笠松町
かさまつちょう 笠松町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 中部地方、東海地方 | ||||
都道府県 | 岐阜県 | ||||
郡 | 羽島郡 | ||||
市町村コード | 21303-9 | ||||
法人番号 | 6000020213039 | ||||
面積 |
10.30km2 | ||||
総人口 |
21,886人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 2,125人/km2 | ||||
隣接自治体 |
岐阜市、羽島市、各務原市、羽島郡岐南町 愛知県一宮市 | ||||
町の木 | 松 | ||||
笠松町役場 | |||||
町長 | 古田聖人 | ||||
所在地 |
〒501-6181 岐阜県羽島郡笠松町司町1番地 北緯35度22分02秒 東経136度45分48秒 / 北緯35.36717度 東経136.76322度座標: 北緯35度22分02秒 東経136度45分48秒 / 北緯35.36717度 東経136.76322度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
[編集]岐阜県南部の濃尾平野にある町で、木曽川右岸の帯状に伸びる低湿地に位置する[1](対岸は愛知県)。かつては頻繁に水害に悩まされ、松枝輪中という輪中が発達していた。水害に関する多くの史跡が残り、古くから木曽川を通じて岐阜と名古屋を結ぶ重要な地であった。
隣接する自治体
[編集]地名
[編集]- 上新町
- 中新町
- 下新町
- 新町
- 西宮町
- 東宮町
- 天王町
- 西町
- 柳原町
- 下本町
- 上本町
- 司町
- 港町
- 相生町
- 県町
- 八幡町
- 宮川町
- 二見町
- 奈良町
- 西金池町
- 東金池町
- 若葉町
- 上柳川町
- 下柳川町
- 門前町
- 泉町
- 清住町
- 弥生町
- 如月町
- 大池町
- 朝日町
- 美笠通1 - 3丁目
- 中川町
- 瓢町
- 友楽町
- 桜町
- 羽衣町
- 春日町
- 常盤町
- 東陽町
- 松栄町
- 緑町
- 月美町
- 田代 (旧・松枝村)
- 長池 (旧・松枝村)
- 北及 (旧・松枝村)
- 門間 (旧・松枝村)
- 米野 (旧・下羽栗村)
- 江川 (旧・下羽栗村)
- 無動寺 (旧・下羽栗村)
- 中野 (旧・下羽栗村)
- 円城寺 (旧・下羽栗村)
歴史
[編集]古くは尾張国であったが、1586年(天正14年)の木曽川の氾濫により木曽川の位置が変わり、美濃国に移り、尾張国葉栗郡から美濃国羽栗郡となった。
港町でもあり、岐阜から名古屋へ岐阜街道が中心部を通っていた。
かつての地名は「傘町」。1662年(寛文2年)、正式に美濃郡代の陣屋を傘町に移転したさいに、「傘町」を「笠松」に改名したという(1669年の説もある)。
江戸時代は幕府直轄地として笠松陣屋が置かれ、江戸時代の終わりには笠松県の県庁、明治時代の初期には岐阜県庁が置かれており、県庁が岐阜市に移るまでは、岐阜県の中心となっていた。
沿革
[編集]- 1875年(明治8年)1月 - 旧・幕領の笠松村、徳田新田、奈良津新田が合併し笠松村となる
- 1889年(明治22年)7月1日 - 羽栗郡笠松村が町制施行し笠松町成立。
- 1897年(明治30年)4月1日 - 羽島郡へ移る[2]。
- 1910年(明治43年) - 松枝村の一部を編入。
- 1925年(大正14年) - 柳津村の一部を編入。
- 1950年(昭和25年)8月1日 - 松枝村を編入[3]。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 下羽栗村を編入[3]。
- 1973年(昭和48年)4月1日 - 柳津町と境界変更[3]。
- 1974年(昭和49年)4月1日 - 岐阜市と境界変更[3]。
人口
[編集]笠松町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 笠松町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 笠松町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
