百学連環
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百学連環(ひゃくがく れんかん、旧字体:百學連󠄀環󠄁)とは、西周がEncyclopediaを翻訳した言葉、或いはそれについて明治3年に私塾育英舎にて講義したもの。
意味は「児童を学問の輪の中に入れて教育する」で、その講義した内容は、政治学や数学など、様々な学問分野の概要を連続して講義したもので、一般教養に相当するものである。
エディション
[編集]- 大久保利謙編 編『西周全集』 第1巻、日本評論社、1945年。 - 『百学連環』、『百学連環覚書』、『百一新論』を収録。
- 大久保利謙編 編『明治啓蒙思想集』筑摩書房〈明治文学全集 第3〉、1967年。
- 大久保利謙編 編『西周全集』 第4巻、宗高書房、1981年10月。 - 『百学連環』、『百学連環覚書』、大久保利謙「解説」を収録。
- 近代日本社会学史叢書編集委員会編 編『近代日本社会学史叢書』 第1期第1巻、龍溪書舎、2007年7月。ISBN 978-4-8447-5525-8。 - 『百学連環』、『百一新論』、『生性発薀』を収録。
関係文献
[編集]参考文献
[編集]- 大久保利謙「解説」、『西周全集』第4巻、宗高書房
- 大久保利謙「西周の歴史観――百学連環における歴史の問題」、明治史料研究連絡会編 編『明治史研究叢書』 第2期 第4巻、御茶の水書房、1959年。ISBN 4-403-61051-X。
- 樺山紘一「百学連環、もしくは西周の思想」、『百学連環 百科事典と博物図譜の饗宴 雑協・書協創立50周年記念世界出版文化史展』凸版印刷印刷博物館、2007年9月。