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神楽坂署生活安全課

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神楽坂署生活安全課
ジャンル 刑事ドラマ
原作 逢坂剛
脚本 大野武雄
安井国穂
深沢正樹
監督 村田忍
津崎敏喜
村松弘之
出演者 舘ひろし
モト冬樹
金児憲史
エンディング エンディングテーマを参照
製作
プロデューサー 瀧川治水(テレビ東京)
小椋正樹
南條記良
青木啓二
制作 テレビ東京
BSジャパン
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2005年5月25日 - 2008年10月8日
放送時間水曜 21:00 - 22:48
放送枠水曜ミステリー9
放送分108分
回数5
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神楽坂署生活安全課』(かぐらざかしょせいかつあんぜんか)は、2005年から2008年までテレビ東京BSジャパン共同制作「水曜ミステリー9」で放送された刑事ドラマシリーズ。全5回。主演は舘ひろし

副題は『迷刑事エイジとロク』。

第1作は逢坂剛の小説『配達される女』(集英社文庫)を原作とする。

キャスト

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警視庁神楽坂警察署

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生活安全課

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高岡英治
演 - 舘ひろし
生活安全課・班長[注 1]。階級は警部補。通称「エイジ」。戸川とは幼稚園の時から、ずっと一緒にコンビを組んでいる。
妻を数年前に亡くし、娘とは第1作では離れて暮らしていたが、第2作以降は娘の高校進学により一緒に暮らすようになった。最近は娘の交際関係と進路が気になっている。昔、戸川が犬に噛まれたあと、自分も噛まれたことから犬が苦手。
戸川六輔
演 - モト冬樹
生活安全課・副班長。階級は巡査部長 → 警部補(第4作)。通称「ロク」。高岡とは幼稚園の時からの付き合い。
子供の時は、ケンカは高岡より強かったと言っている。高岡同様に犬が苦手で、幼稚園の頃に噛まれたことがトラウマになっている。
永江昇一郎
演 - 金児憲史
生活安全課所属の刑事。大柄で体力があり、射撃も得意。高岡、戸川からは「うちの署に向いていない」(第2作より)。
伍代茜
演 - 南野陽子(第1作)
生活安全課所属の女性刑事。かつては本庁の捜査一課に在籍していたが、「人手不足」を理由に助っ人として神楽坂署へ異動。しかし、本庁へ戻れる目途が立たず、焦っている。
工藤俊彦
演 - 木村昇(第3作 - )
刑事。
牧田仁美
演 - 蒲生麻由[1](第3作 - )
生活安全課所属の女性刑事(以前はマル暴に所属)。男勝りで血の気が多く、犯罪者相手だとドスの利いた声で睨みを利かせる。急所への攻撃も容赦なく行う武闘派。
斎藤憲明
演 - 斉藤岳[2]
署員。
横山正義
演 - 清水章吾(第1作 - 第4作)
生活安全課課長。頼りなさそうにも見えるが、いざという時は部下を守る。警視庁の捜査一課長とは同期で釣り仲間。そのために警視庁捜査一課の捜査に高岡らを参加させるなど、仕事面でもその関係を利用している。第5作では、第4作の後に「飛ばされた」とのこと。
錦戸正春
演 - 小松政夫(第5作)
生活安全課課長。アイドル好き。

刑事課

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中村隆夫
演 - 誠直也
刑事課課長 → 刑事課班長(第3作 - )。階級は警部補(第5作)。第1作では役名の下の名前が「隆志」であった。普段は生活安全課を見下ろす感じで話す部分がある。
青野泰三
演 - 新藤栄作(第1作)
中村の部下。
森有造
演 - 千田孝康[3](第2作 - )
中村の部下で、コンビを組む。階級は巡査部長(第2作)。
柳沢直人
演 - 梅宮哲[4](第3作 - )
中村の部下。

警視庁捜査一課

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石上賢
演 - ガッツ石松(第1作)
階級は警部補。本庁捜査一課の班を率い、「石上軍団」とも呼ばれる。高岡の考え方を理解している。
相原梓
演 - 戸田菜穂(第2作)
階級は警視。捜査一課のキャリア組の警視で、今回の事件の指揮を執る。将来の本部長候補の噂もあるほどのやり手といわれるが、現場の刑事の立場もよく理解している。父である耕作は、高岡の交番勤務(神楽坂東交番)時代の同僚警官だった。父亡き後、彼女も警察官へ。