笠松町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
行政
[編集]町長
[編集]- 古田聖人(2019年6月29日就任、2期目)
歴代町長
[編集]- 平野九右衛門 (1889年 - 1890年)
- 田島正三郎 (1890年 - 1892年)
- 加藤助市 (1892年 - 1893年)
- 角田節次郎 (1893年 - 1894年)
- 伊藤代造 (1895年 - 1911年)
- 巖田郁郎 (1912年 - 1923年)
- 山脇準之助 (1924年)
- 加藤虎雄 (1924年 - 1934年)
- 山本清之助 (1936年 - 1946年)
- 高木栄一 (1946年 - 1951年)
- 伊藤太八 (1951年 - 1952年)
- 梅田啓一 (1952年 - 1959年)
- 山本清之助 (1959年 - 1963年)
- 梅田啓一 (1963年 - 1967年)
- 加藤文治 (1968年 - 1972年)
- 青井逸雄 (1972年 - 1980年)
- 杉山勇 (1980年 - 1988年)
- 広江泰雄 (1988年 - 1992年)
- 岩田哲 (1992年 - 1999年)
- 広江正明 (1999年 - 2019年)
合併問題
[編集]岐阜市広域合併協議では岐阜市、羽島市、笠松町、岐南町、柳津町、北方町が参加し、50万都市を目指したが、岐阜市椿洞での産廃不法投棄問題に端を発した岐阜市行政の怠慢、莫大な処理費用などが予想され、また合併後の市議会議席の調整も失敗していた。
そんな中、4月に羽島市が住民投票の結果により、岐阜広域合併協議会からの脱退が決まり、2004年6月6日 笠松町でも合併についての意思を問う住民投票が実施された。その結果、反対票が65.32%と賛成票を上回り、同月21日に町議会で岐阜広域合併協議会からの脱退が議決された[4]。
財政健全化のための施策
[編集]2005年3月末までは少子化対策の為、入院および外来の医療費を15歳(義務教育終了)まで町が負担する無料乳幼児医療費助成が行われていた。出生率が上がるなどの一定の成果はあったが、財政圧迫を理由に外来の医療費を4月から10歳(小学校4年生)までに引き下げとなった。入院の医療費補助は義務教育終了まで続いている。
毎年増大しているごみ処理費用削減のため、全国的にも例の無い、町内会単位による資源ごみ分別回収が行われている。1つの町内会で数ヶ所あるごみ収集場所を原則1ヶ所にして費用を削減するものである。
オグリキャップ及び元騎手の安藤勝己(笠松→JRA所属であった。)で有名な笠松競馬場がある。しかし、赤字続きで資金も底をつき、運営を続けるなら地方公共団体の支援が必要になったが、岐阜県や笠松町は支援はしないことを決め、2005年度から笠松競馬場の収支が赤字の場合は、廃止すると予告している(2005年度は黒字)。
教育
[編集]高校
[編集]中学校
[編集]小学校
[編集]幼稚園
[編集]- 笠松幼稚園
- 笠松双葉幼稚園
保育所
[編集]- 笠松保育園
- 第一保育所
- 下羽栗保育所
- 松枝保育所
その他の学校
[編集]産業
[編集]岐阜と名古屋を結ぶ重要な地であり、木曽川水運の中継地点笠松湊があったことから、古くは商業で賑わった。現在も下本町と上本町を中心とする笠松町本町通りには古くからの小規模の店舗がある。
本社を置く企業
[編集]主な商業施設
[編集]交通
[編集]鉄道
[編集]バス
[編集]- 現在運行中の路線
- 岐阜バス
- 笠松町公共施設巡回町民バス (米野高瀬 - 下門間)
- 各務原市ふれあいバス ※2015年10月より笠松町内(米野高瀬、東米野)に乗り入れ
- 境川らくちゃんバス ※2016年より青ルートが松波総合病院に乗り入れ
- 岐南町コミュニティバス ※2022年9月1日より運行。笠松駅に乗り入れ
- かつての路線
- ふれあいバス ※当時の名称(岐阜市厚見・茜部地区)
- 笠松駅に乗り入れていたが、2015年2月の路線見直しで町内への乗り入れはなくなった。
- 岐南町巡回バス(愛称:にじバス)
- 笠松駅に乗り入れていたが、2009年9月30日に廃止。
- 羽島市コミュニティバス
- 下門間に乗り入れていたが、2018年の路線見直しで町内への乗り入れはなくなった。
