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白鳥士郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
白鳥 士郎しらとり しろう
誕生 1981年????
日本の旗 日本
職業 ライトノベル作家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本岐阜県多治見市
最終学歴 名城大学大学院法務研究科
活動期間 2008年 -
ジャンル ライトノベル
代表作のうりん』(2011年 - )[1]
りゅうおうのおしごと!』(2015年 - )[1]
デビュー作 『らじかるエレメンツ』(2008年 - 2009年
配偶者 あり(2017年 - )
子供 2人
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白鳥 士郎(しらとり しろう、1981年昭和56年)[2] - )は、日本小説家。主にライトノベルレーベルで作品を発表している。岐阜県多治見市出身[3][4]

来歴

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岐阜県立多治見北高等学校金沢大学法学類卒業名城大学大学院法務研究科修了。大学院2年生のときに小説を書き始める[5]

2008年(平成20年)、『らじかるエレメンツ』(ソフトバンククリエイティブGA文庫)で商業デビュー

2012年(平成24年)、『のうりん』で第1回ラノベ好き書店員大賞を受賞。

2016年(平成28年)7月、『りゅうおうのおしごと!』で第28回将棋ペンクラブ大賞文芸部門優秀賞を受賞[6]

2018年(平成30年)3月、『りゅうおうのおしごと!』8巻あとがきの中で、7歳年下の書店店員女性結婚していたことを公表した(ただし実際は2017年(平成29年)の時点で入籍していたという)。『りゅうおうのおしごと!』アニメ終了後の5月12日に結婚式を挙げた[7]

2019年(平成31年)2月11日、第一子の長女が誕生したことを報告した[8]

『りゅうおうのおしごと!』の縁から、時折将棋の観戦記者を務めることもあり、2018年(平成30年)4月の「第3期叡王戦決勝七番勝負第1局 金井恒太―高見泰地戦」の観戦記(ニコニコニュース)で、2019年(令和元年)に第31回将棋ペンクラブ大賞観戦記部門大賞を受賞した[9]

人物

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以前は出身地でもある多治見市に住んでいたが[3]、2018年(平成30年)現在は名古屋市在住[2]

小説を書き始めた元々の動機は「お金を稼ぐため」だったという[5]。具体的には学費の調達に加え、家族の介護の都合から在宅でできる仕事を探す必要があり、ライトノベル作家の道を選んだ[10]。そのためデビューから長らく「『こういうのが受けそうだな』と思って書いたことはあっても、『これが書きたい!』と思って書いたことはなかった」とのことで、初めて「『これが書きたい!』と心の底から思って書いた作品」が『りゅうおうのおしごと!』だと語っている[5]

当初は法律関係の仕事に就くことを目指していたが、合計12年間大学に通ったものの試験に通らず、その後も恩師の法律事務所に勤務しながら執筆活動を続けるという二足のわらじを履く生活を続けていた[11]

元々「どこかライトノベルを書くことを卑下していた」ため[12]、本人曰くデビューから暫くの間は「書いていることがバレたくなくて、プロフィールでは名前も出身地も生年月日も変えていた」という[13]。このため古いプロフィールには「1977年(昭和52年)生まれ[14]」「石川県金沢市出身[14]」「大学卒業後、コインパーキング車止めを作る会社に勤務していた[14]」となっているものもある。ただ『のうりん』3巻の発売の際に新聞に写真が載り、周囲に小説を書いていることがばれたため、以後はプロフィールを偽るのをやめている[13]。また2015年(平成27年) - 2016年(平成28年)にかけて祖父・母が相次いで亡くなり、二人が自分の作品を誇りに思っていたことを知ったことで、「私を育ててくれた母や祖父の人生すら否定することになる」として、態度を改めることにしたとも語っている[12]。特に母が亡くなったのは相当なショックで、後に「(『りゅうおうのおしごと!』で)賞を頂き、アニメ化も決まり、望んでいたものは全て手に入れたはずなのに、実際には自分には何もなかった」と語っている[10]

目標とする作家に佐藤ケイの名前を挙げている[14]

FC岐阜のサポーターとしても知られており、自身の公式ブログTwitterで戦況報告をしたり、試合会場だけでなく、イベントやインタビューの際にはレプリカユニフォーム姿で登場することもある[15]2018年(平成30年)には同チームとのタイアップグッズとして「龍王のコスプレをした白鳥先生キーホルダー」を発売したところ完売し、2019年(平成31年)には新たなデザインのキーホルダータオルを作成するなど、チームとのコラボも積極的に行っている[16]

作品リスト

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単行本作品

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アンソロジー所収作品

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関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2025』宝島社、2024年12月10日、132頁。ISBN 978-4-299-06183-6 
  2. ^ a b 観戦記 - 叡王戦公式サイト
  3. ^ a b 「ラノベの素」 みんなで選ぶベストラノベ2011コメディ部門第一位 白鳥士郎先生『のうりん』”. ラノベニュースオンライン. GCL (2012年2月17日). 2012年12月16日閲覧。
  4. ^ 「ありえないこと」が現実に 藤井棋聖の2冠王手、ラノベが「予言書」と話題:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2020年8月18日閲覧。
  5. ^ a b c 『りゅうおうのおしごと!』第3巻あとがき
  6. ^ 第28回将棋ペンクラブ大賞”. 将棋ペンクラブログ. 将棋ペンクラブ (2016年7月19日). 2016年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月16日閲覧。
  7. ^ 「りゅうおうのおしごと!」原作・白鳥士郎氏が書店員女性と結婚「夢を語り合ってます」”. www.sponichi.co.jp. 2019年2月15日閲覧。
  8. ^ 白鳥士郎 (2019年2月11日). “『りゅうおうのおしごと!』新刊見本と一緒に…我が家に娘がやってきました!!…”. @nankagun. 2019年2月15日閲覧。
  9. ^ 第31回将棋ペンクラブ大賞 - 将棋ペンクラブログ・2019年(令和元年)7月21日
  10. ^ a b 「将棋界は創作を超えた!」 人気ライトノベル作家が語る「かつてないブーム」 - 産経ニュース・2018年(平成30年)8月6日
  11. ^ 10年後の挑戦(都成竜馬五段)【叡王戦24棋士 白鳥士郎 特別インタビュー vol.15】 - ニコニコニュースORIGINAL・2018年10月21日
  12. ^ a b このライトノベルがすごい! 2018』(宝島社、2017年(平成29年))pp.14 - 15
  13. ^ a b 農業系学園ラブコメディ『のうりん』白鳥士郎氏インタビュー【前編】 - ダ・ヴィンチニュース 2013年(平成25年)12月15日
  14. ^ a b c d ニューフェイス一問一答 第八回 4月15日発売「らじかるエレメンツ」 著者:白鳥士郎さん インタビュー”. GA文庫. SBクリエイティブ. 2012年12月16日閲覧。
  15. ^ 【続報!】8月31日は野菜の日!「のうりん」コラボイベント開催のお知らせ”. FC岐阜オフィシャルサイト. FC岐阜 (2014年7月31日). 2016年12月16日閲覧。
  16. ^ アニ×サカ!! 直前対談!! 前代未聞のコラボで水戸戦はどうなる!?【白鳥士郎 × 後藤勝 Special対談】 - ぎふマガ!・2019年(平成31年)4月16日
  17. ^ りゅうおうのおしごと! : 作品情報”. アニメハック. 2020年5月13日閲覧。
  18. ^ TVアニメ「のうりん」、2014年1月スタート! 岐阜県美濃加茂市が全面協力、原作者と市長は以前からの知人”. アキバ総研. カカクコム. 2014年1月30日閲覧。

外部リンク

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