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石川直樹 (写真家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
石川 直樹
ふりがな いしかわ なおき
出身地 日本の旗 東京都渋谷区
生年月日 (1977-06-30) 1977年6月30日(47歳)
言語 日本語
最終学歴 早稲田大学第二文学部卒業
東京芸術大学大学院
美術研究科修士課程修了
東京芸術大学大学院
美術研究科博士後期課程修了
公式サイト NAOKI ISHIKAWA WEB SITE
受賞歴
さがみはら写真新人奨励賞(2006年
三木淳賞(2006年)
日本写真協会賞新人賞(2008年
講談社出版文化賞(2008年)
開高健ノンフィクション賞(2008年)
東川賞新人作家賞(2009年
さがみはら写真賞2010年
土門拳賞2011年
日本写真協会賞作家賞(2020年
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石川 直樹(いしかわ なおき、1977年6月30日 - )は、日本写真家登山家東京都渋谷区出身[1][2][3]。祖父は芥川賞作家の石川淳[4][3]

23歳で七大陸最高峰を当時の最年少記録で制覇した。2024年には日本人として2番目となる8000メートル峰全14座登頂を達成した。

来歴

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生い立ち

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渋谷区初台で生まれ育つ[1]。幼稚園から高校までの14年間を暁星学園で過ごす[5][6][3]。中学2年で「青春18きっぷ」を使い、野宿しながら坂本龍馬を生んだ高知県に初めての長い一人旅をした。高校2年の時には沢木耕太郎の『深夜特急』に刺激を受け、学校には内緒で1ヶ月に渡ってインドネパールへ旅をした[3]。浪人生活を経て[3]2001年9月、早稲田大学第二文学部歴史・民俗系専修卒業。学士(文学)学位取得。2005年、東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。修士(美術)の学位取得。2008年3月、東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)の学位取得。23歳のときに七大陸最高峰登頂の最年少記録(当時)を打ち立てて話題となった[3][7]

写真家として

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人類学民俗学などの領域に関心をもち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、行為の経験としての移動、などをテーマに、作品を発表し続けている[6]。2008〜2015年、多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員。2009年、立教大学社会学部非常勤講師。2010〜2012年、朝日新聞書評委員。2018年〜日本大学芸術学部写真学科非常勤講師[8]。2021年〜大阪芸術大学写真学科客員教授[9]

主な個展に『JAPONÉSIA』ジャパンハウスサンパウロ、オスカーニーマイヤー美術館(ブラジル/2020-2021)。『この星の光の地図を写す』水戸芸術館新潟市美術館市原湖畔美術館高知県立美術館北九州市立美術館東京オペラシティアートギャラリー(2016-2019)。『K2』CHANEL NEXUS HALL(東京/2015)、『ARCHIPELAGO』沖縄県立美術館(沖縄/2010)など。作品は、東京都現代美術館東京都写真美術館横浜美術館沖縄県立美術館等に収蔵されている。最新刊に『STREETS ARE MINE』(大和書房)、『MOMENTUM』(青土社)など。

略歴

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著作

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写真集

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写真集以外

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共著

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翻訳

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・『かがくのとびらシリーズ ぼくたちは みんな 旅をする』ローラ・ノウルズ/クリス・マッデン著, 石川直樹訳 (2019/7/4,講談社) ISBN 978-4-06-513455-9