- 名鉄バス
- 岐阜バス
オンデマンドバス
[編集]コミュニティタクシー
[編集]道路
[編集]- 高速道路
- 一般国道
- 一般県道
- 岐阜県道1号岐阜南濃線
- 岐阜県道・愛知県道14号岐阜稲沢線
- 岐阜県道93号川島三輪線
- 岐阜県道151号岐阜羽島線
- 岐阜県道154号笠松墨俣線
- 岐阜県道177号下印食笠松線
- 岐阜県道178号下中屋笠松線
- 岐阜県道179号中野上印食線
- 岐阜県道180号松原芋島線
- 岐阜県道183号正木岐阜線
- 岐阜県道184号下中笠松線
通信
[編集]市外局番
[編集]施設
[編集]- 国の機関
- 役場・支所
- 笠松町役場
- 下羽栗支所 (笠松町総合交流センターに併設)
- 松枝支所 (笠松町松枝交流センターに併設)
- 警察
- 岐阜羽島警察署
- 笠松交番
- 下羽栗警察官駐在所
- 消防
- 羽島郡広域連合消防本部
- 西消防署
- 社会教育施設
- 社会福祉施設
- スポーツ施設
- 笠松町多目的運動場(岐阜県フットボールセンター)
- 笠松町民運動場
- 笠松町運動公園
- 笠松町民米野運動場 (木曽川(北派川)河川敷に存在)
- 笠松町民江川運動場 (木曽川(北派川)河川敷に存在)
- 笠松町勤労青少年運動場 (木曽川(北派川)河川敷に存在)
- 笠松町民体育館
- 笠松町南体育館
- 笠松町スポーツ交流館
- 医療機関
- 娯楽施設
- 笠松競馬場
- 笠松東映劇場 - 映画館(閉館)
- 笠松映画劇場 - 映画館(閉館)
- 笠松銀映劇場 - 映画館(閉館)
- その他
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]名所・旧跡
[編集]- 八幡神社
- 産霊神社
- 魂生大明神
- へそ塚
- 笠松陣屋跡(笠松県庁跡、美濃郡代)
- 笠松別院
- 河野円城寺
- 旗本津田領代官屋敷跡
- 田代城
- 米野の戦い跡(関ヶ原の戦いの前哨戦)
- 芭蕉句碑(米野、称名寺、四季の里)
- 奈良津堤の桜
- 手斧(ちょうな)猿尾堤
- 将監(しょうげん)猿尾
- 笠松隕石(町指定天然記念物)
観光スポット
[編集]祭事・催事
[編集]- 円城寺の芭蕉踊(岐阜県重要無形民俗文化財)
- 笠松の奴行列(岐阜県重要無形民俗文化財)
- 笠松春まつり
- 笠松川まつり
- リバーサイドカーニバル
その他
[編集]上下水道
[編集]上水道は同町が設けた4か所の水源地(井戸)から給水されている。下水道は1989年より設置工事が始まり、1992年より一部での供用開始。2006年度末時点の下水道普及率は約78%。
主な出身者
[編集]名誉町民
[編集]脚注
[編集]- ^ “笠松町都市計画マスタープラン 第1章 笠松町の現状と課題の整理”. 笠松町. 2024年10月18日閲覧。
- ^ 『揖斐郡志』、揖斐郡教育会、1924年12月、292-295頁
- ^ a b c d “令和元年岐阜県統計書” (PDF). 岐阜県. pp. 3-6 (2020年7月). 2020年10月2日閲覧。
- ^ 市町村合併の経過 - ウェイバックマシン(2012年1月18日アーカイブ分) - 笠松町HP(アーカイブ)
- ^ a b “岐阜川島線の廃止および笠松川島線の新設について”. 岐阜バス(岐阜乗合自動車). 2022年3月5日閲覧。
- ^ 川島地区は0586(一宮MA)。
- ^ “まちの駅”. 笠松町. 2023年8月3日閲覧。
- ^ “広報かさまつ№990(2009年11月)” (PDF). 笠松町. pp. 3. 2024年6月1日閲覧。
- ^ “広報かさまつ№986(2009年7月)” (PDF). 笠松町. pp. 2. 2024年6月1日閲覧。
- ^ a b “広報かさまつ№1136(2022年1月)” (PDF). 笠松町. pp. 4. 2024年6月1日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 笠松町に関連する地理データ - オープンストリートマップ
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各務原市 | ||||
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