また、東口・西口は北派川河川敷にあり、異常出水時は閉鎖する場合がある。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “令和4年8月25日の大雨による被害概要等” (PDF). 岐阜県. 2024年6月30日閲覧。
- ^ 竣工時に設置された現地の河川環境楽園地区橋梁の銘板による。
- ^ “河川環境楽園「木曽川北派川に架かる橋梁」の護岸が崩落” (PDF). 国土交通省. 2024年7月24日閲覧。
- ^ “河川環境楽園 木曽川北派川の仮橋の供用開始” (PDF). 国土交通省. 2023年6月17日閲覧。
- ^ “豪雨で護岸崩落、新境川の仮橋供用開始”. 岐阜新聞. 2023年6月17日閲覧。
- ^ a b c d 竣工時に設置された現地の河川環境楽園地区橋の銘板による。
- ^ 2024年6月時点の現地の工事案内板による。
- ^ “河川環境楽園 橋梁の供用開始” (PDF). 国土交通省. 2024年7月24日閲覧。
- ^ a b c d e 施設紹介(河川環境楽園)
- ^ a b アクセス(オアシスパーク)
- ^ a b パンフレット最新版(河川環境楽園)
外部リンク
[編集]座標: 北緯35度22分15秒 東経136度48分21.6秒 / 北緯35.37083度 東経136.806000度