TV・ラジオ出演

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脚注

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出典

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  1. ^ a b c Akira (2023年8月28日). “all streetss - 石川直樹 (写真家)”. PAPERSKY. 2024年1月8日閲覧。
  2. ^ Naoki Ishikawa Photo ExhibitionDhaulagiri / Kangchenjunga / Manaslu | ART & GALLERY | GYRE”. gyre-omotesando.com. 2024年1月8日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 「自分の身体を通じて世界を知りたい」 写真家・石川直樹”. AERA dot. (アエラドット) (2023年2月17日). 2024年1月8日閲覧。
  4. ^ 静岡新聞社. “雲上に浮かぶ 聖なる山 「富士山」編③【アートのほそ道】|あなたの静岡新聞”. www.at-s.com. 2024年1月8日閲覧。
  5. ^ Tokyo Art Navigation”. 公益財団法人東京都歴史文化財団. 2018年11月12日閲覧。
  6. ^ a b 九段下〈前編〉 age13-18 | Tokyo Art Navigation”. 2024年1月8日閲覧。
  7. ^ 石川直樹 早大生、世界7大陸最高峰登頂の最年少記録を達成 | 時事用語事典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス”. 情報・知識&オピニオン imidas. 2024年1月8日閲覧。
  8. ^ 教員・スタッフ”. 日本大学芸術学部写真学科. 2024年1月8日閲覧。
  9. ^ 始まりの場所へ【石川直樹】 | TOPICS | 大阪芸術大学”. www.osaka-geidai.ac.jp. 2024年1月8日閲覧。
  10. ^ a b SLANT. “石川直樹著『Qomolangma』”. 2016年6月6日閲覧。
  11. ^ a b 集英社. “最後の冒険家”. 2021年8月20日閲覧。
  12. ^ 車横転、邦人女性が死亡/アルゼンチン、冒険家けが」『四国新聞』2005年10月4日。
  13. ^ "写真賞". 講談社. 2016年6月12日. 2016年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月12日閲覧
  14. ^ 集英社. “第六回開高健ノンフィクション賞”. 2016年6月6日閲覧。
  15. ^ 毎日新聞社. “土門拳賞”. 2016年6月6日閲覧。
  16. ^ Himalayan Experience. “NEWSLETTERS - Everest South 2011”. 2016年6月6日閲覧。
  17. ^ 石川直樹. “For Everest ちょっと世界のてっぺんまで”. 2016年6月6日閲覧。
  18. ^ a b リトルモア. “石川直樹著『For Everest ちょっと世界のてっぺんまで』”. 2016年6月6日閲覧。
  19. ^ Himalayan Experience. “NEWSLETTERS - Everest South 2012”. 2016年6月6日閲覧。
  20. ^ 石川直樹. “For Everest 2012 ちょっと世界のてっぺんの隣りまで”. 2016年6月6日閲覧。
  21. ^ Himalayan Experience. “Newsletters-Manaslu2012#6”. 2016年6月6日閲覧。
  22. ^ 石川直樹. “For Everest 2012 ちょっと世界のてっぺんの隣りまで”. 2016年6月6日閲覧。
  23. ^ a b SLANT. “石川直樹著『Manasul』”. 2016年6月6日閲覧。
  24. ^ Himalayan Experience. “NEWSLETTERS - Everest South 2013”. 2016年6月6日閲覧。
  25. ^ a b SLANT. “石川直樹著『Lhotse』”. 2016年6月6日閲覧。
  26. ^ 石川直樹. “For Everest 2013 ちょっと世界のてっぺんの隣りまで”. 2016年6月6日閲覧。
  27. ^ Himalayan Experience. “NEWSLETTERS - 2014 Expeditions”. 2016年6月6日閲覧。
  28. ^ a b SLANT. “石川直樹著『Makalu』”. 2016年6月6日閲覧。
  29. ^ 石川直樹. “For Everest 2014 ちょっと世界のてっぺんの隣りまで”. 2016年6月6日閲覧。
  30. ^ Himalayan Experience. “NEWSLETTERS - K2 Expedition 2015”. 2016年6月6日閲覧。
  31. ^ a b SLANT. “石川直樹著『K2』”. 2016年6月6日閲覧。
  32. ^ 石川直樹. “For Everest 2015 ちょっと世界のてっぺんまで”. 2016年6月6日閲覧。
  33. ^ 写真家・石川直樹さん、ヒマラヤ8000m峰全14座を制覇…最後のシシャパンマに登頂”. 読売新聞 (2024年10月7日). 2024年10月8日閲覧。
  34. ^ "原始のヒマラヤを撮る 写真家・石川直樹(2014年)". NHK. 2023年1月23日. 2023年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月31日閲覧
  35. ^ "8000mで見た生と死 〜写真家 石川直樹の記録〜". NHK. 2024年11月17日. 2024年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月27日閲覧

外部リンク

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