その他

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高岡洋子
演 - 通山愛里
英治の娘。現在は神楽坂高等学校の生徒。第1作では亡き母の実家である仙台で暮らしていたのだが、第2作以降は高校進学により父と同居している。大学進学でなく、ネイリストかメイクアップアーチストを目指している。父の事を慕っているが、進路や男女交際などにいちいち干渉してくる事には閉口気味。
市ノ瀬しのぶ
演 - 白木万理(第3作・第4作)
小料理「神楽庵」の女将。
安達楓
演 - ベンガル(第4作 - )
英治を慕うオカマ。アパート「ひまわり荘」十号室住人。事件に関する情報を流してくれる。ゲイバーを経営しており、第5作のときには開店40周年を迎えた。

ゲスト

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第1作「連続殺人を結ぶ矢」(2005年)
第2作「花街欲望の殺意」(2006年)
  • 瀬川三郎(帝国証券 副社長) - 浅見小四郎
  • 前園郁子(置屋「吉楽」の芸者「染香」) - 岩倉沙織
  • 鑑識 - 伊藤智之
  • 池田(乾燥大麻売人) - 木葉竜介
  • 警備員 - 向井恭介[8]
  • 笹原浩子(笹原の妻) - 辻沢杏子[3]
  • 笹原壮夫(無職・帝国証券 元営業マン) - 飯田基祐[9]
  • 相原耕作(相原梓の亡き父・元巡査部長) - 井上高志
  • 宮嶋秀夫(帝国証券 社長・妻や子供と別居中) - 高杉航大
  • 三池久美子(警視庁神楽坂警察署 署員) - 絵川舞子
  • 笹原和人(笹原と浩子の息子・小学生) - 鈴木悠生[10]
  • 小森慎吾(神楽坂高等学校 1年C組生徒・高岡洋子の恋人) - 松永隼[11]
  • 鈴木達也(小学生・和人のクラスメイト) - 倉本発
  • 杉浦(警視庁 理事官) - 木村元
  • 進藤正直(代議士) - 宗方勝巳
  • 本木瑞枝(進藤の秘書) - 大島さと子
第3作「子連れデカ!花街迷宮」(2007年)
第4作「ご近所トラブル殺人事件」(2008年)
  • ダイアイ不動産 幹部 - 森次晃嗣
  • つとむ(高岡洋子の恋人) - 高橋光臣
  • 騒音苦情の住民 - 青木和代[16]、佐藤壱兵、松本詩代、じゅんいちパンチ
  • 緑清会「牛込病院」看護師 - 福原百合
  • キャバクラの店長 - 羽村英
  • 梅木美香(梓の連れ子・保育園児) - 須田ひかり
  • 悪徳架空請求グループ - 井澤正人、渡辺隆二郎、徳秀樹
  • 所沢守(妙子の息子・故人) - 長島暉実[17]
  • 婦警 - 箭内恵理子
  • 宍戸勇作(「ひまわり荘」五号室住人) - 中村繁之
  • 村西孝明(「ひまわり荘」七号室住人・ボーリング場の作業員) - 山口粧太
  • 梅木隆司(梓の夫・建設現場作業員) - 米山善吉
  • 内堀千佳(「ひまわり荘」九号室住人・キャバクラ嬢・本名「内堀千恵」) - ますきあこ
  • 梅木梓(「ひまわり荘」六号室住人・スーパーのパート店員) - 遠野凪子
  • 池永沙織(「城西スタッフ・ケアサービス」ボランティア女性) - 三浦理恵子
  • 所沢妙子(「ひまわり荘」三号室住人・迷惑オバサン) - 藤田弓子(33年前:中村真知子[18]
第5作「失われた絆・愛犬誘拐事件」(2008年)
  • 島野まどか(老舗和菓子屋「朧月堂」従業員) - 高橋かおり
  • 石黒裕一(警視庁組織犯罪対策部銃器薬物対策一係長・警部) - 四方堂亘[19]
  • 磯崎めぐみ(朧月堂 従業員) - 石橋奈美[20]
  • 神山健一(美佐子の息子) - 神尾佑[21]
  • 芝原直也 - 荻原紀
  • 飯沼秀雄 - 片岡優二
  • 和泉誠一(朧月堂の客) - 永倉大輔
  • 夫が家出した妻 - 鈴木美恵
  • 小室孝明(朧月堂 元従業員・覚醒剤の売人) - もてぎ弘二[22]
  • ダフ屋麻薬売人 - 深見亮介
  • 宅配 - 熊谷祐子
  • 鬼頭カンパニー 従業員 - 友光小太郎、木村優介
  • 林田 - 向井恭介[8]
  • ふてくされた女の子 - 竹中有希[23]
  • 三枝信子(和菓子屋「青木屋」女主人) - 阿知波悟美
  • 田所新次郎(朧月堂 番頭) - 名高達男
  • 神山美佐子(朧月堂 女主人) - 波乃久里子

