福井久蔵
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福井 久蔵(ふくい きゅうぞう、1867年12月13日(慶応3年11月18日) - 1951年(昭和26年)10月23日)は、日本の国語学者・国文学者。
人物
[編集]但馬国二方郡熊谷村(後に兵庫県温泉村、現在の新温泉町熊谷)に生まれる。1890年兵庫尋常師範学校卒。神戸小学校教諭、1895年山口中学校教諭、同年東京府立第一中学校教諭、1905年学習院教授。1925年駒澤大学教授、1936年「連歌の史的研究」で京都帝国大学より文学博士号を授与される。1944年東洋大学教授、1950年昭和女子大学教授。号は白陽子、楽山、小松園など。
栄典
[編集]著書
[編集]- 『新日本文典教授参考書』大日本図書 1905
- 『教育並に学術上より見たる日本文法史』大日本図書 1907
- 『大正新文典附録』大日本図書 1912
- 『日本新詩史』立川書店 1924
- 『大日本歌学史』不二書房 1926
- 『大日本歌書綜覧』不二書房 1926-1928
- 『枕詞の研究と釈義』不二書房 1927
- 『近世和歌史』成美堂書店 1930
- 『連歌乃史的研究』成美堂書店 1930
- 『連歌の史的研究』有精堂出版 1969
- 『和歌連歌叢考』成美堂書店 1930
- 『新修高等国文典』育英書院 1933
- 『校本菟玖波集新釈』早稲田大学出版部 1936
- 『諸大名の学術と文芸の研究』厚生閣 1937
- 『水無瀬三吟評釈 附・湯山三吟評釈』瑞穂書院 1938
- 『歴代歌人研究 第5巻 藤原俊成』厚生閣 1938
- 『国文学と仏教』三省堂 1939 青年仏教叢書
- 『やまとこゝろ』同文書院 1940
- 『連歌の道』大東出版社 1941 大東名著選
- 『歌の道』青梧堂 1942
- 『国語学史』厚生閣 1942
- 『一条兼良』厚生閣 1943
- 『二条良基』日本文学者評伝全書 青梧堂 1943
- 『和歌連歌俳諧の研究』山一書房 1943
- 『幕末の歌人』研究社 1945
- 『犬筑波集 研究と諸本』筑摩書房 1948
- 『連歌文学の研究』喜久屋書店 1948
- 『福井久蔵著作選集』全7巻 国書刊行会、1981
- 犬筑波集 研究と諸本
- 校本菟玖波集新釈
- 国語学史
- 大日本歌学史
- 日本文法史 増訂
- 連歌の道
- 和歌連歌俳諧の研究
- 1-3 (大日本歌書綜覧)
- 4-5 (連歌の史的研究)
- 6 (連歌文学の研究)
共著
[編集]- 『兵庫県管内地誌』新訂 小寺勝敏共編 吉岡支店 1892
- 『続・新日本文典』上田万年合著 大日本図書 1906
編纂・校注
[編集]- 松前徳広『蝦夷嶋奇観補註』校訂 厚生閣 秘籍大名文庫 1937
- 『秘籍大名文庫』全9巻 編 厚生閣 1937-1938
- 『国語学大系』全20巻 編 厚生閣 1938 のち白帝社
- 『戸沢正令侯と其著作』編 厚生閣 1938
- 二条良基、救済編『校本菟玖波集新釈』早稲田大学出版部 1936-1942
- 高山正之著 矢島行康撰『高山朽葉集 高山彦九郎歌集』編 山一書房 1944
- 二条良基撰『日本古典全書 菟玖波集』校註 朝日新聞社 1948-1951
- 『校註日本文芸新篇 連歌選』編 武蔵野書院 1950
脚注
[編集]- ^ 『官報』第124号「叙任及辞令」1912年12月27日。