スタッフ

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  • 原作 - 逢坂剛(第1作)
  • 脚本 - 大野武雄(第1作)、安井国穂(第2作)、深沢正樹(第3作 - )
  • 監督 - 村田忍(第1作、第3作)、津崎敏喜(第2作)、村松弘之(第4作、第5作)
  • 撮影 - 内田清美(第2作)、宮本幸夫(第3作、第5作)
  • VE - 阿部正美(第2作、第3作)、黒澤智(第5作)
  • 照明 - 中嶋義晴(第2作、第3作、第5作)
  • 音声 - 寺内大太(第2作、第3作)、片岡博司(第5作)
  • 編集 - 目崎和恵(第1作 - 第5作)
  • ライン編集 - 町田光(第5作)
  • MA - 梅沢康二(第5作)
  • 選曲・効果 - 山本文勝(第5作)
  • 美術 - 吉原芳郎(第2作、第3作)
  • 装飾 - 加藤健一(第2作)、長田征司(第3作)
  • 持道具 - 和田浩美(第2作)、横尾正美(第3作)
  • 殺陣指導 - 車邦秀
  • 車輌 - TA・KA
  • 撮影協力 - 湘南藤沢フィルム・コミッション(第2作、第3作)
  • チーフプロデューサー - 太田哲夫(テレビ東京)
  • プロデューサー - 瀧川治水(テレビ東京、第2作 - 第5作)、小椋正樹(第1作 - 第5作)、南條記良(第2作)、青木啓二(第3作 - 第5作)
  • 製作 - テレビ東京BSジャパン、ニューウエーヴ

放送日程

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各話 放送日 サブタイトル 脚本 監督 視聴率
1 2005年5月25日 連続殺人を結ぶ矢 大野武雄 村田忍 9.6%
2 2006年6月14日 花街欲望の殺意 安井国穂 津崎敏喜 12.4%
3 2007年10月17日 子連れデカ!花街迷宮 深沢正樹 村田忍 12.6%
4 2008年4月30日 ご近所トラブル殺人事件 村松弘之 7.4%
5 2008年10月8日 失われた絆・愛犬誘拐事件 9.7%

備考

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  • 第2作の回想シーンでは、高岡が制服警官姿で登場する。舘は刑事役が多いが、警察手帳の顔写真以外で制服警官の姿をするシーンは珍しい。
  • 第2作での高岡が永江に対し、「お前、もっとあぶない署に行けよ。横浜港署とか。西部署とか。」というセリフを口走っている。横浜港署とは「あぶない刑事」で舘が演じた鷹山敏樹、西部署とは「西部警察」で同じく舘が演じた鳩村英次が勤める警察署である。

遅れネット

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  • 山陰放送では第1作を2005年8月2日に、第2作を2006年8月13日、第3作を2007年12月6日、第4作を2008年6月4日、第5作は2008年11月6日に、いずれもBSSアフタヌーンスペシャル枠(15:00 - 16:50)で初放送している。

脚注

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注釈

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  1. ^ 第2作では係長の表記もある。
  2. ^ 読み方「しぶたに みよじ」。

出典

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  1. ^ プロフィール - クィーンズアベニュー(アーカイブ)
  2. ^ プロフィール - 手力プロダクション
  3. ^ a b 午後のサスペンス 神楽坂署生活安全課迷刑事エイジ&ロク2 花街欲望の殺意 - テレビ大阪(アーカイブ)
  4. ^ プロフィール - 夏木プロダクション(アーカイブ)
  5. ^ a b c d 午後のサスペンス 神楽坂署 生活安全課 迷刑事エイジ&ロク - テレビ大阪(アーカイブ)
  6. ^ プロフィール - 希楽星(アーカイブ)
  7. ^ TV - 中山忍 オフィシャルサイト
  8. ^ a b WORKS - kyosuke-mukai.net
  9. ^ プロフィール - 太田プロダクション
  10. ^ プロフィール - サンミュージックブレーン(アーカイブ)
  11. ^ プロフィール - サンミュージック(アーカイブ)
  12. ^ TV - サイトウルーム
  13. ^ プロフィール - 希楽星(アーカイブ)
  14. ^ 俳優部 - 古賀プロダクション(アーカイブ)
  15. ^ 出演作品 - 須永慶のホームページ(アーカイブ)
  16. ^ プロフィール - 希楽星
  17. ^ プロフィール - ワイケーエージェント(アーカイブ)
  18. ^ プロフィール - SRプロダクション
  19. ^ プロフィール - オフィスPSC(アーカイブ)
  20. ^ works - ニュートラルマネジメント
  21. ^ プロフィール - A&Mコーポレーション(アーカイブ)
  22. ^ プロフィール - ハルク・エンタテイメント
  23. ^ お知らせo(^-^)o - 竹中有希 ブログ 2008年9月28日

外部リンク

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